Linux Diary

2台目のマシンのLinux日記 No.2(Slackware3.0)




  • Linux 日記 No.1

  • いま見ているのはLinux 日記No.2 です。
  • Linux 日記 No.3 (Slackware3.1)

  • Linux 日記 No.4
  • Linux 日記 No.5
  • Linux 日記 No.6

  • JF に登録されている HOWTO の翻訳(by Chie Nakatani)リスト






    Contents

  • マシンの環境
  • メールの設定補足
  • 素敵なLAN LAN
  • X window の遠隔操作
  • kermit+stk のちょっとしたメモ
  • dserver(辞書サーバーとclients)



    マシン構成
    PC-UNIX Highgrade System
    M/B FreeComputer 586F62 512KB P.B.Cache TritinII搭載
    Case SongCheer HTS-322   ミドルタワーケース
    CPU Intel Pentium 166MHz CPU FAN付き
    Memory 32MB (16MB 60ns NP x2)
    VGA Matrox MGA-Millennium 2MB WRAM
    Accelerated-X Ver.1.3
    Display SAMSUNG 17GLsi
    HDD Quantum FB-1280S 1.2GB SCSI
    HDD IBM DORS-32160 2GB SCSI
    CD-ROM PLEXTOR PX-83CS
    SCSI I/F Buslogic KT-946C
    3.5"FDD TEAC FD-235HG
    K/B US 101
    Mouse Logitech MouseMan 3 button
    Creative Sound BLASTER 16 not PnP OEM
    ISA NIC NextCom NCA5510

    * HDD のパーティション
    1つ目の HDD
    /dev/sda1 win95(500M)
    /dev/sda2 linux,win95 共有区画
    ここはdosフォーマットの予定で D ドライブ(600Mほど)
    たぶん Linux バックアップ用隠しドライブになるでしょう。

    /dev/sdb1 swap 32M
    /dev/sdb2 linux native 約800MB /
    /dev/sdb3 linux native 約1GM /home

    /dev/sdb2 を swap32M 残りを Linux native にして / ,/home に分けて、 Slackware3.0 を入れました。
    起動は win95 との関係があるので、とりあえず フロッピに LILO を入れて、 フロッピから起動出来るようにしました。simple 起動ディスクと2種用意。 これは悪くないです。一応ファミリーコンピュータだと言って買ったので(笑) メインスイッチを入れたら、win95 が立ち上がるようにしておかないと、怒ら れそうだから。

    1つ目の HDD は2つの区画とも
    /dev/sda1 /win95
    /dev/sda2 /dos
    としてlinux から利用出来るようにしておきました。


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    *slackware3.0 インストールしました。
    ただいま調整中。



    Slackware3.0 のインストール

    インストールそのものはだいたい40分ほどあれば、slackware を インストールし、JE を入れることができる。あまりに迅速にでき るものですから、インストールパッケージの選択その他に悩み出し て、数回再インストールを繰り返してしまった。
    VGA Matrox MGA-Millennium 2MB WRAM
    Accelerated-X Ver.1.3
    このような組合せにしたので、X の立ち上げもまたたく間に出来て しまう。インストールをはじめて、X が立ち上がるまで約1時間も あればという程度でした。
    とりえあえず使えるように日本語環境を整え、次にやったことはと もあれ PAP 接続を可能にすること。「通信」ができれば環境整備は 早い。コマンドラインからのftp でnetscape をロード。


    PAP で接続
    これは特に苦労なし。前回の設定にしたがって必要ファイルを点検。 ファイルの置き場所が少々違っていたので、その部分のみ書き換え たら、kyoto-inet.or.jp にはすぐ接続した。


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    sendmail & popclient メールについて
    メール受け取りに関するトラブル
    メールの発信は出来るけれど、メールの受け取りがなぜかうまくい かない。sendmailを随分いじったのですが、どうやらエラーは sendmail ではなくて、popclient の方だった。
    メールの受信をすると、pop に読みにいって、受け取っているのだ けれど、私のマシンのなかでゆくえ不明になってしまう。
    マシン内ではローカル同士だと以下のような表示が出て、 配送も問題なし。
    You have new mail in /var/spool/mail/jeanne ところが、メールサーバーから受け取ったメールがゆくえ不明になってしまう。
    twics のメールサーバーへ自分宛にメールを出し受け取り実験をしてみた。 bash$ ip-up
    UCB Pop server (version 1.831beta-IMAG-09-94) at beehive starting.
    1 messages in folder
    user = jeanne, homedir = /home/jeanne ●
    reading message 1.
    Sendmail arguments: "send-mail" "-i" "jeanne"●
    bash$ ppp-off

    メール受信時にこのようなエラーが出ているので、要するに、受け取った メールをいれるボックスがちゃんと指定されてないのでは?と考えた。
    popのman をみたら、
    -c -o というオプションがあるので、
    -o ~/jeanne
    というのを pop の受け取り記述に加えたら、Sendmail argumentsがなくなり、

    bash$ ip-up
    UCB Pop server (version 1.831beta-IMAG-09-94) at beehive starting.
    1 messages in folder
    reading message 1.
    bash$ ppp-off

    メールは ~/jeanne というファイルのなかに取り込まれていた。
    この jeanne というファイルは /var/spool/mail/jeanne というファイルと
    同じ種類のものだとわかったので、

    受け取ったメールは
    /var/spool/mail/jeanne
    ここに入るように pop のオプションくわえ、

    36 08/21 Chie Nakatani test <>
    37 08/21 Chie Nakatani test <>

    36 は cc でのメール
    37 は 外から受け取って配送されたメール
    ということで、メールがゆくえ不明になる件は解決。

    これからの予定
    LAN の設定、外から自分のマシンにppp接続をすること等を含め、今度のマシンではネットワークを中心に楽しみたいと思います。それぞれの設定にはまた苦労もあるかもしれませんが、挑戦!




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    素敵な LAN LAN

    素敵なLAN LAN
     jeanneという名前のパソコンとchieと名前をつけたパソコンをLANカードでつなぎました。ドメイン名はいずれもminerva.com。ドメイン名に使っている”minerva”というのは,「ミネルバのふくろう」のミネルバからとりました。なぜ?ふくろうは知恵「ちえ」の女神ミネルバのシンボルですから。
    (1)jeanneマシンはvintage 486,66M,現在slackware2.1が入っています。こちらはもうちょっと古くなりましたが、設定その他の件は十分利用できますので、
    Linux 日記 No.1をぜひどうぞ
    (2)chie マシンはIntel Pentium 166MHz,現在,slackware3.0,kernel 1.2.13がインストールされています。
     この2台のパソコンをISA NIC NextCom NCA5510で,10Base2で接続しました。kernelのmake configで「その他のISA」を選択します。jeanne IRQ12 I/Oアドレス280,chie IRQ15 I/Oアドレス280で設定しました。

    chie.minerva.com
    Oct 26 15:49:18 chie kernel: eth0: NE2000 found at 0x280, using IRQ 15.

    jeanne.minerva.com
    Sep 7 15:15:07 jeanne kernel: eth0: NE2000 found at 0x280, using IRQ 12.

    以上,ハード面の設定でした。次に/sbin/netconfigを起動し,ネットワークの設定をします。

    (1)jeanneマシン
    ホスト名:jeanne
    ドメイン名:minerva.com
    IPアドレス:192.168.10.1
    gateway 202.245.160.10
    netmask 255.255.255.0

    (2)chieマシン
    ホスト名:chie
    ドメイン名:minerva.com
    IPアドレス:192.168.10.2
    gateway 202.245.160.10
    netmask 255.255.255.0

    いずれもnameserverの書き換えは手動で行いました。この結果は/etc/rc.d/rc.inet1のファイルに書き込まれるので確認します。

    /etc/hosts(jeanne)
    -------------------
    # For loopbacking.
    127.0.0.1 localhost
    192.168.10.1 jeanne.minerva.com jeanne
    192.168.10.2 chie.minerva.com chie
    # End of hosts.
    -------------------

    /etc/resolv.conf
    -------------------
    domain kyoto-inet.or.jp
    domain twics.co.jp
    nameserver 202.245.160.10
    nameserver 192.135.222.3
    -------------------

     もう1台のマシンについてもホスト名,ドメイン名ほかに注意して同様に設定します。注意点はgatewayアドレスです。2台を接続するだけなら,gatewayアドレスはどちらかのマシンのIPアドレスを書けばいいのですが,正式のネットワークにも接続したいわけですから,gatewayアドレスは外のネットワークに通じているアドレスになります。以上の設定後,2台のマシンが接続され,PPP接続ができることを確認しました。

    jeanne:~$ netstat -nr
    Kernel routing table
    Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface
    202.245.160.151 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0
    192.168.10.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 8488 eth0
    127.0.0.0 0.0.0.0 255.0.0.0 U 0 0 274 lo
    0.0.0.0 202.245.160.151 0.0.0.0 UG 0 0 1 ppp0

    jeanne:~$ ping www.kyoto-inet.or.jp
    PING asky.kyoto-inet.or.jp (202.245.160.129): 56 data bytes
    64 bytesfrom 202.245.160.129: icmp_seq=0 ttl=253 time=247.5 ms
    64 bytesfrom 202.245.160.129: icmp_seq=1 ttl=253 time=190.2 ms
    64 bytesfrom 202.245.160.129: icmp_seq=2 ttl=253 time=210.3 ms

    ---asky.kyoto-inet.or.jp ping statistics ---
    3 packets transmitted, 3 packets received, 0% packet loss
    round-trip min/avg/max =190.2/216.0/247.5 ms

    jeanne マシンへのtelnet
    bash$ telnet jeanne
    Trying 192.168.10.1...
    Connected to jeanne.minerva.com.
    Escape character is '^]'.

    Linux 1.2.13 (jeanne.minerva.com) (ttyp1)

    jeanne login: jeanne
    Password:




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    X window の遠隔操作

    X windowの遠隔操作

     「おうち」Lan Lanのお楽しみは,まずはftpでファイルのgetやsend 。コピー感覚で2台のマシンのHDDにある様々なファイルを操作できることです。これは相当に感激ものでしたが,さらに感激できるのはXwindowの遠隔操作です。1つのマシンのディスプレイでもう1つのマシンにあるアプリケーションを実行します。こちらのマシンの画面上にあちらのマシンにある時計を出すという程度のことならすぐできますし,midファイルの演奏もコマンドラインからの操作なので,telnetでログインしてこのようなアプリケーションを実行するのは特に問題ありません。遠隔操作でX windowを使うのは, いつものようにわかってしまえば簡単なのですが,これはやはりFAQの部類でもあったようです。
    参考文献
    『UNIX 入門』小山裕司 ほか各氏著 P.313「X ウインドウの遠隔利用」
    また,”The Linux Software Review*2”の”Howto accept X-Windows connections from another machine”からの抜粋も次に挙げます。

    Add the following (or type while X is running) to .xinitrc:
    xhost +[hostname.to.add]
    where hostname.to.add has to be replaced with the remote computers name.

    Now programs run on the remote machine can send their screen to the local
    machine with the following directive:
    remote_x_program -display local.host.name:0

    以上を参考に手順は次の通りです。

    bash$ xhost + jeanne.minerva.com(1)
    jeanne.minerva.com being added to access control list
    bash$ telnet jeanne(3)
    Trying 192.168.10.1...
    Connected to jeanne.minerva.com.
    Escape character is '^]'.

    Linux 1.2.13 (jeanne.minerva.com) (ttyp1)

    jeanne login: jeanne
    Password: *******

    Last login: Sat Oct 26 16:23:39 from chie.minerva.com
    Linux 1.2.13. (POSIX).

    jeanne:~$ mule -display chie.minerva.com:0(4)

    (1) まず(chie マシン上で)xhostで別のマシン(jeanne)のX windowが使えるように許可を出します。
    (2)jeanne.minerva.com being added to access control list
    (3)この状態でtelnetで別のマシンにログインし,
    (4)たとえばmuleを起動します。
    jeanne:~$ mule -display jeanne.mineva.com:0 &

    こうして,1つのマシンのディスプレイで2種類のmuleを使うことができます。何よりもメールが分散するのがめんどうだったので,ともあれ1つのディスプレイ上でメールを読むことができれば,どちらのマシンでメールを受け取っても読み出しは1つのディスプレイでできるので,まずその環境が必要でした。
     2台のマシンをLANさせたら楽しみと使いごたえは「2倍」になるのだろうかと思っていたのですが,どうやら2倍どころか,「256倍」は楽しめそう。



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    kermit+stk についてのちょっとしたメモ
    kermit+stk が slackware3.0 で動きませんでした。
    .emacs ファイルのなかに次の1行を書き加えた時、
    (load-library "stk")
    書く位置によって、stk をロードしてくれない。
    ロードしてくれても、kermit を起動して通信しようとすると、エラー音の連続で愛用のkermit が動いてくれない。
    これは結果的に、
    stk.el の中、
    (defvar stk-decorate t)

    (defvar stk-decorate nil)
    に書き換えることで解決。
    この部分を変更した stk.el を byte-compile-file で、stk.elc を作成。
    /usr/local/lib/mule/site-lisp に置いた。
    Thank you for Koyama-san.

    ついでに忘れないように、.mh_profile の記述もいれておきます。
    --------------------------
    Path: Mail
    repl: -filter replyfilter
    Draft-folder: drafts
    Editor: mule
    whom: -hencode
    send: -hencode
    repl: -filter replyproc
       showproc: less
            display-coding: japanese
    process-coding: ja_JP.jis
    file-coding: ja_JP.jis
    --------------------------




    dserver の設定

    リーダース英和辞典 EBXA を購入したのですが、DIC だと読みだし検索がうまくいかないので、dserver2.2betapl2 を手にいれました。 ただいま設定中。続きは日記3へどうぞ。



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    My Challenge Note for LinuxLinux 私のチャレンジノートPAP接続の設定等に関するチャレンジノートへもどうぞ。

    Linux HOWTO の翻訳


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