トップページ>これまでの経過>6・20 「東京総行動」に会長・副会長が参加、フジテレビ前で闘う
これまでの経過


6・20 「東京総行動」に会長・副会長3名が参加
フジテレビ前で会社側の妨害はねのけ闘う

 6月20日、東京首部近辺において、東京の労働組合・争議団などの反リストラ共同行動として取り組まれた「6・20東京総行動」(主催:全都反合共闘会議)のうち、お台場近辺で行われた3つの行動に「友の会」会長小林義也、副会長平野悠米沢泉美の3名が参加し、特にフジテレビ前においてはマイクアピールなどを行いました。

フジテレビ前にて闘争開始 14時40分、多くの争議団・労働組合の共同行動として取り組まれた「東京総行動」は、午後の行動を3班に分け、それらのうちの1班が宣伝カーと貸切バスでお台場での行動を繰り広げます。
 特に、フジテレビ前においては、子会社である産経新聞より委員長が解雇され、またそれを報じるWebサイトに不当な閉鎖要求をつきつけられた反リストラ産経労を中心とした行動・情宣が行われるということで、これを中心とした3行動にのみ、小林・平野・米沢が参加してきました。



うちらの旗だけ浮いてるなぁ^^;; 右の画像でわかるとおり、多くの人が参加していますが、労組だけあって赤い旗が多い中、わが「友の会」は黒い旗である意味目立ちまくってました^^;;



フジ本社前で断乎とした情宣を展開・右にはガードマンの大群 そびえたつフジテレビ本屋に向けて、参加者は様々なアピールをぶつけていきます。

 左の画像の右下をご覧いただけばおわかりいただけますが、この日は私たちの5・20デモとは異なり、フジのガードマンが広場前に張りついています。
 この時点で平野おじさんは「何だよおい、俺たちなめられまくってたんだな!」とちょっとがっかり気味…
 でも、実情は必ずしもそうではないことが、この後判明します。



マイクアピールを行う小林会長  そうこうしているうちに、なぜか私たちに発言の機会が回ってきました。
 自分たちや家族たちのいのち、生活を賭けて長年争議で苦闘するみなさんの前で、たかだか「ウソを謝れ」的な発言を私たちがしてよいのか、という疑問は、「友の会」内部でもしばしば議論になってきたところですが、せっかく与えられた機会でもあります。
 小林会長は事実経緯を概括し、私たちの運動がフジテレビからのふざけた返答をもって盛り上がったことを紹介しつつ、これがマスコミのあり方をめぐる取り組みでもあることを明朗に訴えました。

 平野おじさんも黒旗を振ってアピールをサポートします。

シュプレヒコールを叩きつける フジ本屋前での情宣は、反リストラ産経労の松沢委員長のユーモア溢れるアピール、フジ側に対しての抗議書手渡し、シュプレヒコールをもって終了です。



水上署・フジテレビの連携プレイ  さて、この行動においては、5・20デモの時と同じく、フジテレビ総務部や私服警官が、まるで無害な私たちに対して怪しい挙動を示していました。

 右画像は、水上署の私服警官と、今回の行動を執拗にビデオカメラで撮影しつづけていたフジテレビ社員が情報交換を為しているシーンです。

 この社員によるビデオ撮影は、カメラの向け方から明らかに、その半分以上の割合で、反リストラ産経労に対してではなく、私たち「友の会」スタッフに対するものでした。
 私たちはただちにこの社員が私たちを撮影している様をデジカメで撮影しようとしますが、この社員はデジカメから右往左往して逃げ回り、いったんはフジ正面受付内に逃げ込んだりもしていました。(註:公務執行中の公務員には肖像権がありません)


5・20で抗議書を受け取った古川(元公安警察)
5・20で抗議書を受け取った警備部長

 そして、この場面を見つけ、飛んできたのが、まさに5・20デモにて私たちを恫喝したり哀願したりしつつ、最終的には私たちの抗議書を受け取ったフジテレビの警備部長です。

 警備部長は、デジカメを持つ米沢に対し、なんと!

「おい、いずみ!何やってるんだ!おまえいずみだろう!」
「フジの社員にも肖像権はあるんだ!撮影を止めろ!」

 イヤハヤ、これにはマジメにビックリしました。
 誰でもすぐに、実名が「米澤泉美」であることなど調べられる副会長米沢に対し、実名ではなくネット上のハンドル「いずみ」で恫喝をかけるというのは聞いたことがありません。
 これぞまさに、IT時代の新恫喝とでも言うべきでしょうか。(笑)

階上からの撮影を試みるフジテレビ いずれにせよ、警備部長は、自らがビデオ撮影を行っていながらそれを完全に棚に上げ、一方的に「肖像権」を振りかざし、しかもその内実たるやまったく法律・法務のイロハも理解していない無内容ぶりをさらけ出したわけですが、それ以上に私たちが注目すべきは、ここまで執拗に私たちをマークするフジテレビの動向です。

 私たちの断乎たる対抗手段(ってただ単にデジカメで撮影してただけなのですが…(笑))に対し、フジテレビは展望台に向かう階段の途中(5階相当)から執拗に撮影をし続けていました(右画像)。

 この行動の、私たちにとっての成果の1つは、フジ側が、デモまでは私たちと内容証明の応酬をしていたにも関わらず、デモ後はピタリとその動きを止めた、ということのカラクリの一端が図らずも暴露されたことです。

 フジテレビは明らかに、私たちに何らかの警戒心を抱いています。
 私たちは、「ウソに対して謝罪してほしい」という、アタリマエのことを言っているだけなのに、です。

 ここに私たちは、現代日本のマスメディアの1つの姿を見るわけです。
 明らかに自分たちの誤報・デマ報道なのに、それを誤ることができずに抗議者にいたずらに敵対する。そしてそんなものはそのうちつぶせるだろうとタカをくくる。

 やはり、私たちはこの闘争をがんばるっきゃないのです。
 6・28株主総会闘争、ぜひがんばりたいですね。

日商岩井本社ビルに突っ込もうとして阻止される平野おじさん(笑) この後行動は、フジテレビの隣のビルに入る日商岩井への抗議、またさらにその隣のビルに入る昭和シェル石油への抗議へと進みました。私たちは、「お台場争議銀座」と呼ばれるこの3つの行動に参加し終えた後、行動団と分かれ、帰途につきました。
 …しかしそれにしても、フジ本屋前での執拗な諜報活動で“スイッチが入った”せいか、平野おじさん、日商岩井ビルに勝手に突っ込もうとしてガードマンに止められてたのはご愛嬌ですね。^^;;

 

(文責・いずみ)

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