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女の子のための性知識
□ 大人が教えてくれないSEXへのアプローチ □
2002.1.25 Vol.013
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性の情報が多くなりすぎるとどんな困ったことが起きますか?
その1.彼氏(彼女)がいないのは自分だけかも。…
その2.処女は重荷(童貞は恥)。
その3.SEXは気持ちがイイ。
その4.SEXは、したって減るものじゃない。
その5.だから、お金もらったって悪いことじゃない。
その6.悪いってんなら何が悪いのか説明してみなよ!
極端な例だし、こんなこと言ってる子ばっかりじゃないから、論じるまでも
ないけど、まあ、知恵のある人の言葉ではないわね。
ただ、こうした毒のある台詞(セリフ)が普通の子の口から出ることがある、
というのが情報過多の困ったところです。どこで覚えるのか、生活実感もない
うちから、若い子が自分の頭で考え出せる言葉じゃないですもの。
誓ってもいいです。こうした言い回しを、子どもたちの現状だとして世間に
最初に広めたのは、三流誌の捏造記事だったに違いないんです。下種の好奇心
を満足させて売り上げをのばしたいばかりに、SEXを特集する雑誌のなんて
多いこと。ねえ!!
犠牲になったのは、誰? 世の中から失われたものは、何?
知恵ある人は真剣に考えなければいけない問題だと思います。
*
先々週のことですが、内閣の発行しているメルマガに、「教育改革への意見」
を募集しているとあったので、お正月発行の皆さんの声特集号と前編のレポート
を遠山文部大臣宛に送ってしまいました。
お断りもせずにゴメンナサイ。
趣旨は当然、「性教育を真剣に議論してください」というものでありました。
して、その反応は? といえば、予想どおり(!)届いた旨の連絡もなしです。
ですから、大臣がご覧になったかどうかも不明です。
これはやっぱり無視かなぁ。(笑)
編集者:竹沢 輝美
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§3.妊娠
(3) DNA(遺伝子)とホルモンの支配
≪お硬いスタート≫
前回、DNAは生活習慣を支配します、という表現をしていますが、もう少し
つっこんで言うなら、遺伝子情報の総合フォルダにあたるDNAが支配する範囲
とは、どこどこ何々と限定できるものではなく、もっとトータルです。
コンピュータにたとえて言うと、機種が人体、OSがDNAにあたりますか。
(そうするとRNAはプログラムの設計図みたいなものと考えればいいかな。)
いろいろな機能を凝縮した各ファイルが、きちんと配列されてフォルダに収め
られ、最終的に C:\ドライブという細胞の核に収納されている。…
そして人の構造は、コンピュータより俄然複雑ですけれど、理解の仕方はマア
こんなものでしょ。つまり、ここでいう「生活習慣」とは、Windows でいえば、
メールは Outlook Express でやりとりします、インターネットは Internet Ex
-plorer を起動します、といった「しばり」を意味しています。
DNAの「しばり」は、女が女であること、男が男であることに始まり、歩き
出すときは無意識に左足からといったクセの範囲にまで、実に広範囲に渡ってい
るのです。
遺伝子の情報には、当人だけでなく、両親、祖父母、曽祖父母…永遠に連なる
先祖のたどった足跡の記録すべてが書き込まれているといいます。形質として、
表に現われるものは、そのインストールされた情報の、ほんの一部なのです。
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あなたが、カッコイイ男を見て、一目惚れしたとしましょうか。
ところが、お友達のA子さんには、どう見ても彼がそんなにあなたを夢中にさ
せる理由がわからない。こんな経験ありません?
前回の稿で「快不快のフィルター」のことをお話しました。
その判断の基準は、当人の個人的に有する好き嫌いの感情によるんだ、という
説明をしたと思いますが、この『個人的』な基準の中心にDNAがデンと居座っ
ているというわけです。
* * *
≪前号から抜粋≫
相手の姿かたち、しぐさ、声、髪型まで、ありとあらゆるファクタ全てが快不快
のフィルターを通され、フルイにかけられます。
ウソではありません。大脳にある扁桃核(へんとうかく)という所が、五感から
送られてくる情報を「快と不快」に分類するのです。その基準は、個人の遺伝的に
備わっている“好み”によるんだそうです。
さあ、そして無事にフィルターを通過して、快感中枢を刺激する情報が多いほど
「ああ…この人、好きやわ〜!」ということになる訳ですね。それに恋愛ホルモン
がからむと、狂おしいほどの恋愛感情、激情となりまして、ワケワカンナイことま
で平気でやらかすことになるのです。
* * *
それは先祖伝来の「好き、嫌い」というより遥かに重たい、自分のDNAをよ
り完成に近づける遺伝子に対して、ビビっと反応する本能みたいなものと言ったら
かなり近いかなと。
ときには全然好みじゃないと、頭では分かっている相手に何故かメチャメチャ
引かれたり、コントロールできない激情に悩まされたり、しませんか?
ワケワカンナイとはそういうことです。自身の体験なんて越えちゃうんです。
『恋愛ホルモン』の刺激はもちろんですが、DNAの『自分補完計画』もまた、
あなたを操ってる存在だからなんですね。
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ヒトという生物は、地上に敵が殆どいなくなりました。
戦うべき相手は、つねに同じ種である人間同士なんです。
これは、自然界に生きるものなら、大部分が行なっている事ですが『遺伝子の
生き残り競争』はヒトの体にも様々な痕跡を残しました。
男性生殖器のペニスの形状をご存知ですね。あの、先っぽのほうがキノコの傘
が開いたような、段つきのクサビ型をしているのはなーぜか?
もちろんヒトばかりではありませんよ。類人猿も、肉食獣も、草食類も、クジ
ラの仲間も、哺乳類はあらかたこんな形をしているはずです。
お相手と身体を重ねたとき、ひっかかりがあったほうが気持ちイイため?
元気を誇示して、女性を獲得するための見栄飾り?
さまざまなその真意を想像することが出来ますが、誰もがガッテン出来そうな
「形の意味」は、先に入った精子を少しでも外に掻き出すためだと言われていま
す。ほら、性の交わりっていくらか時間がかかりますよね。何回か押して引いて
の動きも要求されます。
その動きで、直前に注入された精液を排除して、自分の遺伝子が生き残る可能
性を高めるための、あの形だというのです。
現代人は、社会の手厚い保護下で生活しているため、自分が1個の生命体また
は動物であることを忘れていることができます。でも、隠された底の方にはサバ
イバルの痕跡を、あの形だけでなく沢山もっています。
女の子の側では、相手を選別し、より有利な相手をパートナーにしようという
本能がある。男の子は、隙あらばライバルを蹴落としてでも先に進もうとする。
ただひとつの卵子に、先着しようと争って群れをなしている精子たちの画像は
人間の成り立ちというものを考えるのに、最もふさわしい原風景なんだろうなと
この頃になって思います。
(取材協力:安見 国輝)
ちょっと遠回りをしましたが、このセクションは今回でおわります。
次回から、性感染症(STD)とその予防についてのお話です。
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マガジン名 女の子のための性知識
□大人が教えてくれないSEXへのアプローチ□
週刊予定 毎週水曜日配信・若干のズレはご容赦ください。
編集者 竹沢 輝美(たけざわ てるみ)
発行人 安見 国輝(やすみ くにあき)
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