愛書家HPログ抄 1997年1月前半
 1997.1.1〜1.14


「愛書家ホームパーティ」のログのうち、古書店に関連した話題を中心に愛書談義を転載しました。なお、まとまったものについては別ページに掲載しています。

《登場古書店》
BOOKS ITO立川店、小平店、立川羽衣町店、立川西砂店
本だらけ
BOOK OFF立川店、砂川店、青梅店、新所沢店、立川店
ゲオ福生店
江口書店初売り
「ドラマ」武蔵村山店
「夢屋」西武池袋線:狭山ケ丘、西武国分寺線:鷹の台
国立駅前の「古書センター」

368 [97/01/01 07:04] GHF00401 新年おめでとうございます/OYAGI
 新年、明けまして、おめでとうございます。m(__)m

 旧年中は、ご厚誼を賜り、かつまた貴重なご教示をいただき、誠にありがとう
 ございました。本年も、引き続きよろしく、ご指導のほどお願い申し上げます。

 愛書家HPの参加者ご一同様 < OYAGI孝仁 GHF00401

369 [97/01/01 07:55] GHF00401 第一書房本/OYAGI
 貝塚さん「恋人へおくる」「古代希臘鑑」入手のお話し、何度読んでも拍手喝采 ものです。小生も本年は入手したいものです。でも、第一書房本いいですよね。。 小生が架蔵しているのは、
「かなしき女王 F.マクラウド 松村みね子訳」
「レイスとイレエン P.モオラン 堀口大学訳」
「月下の一群 堀口大学 初版 箱なし」    以上大正14年発行
「僕の初旅世界一周 コクトー」昭和12年発行
「牧野信一全集全3巻」
 それと、「雑誌パンテオン創刊号」ですね。
「第一書房 長谷川巳之吉 日本エディタースクール」によると、初期には、 松村みね子が資金援助したり、法城を護る人々発行の折りには新聞に1頁ぶちぬき の広告打ったり、近代劇全集で膨大な赤字をかかえたり、総動員態勢の中で、ヒット ラーやムッソリーニさらにはゲッペルスの本までだしたり、そして戦争末期、当時の 大出版社であったにも係わらず廃業したり、波乱に富んだ人生だったようですね。 前にも書きましたが、この本の末尾には単行本と全集・雑誌のリストが掲載されており 参考になります。


370 [97/01/02 01:03] KHB11772 謹賀新年    散人
 元旦の京都は、丑年に相応しい穏やかな日差しの一日でした。大晦日は、11月から 滞っていた蔵書登録に明け暮れ、旧年購入分の書籍の登録はなんとか完了。登録総数 は3408件となりました。遡及登録など、お正月もまだまだ「仕事」がたくさん残って います(笑)。蔵書登録の楽しみは、何と言っても本を読み返しながら、分類を考えた り、書架のどこに入れようかと思ったり、いろいろ思案することにありますが、そう こうしているうちに、一日はすぐにたってしまいました。この蔵書データベース、遡 及入力の方は、完成まで相当かかりそうです。

 それはともかく、本年も愛書家ホームパーティ、宜ろしくお願い申し上げます。ROM の皆様方も、本年は是非、近況でも自己紹介でも何なりとお聞かせください。 散人


371 [97/01/02 07:32] GHF00401 蚤の市/OYAGI
さらに「蔵書処分」の話/OYAGI
 「蚤の市」に小生が入会したのは1978年夏です。当時は出品者は50名程度。 出品数は1人20冊。ですから会報はB4見開き3枚と薄いものでした。今は100 人×30冊ですから、隔世の感があります。初めの頃は、M20年代の探偵小説が3 冊で3000円!という掘り出し物もあったりして、本当に「愛書家交換会」っぽさ がありました。初出品はその年の12月で「寝台車のマドンナ M.デコブラ S6 500円」ほか4冊でした。んが、しばらくはROMに徹していました。譲るほど本、 ありませんでしたもの。そして’85年から毎号に出品。「世界映画全集1.2  S2 キネ旬 1500」「S15 博文館文庫版 将棋本5冊 3000円」 「大菩薩峠 角川文庫揃 3000円」「元首の謀叛 初 700円」「円本内容 見本3種 300円」「風に関するEpisode 500円」「製材所の秘密  六興キャンドル 1000円」「古今東西集 日夏訳 S21 500円「パリ・女 ・戦争 薩摩治郎八 700円」「人間豹 博文館文庫 1000円」「閉ざされた庭 J.グリーン S11第一書房1000円」「少年工芸文庫22 石油の話 石井研堂  M38 800円」「妖犬 ドイル/乱歩訳 S21 500円」「阿部定手記  S23 1000円」「サガレン紀行 樺太庁 S15 700円」「舞台写真帳  近代劇全集別冊 第一書房 S6 2200円」「西伯亞経由欧亞小荷物貨物直通便の 栞 鉄道省 S6 1200円」「どうしてそんなに物語 キップリング 改造文庫  300円」「満蒙樹木圖説 S17 3200円」「深夜の市長 海野十三 ポプラ社 S32 1800円」・・・。通算500冊は譲ってるでしょう。懐かしい限りです。


372 [97/01/03 13:20] MGG01033 貝塚:賀正
 明けましておめでとうございます。

 旧年中は皆様方のご指導のもと、なんとかビブリオフィルの入口に辿り着くことがで
きたように思います。
 今年もより一層のご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 1997年は、積年の垂涎の書物たちを入手したいことはもとより、この陋屋に堆積
したり生家に置き去りになったりの哀れな書物たちを整理してあげたいものだと思って
おります。
 特に生家の納戸にある文庫の類に関しては、なにがあるやらの玉手箱状態です。廃刊
時に大量購入したサンリオ文庫は書店カバーも取らずにダンボール詰めした記憶がある
くらいですから。
 てなことで、今年もよろしくお願いします。
      97.01.03
              貝塚 英樹
               MGG01033@niftyserve.or.jp
               kaizuka@gemini.bekkoame.or.jp

373 [97/01/03 13:56] MGG01033 貝塚:RE:第一書房本
 わが書架の第一書房刊本は目につくかぎりでは以下の通りです。
  「上田敏詩集」 上田敏         昭和14年初版 第5刷 函入・天金
  「古希臘風俗鑑」シュオブ 矢野目源一譯 昭和4年初版     函入・天金
  「パンテオン」全10冊         昭和3年創刊
以上のうち「パンテオン」は萌木社から刊行された復刻版も併せて所有しています。ま た後続誌である堀口大學編輯の「オルフェオン」は萌木社の復刻版のみ持っています。  OYAGIさんご架蔵の「かなしき女王」松村みね子譯は、随分長い間探していたんです が入手適わず、沖積舎から復刊されたもので我慢しています。こちらは正字旧仮名なの でまだよいのですが、「ダンセイニ戯曲集」の方は新字新仮名で興醒めでした。それに しても「かなしき女王」の譯文は見事ですね。第一書房刊本をお持ちなのが羨ましい。
      97.01.03
              貝塚 英樹
               MGG01033@niftyserve.or.jp
               kaizuka@gemini.bekkoame.or.jp

375 [97/01/04 00:35] VEB02220 明けましておめでとうございます LZFR
 皆様、明けましておめでとうございます。久しぶりの書き込みになるLZFRです。去年 はこのHPや古書関係の本を読んで、本格的に古書の世界にはまり始めた一年でした。 今年は、さらに深くはまることになるでしょう。嬉しいような恐ろしいような感じがし ます。

 近頃はかなり忙しかったので、古本屋をまわる時間がほとんどなく、めぼしい収穫が ずっと無かったのですが、年末になかなかの収穫がありました。

 一つは埴谷雄高の「死霊」の一章から五章まで入った巻を1000円で買いました。 本自体は珍しくないと思いますが、ついにハニーちゃんの伝説的作品「死霊」を買った !という嬉しさがありました。まだ二章の途中までしか読んでいませんが、良い感じで す。それにしても、彼はドストエフスキーが好きなんだなあと感じました。

 もう一つが光文社の安田徳太郎訳のフックス著「風俗の歴史」全10巻です。五千円 でした。同じ書店に7巻までの不完全なものが三千五百円で売っていたのですが、そち らは買わずに全巻揃いを待っていると、いつの間にか全巻揃いが店に出ていました。角 川書店の復刻版は文庫で図版が充実していないので買わなかったのですが、上手くいっ たという感じです。

 まだ本文を読んでいないのですが、訳者の安田氏の前書きや後書きは滅法面白かった です。一巻の冒頭にあるまえがきは、まるで安田氏の人生や思想をそのまま書き綴った ような内容です。安田氏のこの本の翻訳に対するすさまじい意気込みがビシビシ伝わっ てきます。こういう真摯な態度は読んでいて気持ちが良いです。


376 [97/01/04 07:20] GHF00401 すごいですねぇ/OYAGI
 貝塚さん、「パンテオン」の揃い、お持ちなのですね・・・うらやましい(^_-) 小生、昨年デパート古書展で創刊号のみゲット、その後、某古書展で2.4号を 出展したるを発見し、注文しましたがはずれ・・・(;_;)残念しごくでした。 そしてこの雑誌、第一書房長谷川氏の、出版にかける心意気を述べた論文を多く 掲載した雑誌と判明し(例のエディター本による)収集に意欲をもったところで あります。今一つ「セルパン」という雑誌もありますが、こちらは週刊誌ぽくて・・。

 それと「かなしき女王」これは、随分さがして見つからなかったのですが、意を 決して、戦前の翻訳文学に強い大田区山王の「わかば書店」に探書を入れましたら 速攻で捜し出してくれました。今から10年前、価は3500円でした。 店主「この世の花ですね(^^)」小生「はい!」。

 そして「ダンセイニ戯曲集」「シング戯曲集」「燈火節」と、松村本の収集は整い、 かろうじて、書棚の一隅に咲き誇っておりまする。

 それと「牧野信一全集」。江口書店でキメの3巻を箱無しながら**円で掘り出し、 帰りによった下馬の時代や書店で箱付きの1.2巻を発見。店長いわく3巻を見つけて 揃いで目録掲載したかったのです不揃いで****円でよいよ。第一書房版揃いの相 場のたぶん*分の一で揃えました。しかもこの全集に欠けた作品は遺稿集「南風譜」 を、その後、***円で、某所で掘り出し、全作品を網羅。これも宝物です。

 龍膽寺雄や吉行エイスケの初版本も欲しいと・・・願いの多い年頭です。 それにしても皆さん、いい本お持ちですし、収穫もたくさんあったようですね(^^/


377 [97/01/04 18:37] CXK02012 おめでとうございます   クレイン
  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
   迎春 本年も宜しくお願い申し上げます。
           クレイン
  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 常年とは異なる事情により、今年は元日より、私的事情により、毎日大忙し。
あちこち動きまわったお陰で、元旦早々より街の風情にせっしました。
 古書店にも立ち寄りました。BOOK OFF立川では文庫5冊100円セールしてました。  BOOKS ITO立川店にて欠にしてた三田村鳶魚篇「未刊随筆百選」第9巻他。  BOOKS ITO小平店にて富士見ロマン文庫「パール傑作選」他10冊。  「本だらけ」にて筑摩「ユーモア文学全集」1巻〜6巻@180円/雑誌「彷書月刊」の買残し 20数冊を@150円/文庫も角川文庫「怪奇と幻想」第3巻他。  BOOK OFF立川店100円コーナーにて内田百けん「百鬼園座談」1980,論創社他20数冊。  BOOK OFF砂川店300円コーナーにて第2期・松本清張全集を10冊。  BOOK OFF青梅店100円コーナーにて10冊ほど。  60%オフのデスク・メイトにて3冊。  「ゲオ福生店」にて80円均一文庫20冊。河出「江戸川乱歩コレクション」他。  まだまだ、大忙しは続きそうです。元旦から、忙しい合間をみて、この調子ですから、今年も雑本あさりの年になりそうです。


380 [97/01/05 15:39] KHB11772 RE:#371 「蔵書処分」の話    散人
 それにしても、たくさん譲ってしまわれたようですが、リスト拝見していて面白そ うだと思った本、『サガレン紀行』樺太庁S15、『西伯亞経由欧亞小荷物貨物直通便 の栞』鉄道省S6など。旧HP書いておられた、東郷神社の骨董市で購入された漱石『硝 子戸の中』の話しを何故か思い出しました。たしかその本には、上海内山書店のシー ルの添付があり、上海共同祖界のレールバスの乗車券の半券が挟んであったとのこと でしたが、そういう昔の外地に関するものとか、どこか興味をそそられます。人手に 渡しても、やはりず〜と思い出として生きつづけているものなのでしょうね……。


383 [97/01/06 06:55] GHF00401 松屋/OYAGI
今年の初デパート古書展/OYAGI
 昨日、銀座松屋デパートへ奥さんの買い物のお付き合いで行きましたら、8階の、 催し物会場で「古書籍・絵画展」が開催されていました。1/3〜13?までという ことで、梓書房や吾八プレスなど5店ほどが出展しており、貴重書から絵画・書まで 展示されていました。

 会場はさほど混んでおらず、かつまた展示された本も、文庫や新書混載の雑然という 感じではなく、ほどほどの本から貴重書までという感じて、堪能できました。 

◯日本捕虜史 長谷川伸 サイン入り 重版箱 2000円
◯日欧交易史 幸田成友       重箱  1000円
◯京都名所一日の旅         S12初 500円
 など買い求めました。日本捕虜史は読みたかった本ですし、重版ながらサイン入りでうれしうれし。


387 [97/01/09 23:30] VYE03377 ひでまる/お久ぶりです
皆さん、お久ぶりです。最後にアップしたのが、8月位でそれ以後は、完全 にROM専門となってしまいました。 というのも、仕事が突然たくさん入って、古書店にいく暇がなくなってしま い(もちろん近所の数件には通っていましたが)、長く、淋しい日々を送る 生活をしていたのです。年末から、やっと時間ができましたので、ボツボツ 通いはじめました。

 久しぶりにでかけたのは、家からさほど遠くない国立でした。数か月ぶり で谷川書店のおやじと会話をかわし、その足で駅前の古書センターにでかけ、 アンリ・ミショー『アジアにおける一野蛮人』筑摩書房を購入しました。

 私の研究テーマの地、インドネシアをアンリ・ミショーが1930年代に旅し ていたことを、この本から知って感激しました。

 火曜日は(この日まで私の仕事場は休みでした)、高円寺の都丸書店にで かけ、やはり人類学関係の本を2冊購入しました。この古書店は人類学関係 のおもしろい本が入るので、できるだけこまめに通うようにしているお店な のです。

 とにかく、このように今年はがんばって古書店を巡りたいと思います。私 の捜す本はたいてい人類学関係ですが、報告がてら、またupを始めたいと 思っております。今年もどうぞよろしく。


389 [97/01/10 07:11] GHF00401 江口書店初売り/OYAGI
 10日は江口書店初売りの日です。毎年、この日には、いつにもましていい本が格安 で出ますので、楽しみにしています。

 それに先立ち、最近開店した店へ。文庫・CD・マンガ中心のいま流行の安直な 品ぞろえの店です。しかし講談社学術文庫群があり「日本動物園史」「風詠12ヶ月」 の2冊を買い込みました。いずれも、品切れ中のものです。つづいて、山陽書店。 棚の下のパンフレット・コーナーから、ダミアの昭和28年公演時のパンフレット、 昭和32年に公開されたフランス映画「リラの門」のシナリオ対訳集。これに昭和 21年の文学座公演「シラノ」のパンフつけてもらい800円。 そして江口書店。3時の開店と同時に小生がはいりましたが、その直後にザザッと5人 「支那語辞典 第一書房」「甲子夜話1 東洋文庫」「戦艦大和の最期 創元社S27 初カ美」「職人衆昔はなし 文芸春秋」これらを一式500円で買い込みました。

 ことしも、お世話になります。


397 [97/01/13 11:11] CXK02012 回ってみました。   クレイン
 BOOKS ITOは立川羽衣町店が年末にオープンでしたが、未訪問だった立川羽衣町BOOKS ITO の立川西砂店にも寄ってみました。文庫のみですが「ソール・ベロー短編集」角文,「マクベス殺人事 件の謎」ジエイムズ・サーバー,角文,「江戸の戯作絵本/2全盛期黄表紙集」教養文,「バーレスク風自叙 伝」マーク・トウェイン,旺文「目白三平・駅弁物語」中村武志,旺文,「惨殺/昭和三十年津山三十人殺 しの真相」,旺文,「快楽主義の哲学」澁澤龍彦,文春文庫,富士見ロマン文庫3冊他20冊ほど購入。 西砂店は平屋1階のみ。規模的にも2階もある羽衣町店の方が面白店舗です。小平店は2階部 分のみ店舗。ちなみに1階、靴屋さんは、だだいま閉店大売り出し中です。もしかして・・・・・。

 雑用の合間に、久々に立ち寄ったオール半額「ドラマ」武蔵村山店では、100円コーナーがありまし た。今までの半額シールの上に100円シール張り付け。それではと「最後の女/小説金子光晴」,桜井 滋人,草風社,S53/「現代筆記具読本」,文研社,S58他6冊。しかしDRAMA羽村店では未だにオール 半額です。BOOK OFF青梅店でも「Mと呼ばれた男/007のボス」アンソニー・マスターズ,サンケイ出版,他5冊 購入。

 BOOK OFF新所沢店、立川店100円コーナーにても20冊ほど購入。「海を見たことがなかった少 年」,ル・クレジオ,集英社,1988/「優雅な獲物」,ポール・ボウルズ,新潮社,1989なんかを購入。途中下 車にてS4年、改造社の現代日本文学全集が沢山あり/社会文学集/明治開化期文学集/紀行 随筆集/3冊とS49年、東京創元社「バルザック全集」3,7,9巻を計1400円。

 久々に「夢屋」にも寄ってみましたが「探偵ゲームブック2/シャロック・ホームズ呪われた館」二見書房/ 「じょうずなワニのつかまえかた」主婦の友社他6冊1000円に。  >前回UPの三田村鳶魚篇は「百選」ではなく「未刊随筆百種」ですね。


398 [97/01/14 02:02] VYE03377 「夢屋」は鷹の台駅の古書店?/ひでまる
クレインさん、はじめまして。BOOK OFFやいとう、コンスタントにまわって いるようですね。私は、住まいが国分寺市で、仕事が立川市なので、この周 辺の大型チェーン店にはよく行きます。古書をみた後、ちょっとCDも、と いう楽しみもあって大好きです。

 ところで、「夢屋」というのが出てきますが、これは西武国分寺線、鷹の 台駅の古書店「夢屋」ですか?   この古書店は、私の行きつけです。家から自転車で4分ということもあり、 1週間に一度はでかけています。津田塾大の学生さんが、ちょっと使っただ けの人文系の本を売りにくるようで、専門書は結構、入れ代わりが多くて、 楽しいです。しかも、かなり安いと思います。(ちなみに、私は年末、結構 本を売りましたが、買い値も安いです)  ちなみに、あの店のご主人はクラシック音楽好き、奥様はインド音楽好き で、店の戸を開けただけで、どちらが店番をしているかわかります。  最近、夢屋で買った本は、「日本民族学の現在」で、定価4326円の本が、 1000円ですが。(ちょっと線がはいっているだけです)  ということでとてもマイナーな書込をしてしまいました。  もし、西武線鷹の台駅にいらした際には、ぜひ、お立寄り下さい。


399 [97/01/14 07:01] GHF00401 ほるぷ本/OYAGI
復刻本/OYAGI
 「ほるぷ」が刊行した、児童書・詩集・文学書・漱石全集などは、発売時の雰囲気 そのままに忠実に復元されていて、しかも最近は「ゾッキ」の目玉として、店頭や、 古書展会場に並べられており、気軽に1冊買いができるようです。

 これまでも何回かUPしましたように、小生も漱石の揃いを初め、なんだかんだと、 50冊は持っています。そして折りに触れて、取り出して読んでおります。  最近、このシリーズで、源氏物語の一部、絵巻物、そして江戸時代の赤表紙・ 黄表紙などを復刻したシリーズがあることを知りました。

 「日本古典文学刊行会」が企画し、昭和40年代後半に出したもので、小生も ある店で「金金先生栄華の夢」「だるたるやまのほととぎす」の2冊を入手する ことができました。帙入りの美本で、しかも驚異の安さでした。店頭では*千円から *万円で並んでいる本ですので、これは掘り出し物でした。

 文字どおり、こいつは春から縁起がいいや(^^)でした。

追記)小田急楽しみですね>貝塚さん、それと昨年第一回目開催の大井町阪急も今年    1月下旬に開催するようですよ。


400 [97/01/14 10:49] CXK02012 楽しい補巻   クレイン
 先日のBOOK ITO羽衣町店では「筑摩世界文学全集・全69巻」(65巻アンチ・ロマン集/58巻ドリュ・ラ ・ロシェル他の四六版サイズものですが)が一組ありましたが、補巻の「月報合本」のみ500円にて 購入。各巻に添付されてた月報を全集完結後、セット販売のさい、月報本として添付されたも のです。楽しい1冊です。

 月報合巻本では岩波のS50年配本「漱石全集」補巻でも「月報/昭和3年・昭和10年」として 旧全集の添付月報を一冊にしてました。

 先日は懐かしい本も見付けました。覆面デストロイヤーが表紙の「プロレス流健康法」新書,東 京スポーツ新聞社運動部,200円,S42。小生、プロレス全盛当時の東京スポーツ紙連載にて楽しみ ました。アントニオ・ロッカーとザ・デストロイヤーが健康体操を写真付きにて解説、健康運動テーマのエッセイ集 です。20年ほど前、五反田周辺でしたが、横断舗道で信号待ちしていると、前車の運転席か ら現れた覆面ザ・デストロイヤーが、右舗道に小走り、ポストに手紙を投函して、また車に戻ったの です。車は当時、低燃費で人気のあったホンダ・シビックですから、車がとても小さく見えまし た。さすが機敏で、青信号に間に合いました。

 もう1点、秋元文庫「SFショートショート傑作集」内田庶/福島正美/光瀬龍/眉村卓/24 0円,S51年もありました。4者の各地新聞掲載小品を集めたものです。

 角川文庫も見付けました。昭和25年,3,1/No508「風流艶魔傳・他五篇」幸田露伴,160円。 現在の文庫サイズA6版ではないB6版サイズです。何故か表紙のタイトルの上《角川文庫》の <角>の字ですが中心線が〔ク+用〕です。背、内表紙、奥付は普通の<角>の字ですか ら、変な気もします。


401 [97/01/14 12:06] CXK02012 ひでまるさんこんにちは   クレイン
 「夢屋」は西武池袋線の狭山ケ丘です。鷹の台にも「夢屋」あったんですね。面白そうなお店ですね。是非、訪問したいです。狭山ケ丘の「夢屋」は時折、面白い本出ますが、さっぱりの時も間々あります。普段はBOOK OFFミニチュア店といった感じです。ですから、初訪問の印象にて二度と訪れないお客も、多々ありそうです。近くの「サンガ」は小生、数ケ月も御無沙汰ですが、安い高いは別にして、高価格本、ありますから、ついつい購入後回しになっちゃいます。昨年オープンの「本だらけ」では店主が勉強用にと購読していた雑誌「彷書月刊」を購入させていただきましたが、価格はBOOK ITO系です。黒っぽい本もありますから、時間をかけて丹念に確かめると面白いかもしれま せん。

 国分寺近辺では、南町のBOOK ITOは覗いてみたい所です。国立駅前の「古書センター」は確か間口が狭くて奥広の地下もあるお店でしたね。小生、谷川書店はウインドショッピングが多いのですが、その先にも面白い古書店ありましたね。国分寺、国立とも最近は御無沙汰ぎみですが、暇をみて回ってみたくなりました。御教示お願いいたします。


[続きを読む]


《愛書家ホームパーティー過去ログ総目次》