ついでに、新所沢のBOOK OFFの100円で、文庫の筑摩日本文学全集を4冊(稲垣足穂/内田百ケン/石川淳/太宰治)/その足で、[本だらけ]にて教養文庫・香山滋、他文庫3冊と彷書月刊のバックナンバーを3冊(何故か今回は@150円)。
今朝、昨日より開催、年1回の地元古書交換回に立ち寄り。前もって持寄り(文庫本は1点、単行本は3点)点数カードにて単行本20冊ほど交換できます。カードなしは1点50円。初日の昨日は大盛況とのこと。フロム「ユダヤ教の人間感」、ウルフ「青髭ジル・ド・レー」、バラの文芸推理小説全集「横光利一・大岡昇平」なんか選んだあまりで、筑摩全集類聚・太宰治を戴く。
どうも、冴えませんが、明日の航空記念公園での生協フェスタ会場には昨年のように古書出品あるのかしら。ともかく覗いてみましょう。
>BOOK OFFカードはチェーン店共用のようですネ。当地、1000円累積ごとに50円券ですから5%です。
50円コーナーでは、中村真一郎という作家の新潮社の「永遠の処女」という短編集やF.レンジェルという人の「背徳学校」というポルノグラフィーを、内容も良く分からないのに衝動買いをしてしまいました。後は、昔読んで今はもう内容を忘れたレヴィ・ストロースの「構造人類学」、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前(下)」と言った定番もの、ライフ写真講座シリーズを2冊買った程度です。
文庫は、岩波文庫の古いものを中心にやはり衝動買いをしました。ベルクソンの「笑」、ハンスリックの「音楽美論」、トレルチの「ルネサンスと宗教改革」、デュルタイの「近代美学史」等です。他には、映画版は宮崎駿が衝撃を受けたと言っていた新潮文庫のアラン・シリトーの「長距離走者の孤独」、私の最好きな哲学書であるデカルトの「哲学原理」の角川文庫版等を買いました。「哲学原理」は、世界の名著に入っていない部分も入っていたので嬉しかったです。
そして、漫画ですが、なんとガキデカで一世を風靡した山上たつひこの伝説的作品である「光風」のサン・コミックス版が売っていました。売っていてもプレミアが付いていることは確実なこの作品が一冊30円で買えるとは、なんとも幸運でした。1・2巻しかなかったので、3巻はまた探さなくてはなりませんが、一冊なら多少プレミアがついていても余り気にならないので、東京辺りで探そうかと思います。
昨日、知人と再度、「彩の国古書まつり」をのぞきましたが、収穫なし。1冊のみ購入200円→「教化と江戸文学」,三田村鳶魚,大東出版社,180円,S17。これ新宿古書センター・高野書店出展でした。この古書まつり、今回第1回目、来年開催は今回の成果いかん。不況のようです。同行の輩は小生、以前150円買いにて1巻のみ所有の2巻もの1500円→「スペインにおける戦争と革命1936−1939」1/2巻,D・イリバル,D・イリバル,青木書店,1973。小生見送る。
途中下車古書店で計1400円→(「クォ・ヴァディス」,シェンキー・ヴィッチ,聖バウロ女子修道会,S33/「聖なるものの社会学」,ロジェ・カイヨワ,弘文堂,S46/「聞き書き花岡事件」,野添憲治,御茶の水書房,1990/現代詩手帳[永井荷風]/現代のエスプリ[現代人の異常性/エロス/天皇制/日本思想の構造])
余談ですが11/5蔵書登録件数(11234)−9/30(10720)=514冊ほど二ケ月にて購入ですが、リスト参照してみても、これといった掘出し本なし、NO173OYAGIさん「官職要解 講談社学術文庫」の御教示にて、回天堂書店にて購入の「江戸幕府役職集成」雄山閣3500円→700円あたりでしょうか。
例のブロードウェイのストランド古書店新着カタログにては先月33冊ほどFAX注文済みですがTHE OLD BOOKS IN THE OLD WORLD,LEANA R他、到着楽しみです。それにしても、今回は恒例の$3.95セ ール、超厚手のハードカバーアンソロジーPLAY BOY STORYSなんか$3.95+送料$2.5ですから格安です。
萩書房で貰った目録のコラムには、niftyのことも出ており、京都の古書店の有志が、 「本と雑誌のフォーラム」5番会議室に古書情報を流しているが、反応はいまいちとか。 私自身、見たことがありませんが、どなたかご覧になった方はおれるでしょうか……? 課金が高いnifty、今までもフォーラムに書き込みをすることもROMすることもほとんど ありませんでしたが、どんなものなのでしょうね……。以前PCVANでは入会当初は色々な SIG(フォーラム)に書き込んだりROMしたりしてましたが、多量の情報の中から自分の 好みのものに出合うことが少ないので、いつしかほとんどやめています。そういった中 niftyには知人とのメール交換とBBSの「売ります買います」目当てに入会し、今日にい たっていますが、二年くらい前にHP&PATIOの存在を知り、その面白さにはすっかりはま っています。 散人
その秋の恒例のバザー、本も1000冊ほど、それも古いものも結構出るので、ここ 10年ほどは皆勤です。 雑誌ユリイカの1970年のもの2冊各30円。(シュルレアリスム特集のものは、 渋沢の「悪魔のいる文学史」が連載中で、また裏表紙には1200円と鉛筆で値付が) そして早川のサイエンスフィクション全集が揃いではなく20冊でしたが、箱・帯つき で状態は並ながら2000円。この全集は高校時代の愛読書でしたので、重さも省みず 購入。年末年始、折りに触れ再読しようと考えています。
そして昨日、「ふるほん文庫やさん」から連絡あり、9月に蔵書として譲った200 冊の査定が出て、当方の指示どおり、所蔵の文庫を送るとの由。書棚すっきり、探し本 多数入手。ほんとうに、有り難いことです。到着が楽しみです。
安曇川町には、中江藤樹の記念館などがありますが、それらはパスして、町立図書館 にて休憩。新しく立派な図書館でした。郡内一の大きさだそうで、800(240坪)平米で、 10万冊の収容能力があるとか。なかなかいい図書館なのに、どこか違うなと思っている と、なぜかクラシック音楽が鳴っているのが耳につきます。音楽というものは、たとえ クラシックであろうと、有難迷惑なことがあるとつくづく思われます。
図書館の案内を見ていて思い出したのは、流行歌のやかましい奈良の大型古書店ブッ ク245。音から売り場の面積の記憶も蘇ります。確かに1000坪、100万冊と書いているの ですが、見るからに安曇川町立図書館より大きいことは確かでも、面積にすれば4倍、蔵 書数では10倍以上ということですから、果たしてどうなのか気になるところです。神田 神保町の三省堂本店の売り場面積920坪とのことですが、ブック245はホラを吹いている のでしょうか……。(どなたか行かれた方はおれるでしょうか?)
それはともかく、琵琶湖畔に沿いながら、161号線を大津へと向かうこと少々。堅田 ダイエー近くにて、BOOK OFF発見。大津石山店よりも、均一コーナーは充実している感 じですが、ここも派手に音楽が鳴っています。そうしたことを気にしながらも、1時間 近く、いろいろ物色して、百円均一を中心に9冊購入。宮脇俊三氏『車窓はテレビより 面白い』などもあり、満足。この宮脇氏の紀行文、なんとなく集めています。 散人