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女の子のための性知識  

□ 大人が教えてくれないSEXへのアプローチ □


                  2002.4.4  Vol.025

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 さて、今号からテーマが変わって、性愛についてのお話をしていこうと思いま
す。もちろんSEXでの交歓のことですから、少々艶めいた話題もふえて、性病
のことなんかより読む楽しみは大きいかもネ。書くほうはてーへんだけど。(笑)

 でも、今のうちにお断りしておきますが、扇情的なマガジンを期待していると、
そのアテは外れると思ってくださいね。

 率直な記述は心がけていきますけれども、エロやアダルトを目指してる訳では
ないのです。欲求不満の人妻が、気持ちの捌け口を求めているのだと誤解して、
お誘いのメールなど送られませぬよう、ヨロシクお願いします。

 ところで、このマガジン名『大人が教えてくれないSEXへのアプローチ』と
申します。世の中のヤング達(言い方が古い!?)、ろくに知識も持ち合わせない
のに、セックスの初体験だけは早まっています。その結果、十代の妊娠中絶や、
性感染症の急激な増加がめだちます。

 年頃の子どもの親として、いてもたってもいられない気持ちになるじゃありま
せんか。う〜ん、教えてあげられることだってあるゾ、というヤキモキ感ですね。

 思いは高じて、発表の場を探しました。それがメールマガジンでした。

 タイトルは、当初想定していた若い世代中心の読者層にあわせて決めたのです
が、内容は『性教育』。それも、しごく真面目な性教育を考えているんです。

 まじめにSEXを語ろうとすると、表現はどうしても日常語ではおさまらず、
一部のメルマガ機構でアダルトな表現と誤解され、発禁処分を受けました。つま
り、そういう言葉づかいになってしまうのです。

 それを、世知にたけた大人の読者が、どう楽しんでお読みになろうと構いやし
ませんが、これからSEXライフを始めようという若者のみなさんは、是非これ
を、性についてまじめに考える、きっかけにして頂きたいのです。

 くれぐれも、これを読むだけで「勉強になった」なんて安心してないで、興味
を抱いたら自分でさらに調べて下さい。あ、タケザワのやつ、まちがってらぁと
いくつも発見できるくらい、その手の本を探して、読んでみるべきなんですよ。

 そこまでいって、はじめて「勉強」です。

 そして、性の知識は、人に誇ったり、行為を楽しむよりさきに、愛する人と自
分を守るために、活用したいじゃありませんか? むろん、SEXは楽しいもの
なんですから。心底愉しむためにも、正しく知っておきたいものです。

 正しく知って、楽しくやろう! の心意気はベリグーですね。
 
                           編集者:竹沢 輝美

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§5.エクスタシー概論 〜女性編

  (1)オーガズムの把握について



 性行為と女性の快感という問題は、とても人間生活に身近なことがらだったと
思われるんですが、学問的な課題としては、まだ歴史の浅いものですね。

 わたしが知っているのは、1966年の『マスターズ報告』からです。

 アメリカの産婦人科医マスターズ博士が、共同研究者のジョンソン博士と共に
発表したレポートで、女性のオーガズム前後の性的反応を、4つの段階にわけて
説明したものです。

 簡単に要約しますと、だいたい次のようなものでした。

 
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       ≪マスターズレポートに見る性反応の4つの段階≫


 第1段階  『興奮期』  快感が高まるとバルトリン腺や膣壁の分泌液が
              ふえ、外陰部と膣内が潤い、性器は濡れてくる。
              呼吸、鼓動が速まり、乳房は張って乳首が立つ。
              クリトリスは充血して肥大化、小陰唇も厚みを
              まして立ち上がる。
              膣は奥へ広がり、子宮はお腹の方へ起き上がる
              ような動きをみせる。


 第2段階  『平坦期』  呼吸数、脈拍数が増え、快感はより高まる。
              乳房はさらに張って盛り上がる。小陰唇は充血
              して一層厚みと赤みを増す。そしてクリトリス
              は、ふくれた包皮のなかに埋もれる。
              膣は入り口部分が締まり奥の方はより広くなる。


 第3段階  『絶頂期』  性的興奮は最高潮で、オーガズムを感じるとき。
              全身が硬直してケイレンするなど、体全体に変
              化が起きる。膣や子宮は、何度も収縮をくりか
              えす。
              その動きと共に、快感が全身に広がる。


 第4段階  『消退期』  性的興奮は次第にうすれ、快感も消えていく。
              呼吸、脈拍も静まり、全身の変化も次第に平常
              へともどっていく。


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 張り詰めた風船から空気が抜けていくような、押し寄せた津波が徐々に引いて
いくような、オーガズムの収束は、一種の充足感ですが、的確に表現してみろと
言われると口ごもってしまいます。

 SEXの快感、なかでもオーガズムは、メカニズムもその正体も、まだよく分
かっていないのです。非常に個人差の激しいものであり、その上、たんびたんび
に同じということでもないのです。かといって、その違いすら説明のできるもの
ではありません。

 気恥ずかしさもありますが、それよりなにより、理性を超越しちゃってるもの
を、論理でカバーせよというのが無理。できる筈がありませんよ。         

 そこへもって、ポルノ小説やアダルトビデオが、一方的な情報を誇大に煽って
世間に定着させてしまいましたから、女性のオーガズムを男性の射精快感と似た
もの(すなわちヤレば達するもの)と勘違いする男の子が、メチャ増えてしまい
ました。これが困ったものです。

 女の子のからだは、ものすごくデリケートで、こころは、それに輪をかけて繊
細だというのに、上手にリードできる相手が減っているということですよね。

 女の子のほうも、ひとりえっちで相当な快感を知っていたりしますから、過度
な期待をSEXに抱いています。

 この両方の思い込みと勘違いが、初期のSEXライフにいろいろな影を投げか
けているようです。


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 さて、SEXで言えばイった感覚という、いちばん訳のわからないところから
第3部をはじめてしまって、じつはちょっとまずったかナと、なかば後悔の念を
覚えています。でもマア、いきおいで押し切るか。

 主題は、ふたりが身体を重ねて仕合せになれると『確信』を持って貰うこと!

 はしょりすぎて判らない? 読んでほしいのは「カレシとしちゃおうかな」と、
いまSEXデビューを目前にしている子。あるいは、初体験したばっかりで右も
左もまだワカンナイという子。むろん男の子でもいいんですが、性初心者に、こ
れからの人生でプラスになる性愛のかたちを、若いうちから考えていってほしい
ということなんです。

 現代の日本で、もっとも失われたのが『伝承』ということでしょう。大人から
次の世代へ、伝わるものが定型をもったとき、これを<文化>といいます。

 おおきな声では言えませんが、これは女の役目だと、わたしは考えています。
伝えるべきものを、創りだしたり高めるのが男の仕事で、それを守り伝えるのが
女の役目。時代錯誤とか、責めないでくださいね。基本的な資質の違いだと思う
んです。

 とりあえず、難しい理屈はぬきにして、女の子(男の子)の、正しい初体験を
サポートする講座くらいに考えてもらえれば、進めていき易いと思う。

 はじまったばかりです。長い目で、ご愛読ください。

           
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              フロクのコラム

             ≪避妊の基礎雑学≫

     妊娠は、SEXの結果ですけれども、母となる固体に対して
     考えられないほどの「投資」を強いることになります。実に
     8ヶ月余の長期にわたって胎内での子育てを課し、出産に際
     しては生命を賭けて臨む事を要求します。生んだこどもを放
     棄することは(ふつう)できません。そのため未成熟な女子
     が妊娠すると、中絶ウンヌンの話にもなるのです。出産を望
     まない場合、SEXに避妊の実践は不可欠な事柄なのです。

                 *

 【ピル解禁】

 避妊の方法は、相当数あるのですが、未婚者が容易に行える避妊法となると、
ある程度かぎられてきます。なかでも避妊効果の高いピルの話題から。ピルは、
毎日服用するという使用法さえ守れば、ほぼ100%の避妊成功率です。

 中・高用量ピルは、以前から月経異常の治療薬として認可されていたのですが、
お医者さまの裁量で時々避妊用として代用されることもありました。低用量ピル
(経口避妊薬)は、日本では1999年に認可されました。

 ピルの原理は、妊娠中は新たに妊娠することがない、ということを利用して、
「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」を主成分とする錠剤を服用。子宮内に擬似
妊娠状態を演出して排卵をストップさせるというものです。排卵(成熟した卵子
の形成)がないから、いくら精子が注がれても妊娠はしない、という次第。

 ピルの、避妊以外のメリットも興味深いものです。ピルを常用することにより、
生理のリズムを一定に整えることができます。生理不順、月経痛、月経過多など
月経障害の症状を軽減できるのです。また一部の婦人病予防に効果があるとか。
データとして、子宮体ガン、卵巣ガンの発生率が減るなど。
 
 理由として考えられるのは、ピルが女性ホルモンの量を安定させるため、体が
健康な状態になるということですが、更年期障害や骨粗鬆症、肌荒れの軽減にま
で効果があると言われると、半信半疑ながら、確かな報告が心待ちされます。


 さて、ピルの使用にはいくつか条件があるので、記しておきましょう。


 1.婦人科で自費診療の検査が必要。病気ではないので保健証は使えません。

 2.1日20本以上の、ヘビースモーカーは服用できない。

 3.肝機能障害、高血圧、心臓疾患、血栓症など、循環系に異常があるひとは
   服用できない。

 4.ガンの疑いがあるひとは服用できない。

 5.妊娠中、または母乳育児中のひとは服用できない。


    * かならずしも、ということではないようで、医師との相談ですね。
      そして、まだかなり高価です。社会人になった人はいいとしても、
      中高校生だと、いろいろとハードルがあるようです。


 なお、黄体ホルモンは若干体温を上昇させます。そのため、飲み始めに身体の
ダルさを訴えるひともあるようです。また、擬似とはいえ妊娠状態なので、軽い
つわりを覚えることも。殆どの場合、症状は一時的なもので、やがて慣れてくる
ようですが。…

 ピルには、もう1種類、事後経口避妊薬があります。

 俗にモーニングアフターピルと呼ばれるもので、SEX後72時間以内に服用
すれば70%の成功率があるという避妊薬です。こちらは、卵子が受精したとし
ても、子宮に着床するのを妨げる。……超早期の中絶ですね。
 
 
 
 避妊も、ときによっては中絶も、意味なしとは思いませんが、その陰には大切
なことがひそんでいるようです。

 人間の都合で命を弄ぶことに畏(おそ)れを抱いていますか? ということ。

 おろせばいい、避妊すればダイジョブと、性の存在をセックスの行為オンリー
でしか捉えることができない状況を、わたしはSEXに対する無知と呼んでます。

 エラソーなことを言って恐縮ですが、そこんところの精神の奥行きが足らない
ことが、今日の大きな問題点だと、いつも思うんです。
 
                       (取材協力:安見 国輝)

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マガジン名      女の子のための性知識  
           □大人が教えてくれないSEXへのアプローチ□

週刊予定       毎週水曜日配信・若干のズレはご容赦ください。      
編集者            竹沢 輝美(たけざわ てるみ)
発行人            安見 国輝(やすみ くにあき) 

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