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November 22, 2004

博士の愛した数式

この本を読むまでマイナス1に平方根があることなんてすっかり忘れていた。わたしは数学が大嫌いなので、拒否反応が出たらどうしよう、と思っていたんだけど、そんな心配は要らなかった。丁寧に数字と向き合っている博士と、感じの良い家政婦さんと、その息子の賢いルートのおかげで苦手な数字の話も興味深く感じたりした。本屋大賞を受賞したというこの作品、なんとなく手にしていなかったが（受賞作や話題作はレジの人に対して意識しすぎてしまう、それに自分でもなんとなく許せなくて買うまでにすごく気力が要る）、読んで良かった。練られていて、よく出来た話だと思う。

November 22, 2004 04:25 PM

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