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1995.12-1996.6
003 [95/12/23 09:04] GHF00401 私の自慢本/OYAGI
世田谷の年末年始の風物詩に「世田谷ぼろ市」という古民具骨董市があります。
戦国期の楽市楽座に起源を持ち400年も続く大イベントです。場所は、東急世田谷
線を上町という駅で降りて3分ほどの、通称「ボロ市」どおり。12月と1月の、そ
れぞれ15、16の両日、500軒ほどの出店でにぎわいます。
そこで、今年ほりだしたのが、
「旅順籠城 劍と戀」著者は「露國海軍少尉レンガート」氏、翻訳は高須梅渓と
加島汀月で、東京啓成社から明治45年に刊行されています。内容としては、日露戦
争勃発と同時に、海軍兵学校を繰り上げ卒業し、同時に少尉に任官した著者が、旅順
に赴き、篭城戦を戦った後、降伏し捕虜となり、松山での慮囚生活を経て、帰国する
までが綴られています。
017 [96/01/01 06:58] GHF00401 新年2個目の書き込み(^_^)OYAGI
謹賀新年 初書込み(愛書家交換会 蚤の市 のこと)
作家山下武先生が運営しておられる「愛書家交換会蚤の市」という会があります。
年に4回(3.6.9.12月)に1人30点で130〜150人ほどの会員が、
処分本を掲載した会報を発行し、500人ほどの会員に配布しています。
小生は大学生の頃から参加していて、ほぼ20年ほどの会員歴があります。
古書通信で「忘れられた小説家M.デコブラの寝台車のマドンナ」という記事があり、
架蔵のその本を700円で出品したところ、10人を超える申込があったのが病み付き
となり「おもしろ本」を中心に毎回出展しています。
最近では「阿部定自伝」を出品し、ある作家の方に、「世間(下)広津柳浪」を(上)
のみ持つ蔵書家に譲ることができ、娘によい嫁ぎ先を得た親の気分を得ました。
年会費は5千円とちと割高ですが、処分本を愛書家に譲りたい、おもしろい本を安く手
に入れたいという方には最適の会だと思います。
032 [96/01/08 06:35] GHF00401 (私の購入法) OYAGI
散人さんも、気の向くまま、面白い本を、買い求めてらっしゃるようですね。(^_^)
そうやって、思い出深い、よい本が増えていくのを眺めるのは、心はずむものがありますね。
私は、蔵書として買い求める、好きな作家・ジャンルの本、
●そして読んで、一部を除いては売り払う、新書・文庫の新刊、
●読みたいハードカバーの新刊は図書館へリクエスト、
●等等して、さらに、次の物差しで古本を買い求めます。
◯旧漢字・旧かなづかいで、できれは戦前のハードカバーで、翻訳小説・民族学・民俗
学・旅行記などのジャンルで、未知の作品・作家のもので、値段は1000円以下(^^;;
;)の、道楽で買い求める本が一番多いようです。
これらの本は、暇ができたときに読み、「蔵書」となるものもあれば、掘り出し物で
はあるが「蔵書」とせず、処分するものもあり、そんな本がつねに書棚の下に横積み状
態となります。
この道楽買いが、昨年の「高田馬場古本まつり」で思いっきりできて、この正月に
一通り読み通すことができました。今年も「馬場」は楽しみです(^_^)
馬場の古本まつりは毎年10月1日が初日で、目録も発行されます。
043 [96/01/12 06:45] GHF00401 再び文庫本/OYAGI
(絶版文庫)
収集ターゲットの主なものの一つが文庫なもので、続いてすみません(^^;;;)。
今回の文庫はシブイです。「古書籍公定価格総覧(改定) 全国古書籍商組合連合会」
刊行は昭和17年7月という、文庫サイズの本です。
ご承知のとおり戦時体制に移行し、物価の安定のため価格統制がしかれた当時、
なななんと古本の値段も国家の統制下におかれていまして、当時の業界が国家の指導の
もと統一的な価格を定めましたが、これを記した本であります。
ちなみに出版社は「日本古書通信社」です。
これによりますと、当時の有名古書の国家統制価格は、
◯我が輩は猫である 初版 60円
◯月に吠える 初版 15円
◯みだれ髪 初版 15円
◯明治事物起源 初版 5円50銭(現在、探求中(;_;)欲しいの)
最高は、「大日本資料 資料編纂所 揃162巻 M35」の、3000円です。
少し時代は下がりますが、昭和19年に会社員となった人は月給30〜50円でした。
この本は8年前に信州上田斎藤書店で、戦前の文庫各社の目録一式**円で、
入手した中にありました。
051 [96/01/16 06:41] GHF00401 (古民具骨董市における探書)OYAGI
これまで、何回か、市における探書と、さこでの成果について、ご紹介しました。
15〜16日は、世田谷ボロ市。ということで、祝日の朝、さっそく覗いてきました。
茶箱かダンボールに、古雑誌やら古い大福帳やら、渾然一体となって入っているのが、
パターンで、よほど勉強している古物商以外は、値づけはいいかげん(^^;;)
それだけに、なんでも*千円の店もあれば、言い値で売る店もあります。もちろん、
古書籍などという本はまれで、古びた雑本が中心ですが。。。。
今日の成果は「東西書し街考 岩波新書 ¥100」「世田谷区史料1 箱 ¥200」「S20年代初期の貸本漫画2冊で¥500」「S30年代ポプラ社の子供向け探偵小
説全集の端本2冊で500」この店は、戦前の映画パンフをおまけにつけてくれました
。この他、HPSFをすべて¥100でうっていた店もありましたよ。ということで、
古民具骨董市は、時折覗くと楽しいものです。東京ですと第一・第四日曜の青山東郷神
社、第一日曜の中野新井薬師、第二・第四日曜の新宿花園神社などなど。思わぬ掘り出
し物もありますので、覗いてみてはいかが?(^_-)
102 [96/01/26 14:24] CXK02012 散歩しました。 クレイン
本日もふらりと近所の古書センターに・・・・・
★夜の紅茶 江藤淳 北洋社980 1972★平家物語研究序説 山下宏明 明治書院5800 S47★
竹取物語/新潮日本古典集成 新潮社1400 S54 ★心的現象論序説 吉本隆明 北洋社1200
S46 ★自立の思想的拠点 吉本隆明 徳間書店1200 S41★意識の中心 ジョン・C・リリー
平河出版社1700 1991
★内村剛介評論集/信の危機 内村剛介 冬樹社1200 S48★フランス革命の哲学 ベルンハ
ルト・グレトゥイ 法政大学出版局1800 1977★デボラの世界 ハナ・グリーン みすず
書房2000 1971★人類の運命 H・G・ウェルズ 思索社2000 S58★アメリカの文学 八木敏
雄 南雲堂1500 S58★黒人ジョーク集 省略 実業之日本社 900 S55★SFその歴史とビジ
ョン ロハート・スコールズ TBSブリタニカ1400 1980★愛の賛歌/エデイオ・ピアフの生
涯 シモーヌ・ベルトー 新潮社1500 1971★宮本百合子 中村智子 筑摩書房1500 1973★
まことにざんねんですが・・・アンドレ・バーナード 徳間書店1600 1994★自然図鑑
さとうち藍 福音館書店1200 1986★ドクター・ディマー ポール・セロー 福武書店1300
1992★神々自身 アイザック・アシモフ 早川書房1300 S57 ★タッチ エレモア・レナー
ド 早川書房1600 S63★天才画の女 松本清張 新潮社870 S54 ★葦の浮舟 松本清張 新
潮社380 S42 ★渦 円地文子 集英社850 1978★卵洗い 立松和平 講談社1600 1992★たそ
がれ酒場 半村良 中央公論社1400 1994★雨物語 半村良 講談社1350 1990★献立帳 辻嘉
一 三月書房1000 S49 ★大福帳 辻嘉一 三月書房1000 S42 28冊計4170円でした(定価
計41530円のほぼ1割)またまた余計な本まで買ってしまった。
143 [96/02/06 06:57] GHF00401 雑誌 東京人/OYAGI
東京都の外郭団体(財)東京都歴史文化財団が刊行する月刊誌に「東京人」という本が
あります。粕谷一稀氏(20才にして心朽ちたり は、青春回顧エッセイの佳品でした)が編集長を勤め、かれこれ10年近く刊行している雑誌です。これまでも「古本」を特集したことがありましたが、2月3日刊行の3月号の特集は「ふるほんの宇宙」
紀田順一郎氏の「新古書」という文章/なぎら健一氏「神田界隈酒場放浪」そして、
「神田以外の名物古書店22」「老舗ものがたり 一誠堂書店他」などなど、
楽しめて役に立つ情報満載です。
東京以外ではもちろん入手は不可能でしょうし、都内でも大書店以外はおいていない
ようです。
東京人3月号/(財)東京都歴史文化財団発行/都市出版編集/教育出版発売
定価880(税込)連絡先:教育出版03−3238−6990
151 [96/02/08 06:53] GHF00401 東京人再び/OYAGI
(東京人 追記)OYAGI
先日紹介した「東京人 特集ふるほんの宇宙」都外では入手不可と書きましたが、
よく読み込みましたら、全国に販売書店があるようです。(^^;;;)
旭川三省堂書店/札幌旭屋書店・りーぶるなにわ/名古屋丸善・三省堂/京都丸善
大阪旭屋書店なんば店/神戸コーベブックスさんちか店
などなど・・。製本もきりりとしていて、最近の雑誌の特集では一押しの「ふるほん」
特集ですよ(^_^)
158 [96/02/11 01:12] MGG01033 貝塚:雑誌「東京人」
小谷木さんの書き込みを読み、なんとか手に入れたいものと思っていたところ、大阪
梅田の紀伊國屋書店で簡単に見つけることができました。
とかし、岸部四郎氏が近代文學の蒐書家だとは驚きました。ひょっとすると大雅洞刊
本とかも持ってたりするんだろうか。
紹介された古本屋に僕の知っている店はほとんどなく、石神井書林と龍生書房ぐらい
でした。それも龍生書房は目録のみ。田村書店がどうして紹介されていないのか不思議
です。田村書店の主人は「銀花」に以前渡邊一考氏のことを書いておられたし、ご子息
は荒俣宏の著作にも登場するほどなのに。
読んでいて久し振りに神田に行きたくなりました。時間が自由になる出張がないもの
か。
96.02.11
貝塚 英樹
MGG01033@niftyserve.or.jp
kaizuka@gemini.bekkoame.or.jp
189 [96/02/26 06:52] GHF00401 図書館の古本/OYAGI
(図書館での古書交換市)OYAGI
風邪なおりかけのところへ、花粉症のはしりか、目・鼻のぐしゅぐしゅ状態で苦労した先週でしたが、なんとか回復。土・日から、古本集めを再開しました。
今回のヤマは、図書館です。へっ(?_?)と言う方もおられましょう。実は、東京では
「ゴミ問題」が、きびしく、行政のあらゆる分野にリサイクルという視点が導入されは
じめています。世田谷区内の図書館には「不用図書コーナー」があり、市民がいらない
本を持ち込みそれをいる人が持ち帰る、ということで、年末などは大盛況です。また、
それの入りきれないものをストックとておき、年に一度、大展示する館もあります。お
もしろいものがでますが、先日は昭和30代初めの創元社推理小説全集(80巻)の端
本ですが、再刊されてないもの中心に10冊 もらいました。そして土・日は、中央図
書館のイベントで両日で3万冊ほど、きれいな ものが5(文庫)〜200(単行本)
円で、販売されました。売上は区内の図書サークル 活動資金となります。ということ
で、二日間出向き、こころゆくまで欲しかった単行本を 買い込み書架へ収めました。
全部で80冊、費用は3000円ほどです。しかし、今回は 猛烈なパワーで買いまく
るプロみたいな人がいて「思い出の東京 安藤鶴夫」「岩槻市史 揃美」「月刊 鳶
和装秩入美」などなど、目の前でさらわれました(;_;)しくしく。
202 [96/03/07 06:39] GHF00401 書物の敵(;_;)/OYAGI
OYAGI家の書物の敵は「結露」であります(;_;)
今の家に移る前は、民間のマンションにおりましたのですが、バブル時に建築された
物件で、外装タイル張り、広さもひろし70 で、賃料も結構なものでした。
そして、小生の書斎兼寝室たる6畳間は、北側の建物の外壁部分にありました。
ところが、新築で建物自体から湿度が出る上に、断熱の手配りが不十分なせいか、冬は
しんしんと冷えきり、しかも本棚は「スチール製」だったもので、たまりません。
わずか数日油断しただけで、本棚の冷気が本自体に伝わり、これに室内の湿度が結露
大切にしていた本が何冊も、カバー・帯と濡れて、小口が染みとなり、大変なことに
なってしまいました(;_;)
「マンディアルク 大理石 初版 箱極美」、「フィニィ マリオンの壁 初カ帯美」
を初め、十数冊・・・・・。いずれも、処分することとなりました。
今は、その心配はないのですが、やはり6畳に3000冊近い本が山盛りですから、
除湿機をかけ、空気を入れ替え、油断はしていないのです。さらにさらに、処分にも
心掛けていて、どかどか買うものの、一方では売却し、常に3000冊としています。
ということで、常に300冊ほどのアラカルトの処分目録ありますので、ご請求下さい。
244 [96/04/13 08:25] GHF00401 新刊本/OYAGI
◯子供より古書が大事と思いたい 鹿島茂 青土社
フランス文学学者の氏の古書収集譚を中心としてまとめられた新刊書です。
強烈なネーミングに(^_^)にこにこ。誰からも理解されず、しかも「中毒」と自覚して
いる熱烈な古書マニアの独り言をそのまま題名にしてしまうなんて。
そもそも氏の古書集めの始まりは、神田田村書店で19世紀のロマン
チック本と呼ばれる挿絵入りの本の、代表作の一つ「パリの悪魔」を
購入したことに始まるとか。
以来、いかに資金を捻出して購入するかの苦労話が続きます。
興味深い話しとしては、欧米では古書価は希覯本ほど確定していて、
それだけに古書店に適正な価格かそれに+アルファして購入することを
依頼すればほぼ確実に入手できることが紹介されています。
このあたり欧米の古書業界の老舗ぶりがうかがわれます。
251 [96/04/21 08:52] GHF00401 再び江口書店/OYAGI
冷たい雨の降る20日(土)の午後、例によってまた江口書店をのぞいてきました。
火曜日が定休日ですから、水曜日に棚の補充があって、狙い目かなというとそうでも
ないのです。春陽堂世界文庫が月曜にどっと出ましたし、木曜は岩波文庫の絶版ものが
店の端にさりげなく山積みさました。
そして土曜は、東京堂の事典のたぐいが箱なしで、昭和50年代中盤の版でしたが、
10種類ほど200〜300円という破格値で平積みされていました。ことわざ、
続ことわざ、東西明言、なぞなぞ、反対語、類語、などなど・・・。
小生、ことばあそび事典という、格好の話の種本など数種持っていましたが、
これでほぼ東京堂の事典は揃えることが出来ました。
江口書店は、古い店で、たぶん多くの分野の、茶色っぽい本の在庫があるらしく、
また、仕入れも続けているようです。そして、
店長は、なにやら、顧客の購入傾向を熟慮して、「ふっふふふ」と笑いながら、
開店前に棚やら平台に本を補充しているのかも知れませぬ。
追記)五反田古書店が4/27.28の土日開催されます。
また春恒例の中野サンプラザ古書展が23日からスタートします、
こちらは10万冊の出展予定です。(^_^)
259 [96/04/27 06:37] GHF00401 連休/OYAGI
加藤さん、昨日新刊書店(湘南堂)と古書店(一誠堂)に聞いてみたのですが、
いずれも定休日(日曜)のみのお休みということでした。
それぞれの店ごとに違うかも知れませんがかきいれ時ではあるので、
開いている店おおいかも知れませんね。
それと、いもや(^_^)天丼・テンプラ定食そしてカツ定食と3店、
やってるはずです。さらに高級寿司食べ放題の雛寿司(確か4700円2時間)とか、
すずらん通りのスイート・パオツーというギョウザやさんとか、
直木賞候補者はここで待つというラドリオとか、
結構おいしい店、いい店ありますね、神田古書街には。
それと5/1〜5/6、京都古書研究会が古書即売会を開催します。
その目録も刊行されています。メンバーには、赤尾照文堂がはいっています。
そして、その末尾には、同会がホームページを開設したというPRがあります。
287 [96/05/23 06:40] GHF00401 映画雑誌2/OYAGI
先日報告の山陽書店では、「キネマ週報」という雑誌も買い求めたのです。
表紙は、セピア色一色で、雑誌名が上部に横書き、
そして女優の写真が印刷されています。
ということで、古い「キネマ旬報」に、そっくり。
マレーネ・ディートリッヒ、シャルロット・コルベールの
表紙の号2冊を買い求めましたが、いずれも発行は昭和12年。
編集人は田中純一郎氏です。
30ページほどの薄いB5版の雑誌ですが、
映画だけを取り上げ週刊で発行していたという事実に圧倒されます。
また、いずれの号にも、B4版の厚い紙にスチール写真満載で印刷された
ポスター形式の新作紹介が、3〜4枚綴じ込んであり、雰囲気たっぷりです。
また、編集者は世界各地の映画事情も紹介していますが、
ナチス・ドイツの映画法のこと、それに伴う、外国映画締め出しと、
ドイツ意識高揚作品封切りにあたって、ヒトラー以下の首脳が総出で観賞するなど、
将来同盟を組む国を、批判的に紹介しており、興味深いものがあります。
山陽書店には映画ファンであった、杉並の開業医の家からのコレクションが持ち込まれた
288 [96/05/25 12:52] CXK02012 パンフレットのこと クレイン
年始めに入手の雑誌ですが、『「お宝」鑑定マガジン』パチプロ7・1月増刊号です。
少々ですが風俗関係書、漫画本、アイドル雑誌なんかも紹介してます。 以前、OYAGIさん
御紹介の新潮社、昭和6年発行「現代猟奇先端図鑑」2円50銭の表紙写真あり、価格上昇
マーク付き17,000円つけてます。植草氏編集「ワンダーランド(宝島)」1973年,300円→50
00円、はじめ手持ち数点チェックしてみました。映画パンフレットの紹介もあり、しま
いこみの古手の映画パンフレットの一束チェックしてみると上昇マーク付き25,000円の
バード・ランカスター「終身犯」があり、ビックリ。数十年前、未整理で某古書店にあり
、一冊ほしくて御主人に価格をたずねたところ「全部、君にあげるよ」と無料で戴いたも
のでした。一束にはこんなものありました。
298 [96/06/07 12:07] CXK02012 クイズです。 クレイン
OYAGIさんが 以前 (自慢本7)にて
◯岩波書店出版古書目録に記載ある、
復刻版 「道草/明暗」夏目漱石 (岩波書店刊)「6800円」天金本 昭和59年刊
神田信山社の在庫ありを紹介されてましたね。
すでに御存知の方も多いと思われますので、「在庫有り」をヒントにクイズを一問。
豪華完全版「夏目漱石全集」が5000円
豪華完全版「トルストイ全集」が9000円
豪華完全版「芥川龍之介全集」が4000円
古書ではありません、日記、書簡を収めた上記美本の全集、新刊本で入手できます。
答えは次回に。みなさん 名解答どんどんログしてください。
299 [96/06/09 06:44] GHF00401 上なんでしよう?/OYAGI
上↑んんん、難しいなぁ(^^;;;)神田神保町2丁目、文華堂書店隣、
日本特価書籍ですか?(ここは、ゾッキ本はもちろん、新刊も1割引しかも
電話で取り寄せ依頼すると、入ると連絡までしてくれます、これで図書券使えると
最高たんだけどな・・・。倒産後、しばらくして大陸書房・牧神社のほんが、続々と
そして倒産してないけど、国書刊行会の幻想・怪奇関係の全集の端本がよく出ました)
それと、話題は変わりますが、例の「蚤の市」最新号が出ました。今回も200人を
越える人が各30冊ずつ出展してます。小生はNo2の掲載、昭和30年代冒頭にでた、
創元社の80巻ものの世界推理小説全集の、入手困難巻数冊、同時代の貸本漫画・推理
小説、そして民族学本を出し、刊行3日目にすでに、半数売約済みとなりました。
OYAGI
301 [96/06/10 17:29] CXK02012 解答です。 クレイン
解答、春陽堂書店/ウーブル・コンプレートです。すでに絶版書ですが出版社に在庫
あり。確認は3月19日のことでしたが、これ今になって引合いないでしょうから、まだ
ありそう。
◎豪華完全版「夏目漱石全集」全3巻/1巻 1231ページ 1500円 1965年1月20日/
2巻 1376ページ 1500円 1965年4月15日 3巻 2000円 1965年8月31日
◎豪華完全版「トルストイ全集」全5巻 各1800円 /5巻 988ページ 1800円
1969年9月30日他
◎豪華完全版「芥川龍之介全集」全2巻 各1800円?
上記は全巻在庫ありました。
もともと上記の他に出てる「モーパッサン全集」全3巻
各1800の端本でもないかしらと問い合せたところ親切に在庫を調べて下さいました。
「モーパッサン全集」は第1巻のみ在庫ありです。第1巻の内容は 1050ページ 1965年12月15日刊
小説/女の一生・ベラミ・モントリオール・ピエールとジャン・死のごとく強し・
あと旅行記3篇(太陽の下で・水の上・放浪生活)です。
株式会社 春陽堂書店 〒103 東京都中央区日本橋3丁目4番16号
〒112 東京都文京区白山3丁目6番13号 営業部 03(3815)1666・FAX 03(3814)8748
>OYAGIさん 文華堂書店隣、日本特価書籍ですか? 最近ごぶさたですが、
私も神田まいりの折には、道路を隔てる山田書店とともに必ず寄ってる店です。
山田書店も国書刊行会本うんと安くして、でてましたっけ。
302 [96/06/12 07:19] GHF00401 欧州旅行案内/OYAGI
今日は、奥さんと昼食方々、世田谷の池尻・三宿へ行ってきました。最近、
このあたりは、知る人ぞ知る、お食事・ナイトスポットで、三宿交差点246
右沿いを渋谷方向に百米ほど、歩くと「壷焼カレー」の店(ここの限定カレー
パンは絶品)そして量の多くておいしいうどん屋さん、そばのラーメン屋さん
はこてこて看板だしてますが、まずい(;_;)
戻って、交差点際のビル2Fに香港麺の店、ここはおいしい(^_-)さらにさらに
江口書店を通り過ぎて目黒方向のどうろ脇には、気取ったたべものやさんがず
らり、なにやら代官山的な、風情です。ということで、OYAGI夫妻は、今日は
香港麺の店、中華ハムをスープで煮込み、固めにたいたごはんにかけたものと
3種類の具の乗った香港麺。
そしてお目当ての山陽堂書店へ・・。驚いたのは、開店前にすでに3人まっ
てて、いつものように定刻の2時10分前に開店すると、どっと中へ(^^;;;)
なんだか、みんな背ドリっぽい人ばかり、でも「軍事基地 アテネ文庫」「仏
蘭西短編小説集 中央公論社S15刊」そして表題の「欧州旅行案内 S2欧
州旅行案内社刊」を買い求めました。 旅行案内いいです。船と汽車での旅行
経路地図、そして欧州各地の名所・旧跡わかりやすく紹介されています。表紙
も先端的で奇麗です。箱なし重並で価千円。強気なとこだと3千はするでしょう
昨晩は、これを読みながら古き良き欧州へ旅だったのでした(^_-)
310 [96/06/17 07:33] GHF00401 蚤の市のこと1/OYAGI
(蚤の市でのこと1)
小生、蚤に市に参加して15年になります。
それがきっかけで、山下武さん、その出版記念パーティ席上にて、紀田順一郎さん
荒俣宏さん、そして胡蝶まめ本の石橋さん、これらの方々と面識を得ることができました。
また、愛書家どおしの交換会ということで、譲る・譲られるを通じて、
幾多の楽しい思いでも得ることが出来ました。特に「長年来探索の・・」とか
「思いでの・・」とかの礼状を添えて、対価をお送りくださる方も多く、
その都度、いいとこにもらわれたなと、ホッとする場面も少なくありません。
その中で、本のやりとりはしませんが、
文通をここ5年ほど続けているご婦人がいます。
岐阜県内で、ビジネス・ホテルを経営する、たぶん70代の方です。古い映画やら小説
やら、四季折々のことやら、年に数回程度ですが、手紙でやりとりしています。
なにやらせわしない毎日ですが、一面識もない方と、手紙で趣味の話しのやりとり、
とても、心なごむものがあります。
309 [96/06/13 17:24] CXK02012 古い話ですけど クレイン
「BOOKVIEWS」という雑誌ありました。1977年よりアメリカで刊行された雑誌です。
これを知ってからというもの毎月、高田馬場FTビル4階の「洋書ビブロス」に出かけ
ました。洋書ビブロス、いまもあるんでしょうが、ペーパー・バックの新鮮なのがあり
ました。紀伊國屋やイエナなんかもたまに寄りましたが、未知のペーパー・バックオモ
シロ本はなんといってもビブロスでした。「BOOKVIEW」ですがA4、100ページ弱の雑誌で
すが、とてもオモシロ雑誌でした。1978年末あたりで、突然見かけなくなりました。後
日に植草甚一氏のエッセイで納得しましたが発行中止になったんですね。氏は定期購読
してたので、幾らか料金の払い戻しあったようです。当時はこの1ドルの雑誌、650
円もしました。内容は次の機会にご紹介できるかも。
>文庫、オール80円の店、在庫本が少ないのでHPにては紹介してませんでした
が、控え目に御紹介させていただきます。BOOK OFF青梅店より福生方面に向か
ったところにある{ゲオ福生店}です。この店は単行本も安く、オール250円です。
322 [96/06/21 23:38] VYE03377 継続でほっとしてます/ひでまる
このところずっとROMばかりでしたが、6月でこのHPがなくなると
いうOYAGIさんの書込みを読み、とてもがっかりしていたところでした。
散人さん、よろしくお願いします。
来月、同志社大学のそばで国際会議があり、その打ち合せで頻繁に京都
にでかけておりますので、必ず古書店をまわって東京に戻るようにしてい
ます。「京都古書店巡り」を購入しました。寺町通りの尚学堂では、人類
文化人類学関係書籍のおもわぬ掘出しものがあり、はじめての町の古書店めぐ
りは楽しいものですね。
私は皆様のように、古書についてさほど詳しいわけでなく、また収集す
る本も自分の専攻のものだけですから、あまりバラエティにとんだ書込み
はできないかもしれませんが、また参加させていただこと思います。
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《愛書家ホームパーティー過去ログ総目次》