愛書家HPログ抄 1997年3月


「愛書家ホームパーティ」のログのうち、古書店に関連した話題を中心に愛書談義を転載しました。なお、まとまったものについては別ページに掲載しています。

045  [97/03/01 00:11]  VEB02220      ロンドンの家賃にビックリ LZFR
>#038

 Sammyさん、こんにちわ。

 なんとかアパート見つかりました。3部屋で三万円というのは、私もビックリし
ました。もちろんこの値段ですから、風呂なしで、トイレ、台所が共同なんですけ
どね。しかし、ロンドンでは、一部屋で12万円ですか!!東京の都心でも2DK
や3DKが借りられる値段じゃないですか!そんなに、住居費が高くて、学生は暮
らしていけるんでしょうか?日本だとサラリーマンでも、なかなか払えない値段だ
と思うんですが。

 源喜堂は、左に階段をちょっと上がるところですね。私は、階段を上がる前に大
抵特価本をながめてから上ります。この店は、カタログも沢山あるので、探し甲斐
があって楽しいです。私は、写真家や画家の発掘をたいてい店に並んでいる本を見
てするので、この店にはたいへんお世話になってます。画集や写真集も中がたいて
い見れるようになっているので、結構長居していろんな本を見てしまうんですよね。
 「みずゑ」については、確か京都の京都書院に膨大な量が置いてあったと記憶し
てます。私の知っている限りでは、ここが一番まとまった量を置いてあったと思い
ます。

>18世紀の後半から日本人の「大道芸人」がヨーロッパ
>で活動していたようですよ。

 でも、大道芸人てよく国境を越えますね。結構芸人ていつも諸国を歩き回ってい
たから、外国でも他の職業の人よりもやりやすいんでしょうか。現在の日本にも、
海外の大道芸人が来たりしてるし、言葉ではなく行為で稼げるので何処に行っても
大丈夫なのかもしれないですね。
 イギリスの美術についても良く知らないのですが、19世紀に中世趣味が復活し
たことと、東洋趣味が流行したことは、なんとなく無関係でもないのかもしれない
なあ、と漠然と感じます。近代の美術面や量感でものを表現するのに対して、中世
の美術や東洋美術は線でものを表現していると思います。空間を描くよりも、平面
を装飾的に表現するという意味でも、東洋美術と中世美術は似ていると感じます。
東洋美術を好む感性と、中世美術を好む感性というのは案外似てるんじゃないかと
思っているのです。
 現在の日本のイラストレーションなどでも、アール・ヌーヴォー(特にミュシャ)
を真似したようなものが良くありますが、これも線で描く伝統の中で育った日本人
には、アール・ヌーヴォーのような線で描く絵というのは生理的に気持ちが良いの
ではないかと思います。私は、中世美術が好きなのですが、同時に19世紀後半以
降の写実的な具象絵画も好きだし、現在の日本のイラストレーションや漫画の絵な
ども好きなのは、かなり好みとしては一貫したものじゃないかと感じるもので、東
洋美術と中世美術を結びつけて考えたくなってしまうのです。

                           VEB02220  LZFR


046  [97/03/01 09:53]  VYE03377      漱石記念館のこと知っています/ ひでまる
 ご無沙汰しています。子どもが生まれてからというもの、自分の研究以外
に子供の世話という大きな仕事を抱え込み、てんやわんやの毎日です。この
ところROMばかりでした。ロンドンの話題、いいですね。弟が仕事をしています
ので、一度行ってみたいと思っています。それから漱石記念館のこと、知って
います。大学院のとき、石川忠久先生という漢詩の先生の授業をなぜかとり、
漱石の漢詩を一年間、学びました。(ちなみに私は文化人類学が専攻ですが)
石川先生も一度、漱石記念館に行かれて、そちらの日本人の方にお世話になっ
たといっていました。
 さて、古書の話題にもどりますと、昨日、家に戻りましたら、京都津田書店
から『映像人類学』(1979)が届いていました。西武の八尾店の古本まつりの
目録から注文していたのですが、会期は23日までだったので、あきらめていた
本でした。忘れたころに送られると嬉しいものですね。
 私は洋書の古書を捜すときは、あの有名な(?)星尾ブックシェルフをよく
使います。「高い」といわれますが、私は値が高い時は断りますから。それで
も戦前にオランダで出版されたものなど、よく捜してくれます。私の場合は、
高いといっても2、3万程度ですが。
 来週に引っ越しをしますので、今週はその準備です。本棚を見ると、うんざ
りしてきます。
                              ひでまる


048  [97/03/02 06:52]  KHB13403      ロンドンの家賃
Re:ロンドンの家賃にビックリ
>#038 &045

 LZFRさん、こんにちわ。
そうですよね。高い下宿代を払ってロンドンに留学する人がそれでも増えているのは何故
なんでしょう?


LZFR>「みずゑ」については、確か京都の京都書院に膨大な量が置いてあったと記憶して
ます。私の知っている限りでは、ここが一番まとまった量を置いてあったと思います。
*おおっ、在庫があるんですか? 値段はいくらぐらいだったか覚えていませんかね?

 LZFR>現在の日本のイラストレーションなどでも、アール・ヌーヴォー(特にミュシャ
)を真似したようなものが良くありますが、これも線で描く伝統の中で育った日本人には
、アール・ヌーヴォーのような線で描く絵というのは生理的に気持ちが良いのではないか
と思います。

*ミュシャは私も大好きです。フランスでは殆ど人気がなかったのに日本でファンの多い
「イカール」などもそうでしょうかね。私は日本ではまだ知られていませんが、ポール・
エローと云う画家の作品が好きです。イカールに少し似ていますがね。

Sammy@London


049  [97/03/02 06:53]  KHB13403      漱石記念館のこと知っています

Re: 046       漱石記念館のこと知っています

こんにちはひでまるさん。
 
>ロンドンの話題、いいですね。弟が仕事をしていますので、一度行ってみたいと思って
います。それから漱石記念館のこと、知っています。大学院のとき、石川忠久先生という
漢詩の先生の授業をなぜかとり、漱石の漢詩を一年間、学びました。(ちなみに私は文化
人類学が専攻ですが)石川先生も一度、漱石記念館に行かれて、そちらの日本人の方にお
世話になったといっていました。

*石川忠久先生の教え子さんですか? 私も石川先生が昔教鞭を執っておられたこと大学
でして(私は文学部英語英米文学科)、当時石川先生は中文科長でした。大学時代からも
面識があり数年前に奥様とそれにグループを連れて記念館にお見えになりました。その翌
年、鎌倉の「漱石を読む会」で講演されたおりにも再会しました。

来館のおりに色紙に「遺業仍留百年後 文豪風貌頼君伝」と書いて頂き、記念館に大切に
展示してあります。漱石のお陰で色々な方々とお目にかかれ、とても有り難いと感謝でい
っぱいです。それに石川先生はNHK TV「漢詩紀行」も鑑修されていますね。JSTV衛星放送
でも放映しており、とても楽しく拝見しております。

今日届きましたKLM機内誌「ウィンドミル」No.89には小生の拙文が掲載されています。『
釣魚大全』の名前をとったホテルでのアフタヌーン・ティーを紹介しました。著者のアイ
ザック・ウォールトンの古書にも興味を抱いているのですが、なかなか高価で手が出せま
せんね。<・・・とちょっと古書の話に振りました。

Sammy@London


055  [97/03/06 09:06]  KHB13403      第二次世界大戦関連の本
Sammy@londonです。
 どなたか第二次世界大戦や日露戦争関連の書籍を専門に取り扱っている書店を教えてい
ただけませんか? 今日親しい英国人の古書店主が突然訪ねてきたかと思うと、それらの
英語での本約525册コレクションしたので日本の書店を教えてくれとのこと。

 いつか新聞で読んだのですが、目黒区かどこかに「戦争博物館」設立の予定があるとか
? これってどこでしたっけ? 
 いつも雑用に追われてのSammyでした。


056  [97/03/07 07:37]  GHF00401      ↑それは、文華堂書店が、おすすめ(^^)/小谷
Summy様 書き込み、拝読いたしました。神田で一押しの、日清戦争以降の
       軍事史専門書店は、

       文華堂書店です。〒101 千代田区神田神保町2−3−12
               TEL&FAX03−3262−0422

       少し路地をはいった店ですが、棚これすべて軍事・近代史関係本で、
       平積みの雑誌を漁る「マニア」で、いつも熱気ムンムンです。
       昨年の古本まつりの目録には、堂々見開き2頁に、224冊の戦史関係本
       を掲載していました。

       とり急ぎ、ご紹介まで。

       書棚には、
       旧陸軍参謀本部編集の戦史本の、徳間文庫版すべて「日露戦争上・下」は
       おすすめ。「関ケ原」もおもしろし。
       会津人が取りまとめた「會津篭城戰」
       ロシア人少尉の記録した「旅順攻防戰」
       のみ所有する、


                 Oyagi



057  [97/03/07 18:18]  KHB13403      初めて知りました
Oyagiさん
 文華堂書店をお知らせ下さいまして、有り難う御座いました。早速友人の古書店主にお
知らせします。でも英語で手紙を書いても返事をもらえるかな・・・<独り言。

<ケンペル展>
先月末に記念館を訪れられた女性の方が、な〜んと「ケンペル展ードイツ人の見た元禄時
代」に拘わったかたでした。私がちょっとケンペルの話をしましたら、そりゃ〜盛り上が
りまして。今日90ー91年に開催された「ケンペル展」の図録着。とても立派なもので
す。それに昨年開催された「シーボルト生誕200年展」の図録も着。いやいや、今日も
とても楽しい一日になりそうです。

オンラインにて、
Sammy@dircon.co.uk

058  [97/03/08 01:03]  VYE03377      BIG BOX古書市のことなど/ひでまる
 東京在住の方は、高田馬場のBIG BOX古書市はもちろんご存じのことと思います。たぶ
ん20年位は続いている月1回の息の長い古書市です。私は高田馬場を通って中学、高校、
予備校と通っていましたから、もう十数年来の常連ということになります。
 かつては、あのビル1階のスペースに所狭しと古書が並べられ、また平積みされ、気持
ちのいい古書市でした。しかし、今ではすっかり様変わり…。スペースもひじょうに狭く
なり、古書は整然と、まるで新刊本屋のように並べられ、当然ながらかつてのような、賑
わいもなくなりました。BIG BOXが改装するごとに古書市はおしゃれになっていき、こう
した時間の流れとともに、早稲田大学の学生の服装も小綺麗になっていったような気がし
ます。しかし、私にとってこの古書市は、学生服を着ていた頃の自分を蘇らしてくれるよ
うな、そんな懐かしい場所です。今月は、今日が最終日でしたっけ。
 Oyagiさんの書き込み、楽しく拝見しました。やはり10年以上前ですが、デパートの古
書市の初日10時に始めて出かけた時のこと、「おじいさん達、エスカレータを走る!」と
いう光景をみて、愕然としました。なんと古書市会場をめざしていたのです。それ以来、
なんとなく初日の朝10時にでかけるのはやめました。かっこよくいえば、私にとって古書
市は「バーゲン会場」ではないし、捜している本がなければないで、次の古書市が来るの
が、また楽しみですから。「のんびり楽しく古書を捜す」が私の古書店めぐりのモットー
です。

059  [97/03/08 07:52]  GHF00401      高田馬場BIG BOX/Oyagi
 ひでまるさんの「BIG BOX」古書展の回想、うんうんと読ませていただきました。

 小生も学生時代はよく通いました。やはり20年近く前のことです。昭和初期版の
 江戸川乱歩全集端本されど箱ありが、平然と500円とかで並ぶいい古書展でした。
 そして、見終わった後は、すぐそばの「旭屋書店」の洋書コーナーで、バランタイン
 BOOKS版のアダルト・ファンタジ−を買い漁りました。当時、このシリーズは、
 刊行の末期で、最初のほうの入手困難だったのですが、この店には在庫がいっぱい、
 しかも最初のころのは値段自体が安いので、とてもありがたかった記憶があります。
 このシリーズのコンセプトをちゃっかり、パクッて、月刊ペン社版の幻想文学シリー
 ズは刊行されたのでありました。閑話休題。
 しかし、ここ数年は行っていませんでしたが、このHPで「漁書欲」をかきたてられ
 昨年の連休に一度行ってみました。しかし、ひでまるさんのお話しのとおり、かぎられた
 狭いスペースに新し系の本ばかり、ついに一冊も「これは!」という本にめぐりあえ
 ず、以来ご不沙汰になっています。寂しい。。

 一方、神田古書会館。ここは小生、修学旅行の自由時間に行きました。しかし平日の
 午後で当然なにもやっておらず、受付のお姉さんに、日程表をもらっただけでした。
 親切な奇麗なお姉さんでした。ひょっとしたら、どこかの古書店のご内儀におさまっ
 ているかも。(^_^)
 そして受験。神田駿河台の大学を受けた小生、試験後は古書会館・古書街とめぐり、
 4月からは、晴れて、講義のあとは毎日、神田に行けることとなったのでした。

 めでした、めでたし。

 それとデパート古書店。走る、押し退ける、怒鳴る、まさに狂乱状態のもありますが
 昨年の夏の新宿伊勢丹古書展は、整理が行き届いていました。初日開始の30分以上
 前から、店内に古書展めあての客だけ入れて、店員が要所要所について、階段に整然
 と並んでもらい、混乱なくスタートしていました。そういう、行き届いた古書展だと
 いい本もあるらしく、探していた・面白い・珍しい・安い・といった本がたくさん見
 つかりました。

 古書探索20周年を迎えた、Oyagi




062  [97/03/12 07:17]  GHF00401      再び神田古書会館/Oyagi
◯神田古書会館再び
 ということで、郊外型古書店の新古本のみ格安や、良質古書多いもののデパート古書
展の出店料&消費税上乗せ価格を考えると、良質な古書が適正な価格で掘り出せるのは
古書会館ということになりまして、会館めぐりも捨てがたいということになります。
 珍本・奇書てんこ盛りの「南部古書会館」も一押しですが、そこはそれメッカ
神田古書会館に、いい古書はここ!と、とどめをさすことになります。
 なんと言っても、主催する団体さらには出店傾向の多彩さ・・・。
 でも、この目録を確実に全て入手するには、会場に顔を出し、目録送付希望カードを
1年に1回は出す必要があります。資金が豊富で頻繁に買い求めるコレクターだと、
もちろん、なんやかや、わさわさ、送られてくるのでしょうが。。

 そこで、小生、考えまして、以下の手法で目録を入手しています。

 毎年、1月に「年賀状」がわりに、目録送付希望カードを20枚ほど、記入して準備
して、その年はじめての古書展をのぞいた後、会館1階の入り口にはいり、各団体の郵
便受けに投入するのです。(^^)
 今年はたまたま、ある団体のメンバーが受付におられて「僕のとこに入れてよ(^_-)」
と声かけられましたので「あいよ!」と、第一番目にいれました。
 会社づとめで家庭持ちで、頻繁には顔を出せない古書マニアが、神田古書会館の
古書展の目録を完璧に1年間取り寄せる「秘技」が、これです。
 そして目録を見て、これは!という本があれば注文し、顔を出せなくても、あたれば
郵送で入手。なくても、暇があれば顔を出し、掘り出し物入手、こんな融通が利くこと
になります。そしてなんといっても、東京に住んでおられないマニアには、推奨です。

 また、会館で実施の古書展をのぞいた後は、受付を外からのぞくのも、コツです。
外の古書会館の目録や、デパートの古書展目録がおいてあること結構あります。

 神田古書会館は捨てがたいですね。どうぞ、おためしあれ(^^)。


063  [97/03/13 02:15]  KHB11772      ご無沙汰です  散人
 すっかり春めいてきたこともあって、ここんところ、古書店散策に励んでいま
す。早くまとめてアップしようと思いつつ、昼間、外をぶらぶらしていると、な
かなか、原稿が書けないでいます。4月以降は、大阪方面への定期券購入を見合
わせる可能性が大ですので、もっぱら大阪方面を中心にまわっています。

 詳細は後日アップしますので省略しますが、2月末は、2/24(月)枚方市、2/27
(木)京橋〜森小路〜千林〜今市、2/28(金)関目〜森小路〜千林〜今市〜守口市。
かなり徒歩で歩きまわりました。懐かしい店や新規開拓の店など、思いがけない
大発見もありました。3月以降も大阪近辺を歩きまわっているのですが、3/5(水)
鶴橋〜寺田町〜南田辺方面、3/6(木)東淀川〜三国〜庄内〜岡町〜(豊中)、3/11(
火)阿倍野近鉄の古書市〜阿倍野・天王寺近辺といった具合です。本を探すのが
メインなのか、古書店散策がメインなのか、それとも、ただぶらぶら歩きまわる
のがメインなのか、ほとんど判らない状態です。

 古書店で見れば、森小路の千賀書店、初訪問だったのですが、外からの見かけ
とは大違いで、かなり充実した品揃えの店でした。どうして今までここに入らな
かったのだろうと悔やまれます。とはいっても値段は少し高めの気がしました。
それと、今市の山口書店、ここは何度か来たことがありますが、今までは一度も
何も買ったことがない書店だったのですが、今回は違いました。二日に渡って訪
れて、カント全集の端本やその他諸々、かなり出ていました。定価の半額以下の
ものも多数あり、購入してきました。購入した本は、他店の百円均一ではおそら
く滅多にお目にかかれない本だと思われます。私が探し求める古書店というのは、
こういう本を捨て値(定価の1/3など)で売ってくれる古書店なのです。大阪南部で
は、南田辺の黒崎書店が初訪問でした。『古書通信』やインターネットホームペ
ージで見かけるだけあって、かなり大きな古書店です。難波の古書街に行くより
も、わざわざ電車に乗ってでも、一度は南田辺まで足を運ぶ価値はあるように思
いました。値付けは高いものが多かったのですが、岩波文庫の新しい美本を定価
の半額で購入することが出来ました。

散人


064  [97/03/13 07:06]  GHF00401      古書店のひょんと消ゆるや・・/Oyagi
◯そっとなくなる古書店
 古書店は、ポッと出て、そしてそのうちいくつかは、アッと無くなってしまいます。
小生の「エリア」、世田谷の中央部から東部も、その例外ではありません。
 このHPのスタート以前に小生が通った「定年退職古書マニア自分の蔵書中心店」も
楽しい会話と随分の掘り出しの後、1年ほどで廃業しました。ミステリー・SF・幻想
怪奇もの、絶版文庫、たくさん買わせていただきましたのに。。。

 また、このHPに以前にUPした土地持ちが自分のビルに道楽で出店した「CD&マ
ンガ&新古書中心再販格安店」も、どうも閉店してしまったようなのです。ここ何回か
曜日を変えて覗いてもいつも閉店、そして店の表示らしきものは無くなっていて・・。

 それぞれ理由があるのでしょうが、古書店経営は難しいのでしょうか・・。

 それと、今年が一回目の「新橋古書展」駅前広場で、3/17より開催です。
 たのしみ、たのしみ(^^)


065  [97/03/13 18:13]  KHB13403      古書店のひょんより・・・
Oyagiさん
> それぞれ理由があるのでしょうが、古書店経営は難しいのでしょうか・・。
*苦しいみたいですよ、少なくとも私の知っている古書店は、大学図書館へ納入出来る書
店(コレクション)やなどはいいでしょうがね。例え1000円の本を売って利益が50
%だとしても500えんでしょう。家賃を払うのに何冊売ればいいんだろう? 社員を雇
っていれば当然サラリーも払わなくちゃならないしね。Sammy



067  [97/03/14 00:31]  VYE03377      大阪の古書店、古書会館の古書展/ひでまる
 散人さん、お久しぶりです。私も月に2、3度は民博に行くのですが、たいてい
阪急古書の町か難波の大阪球場の下の古書街をみるだけです。あまり時間がないの
で、まとまって見ることのできる場所を選んでしまうのです。社会科学、人文科学
系の本がぎっしり…という古書店でお薦めはどこですか?今度、行ってみようと思
います。
 Oyagiさんの目録送付のノウハウ、今度実践してみます。それでも本部会館の古
書展なかなか、当たらないんですよね(私だけかなあ)。今まで10回以上、悔しい
思いをしました。会場にくる人が優先される場合が多い、ということを聞いたこと
があります。送る手間が省けるわけですし。
 私は本部会館よりも、西部会館(高円寺)の古書展を利用します。こちらは土日
開催ですから、初日に顔をだすことができるのです。二日目はたいていガラガラで
書架も穴だらけです。それだけ売れるということでしょうか。
 今週末は引っ越しですので、今は本のダンボールづめでたいへんです。それでも、
先週の日曜日は仕事の帰り、横浜の関内にある古書店に立ち寄り、人類学と社会学
関係の本を4冊購入しました。
 今週末は古書店はお預けで、引っ越しに精を出します。
                                  ひでまる


072  [97/03/17 07:02]  GHF00401      蔵書一代/Oyagi
◯ 蔵書一代
 という言葉があります。どんな理念・哲学・趣味を背景として集めたにせよ、所詮は
生きている間の、その人だけの趣味の世界。
 死ねば散逸して、それぞれ新しい持ち主の手に・・、最悪の場合は、生前より蔵書趣
味に無関心な遺族の手により、徹底的に反古とされる運命も。

 バブル全盛の頃は、通勤途上のお屋敷前のゴミ出し場に、少しずつ本がくくられて
出されるようになり、それが途切れた後、忽然と屋敷自体が消滅・地ならし、そして
コマ切れの土地となり建て売り。そんなケースを何件か見た記憶もあります。
 ある日など、キリスト教関係の書籍が山のように捨てられていたのには心が痛みまし
た。それも、近所に教会のある場所でしたので・・。

 ある亡くなった著名な経済学者の蔵書一切が、母校の大学に**文庫として一括保存
して後学の参考にしてほしいと、故人の意志を奉じた遺族により寄贈されたのだそうで
す。蔵書家にとっては、最高の話であります。
 しかし、そのほとぼりがさめたころ、保存スペースに困った大学側は、貴重書・名著
以外を古本屋に売却したという話しを出久根氏の書物随筆で読んだ記憶があります。
しくしく(;_;)。この遺族の志は、あの植草甚一氏の遺族のそれとは天と地ほどの差が
ありましたのに、結果はさほど違わないとは・・・・。

 そんなこんなで、本を買うのは自分の現時点での楽しみのためで
  安 い・・・相場より極端に安い本を背どりするが特に好き。単価千円以上の本は
        新刊だとめった・やたら買いますが、古本だと、よほど欲しい本以外
        は、めったに買わない。(^^;;;;)500円前後の戦前本が特に好き。
  面白い・・・最近は明治・江戸の風俗関係が気に入り。先日、東洋文庫判「甲子夜
        話 全6巻初箱並」を500円で掘り出し、ぼちぼち読破中。
  珍しい・・・へぇ−と声が思わず出ちゃう本を見つけるのが醍醐味。嵯峨流華道の
        戦前版秘伝書6冊を、これも@100円で見つけだし、パラパラ見な
        がら感心することしきり。

 というコンセプトで月に50〜100冊は買い集め、読破の後は半分は処分、
そして常に3000冊が本棚山積み状態です。見るたびに「ほんとに雑本ばかり」と、
妙な自負心が生じたりして。しかし、自分の部屋だけで保管していますから
「古本臭い部屋」とのみ奥さんは、言って、買うたびに文句を言うパターンはないの
ですが、小生の身になにかあったら・・・・売られちゃうな、たぶん、という危機感は
ひしひし・・・。
 ということで、古書店で流通する「古書」については、最新の相場価格を入力し、常
にプリント・アウトできるようにしておき、奥さんには出し方を教えているのではあり
ました。
  
  Oyagi


075  [97/03/18 02:21]  KHB11772      RE:#067 大阪の古書店  散人
ひでまるさん、こんにちは。私も、人文系社会系の本がたくさんある古書店を探してい
るところなのですが、思い通りの店と未だ出会えないでいます。関西に限らず、神
田や早稲田の古書街でも、文学系と歴史系を除く人文系の充実した古書店というの
が、そもそも少ないように思いますし、あっても強気の値段設定のような気がして、
どうも、リピーターになっていません。

敢えて星をつけるとすれば、京都では、善書堂(出町)と赤尾照文堂(河原町)が安定
した品揃えで五つ星といった所で、吉岡書店(百万遍)と福田屋(田中)が4つ星とい
ったところでしょうか……。

大阪では、梅田から歩いてすぐの中津の梁山泊本店とか、上本町の天地書房二店、
阿倍野センタービルの古書サロン天地、先日初訪問だったのですが、南田辺の黒崎
書店が五つ星だと思います。梅田の阪急古書の街を全体としてみれば四つ星と言っ
たところでしょうが、各店のすべて小さいですが、名前を上げれば、梁山泊☆☆☆、
上崎書店☆☆、間島一雄書店☆☆、稀珍堂☆☆といったところでしょうか……。
文学趣味系で見れば、加藤京文堂や中尾松泉堂、大阪駅前ビルの高尾書店などの評
価が高くなるでしょうが、ここでは広義の哲学思想系を中心とした人文系の本と格
安雑本の充実度いう点から書いておきます。

大阪駅周辺では、阪神百貨店地下街の萬字屋☆☆☆☆、阪急東通りでは、阪急東書
房☆☆☆は、小さいながらよい品揃えだと思いますし、地下1階(漫画)、1階(一般)、
2階3階(アダルト)、4階(稀覯本)という末広書店☆☆、古書ゆうぶん☆☆などもあり、
単なる歓楽街ではないのかもしれません。。大阪駅前ビルでは第一ビル1階の4店あ
わせて☆☆☆、第三ビル地下二階は4店ほどあわせて☆☆、難波の大阪球場古書街
☆☆☆と同じく、一般的な新刊中心です。

難波方面では、近鉄上本町の天地書店2店☆☆☆☆☆、近鉄日本橋では昭和書籍日
本橋ブックセンター3店あわせて☆☆☆、大阪球場古書街☆☆☆。

天王寺・阿倍野では、阿倍野センタービル地下古書サロン天地☆☆☆☆☆、阿倍野
筋の天海堂☆☆☆、環状線の方に出れば、寺田町の石塚書店☆☆、桃谷のあじろ書
林☆、鶴橋の楽人館☆☆など。見て歩いて二三時間くらいでしょうか……。

私が電車を乗り換える京橋では、山内書店☆☆(三階が閉まっていたら☆)、栄文堂
☆☆がありますが、ほとんど行きません。

以前、家庭教師で数年通っていた京阪の関目〜森小路・千林周辺では、千賀書店☆
☆☆、尚文堂☆☆、、川端書店☆、楠書店☆、山口書店☆☆といった所も、5店ま
とめれば、ちょっとした収穫もあるかもしれない散策コースかもしれません。つい
先日、久々に歩いてきて、ちょっとした収穫がありました。

行ったことがなくて気になっているのは、よく新聞広告で見かける堺市の天牛堺書
店と江坂の天牛書店、どちらも何かありそうな気がしています。近いうちに行って
みようと思い続けています。もし、行かれた方がおられたら、是非どんな店だった
のか、教えてください。あと、関大前古書センターというのも、気になっています。
関大といえば、文学部や社会学部もあるマンモス大学ですので、きっと何かがある
のではと思っています。

ひでまるさんは、月に二三度は民博に来られるとのことですので、こちらの事情にもお
詳しいのかもしれませんが、もしこちらにお薦めの店とかあれば、ぜひ教えてくだ
さい。

それと、また落ち着かれたら、こちらでもオフ会やってみたいですね。

散人



078  [97/03/19 12:15]  CXK02012      アンチ愛書ですか   クレイン
  インターネットの古書処分・交換ホーム・ページ、予告のみで、まだUPしてませ
ん。ところで、インターネットのWWWって蜘蛛の巣状、あちこち繋がってる様子より、
ついた名称のようですね。
  書物の世界にたとえて、その蜘蛛の巣を御想像いただきますけど、中心より外側に
向かって必ずどこかしらの交点を経て連なるその様態から、何かしらの感化を過去に
存在した書物より受けつつ、新たに誕まれくる一冊々の書物を連想ことは可能でしょう。
蜘蛛の糸の枝点、交点のそれぞれには、一冊々の本が配置されます。すると、中心から
外側に向かう系譜、すなわち感化による書物の歴史の体系が俯瞰されます。二次元平面
で容量不足なら、ちょっと工夫して、くるり回転させると球状の蜘蛛の巣系譜が出現し
ます。この球体を今日の地球表面におきかえるなら、過去の書物は地下にあたります。
さらに、この球体網状系譜をビック・バーンにて延々と膨張する宇宙構造にたとえまし
ょう。緻密であった中心附近の枝点周辺ですら、時の経過とともに空間は益々広がり、
無限に容量を増す書庫となります。行く行くには、どのみちボルヘスのバベルの図書館
のごとく、この世に存在し得る総ての書物を蔵した夢の図書館に変貌します。あらゆる
活字組合わせの、あらゆる言語による書物が揃います。全く活字のない本も含まれま
す。(この夢は、大きな矛盾も生じています。なぜなら、無限のページを持つ一冊の本
を想起することも可能であり、この本一冊にて全空間を独占することも可能です。さら
に、途方もない無限大寸法の一冊の本も可能です。「エジプト誌」なんか、まとも!)
  行く行く存在可能な、あらるゆ活字の組合せからなる書物群には、単に意味なく活
字を組合せた、何人にも読解され得ぬ書物も無数含まれます。無限の書物群のなかでは、
どのみち各々の書物は、だだそこに在るだけです。こうして、来世にての、存在し得る
総ての書物を蔵した図書館では、かっては存在し得た、創作者としての著者はもう存在
できず(何を書いても、すでに過去に存在しています)、本の選択行為をする読者こそ
が、創作行為者となります。
  資質面にて較べると、どの書物も全く等しい存在価値になります。全ての書物はラ
ンダムに活字を羅列したもの、もしくは他の書物の活字一点のみ差替える、単純行為の
結果にしか見えません。本の体裁をあえて省くと、検索行為こそが本質となる、この蜘
蛛の巣系譜にとってデジタル化は最も合理的であり必然でもあります。こうした、資質
価値均一化にあってなを、一冊の書物が読者に選択されつつ付加価値を増してゆく傾向
は、まさに文学とは何かの<答え>を表徴しています。
  そろそろ小生のつぶやきも徒労となりそうです。はたして今日の書物も、価格にお
いては平均化しています。発行部数により若干の価格差あるものの、同体裁の文庫本で
は初版50万部発行文庫本(知人の某文庫印刷所社長によりますと)も初版数万部文庫
本も、大差なくページ数に比例した価格です。やがて古書になり、価格差生じます。
いつの世も書物の付加価値、読者が増して行くものなのですね。
  それでもなを、あえて先ほどの球状蜘蛛の巣系譜に想いをもどし、その中心に<如
何なる書物>が蔵せられるものかしらと、興味ある検討をしています。


079  [97/03/20 01:48]  KHB11772      RE:#064 古書店のひょんと消ゆるや 散人
 うちの近所では、古書店の新規開店、即閉店という例は少ないのですが、小規模の
新刊書店には、かなりそういう例があります。例えば、ここ数年の間に、同一のマン
ションの1階のテナントで、新刊書店が生まれては消え、消えては生まれています。

 私なども含めて古書店or書店を経営してみたいと思っている人は多いようですが、
そもそも、その動機というのが、純粋に商売としてお金儲けに勤しみたいと思ってい
るのではなく、ほとんど趣味の延長で開店する人が多いようでもありますが、それゆ
え、店を閉じるの時も、案外、気まぐれに飽きてしまって、辞めるのではないかと思
ったりしています。

 私も、暇が出来れば、古書店か新刊書店を開店しようかと思っているのですが、当
分は少し忙しく、中国への赴任話しもあったりするので、店を出したものの、外国へ
行ってしまったということになれば、洒落にならないので、当分は無理かもしれませ
んが、店をやってみても、面白くないと思えば、すぐに辞めれるように、大金を投資
する気もしないので、ろくな商売にならないのは目にみえています。

 最近、大阪では、リサイクル系の古書店がたくさん出来ています。その品揃えにお
金をかけている所と、かけていない所の差は、素人が見ても歴然としています。テナ
ント募集の看板を出したまま放置するより、何か手頃な商売でも……、という感じの
店などは、誰が見ても買わないような漫画と文庫本を大量にならべて、アルバイトに
店番をまかせきりにしていますが、そのうち、ひょんと消えていってしまうのかもし
れませんが、やむをえないことかもしれません。  散人



081  [97/03/20 01:49]  KHB11772      RE:#072 蔵書一代  散人
 何のために本を集めるのかと問われれば、私などは、まだ、30歳代になったばかり
ですが、後から思い返して読んでみるために……、というのがその最大の理由のよう
な気がしています。

 蔵書といっても、これは日記などと同じで、本人以外にはタダの紙屑である可能性
が大きいのですが、蔵書一代という言葉、どこか寂しい言葉です。跡取り息子を育て
て、自分の商売や財産を後世に引き継いでいこうとした昔の商家の習わしや、弟子の
育成に熱心な昨今の研究者の先生方の気持ちが、ふと思いやられます。

 私の蔵書も雑本の山で、私が何を読み、何を大切だと考えていたかということなど、
気に止めてくれる人は、ほとんどいないのかもしれませんが、やはり現段階では、私
のこういったことに関心を寄せ、共感を持っていてくれる人々に、自分の集めたもの
が引きとってもらえたら、とても有り難いだろうという気がしています。

 その時が来たら、ホームページや同人誌などで告知してもらって、生前に私が書い
た雑文に共感の手紙などを寄せてくれた方々に連絡し、引き取ってもらえたら良いだ
ろうなぁと、以前から思い続けています。いくら雑本であるといっても、少しくらい
は趣味が合う人もいるでしょうから、タダなら、誰かは貰ってくれるでしょうし、ゼ
ロからリサイクルされるよりも、互いにその方が有益だろうと思えます。  散人



087  [97/03/25 07:02]  GHF00401      先週の週末/Oyagi
◯土日の収穫
 先週の土曜日は、五反田古書展でした。あいにくの雨模様でしたが、2月が取り止め
ということで、久々の収穫を期した人たちが、9時半には30名ほどが雨を避けるよう
に、会館の通路や軒先でじっと待機。
 そして外の平台OPENとともに殺到・・・、小生はその中から昭和30年代初頭に
ある小出版社が出した「少年少女科学小説全集」の端本を2冊、@300円でした。
リーという人の作品で「アトランティスもの」「火星もの」の本です。
 そして2階の本会場へ。例によって大正から昭和初期の旅行ガイド2冊。最近、この
ジャンルも箱なしで2千〜4千などと値付けされる場合が多いのですが、そこはそれ
五反田古書展。時代や書店の棚は500円均一。箱付きで2冊買い求めました。つぎに、
靖文堂書店では、昭和25年毎日新聞刊行の「ミッキーマウスのアメリカ旅行」A5
版のハードカバーで、本文全頁にカラーの漫画入り。奥付けの価格は300円。当時
文庫が40円、新書が80円程度の時代の300円です。色は奇麗で、ミッキーを
はじめ、ミニーやドナルド・プルートも出演、全編、民主主義国家アメリカ賛美です。
この年の始めから、いわゆるマッカーシー旋風が吹き荒れており、価格と内容と色々
考えさせられるものがあります。購入価格は金1000円。
 そして帰り道に神田へ。例の新刊特価店で「落語の落ち1 東洋文庫」を一割引。
そしてそばの本屋の平台で「都風俗化粧伝 東洋文庫」初版著者署名入 500円。
この本は、江戸時代の化粧マニュアルで、版木が江戸中期から大正まで使い回しされた
ほどの名著。その丁寧な校訂付きの本で、前から欲しかったものが入手でき。
 まっこと、体の中の本のむしが、本を呼ぶの感がある一日でした。
 日曜、終日雨。買いためた本を読む。出久根本文庫で3冊。春陽堂の推理小説復刊文
庫2冊。また、蚤の市の出展本の注文も貯まっており、箱詰めで発送。30冊の出展の
うちほぼ20冊は譲ることができ、ちょっぴり本棚が空いた感じ。でも、すぐたまるで
あろう。

  Oyagi



089  [97/03/25 22:31]  MXJ01633      よこい  初めましてm(_ _)m
愛書家HPのみなさん、こんにちは。
最近、入会しました新参者の「よこい」と申します。SF全般や国内ホラー、国内
ミステリーを集めています。皆さんのように高級な本は蒐集の対象としてませんが
よろしくお願いしますm(_ _)m。

#087 Oyagi様
はじめまして。

>小生はその中から昭和30年代初頭に
>ある小出版社が出した「少年少女科学小説全集」の端本を2冊、@300円でし
>た。リーという人の作品で「アトランティスもの」「火星もの」の本です。

あ〜っ、これはうらやましいなぁ(^^ゞ。
リーって、『神経繊維』のレスター・デル・リーの事ですよね?『海底大陸アトラ
ンティス』は大昔に角川文庫にもなってますよね。この角川版は持ってるな。「火
星もの」って『火星号不時着』でしたっけ。他にもケネス・ライト名義で『なぞの
惑星X』(講談社 世界の科学名作15 S40/12)というのを書いております。これ
は持ってて確か大阪堺筋の天牛書店で買ったと思う。100円。

ところで、SFやミステリーを割と置いてる店って知ってますか?知っている方が
いらっしゃれば差し支え無い程度で教えてもらえないでしょうかm(_._)m?
日本全国どこにでもいくつもりです。

では、今後もちょくちょく書き込みます。
よこい@京都



098  [97/03/29 22:46]  MXJ01633      RE:歓迎! よこいさん      よこい
#094 散人様

  こちらこそ、宜しくお願いしますm(_._)m
  
>>お薦めの古書店のこととかも、ぜひ教えてくださいね。m(__)m
  
  私の蒐集分野でいえば、梅田古書倶楽部ということになるんでしょうか。SFや
  ミステリーなどの専門店です。でも、値段もそれなり。以前は、堺筋本町の天牛
  書店のワゴンで、とんでもない安い値段で古いSFやミステリーを見つけました
  。僕の持っている子供向けのSF全集の端本は、ほとんどここで見つけたんです
  わ。でも、改装されてから全然出てこなくなったみたい(^^;。京都では一乗寺の
  H書房ですかねぇ。もうちょっと品揃えが多ければと思うんですが。
  それと、最近、良く目に付く郊外型古本屋(BOOK-OFFとか)なんかもあなどれま
  せん。サンリオSFとか旺文社文庫の山田風太郎なんかも、探せば100円均一で
  売ってたりするし。
  一度、関西メンバーで古本発掘オフなんかも良いかもねぇ(^0^)ノ。
  
  明日から仕事で東京、筑波、金沢だぁ\(^O^)/(←古本屋に行けるので喜んで
  る)。

よこい@京都


099  [97/03/29 22:47]  MXJ01633      RE:ようこそ、よこいさん    よこい
#095 Oyagi様

  こんばんわ。
  
>>SFとミステリーは気にかけている分野ですので、今後とも情報交換しましょう(^^/

  こちらこそ、色々と教えて下さいませ。当方でダブっている本もありますので、
  機会があれば交換とかもしてみたいですね。Niftyに入会して約2年ですが、ま
  あ、いろんな人と本の交換をしたり、売ってもらったりしたなぁ(^^ゞ。珍しい
  本は全部こうやって手に入れたのかもしれない(^^;。Oyagiさんの探求書なんか
  があれば、また、教えて下さい。見つけておいてもよいし。
 
 現在、『古書狩り』(横田順彌、ジャストシステム、97/3)読書中。

よこい@京都


101  [97/03/30 01:51]  KHB11772      RE:#098 大阪の古書店  散人
よこいさん、どうも、こんばんは。

天牛書店、行きたいと思いつつ、どういう訳か今まで行ったことがなかったので、
ぜひ行ってみたいと思いました。天牛書店、新聞広告や電話帳の広告などでよく見
かけるので、ずっと気になっています。古書店地図などを見ていると、近鉄日本橋
東に移転したというのが、堺筋本町の天牛書店なのかと、想像しているのですが、
今まで近くを歩きながらも、行ったことがなかったので、今度こそ忘れないように
十分気をつけたいと思いました。

BOOK OFFもやはり要チェックのようですね。


》一度、関西メンバーで古本発掘オフなんかも良いかもねぇ(^0^)ノ。

まったく同感です。

》明日から仕事で東京、筑波、金沢だぁ\(^O^)/(←古本屋に行けるので喜んでる)。

旅先での古書店散策、楽しみですね。
金沢、大学が郊外に移転して、どうなったのか少し気になっています。


#099
》こちらこそ、色々と教えて下さいませ。当方でダブっている本もありますので、
》機会があれば交換とかもしてみたいですね。Niftyに入会して約2年ですが、ま
》あ、いろんな人と本の交換をしたり、売ってもらったりしたなぁ(^^ゞ。珍しい
》本は全部こうやって手に入れたのかもしれない(^^;。Oyagiさんの探求書なんか
》があれば、また、教えて下さい。見つけておいてもよいし。

本の交換とか、色々ご経験がおありのようですね。やはり、BBSの売ります買い
ます系の掲示から、本の交換とか、なされるのでしょうか? 私は本関係の売買交
換の経験は、まだほとんどありません。ホームページに探求書リストを公開しよう
と思いつつ、不精なため、いまだに出来ないでいます。

明朝、Oyagiさんから、コメントがあるかもしれませんが、Oyagiさんの蔵書処分
リストは、一見の価値ありです。蒐集分野が異なる私が見てもそうですから、趣味
が近ければ、きっとなおさらだと思います。

不用図書とかあれば、ぜひこのHPでも、教えてください。m(__)m

ではまた……。

散人


103  [97/03/30 06:59]  GHF00401      蔵書処分目録/Oyagi
処分目録/Oyagi

 あっ「処分目録」の話がでちゃいましたね。

 月に30〜50冊購入しますが、書棚に入る冊数が限られていますので、半分は処分し
て
しまいます。

1.古書としてそれなりに流通しているもの・・・愛書家交換会蚤の市(年4回)
2.歴史書・民俗学書など、定価がそれなりに高い学術書・・・江口書店へ売却(年6回
)
3.文芸書・雑本・・・山陽書店(年2回)
4.文庫・雑誌・・・・近所の古本屋

こんな分担でしょうか。このうち、「1.」の売れ残りと「2.3.4.」の対象本を
「処分目録」にして、特別におつきあいいただいている「蚤の市」会員20名ほど、それ
にこのHPの希望の方に、リストをお送りしています。冊数は300〜500冊程度で、
毎月内容的には更新中です。今回は、年に一度の棚卸しのような作業を行なっていまして
、
前回(昨年末)のものとは、かなり入れ替わるはずです。

 「1.」・・・は、完売すれば3〜6万程度(実際には半分〜2/3程度)
 「2.」・・・は、5K〜10K程度
 「3.」・・・は、3K〜5K程度
 「4.」・・・は、1K〜2K程度
 で、目録では、1〜2万位になりますか。。。とにかく、本かいまくり状態で、お小遣い
 ちょっぴりですので、ほとんど「本」に化けて、なんだか自転車操業状態ですね。。。
 Oyagi


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《愛書家ホームパーティー過去ログ総目次》