この文書は現在ほとんどメンテナンスされていません。そのため情報が古く なっている部分が非常に多いのですが、まだ参照される事もあるらしいので 一応残してあります。

World Wide Web Frequently Asked Questions

この文書は Sunsite の World Wide Web (URL http://sunsite.unc.edu/boutell/faq/www_faq.html ) にあります。

訳注:日本語版は http://www.nurs.or.jp/~asada/FAQ/WWW/www_faq_jp.html です。

もし "URL" という単語をよく知らないのでしたら、読んで覚えて下さい。

Last update: 11/4/94 (日本語版 11/23/94)

目次

1: FAQ に最近加えられた変更点

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2: この文書に関する情報

これは World Wide Web プロジェクトの概念、ソフト、アクセス方法を記した 紹介です。Internet の操作法については多少の知識を持っているが、特に WWW についてもっと知りたいという人を対象としています。まだこのレベルに達して いないと思う場合は Ed Krol の "The Whole Internet" や "EFF's Guide to the Internet" のような Internet の入門書を読んでみて下さい。この文章は ftp.eff.org のディレクトリ pub/Net_info/EFF_Net_Guide から匿名 ftp で入手できます。

この案内文は、ニュースグループ news.answers, comp.infosystems.www.users, comp.infosystems.www.providers, comp.infosystems.www.misc, comp.infosystems.gopher, comp.infosystems.wais および alt.hypertext に4日おきに投稿されます (あなたのサイトに届くまでには1〜2日かかる事をご了承下さい)。 最新版は常に http://sunsite.unc.edu/boutell/faq/www_faq.html および、日本のミラー サイト (URL は http://www.glocom.ac.jp/mirror/sunsite.unc.edu/boutell/faq/www_faq.html ) として web から利用できます (この単語の意味は「URL て何?」 を参照して下さい)。もしこの文書を自動的にミラーするミラーサイト を実行している場合は、ミラーの一覧に URL を含めて下さい。Sunsite と Glocom に感謝します。

訳注:日本語版は fj.archives.answers, fj.net.infosystems.www に不定期に 投稿されます。HTML 版は http://www.nurs.or.jp/~asada/FAQ/WWW/www_faq_jp.html にあります。
この文書の投稿された最新版は news.answers のアーカイブ、 rtfm.mit.edu /pub/usenet/news.answers/www/faq に保存されています。FTP に関する情報は、 私に尋くかわりに、電子メールの本体 (subject でなく) に
   send usenet/news.answers/finding-sources
と書いて、mail-server@rtfm.mit.edu 宛に送って下さい。

訳注:日本語版は file://ftp.ipc.chiba-u.ac.jp/pub.asada/faq/www/faq にあります。
もし HTML 版が欲しいが防火壁の後ろにいる場合、 CERN's WWW email server からアクセスできます。以下の一行を本文に書いた (subject は空白のまま) 電子メールを listproc@www.cern.ch 宛に送って下さい:

source http://sunsite.unc.edu/boutell/faq/www_faq.html

訳注:日本語版は以下のようにすれば良いでしょう。

source http://www.nurs.or.jp/~asada/FAQ/WWW/www_faq_jp.html

この文書は Thomas Boutell が管理 しています。これに関する反応は、電子メールで boutell@netcom.com 宛 に送って下さい。

訳注:日本語版は asada@nurs.or.jp まで
どの場合においても、この文書は遅れていると考えて下さい。最終的な情報は web 上にあり、このような静的なものはもっとも信用できるものとはいえない でしょう。投稿版はオンライン版から自動生成されたものなので、フォーマット の不備は大目に見て下さい。

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3: 初歩的な質問

3.1: WWW, hypertext, hypermedia て何?

WWW は "World Wide Web" の略です。WWW プロジェクトは CERN (European Laboratory for Particle Physics) によって提唱され、分散ハイパーメディアシステムを構築することを 目標としています。

ハイパーテキストの有利な点は、文書の中で述べられているある項目について もっと情報が欲しいと思った場合、通常その上で「クリックする」だけで、詳 しい情報が得られるという事です。ある文書は、全く別の著者による別の文書 に「リンク」することができ、実際しばしばそうなっています。これは脚注に 似ていますが、関連した文書をすぐに参照することができるのです。

web にアクセスするには、ブラウザの プログラムを実行します。ブラウザは文書を読んだり、また他のところから文書を 持ってくることができます。情報提供者は、ブラウザが文書を得ることができる よう ハイパーメディア・サーバを準備します。

ブサウザはさらに、ファイルを FTPNNTP (the Internet news protocol), gopher, その他 の方法でアクセスすることもできます。これらの上で、もしサーバが検索機能 を持っている場合、ブラウザは文書やデータベースの検索も行なえるようになって いるでしょう。

ブラウザの表示する文書はハイパーテキストです。ハイパーテキストとは、他の テキストへのポインタを持つテキストです。ブラウザは、ポインタを透過的に扱 うことができるようになっていて、ポインタを選択すれば指し示すテキストを見 せてくれます。

ハイパーメディアはハイパーテキストの上位概念にあたるもので、他のメディア へのポインタを持つ様々なメディアです。これは、ブラウザがテキストファイル を表示するだけでなく、画像・音声・動画なども表示・再生することを意味して います。

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3.2: URL て何?

URL は "Uniform Resource Locator" の略です。これはファイルやニュース グループなどの、特定の インターネット資源を指定するための標準記法です。

URL はこのようなものです:(URL の file: と ftp: は同じものです)

URL のコロンの前までの最初の部分は、アクセス方法を指定します。コロン 以下の部分はアクセス方法によって解釈されます。一般的にはコロンに続く 2つのスラッシュはマシン名を指定します (machine:port も有効です)。

「この URL を参照」と言われた場合、次にどうするかはブラウザによるので、 あなたの使っているブラウザのヘルプを参照して下さい。まず telnet を通して すぐ使うことができる CERN のラインモード・ブラウザの場合、URL を見る命令 は "GO URL" (もちろん URL のかわりに望みのものを書く) です。Lynx の場合は、 最初のページにある "GO" というリンクを選ぶだけです。グラフィカル・ブラウザ では、通常メニューの中に "Open URL" という選択肢があるでしょう。

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3.3: SGML, HTML て何?

World Wide Web 上の文書は HTML (Hypertext Markup Language) と呼ばれる 簡単な「マークアップ言語」で書かれています。web 上で使われる HTML 文書 作成についての詳細は、5.3 節 を参照して下さい。

SGML は、特定の目的用にマークアップ言語を定義するための、より包括的な 言語です。Text Encoding Initiative による文書、やさしい SGML 入門 http://etext.virginia.edu/bin/tei-tocs?div=DIV1&id=SG ) を読むことにより、SGML および HTML の論理的な背景について学ぶことができます。 (注: いくつかのブラウザは、この URL で止まってしまうようです。 文書はどこも間違ってはいませんので。問題があるようなら他のブラウザを 試して下さい)

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3.4: WWW を gopher や WAIS と比べると?

ここに示した3つの情報提供システムは、全てクライアント・サーバモデルに 基づいていますが、データのモデルという点で異なっています。gopher では、 データはメニュー、文書、インデックス、telnet 接続のどれかです。WAIS では、 全てインデックスであり、インデックスから帰ってくるものは全て文書です。 WWW では、全て検索可能かもしれないハイパーテキスト (でありうるもの) です。

これは例えば、WWW は gopher や WAIS のデータ・モデルを、仕様の追加なし で表現することができるという事を表わしています (gopher では、メニューは リンクのリスト、文書はリンクなしのハイパーテキスト、検索は同じ、telnet セッションも同じ。WAIS では、インデックスは検索可能ページ、結果はリンク なしの文書)。

Internet バックボーンの統計によると、現在 gopher と World Wide Web の 使用が、実行上のネックになっています。(もちろん、World Wide Web ブラウザ は gopher サーバもアクセスでき、文字数を膨張させる)。これは WWW を限界量 に到達させる変化です (CERN のサーバの使用量は4か月で倍 − Internet の 拡張の倍の比率)。

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4.1: はじめに:web にはどうやってアクセスできるの?

3通りの選択肢があります − 自分のマシン上でブラウザを実行する (ベストの 選択肢です) か、telnet を通してブラウザを使う (あまりよくありません) か、 電子メールを使って web にアクセスする (魅力的ではありませんが、唯一の 方法の場合もあります)、です。 どうしても無理という訳でない限り、自分のマシン上でブラウザを動かすに こしたことはありません。でも初めて web を見てみるときは、自由にブラウザに telnet するか、あなたのシステムで telnet が使えない場合 (まずこちらを 試しましょう!) は電子メールを使えばいいでしょう。「自分のマシン」と いうのは、netcom その他同じようなプロバイダなどに、自宅から電話回線で利用 できるシステムのようなものでも構わない事に注意して下さい。そのようなシステム 上でテキストベースのブラウザを実行しても、遠く離れたサイトに telnet する よりは快適でしょう。

以下の節ではブラウザに telnet することと、ブラウザを入手することについて 述べます。もしどちらも不可能 (Internat に電子メールとニュースでのみ接続 している) ならば、以下 web ページに電子メールでアクセスする方法です:

以下の一行を含むメールを listserv@info.cern.ch 宛に送ります (Subject 行は何を書いても構いませんし、空でも可です。この行はメールの 本文に書いて下さい)。返事として Web についてさらに学ぶ助けになるための 簡単なページが送られてくるでしょう。

   send http://www.earn.net/gnrt/www.html

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4.2: telnet でアクセスできるブラウザ

最新のリストは、web で http://info.cern.ch/ hypertext/WWW/FAQ/Bootstrap.html にあり、これを信用できるリストと すべきです。
info.cern.ch
パスワードは必要ありません。これはスイスにあり、 US のユーザはもっと近いブラウザを使った方が良いでしょう。
www.cc.ukans.edu
vt100 端末を必要とする、フルスクリーン・ブラウザ "Lynx" です。www として ログインして下さい。任意の URL への "go" は許可されていません。もしあなた の管理者がまだそうしていないならば、ぜひ自分のコピー を入手して、インストールして下さい。最高の plain-text ブラウザ Lynx の コピーを入手するためには、どんな努力も惜しんではなりません。
www.njit.edu
(または telnet 128.235.163.2) www としてログインして下さい。 米 New Jersey 工科大学のフルスクリーン・ブラウザです。
vms.huji.ac.il
(IP アドレス 128.139.4.3) 世界中へのリンクを持つ、ヘブライ語/英語の 2か国語データベースです。拡張仕様を持ったラインモード・ブラウザです。 www としてログインして下さい。Hebrew University of Jerusalem, Israel.
sun.uakom.cs
スロバキアです。遅いリンクしか持っていないため、近隣からのみ利用して下さい。
info.funet.fi
(または telnet 128.214.6.102) www としてログインして下さい。 Lynx (goto オプションは削除されている) を含むいくつかのブラウザが 備わっています。
fserv.kfki.hu
ハンガリーです。遅いリンクしか持っていないため、近隣からのみ利用して下さい。
日本語対応の匿名 WWW が利用できるようにしている方は、訳者 (あさだ たくや − asada@nurs.or.jp )までご一報下さい。
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4.3: ブラウザの入手

Web にアクセスするための好ましい方法は、自分自身でブラウザを動かすことです。 ブラウザは多くのプラットフォームで、ソースまたは実行形式で入手できます。 以下は信用できるリスト http://info.cern.ch/hypertext/WWW/Clients.html をもとに作成しました。

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4.3.1: Microsoft Windows 用ブラウザ

注:これらのブラウザは PC 上で SLIP, PPP その他の TCP/IP ネットワークを 必要とします。SLIP や PPP は電話線上で動作します。これは2通りの方法が あります:ネットワークプロバイダや教育機関の協力を必要とする純粋な SLIP アカウントを使うか、またはダイヤルアップ UNIX アカウント上で SLIP を シミュレートするThe Internet Adapter (4.12 節) を 用いるかです。非 UNIX ベースのダイヤルアップ・シェルしかアクセスできない 場合、または自宅に PC がない場合、現時点での最良の選択肢はログインしている VMS (または UNIX 等) のシステム上で Lynx を動かすか、 それができない場合はブラウザに telnet することです。

Cello
Cornell LII によるブラウザ。ftp.law.cornell.edu の ディレクトリ /pub/LII/cello から匿名 ftp で入手できます。
Mosaic for Windows
NCSA より。 ftp.ncsa.uiuc.edu のディレクトリ PC/Mosaic から匿名 ftp で入手できます。
訳注:フォントの設定で日本語フォントを選べば、シフトJIS のドキュメントを 表示することが可能です。詳しくは下記を参照。
WinWeb
EINet から。 ftp.einet.net のディレクトリ /einet/pc/winweb からファイル winweb.zip として匿名 FTP 可能です。
訳注:フォントの設定で日本語フォントを選べば、シフトJIS のドキュメントを 表示することが可能です。詳しくは下記を参照。
Netscape
Mosaic Communications Corp より (URL http://home.mcom.com/info/index.html )。インクリメンタルに表示される 文書を読んでいる間に、同様に画像をインクリメンタルにダウンロードして 表示します。モデムを通して WEB に接続している人には、現時点ではベストな ブラウザとなっています。また多くの HTML の拡張機能をサポートしていますが、 全ての proposed standard を満たしてはいません。 Netscape は商品ですが、個人的に使用する分には無料です。version 0.9 (現時点で一般に使用できる) は印刷をサポートしていませんが、今度の version 1.0 では約束されています。 巷の噂に反して version 1.0 も 0.9 同様、個人的な利用は無料になる 予定です。 16-bit 版は Windows 3.1 と同様 OS/2 の下でも動作します。 以下のサイトから匿名 ftp で入手できます (近くのミラーサイトを利用して下さい。 最新のリストは上記の URL をご覧下さい):
訳注:日本電気アイシーマイコンシステムの中原正直さんによる「Mosaic Patch'n」 を用いて、日本語表示が可能になります。詳しくは下記を参照。
Spry Mosaic
Spry から。 ftp.spry.com のディレクトリ AirMosaicDemo からファイル AMOSDEMO.EXE として匿名 FTP 可能です。Spry Mosaic は商品ですがデモ版が利用でき、また 登録も高価ではありません。16-bit 版は最新の 16-bit 版 Windows Mosaic (2.0A2) よりも優れているという多くのレポートがあります。16 および 32-bit 版の両方が 利用可能です。16-bit 版は OS/2 の下でも動きます。mailto: URL, 透明 GIF, ALT tags, 等をサポートしています。
訳注:Mosaic, WinWeb 等はフォントの設定で日本語フォントを選べば、シフトJIS の文書を表示することが可能です。そこで DeleGate 等を用いて漢字コードの変換を行なうことにより、EUC, ISO-2022-JP 等の文書を 表示することができます。

Netscape は、日本電気アイシーマイコンシステムの中原正直さん作 「Mosaic Patch'n」を用いれば、日本語表示が可能となります。これは Windows API にフックをかけることによって NetScape 0.9βで日本語の表示および漢字コードの 変換するプログラムです。漢字コードはSJIS,EUC,JIS から選んで設定することが 可能です。

これらの設定、日本語の使用については、東大理学部の白橋明弘さんによる "Windows 用 WWW clients の設定マニュアル" をごらん下さい。

ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.jis, ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.sjis

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4.3.2: MSDOS 用ブラウザ

注:同上

DosLynx
DosLynx は、DOS システム上で使えるすばらしいテキスト・ブラウザです。 level 1 パケットドライバか、そのエミュレーションを必要とし、ない場合は 手元のファイルを参照しかできません。要するに PC が Ethernet 接続している、 または SLIP を持っている場合に利用することができます。DosLynx は GIF 画像 を表示することができますが、inline 画像は (現時点では) 不可能です。詳しく は DosLynx サイトの README.HTM を参照して下さい。DosLynx は匿名 ftp で ftp2.cc.ukans.edu のディレクトリ pub/WWW/DosLynx、(URL ftp://ftp2.cc.ukans.edu/pub/WWW/DosLynx/ ) から入手できます。
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4.3.3: Macintosh 用ブラウザ

注:同上

Mosaic for Macintosh
NCSA より。全機能が使えます。 ftp.ncsa.uiuc.edu のディレクトリ Mac/Mosaic から匿名 ftp で入手できます。
訳注:日本語の使えるMosaic for Macintoshは、以下から入手が可能です:
Netscape
Mosaic Communications Corp より (URL http://home.mcom.com/info/index.html )。インクリメンタルに表示される 文書を読んでいる間に、同様に画像をインクリメンタルにダウンロードして 表示します。モデムを通して WEB に接続している人には、現時点ではベストな ブラウザとなっています。また多くの HTML の拡張機能をサポートしていますが、 全ての proposed standard を満たしてはいません。 Netscape は商品ですが、個人的に使用する分には無料です。version 0.9 (現時点で一般に使用できる) は印刷をサポートしていませんが、今度の version 1.0 では約束されています。 巷の噂に反して version 1.0 も 0.9 同様、個人的な利用は無料になる 予定です。 以下のサイトから匿名 ftp で入手できます (近くのミラーサイトを利用して下さい。 最新のリストは上記の URL をご覧下さい):
訳注:NCSA Mosaic 2.00A の場合と同じパッチを施し、FontPatchin' を使って 使用フォントを日本語フォントに置き換えることにより、SJIS で書かれたページの 日本語表示が可能です。詳しくは下記を参照。
Samba
CERN より。基本機能。 info.cern.ch のディレクトリ /ftp/pub/www/bin からファイル mac として 匿名 ftp で入手できます。
MacWeb
EINet より。 Mosaic にない機能を持っていますが、いくつかの Mosaic の持つ機能はありま せん。ftp.einet.net の einet/mac/macweb から匿名 ftp できます。
訳注: MacWeb はパッチなどを必要とすることなく、SJIS で書かれたページの 日本語表示が可能です。詳しくは下記を参照。
訳注:シフトJIS の文書を表示することが可能であれば、DeleGate 等を用いて漢字コードの変換を行なうことにより、 EUC, ISO-2022-JP 等の文書を表示することができます。Macintosh 用ブラウザの 設定、日本語の使用については、 fj.infosystems.www に投稿された、電総研の山名さんによる "マック用 Gopher/Mosaic/Web の設定マニュアル" や、名工大の高木さんによる 「Macintosh 用 WWW ブラウザの現状」(URL http://www.tokai-ic.or.jp/WWW/Macintosh/browsers.html を 参照して下さい。

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4.3.4: Amiga 用ブラウザ

AMosaic
NCSA の Mosaic をもとにした AmigaOS 用ブラウザ。最新版では古いモデルも 最新のものと同様にサポートすると聞きました。max.physics.sunysb.edu の ディレクトリ /pub/amosaic か、aminet サイトの /pub/aminet/comm/net か ら匿名 ftp で入手できます。詳しくは、URL http://insti.physics.sunysb.edu/AMosaic/home.html を参照して下さい。
Emacs-W3
Amiga 上の Gnu Emacs の下で動く Emacs-W3 ブラウザです (4.3.7 節を参照)。
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4.3.5: NeXTStep 上のブラウザ

注: NeXT では適当な X サーバを使うことにより、 X ベースのブラウザも動かすことができます。ここに挙げたブラウザは 純粋な NeXTStep のアプリケーションです。

OmniWeb
NeXTStep 用 World Wide Web ブラウザ。詳しくは URL http://www.omnigroup.com/ を参照。パッケージは ftp.omnigroup.com の /pub/software/ から ftp できます。
WorldWideWeb, CERN's NeXT Browser-Editor
NeXTStep 用ブラウザ/エディタ。多少時代遅れで、エディタも 使われていません。ハイパーテキストの WYSIWYG 編集が可能。 要 NeXTStep 3.0。info.cern.ch のディレクトリ /pub/www/src より匿名 ftp で入手可能。
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4.3.6: X/DecWindows (UNIX, VMS 上のグラフィカル) ブラウザ

NCSA Mosaic for X
X11/Motif を用いた UNIX 上のブラウザ。マルチメディア対応です。 PUT-method forms, image maps 等を含む http 1.0 を全てサポートしており、 もし使えるならばお勧めです。 ftp.ncsa.uiuc.edu のディレクトリ Mosaic から匿名 ftp で入手できます。
訳注:日本語の使えるNCSA Mosaic for Xは以下から入手可能です:
Multi-localization patch for Mosaic for X
NTTの高田さんによる多国語化パッチです。 日本語以外にもさまざまな言語のコードで書かれたHTMLドキュメントを解釈する ことが可能です。日本語コードとしては日本語 euc と ISO-2022-JP をサポート しています。

より詳細な情報は http://www.ntt.jp/Mosaic-l10n/README.htmlを参照のして下さい。 ソースコードに対するパッチおよびバイナリは ftp://www.ntt.jp/pub/inet/WWW/Mosaic-l10n/に置いています。

InfoMosaic for X
富士通から販売されています。 価格5000円。詳細は http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/infomosaic/を参照。
NCSA Mosaic for VMS
X11/DecWindows/Motif を用いたブラウザ。VMS OS 用。以下同文。
Netscape
Mosaic Communications Corp より (URL http://home.mcom.com/info/index.html )。インクリメンタルに表示される 文書を読んでいる間に、同様に画像をインクリメンタルにダウンロードして 表示します。モデムを通して WEB に接続している人には、現時点ではベストな ブラウザとなっています。また多くの HTML の拡張機能をサポートしていますが、 全ての proposed standard を満たしてはいません。 Netscape は商品ですが、個人的に使用する分には無料です。version 0.9 (現時点で一般に使用できる) は印刷をサポートしていませんが、今度の version 1.0 では約束されています。 巷の噂に反して version 1.0 も 0.9 同様、個人的な利用は無料になる 予定です。 16-bit 版は Windows 3.1 と同様 OS/2 の下でも動作します。 以下のサイトから匿名 ftp で入手できます (近くのミラーサイトを利用して下さい。 最新のリストは上記の URL をご覧下さい):
HP のマシンでは、Xlib を拡張して associate font というものを使えるように なっているため、リソースを設定することによって漢字が表示できるようになります。
Quadralay GWHIS Viewer (商用 Mosaic)
Quadralay は商用版の (free ではありません!) UNIX システム用 Mosaic を 提供しています。今後 Windows および Macintosh 版も販売予定です。 (URL: http://www.quadralay.com/products/products.html#gwhis )
tkWWW Browser/Editor for X11
X11 用 UNIX ブラウザ/エディタ (βテスト版)。 harbor.ecn.purdue.edu から tkwww[拡張子] (利用できる最新版による拡張子が続く) として ftp 可能。このサイトに ftp して最新版 (または上のリンク) を捜して下さい。HTML の WYSIWYG 編集をサポートしています。
訳注:tkWWW は、SRA の西中 芳幸さんによる 日本語版 Tcl/Tk を使う ことによって、シフトJIS, EUC, ISO-2022-JP の文書を表示することができます。
MidasWWW
Tony Johnson による UNIX/X ブラウザ。(β版、十分動作する)
Viola for X (β)
Viola には UNIX/X 用に、Motif 版と Xlib 版の2種類があります。 HTML level 3 の form や table を扱うことができ、マルチカラムや collapsible/expandable リスト、クライアント側の文書取りこみのための 拡張が施されています。ora.com の /pub/www/viola から ftp できます。 詳しい情報は URL http://xcf.berkeley.edu/ht/projects/viola/README から入手できます。
Chimera
Athena Widget を使った UNIX/X 用ブラウザ (Motif は不要)。forms, inline 画像等をサポート。非 Motif の X11 用ブラウザでは、もっとも Mosaic に 近い感覚を持つ。 ftp.cs.unlv.edu の /pub/chimera から匿名 ftp 可能。
訳注:mituru-k@is.aist-nara.ac.jp さんによる chimera-1.63 用日本語対応 パッチがあります。
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4.3.7: テキストベースの Unix, VMS 用ブラウザ

以下は UNIX (あるものについては VMS も) 用のテキストベースのブラウザです。 多くの場合、システム管理者は既にこれらのパッケージのうちひとつ以上を インストールしているでしょう。コンパイルする前に確かめて下さい。

Line Mode Browser
このプログラムは dumb 端末を使っているユーザにも W3 を読むことを可能に してくれます。汎用の情報回収ツールです。info.cern.ch の /pub/www/src から匿名 ftp できます。
訳注:一応行末処理などを行なうパッチを作成中ですが、欲しい人います?
フルスクリーン・ブラウザ "Lynx"
vt100 用の全画面、矢印キー、ハイライトなどを使うハイパーテキスト・ ブラウザです。ftp2.cc.ukans.edu から匿名 ftp できます。
訳注:千葉大のあさだたくやによる日本語化パッチがあり、JIS, EUC, SJIS の文書を読むことができます。このパッチは file://ftp.ipc.chiba-u.ac.jp/pub.asada/www/lynx/lynx-2.3jp.patch と して入手できます。
Tom Fine の perlWWW
perl で書かれた tty ベースのブラウザ。 archive.cis.ohio-state.edu の pub/w3browser から w3browser-0.1.shar として匿名 ftp できます。
訳注:かなり古いのでいまいち使えません。日本語は一応通るようです。
VMS 用
Dudu Rashty による VMS の SMG 画面制御ルーチンを使ったフルスクリーン・ ブラウザ。vms.huji.ac.il の www/www_client から匿名 ftp 可能です。
Emacs w3-mode
emacs 用 WWW ブラウザ。Xwindows, NeXTstep, VMS, OS/2, Windows NT, Windows 3.1, AmigaDOS, およびほとんどの UNIX システム上で動作する。 Lemacs, Epoch か Emacs 19 を用いればマルチフォント、カラー、マウス対応 になる。ローカルモードならば DOS や Macintosh 上でも動作する。 ドキュメント を参照。 moose.cs.indiana.edu のディレクトリ pub/elisp/w3 からファイル w3.tar.Z および extras.tar.Z として匿名 ftp 可能。
訳注:18.59 ベースの Nemacs を使えば日本語の表示が可能です。 mule を使えば多国籍語対応になります。
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4.3.8: VM/CMS 用のブラウザ

Albert
VM/CMS オペレーティングシステム用の WWW ブラウザ。匿名 ftp で gopher.ufl.edu の ディレクトリ pub/vm/www/ から入手できます。

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4.3.9: バッチモードのブラウザ

バッチモードのブラウザ
url_get は URL http://wwwhost.cc.utexas.edu/test/zippy/url_get.html として利用 できるバッチモードの「ブラウザ」です。ftp.cc.utexas.edu からファイル /pub/zippy/url_get.tar.Z として匿名 ftp できます。このパッケージは cron などの中で、コマンド行形式でページを取りよせたりするのに便利なように 作られています。
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4.4: どうすれば防火壁を越えて web にアクセス できますか?

防火壁の中から NCSA Mosaic を使う方法については、以下を読んで下さい。 通常、ブラウザは "SOCKS" と呼ばれるパッケージを用いることにより、 防火壁の中から使えるようになります。これをアクセスするためには、ソース を少し変更して再構築しなければなりません。この問題を解決するためには、 ネットワーク管理者に逆らわず、一緒に作業しましょう。

NCSA Mosaic FAQ より:

NCSA Mosaic が動作するためには、インターネットに直接繋がっている 必要がありますが、何人かの人々が防火壁の中から動作させるためのパッケージ を集めています。これは NCSA は全くサポートしていませんが、以下 最新版のアナウンスです。

1993 年 11/15: NEC システムラボの C&C Software Technology Center (CSTC) が、セキュリティの要求を侵害せずに防火壁の内部から Internet クライアントを実行するためのパッケージである、SOCKS を使える ようにしました。その中には合わせて修正された Mosaic for X 2.0 も含まれ ています。注意: この版は NCSA はサポートしていません。私達は他で 施された修正によって生じる質問や問題は、助けることができません しかし、もし興味深いものがあれば試してみる事をお勧めします。質問や 問題点の報告は Ying-Da Lee (ylee@syl.dl.nec.com) 宛に送る ことができます。
訳注: SOCKS 非対応のクライアントで防火壁を越えて利用するためのプロトコル 中継システムとして、電総研の佐藤さんによる DeleGate があります。 DeleGate はキャッシュ、漢字コード変換など非常に豊富な機能を持っており、 防火壁対策以外の用途にも使えます。現時点の最新版は 1.9.8 です。詳しくは、 ftp://etlport.etl.go.jp/pub/DeleGate/WhatIsDeleGate.jp を参照。

主に「漢字コード変換」のために用いられる「公開 DeleGate サーバ」が いくつか存在しています。名工大の高木さんによる一覧が URL http://www.tokai-ic.or.jp/WWW/delegate/other-servers.html にあります。

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4.5: web 上には何があるの?

現在、web を通してアクセスできるのは:

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4.5.1: web 上の最新情報を見付けるには?

World Wide Web の非公式な「新聞」 What's New With NCSA Mosaic (URL http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/Mosaic/Docs/whats-new.html ) があり、 web 上の新しいサーバや web 関連の新しいツールのアナウンスを載せています。 Mosaic を使っていない場合は、これをhot list に入れておくとよいでしょう (Mosaic は help メニューを通して直接アクセスできる)

また、WWW のアナウンスおよびその他多くの Internet 関連のアナウンスを 行なうニュースグループ comp.internet.net-happenings も参照して下さい。流れは comp.infosystems.www.announce を作成する方向に向かっていますが、 このグループはまだ存在していません。 news.groups の議論を追いかけることもできます。

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4.5.2: web 上の Subject のカタログはどこ?

いくつかあります。本来は web 上で統一された目録を作るような機能はありま せん (自動的に web サイトの目録を作る仕組は実現されています)。よく知られ ている最初の目録は、CERN が管理する The WWW Virtual Library (URL http://info.cern.ch/hypertext/DataSources/bySubject/Overview.html ) です。 Virtual Library は特定の Subject に関するリソースを捜すのに良い場所で、 多くの Subject ごとに、それぞれ管理人がいます。

ALIWEB と呼ば れる新しい目録システムもあり、管理の労力が非常に少なくて済み、す早く成長 します。

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4.5.3: 全 web サイトを検索するには?

何人かの人が web サイト − 上記の新聞や目録に載っていないサイトも含む、 の目録を作成するロボットを作りました。 (自分でロボットを作る前に、 ロボットに関する節を読んで下さい)

以下はこのように自動的に作られた、検索可能な索引の一部です:

他のロボットについては、ロボットに関する節にあります。

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4.6: inline 画像をディスクに保存するには?

以下の2通りあります:

1. ブラウザに "load to local disk" のような機能があれば、それを ON にして 画像を読み直します。画面に表示するかわりに、ファイル名の確認があるでしょう。 終ったら OFF にしておく事を忘れないで下さい。

2. "view source" を選んで HTML ソースを眺めて、望みの inline 画像の URL を見付けて、"Open URL" ウィンドウの中に copy/paste します。こうすればかわり に画像ビューアに読み込まれるので、それを使ってセーブするなり何なりできるで しょう。

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4.7: WinMosaic で PC のスピーカから音を出すには?

この知恵は Hunter Monroe から授かりました:

この節は、既に動いている版の Microsoft Windows 用 Mosaic で sound を インストールする方法について説明します。あらかじめ言っておきますが、 結果は貧弱かもしれません。

Mosaic が PC のスピーカに音声を出力するためには、まずスピーカのドライバが 必要です。 Microsoft のスピーカ・ドライバ が URL ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/SPEAK.EXE から手に入ります。 またどこか他のところを archie で捜してもいいでしょう。SPEAK.EXE は自己展開 ファイルです。speak.exe を新しいディレクトリにコピーして、DOS プロンプト上 で "SPEAK" と入力して下さい。SPEAKER.DRV ファイルを OEMSETUP.INF と違う ディレクトリに置いてはいけません。

次にドライバをインストールする必要があります。Windows 上で、Program Manager から Main/Control Panel/Drivers/Add/Unlisted か updated drivers/(enter path of SPEAK.EXE)/PC Speaker を順に選んで下さい。ここでドライバーが初期化される ときスピーカから変な音が出てきます。tada, chime など色々な音を出してみて、 音質が向上するように設定を変えて下さい。終ったら OK をクリックして、Windows の再起動を選択して下さい。

スピーカ・ドライバをインストールすることによって、Windows 起動時、エラーが 起きたとき、終了時に、音声が出力されるようになったでしょう。そうしたくない ならば Main/Control Panel/Sounds から "Enable System Sounds" の横のチェック を外して下さい。

次に、Mosaic が音声を表示するときに呼び出すことが可能なサウンド・ビューア が必要です。NCSA は WHAM を勧めていますが、残念ながら PC のスピーカでは 上手く動きません。代りに WPLANY を入手して下さい。archie で "wplny" という 文字列を捜せば近くのものが見付かるでしょう。最新版は WPLNY09B.ZIP です。 archie や、その他 ftp に関する基本的な仕様については、詳しくはニュース グループ news.announce.newusers を参照して下さい。

zip ファイルを新しいディレクトリに移動し、pkunzip などの展開プログラムを 使って展開すれば、WPLANY.EXE と WPLANY.DOC というファイルができます。 MOSAIC.INI を編集して、"TYPE9=audio/basic" の前の "REM" を削除します。 その後に次のような行が必要となります:

   audio/basic="c:\wplany\wplany.exe %ls"
   audio/wav="c:\wplany\wplany.exe %ls" 
wplany.exe への正しいパスを書いておきて下さい。Mosaic と一緒に配布されて いる MOSAIC.INI ファイルは、audio/basic の行に NOTEPAD.EXE がありますが、 これは動作しません。ここで Mosaic を再起動すれば、もう音声を出力できる ようになるでしょう。調べるためには、Mosaic で File/Local File/\WINDOWS\*.WAV を選んで、TADA.WAV を再生してみます。次に .AU 音声を含んだ Mosaic のデモを 試してみましょう。でもスピーカから何か理解できるものが聞こえてきたら、 ラッキーです。

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4.8: Windows PC (または Macintosh) で WAIS URL が 開けないのは何故?

Michael Grady (m-grady@uiuc.edu) による回答:

X 版の Mosaic は、「WAIS クライアント」のコードを内蔵しています。これは、 既に WAIS を使うためのライブラリ・ルーチンが UNIX 用に "public domain" で 利用できるからです (freeWAIS)。PC/Windows や Mac 用のこのようなライブラリ はまだなかったと思うので、Windows や Mac 版の Mosaic に「WAIS クライアント」 の機能を持たせる事は、ずっと難しくなっています。したがって、少なくとも現 時点では Windows 版も Mac 版も WAIS サーバの直接利用 (例えば WAIS クライ アント自身のように動作すること) はできません。

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4.9: XMosaic を使っているけど、外部ビューアが動かないのは何故?

私の .mailcap と .mime.types ファイルには問題ないと思うんですけど…。

Ronald E. Daniel (rdaniel@acl.lanl.gov) による回答:

Mosaic はドキュメントのタイプが分かない場合だけ .mime.types ファイルを 参照します。これは実際には非常にまれなことです。基本的に現在全てのサーバ は Mosaic (あるいはその他のブラウザ) にドキュメントの MIME Content-type を伝える HTTP/1.0 を用いているからです。サーバは Mosaic の .mime.type ファイルとよく似たファイルを使ってファイル名拡張子から Content-type を 推測します。

これが本当に問題かどうか確かめるのは簡単です。telnet を使ってサーバに接続 して問い合わせれば、割り当てられている MIME Type が分かります。以下は私の サーバのホームページを見た例です (idaknow: はプロンプトです)。

     idaknow: telnet www.acl.lanl.gov 80  // httpd サーバに接続
     Trying 128.165.148.3 ...
     Connected to www.acl.lanl.gov.
     Escape character is '^]'.
     HEAD /Home.html HTTP/1.0             // Home.html は適当なものに置きかえる
                                          // 空行をいれる
     HTTP/1.0 200 OK                      // 以下はサーバから
     Date: Wednesday, 25-May-94 19:18:11 GMT
     Server: NCSA/1.1
     MIME-version: 1.0
     Content-type: text/html              // これが MIME Content-type
     Last-modified: Monday, 16-May-94 16:21:58 GMT
     Content-length: 1727
   
     Connection closed by foreign host.
     idaknow:
この例では /Home.html は http://www.acl.lanl.gov/Home.html を取りよせます。

通常、サーバは他にすべきものがない場合には Content-type として text/plain を与えるように設定されています。これが問題ならば NCSA httpdlTypesConfig に関するドキュメントを読んで下さい。サーバがファイル名拡張子をみて Content-type を与えるため、ドキュメントを表示するためにどんなビューアを 用いるかを Mosaic に教えるためにローカルの .mailcap ファイルを使うことが 分かるでしょう。

Russ Segal の追加:
Ronald Daniel の回答はだいたい正しいが、少しだけ付け加えなければならない。

Mosaic を起動するときに、ファイルを取ってくる "fileProxy" を指定することが できる:

"*fileProxy: http://socks/"

こうすれば、file: URL は完全にローカルアドレスではなくなる。URL が ftp: でない場合も。proxy サーバは Daniel 氏の提案のように更新される必要がある。

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4.10: ねぇ、WWW 探検ロボットを作ろうと思うのだけど、いけませんか?

自動的に web を旅するプログラムはとても役立ちますが、深酷な問題を起こす 可能性もあります。各サイトをひとつづつ懸命に「捜しまわる」かわりに、多く のサイトを次々と探検し、web を「幅優先検索」するようなロボットが作られて います。いくつかのこのようなロボットは、web 上で利用できる優れた索引を 作りました。

しかし、別の人は単純な深さ優先検索を用いたため、最悪の場合、無数のリンク を持つ CGI スクリプトを基にしたページを再帰的にダウンロードすることに よって、数分のうちにサーバを屈伏させてしまう (ロボットはしばしばこれに 気付きません!) ものを作りました。ロボットが数百の mpeg movie の目録を 作ろうとした場合、どうなるか想像してみて下さい。恐ろしいでしょう。

教訓:あなたが欲しいロボットは既にあるかもしれません。もしなければ、 World Wide Web Robots, Wanderers および Spiders に関する文書 (URL http://web.nexor.co.uk/mak/doc/robots/robots.html ) を学ぶことと、 望まれていない領域からのロボットの探検のための出現基準について知って おいて下さい。そこでは既存のロボットについても読むことができます。

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4.11: HTML のニュース記事を web クライアントに送る方法は?

この方法は完全にシステムに依存しており、Mac や Windows システムを使って いる場合は答えは全く違ってきます。しかし参考として、以下私が UNIX アカウント 上で rn 系のニュースリーダから Lynx へ記事を送るために 使っている、簡単なシェルスクリプトを示します。このテキストを "readwebtext" ファイルに置いて、"chmod" コマンドで実行可能にして、パスの中の適当な場所 (自分の bin ディレクトリなど) に置きます。
   #!/bin/sh
   echo \<PRE\> > .article.html
   cat >> .article.html
   echo \</PRE\> >> .article.html
   lynx .article.html < /dev/tty
   rm .article.html
次に、以下の行を .rnmac ファイルに追加 (なければ作成) します:
   W     |readwebpost %C
これで、rn で投稿を読んでいるときに "W" を押せば、メッセージが Lynx に送られ、 その中に含まれているリンクが有効になります。

Larry W. Virden は、かわりに Mosaic を起動し、既に Mosaic が動いている 場合は、新しいものを起動する代りに通信することもできる、以下の版を提供 しました。 (上記と同様、"readwebpost" のかわりに "goto-xm" を起動する rn のマクロを書くこともできます。) 設定について詳しくは、スクリプトの コメントを読んで下さい。

   #! /bin/sh
   # goto-xm, by Joseph T. Buck <jbuck@eecs.berkeley.edu>
   # Modified heavily by Larry W. Virden <lvirden@cas.org>
   # Script for use with newsreaders such as trn.  Piping the article
   # through this command causes xmosaic to pop up, pointing to the
   # article.  If an existing xmosaic (version 1.1 or later) exists,
   # the USR1 method will be used to cause it to point to the correct
   # article, otherwise a new one will be started.
   
   # assumptions: ps command works as is on SunOS 4.1.x, may need changes
   # on other platforms.
   
   URL=`/bin/grep '^Message-ID:' | /bin/sed -e 's/.*</news:/' -e 's/>.*//'`
   if [ "X$URL" = "X" ]; then
           echo "USAGE: $0 [goto] [once] < USENET_msg" >&2
           exit 1
   fi
   
   pid=`ps -xc | egrep '[Mm]osaic' | awk 'NR == 1 {print $1}'`
   p=`which Mosaic`
   gfile=/tmp/Mosaic.$pid
   
   $p "$URL" &
   
   if      [ "$#" -gt 0 ] ; then
     if    [ "$1" = "goto" -o "$1" = "same" ] ; then
           shift
           echo "goto"   > $gfile
     else
           echo "newwin" > $gfile
     fi
   else
           echo "newwin" > $gfile
   fi
   /bin/awk 'END { printf "'"$URL"'" }' </dev/null >> $gfile
   
   trap "echo signal encountered" 30
   kill -USR1 $pid
   
   exit 0

電子メールおよびニュースを、実行中の Mosaic のセッションにパイプで送る perl スクリプト、 MosaicMail (URL http://www.oac.uci.edu/indiv/ehood/mhonarc.doc.html ), もご覧下さい。

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4.12: SLIP は使えないけど、Mosaic したいんです。何とかなりますか?

はい!もし SunOS や Ultrix のような UNIX システム上にシェルのアカウントを 持っているなら、擬似 SLIP 接続を提供するプログラム The Internet Adapter(TIA) を使うことができます。TIA はフリーソフトウェアではありませんが、 2週間の無料試用期間があり、また登録も非常に安価です。

「じゃあ、家のマシンでは何を走らせればいいの?」

本物の SLIP を使う場合と全く同じです。あなたの PC には関係なく、それは SLIP 接続です。もし SLIP をよく知らないならば、あなたの PC の種類に応じた ニュースグループ (Windows, Mac 等) を参照して下さい。(これは、全ての エミュレーションは UNIX シェルアカウント上で起き、クライアント側は SLIP をサポートする任意のものを実行できるため、一般的なシステムに限りません)

「詳しく教えて下さい!混乱してきました」

TIA ホームページ (URL は http://marketplace.com/tia/tiahome.html ) を参照するか、 info@marketplace.com に電子メールを送って、TIA についての詳細を請求して下さい。

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5.1: はじめに:web に情報を提供するには?

情報提供者は、ブラウザがハイパーテキスト形式を得ることができるようなプログラム を実行します。これらのプログラムは HyperText Transfer Protocol - HTTP を理解 するサーバ (データベースを一から作る場合はベストです) か、既存のデータを ハイパーテキストの形式に転換する「ゲートウェイ」プログラムか、WWW ブラウザが アクセスすることのできる非 HTTP サーバ − 例えば 匿名 ftp や gopher のどれか です。

World Wide Web サーバについて知りたければ、URL http://www.vuw.ac.nz/who/Nathan.Torkington/ideas/www-servers.html として 入手できる Nathan Torkington の WWW サーバ入門を求めて下さい。

ローカルユーザに情報を提供するだけでよいならば、情報をローカルのファイル として置くのもひとつの選択肢です。しかしこれは、外のマシンからアクセス できないことを意味しています。

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5.2: サーバの入手

UNIX および Macintosh, MS Windows, VMS システム用のサーバが利用できます。 それ以外の OS 用のサーバをご存知ならば、連絡して下さい。

これ以上の、サーバやゲートウェイを書くための全般的な情報は、 http://info.cern.ch/hypertext/WWW/Daemon/Overview.html を参照して下さい。

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5.2.1: Unix 用サーバ

NCSA httpd
NCSA は NCSA httpd として知られているサーバをリリースしています。URL ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/ncsa_httpd として入手できます。
EIT httpd
EIT は、あなたのシステム上に WEB の簡単な form インターフェイスを 用いてサーバをインストールする Webmaster's Starter Kit を作成しました。 サーバのインストールに明るくない方にはお勧めです。starter kit および EIT サーバについて詳しくは、 starter kit site (URL http://wsk.eit.com/wsk/doc/ ) で学ぶことが できます。
CERN httpd
CERN のサーバは info.cern.ch (URL ftp://info.cern.ch/hypertext/WWW/Daemon/Status.html) および、その他 多くの場所から匿名 ftp で入手できます。近くのサイトを捜すには、archie で "www" を検索して下さい。
GN Gopher/HTTP サーバ
GN サーバは WWW と gopher 両方のクライアントを (ネイティブ・モードで) 受けつける点で独特です。gopher から WWW への移行のためにはよいサーバ ですが、NCSA や CERN のサーバ程のスクリプト機能は持っていません。 URL http://hopf.math.nwu.edu/ を 参照して下さい。
Perl サーバ
Plexus と呼ばれる、 スクリプト言語 perl で書かれたサーバもあります。 URL http://bsdi.com/server/doc/plexus.html からドキュメントが入手できます。
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5.2.2: Macintosh 用サーバ

Macintosh 用サーバ MacHTTP があります。URL http://www.uth.tmc.edu/mac_info/machttp_info.html を参照。

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5.2.3: Windows および Windows NT 用サーバ

HTTPS (Windows NT)
HTTPS は Intel, Alpha 両用の Windows NT システム用サーバです。 emwac.ed.ac.uk の pub/https (URL ftp://emwac.ed.ac.uk/pub/https ) から匿名 ftp で入手できます (プロセッサに応じたバージョンをダウンロードして下さい)。詳しいアナウンスが FTP サイトか URL ftp://emwac.ed.ac.uk/pub/https/https.txt を通して見ることができます。
NCSA httpd for Windows
NCSA httpd for Windows は、スクリプト (fly 上にユーザの入力に基づく ページを生成する) を含む UNIX 版のほとんどの仕様を持っています。 ftp.ncsa.uiuc.edu の Web/ncsa_httpd/contrib から whtp11a6.zip として匿名 ftp で、または URL ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/ncsa_httpd/contrib/whtp11a6.zip から入手できます。
SerWeb
Gustavo Estrella によるシンプルで効率のよい Windows 用サーバ。 winftp.cica.indiana.edu (または nic.switch.ch のようなミラーサイト) の /pub/pc/win3/winsock からファイル serweb03.zip として入手できます。

Windows NT 版の SerWeb もあり、emwac.ed.ac.uk の /pub/serweb/serweb_i.zip として匿名 ftp できます。

WEB4HAM
もうひとつの Windows ベースのサーバで、 ftp.informatik.uni-hamburg.de の /pub/net/winsock/web4ham.zip として ftp できます。
OS2HTTPD
Frankie Fan によって書かれた OS/2 用サーバ。詳しくはホームページ (URL ftp://ftp.netcom.com/pub/kfan/overview.html ) を参照するか、パッケージを ftp.netcom.com のディレクトリ pub/kfan から匿名 FTP で入手して下さい。
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5.2.4: MSDOS 用サーバ

KA9Q NOS (nos11c.exe) は、http や gopher を含む DOS 用インターネット・ サーバのパッケージです。匿名 ftp で以下のサイトから入手できます。
   inorganic5.chem.ufl.edu
   biochemistry.cwru.edu
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5.2.5: VMS 用サーバ

CERN HTTP for VMS
CERN サーバの VMS への移植です。URL http://delonline.cern.ch/disk$user/duns/doc/vms/distribution.html として入手できます。
Region 6 Threaded HTTP Server
DECthreads(tm) を用いた純粋な VMS サーバです。VMS は各プロセス fork の オーバーヘッドが大きいが、UNIX 産まれの NCSA や CERN サーバは頻繁に fork を 行なうという問題がありました。マルチスレッド・サーバがこのオーバーヘッドを 回避します。 URL http://kcgl1.eng.ohio-state.edu/www/doc/serverinfo.html から入手できます。
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5.2.6: Amiga 用サーバ

NCSA の UNIX 用サーバが Amiga に移植されており、AMnosaic と一緒に 配布されています。詳しくは URL http://insti.physics.sunysb.edu/AMosaic/home.html を参照して下さい。

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5.2.7: VM/CMS 用のサーバ

VM/CMS 用の WEB サーバが利用できます。詳しくは URL http://ua1vm.ua.edu/~troth/rickvmsw/rickvmsw.html を参照して下さい。 もしまだ WEB ブラウザを持っていないならば、この URL と一緒に VM/CMS 用のブラウザの節も参照して下さい。

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5.3: HTML 文書の作成

HTML はハイバーテキスト文書を作成するための、簡単なマークアップ・システム です。HTML 文書を作るには3つの方法があります:さほど難しい技術を身につける 必要はないので自分で書く、これを助けてくれる HTML エディタを使う、他の形式 の文書を HTML に変換する、です。以下はこれらの方法を順に説明します。

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5.3.1: HTML を直接書く

適当なテキスト・エディタを使って HTML 文書を書くことができます。あなたが 見付けた、特に興味のあるページの HTML を見るために、ブラウザの "source" ボタンを試してみて下さい。思っていたよりもずっと簡単な事に驚くでしょう。 もし何らかのマークアップ・テキストを使ったこと (校正でも) があるならば、 HTML はより直感的だと思うでしょう。

HTML の初心者向けガイドが URL http://www.ncsa.uiuc.edu/General/Internet/WWW/HTMLPrimer.html として利用できます。

訳注:日本語訳が http://ringo.sfc.keio.ac.jp/otherdocuments/html.html にあります
plain text 版 (URL ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/ncsapubs/WWW/HTMLPrimer.txt ) および 圧縮された Postscript 版 (URL ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/ncsapubs/WWW/HTMLPrimer.ps.Z ) もあります。 (これらは FTP URL なので、もし Web のブラウザを持っていなくても、手動で ftp すればこれらの文書を手にいれることができます。)

HTML に関する文書の良いセットが URL http://www.ucc.ie/info/net/htmldoc.html で利用できます。

Nathan Torkington の HTML 入門が URL http://www.vuw.ac.nz/who/Nathan.Torkington/ideas/www-html.html として利用できます。

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5.3.2: HTML エディタ

もちろん、ほとんどの人達はより易しい、グラフィカルなエディタを好むでしょう。 いくつかのエディタは WYSIWYG (What You See Is What You Get) かそれに近いもの になっています。他のものは単にメニューから望みのマークアップを挿入することに よって HTML の入力を手助けするものです。

emacs エディタのファンの人は、emacs の HTML 編集のための "mode"、 html-helper-mode が 使えます。(URL http://www.reed.edu/~nelson/tools/ )

別の emacs の HTML モード、html-mode.el もあります。(URL ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/elisp/html-mode.el ).

Microsoft Windows ユーザのために、HTML Assistant と呼ばれる、HTML 文書 作成を手助けする仕様を持つエディタがあります。ftp.cs.dal.ca/htmlasst/ から匿名 ftp できます。どのファイルをダウン ロードすればいいかは、このディレクトリの README.1ST を読んで下さい。

SoftQuad HoTMetaL という Web 用 WYSIWYG エディタが、NCSA その他の Mosaic サーバのサイトからダウンロードできます。多くのミラーサイトが ありますので、あるところで手に入らなければ他をあたって下さい。あきらめて はなりません!ミラーサイトはそのためにあるのです (もし可能なら、地理的に 近いところからコピーすることも心がけて下さい)。HoTMetaL は Sun SPARC と Microsoft Windows システムで利用できます。Windows ユーザは最低 6MB の フリーメモリが必要という点に注意して下さい (4MB のマシンでも、2MB の スワップファイルをとれば、かろうじて使うことができます)。

既知のミラーサイトは:

Sun SPARC か Microsoft Windows システムと 6MB のディスク (MS Windows では最低 6MB の RAM、スワップファイルを含む) が必要です。HoTMetaL は context-sensitive で、ユーザが新しい HTML 文書を作ったり、古いものを消したりする案内をします。 Publish コマンドは、ローカルなパスから http の場所へ SRC や HREF 属性を適切に 変更します。詳しくは、同じディレクトリの README ファイルを ftp するか、hotmetal@sq.com 宛に電子メールを送って下さい。 商用サポート版の HoTMetaL Pro が SoftQuad およびその代理店から購入できます。

Gabriel White's reviews of MS Windows HTML editors (URL http://werple.apana.org.au/~gabriel/html-editors/ ) もご覧下さい。 もうひとつの選択肢として、SGML エディタを持っている場合は、それを HTML DTD とともに使うことです。 (URL http://info.cern.ch/hypertext/WWW/MarkUp/DTDHeading.html )

全 X ユーザのためのエディタ:TkWWW (前出、 X ブラウザ) は WYSIWYG の HTML 編集をサポートしています。またブラウザでも あるため、リンクを作ってすぐに試すことができます。

X ユーザのために、htmltext と呼ばれる WYSIWYG HTML 編集をサポートする パッケージもあります。詳しくは URL http://web.cs.city.ac.uk/homes/njw/htmltext/htmltext.html にあります。

Macintosh ユーザには、まさに WYSIWYG に近い HTML Editor と呼ばれるパッケージがあります。(URL http://dragon.acadiau.ca:1667/~giles/HTML_Editor )

Macintosh ユーザにはまた、BBEdit HTML extensions が、Macintosh 用テキストエディタの BBEdit および BBEdit Lite での HTML 文書 の編集に便利です (URL http://www.uji.es/bbedit-html-extensions.html )。 拡張パッケージは匿名 ftp で sumex-aim.stanford.edu の info-mac/bbedit-html-ext-b3.hqx として入手できます。

同様に別の BBEdit 拡張パッケージがあります。URL ftp://ctipsych.york.ac.uk/CTI_FTP/pub/BBEdit/BBEdit_HTML_Tools.sea.hqx から ftp できます。

NCSA のフィルタおよびエディタの一覧 が URL http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/Mosaic/Docs/faq-software.html#editors にあり、MS Windows 用のもの2つを含むいくつかのエディタについて、簡単に 述べています。いくつかの「エディタ」は、WYSIWYG に近いものを実現するための、 既存のワープロのマクロを集めたものです。

URL は大文字と小文字を含んでいる点に注意して下さい。コマンドラインで大小文字 が使えない OS や、クオートされた場合のみ許されるもの (VMS) もありますので、 Lynx などのブラウザをコマンドラインで URL を指定して起動する場合は、ダブル クオートで閉じてみて下さい ("URL")。

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5.3.3: 他のフォーマットから HTML に変換する

既存のデータ (TeX など HTML 以外の形式) から HTML に自動的に変換する フィルタ群があり、様々なワープロを用いて多少 WYSIWYG 編集ができるよう にするものなども含まれています。

CERN の Rich Brandwein と Mike Sendall のリスト。URL は http://info.cern.ch/hypertext/WWW/Tools/Filters.html です。

(URL は大文字と小文字を含んでいる点に注意して下さい。VMS などいくつかの OS では、ブラウザをコマンドラインで 大小文字混合の URL を指定して起動する 場合、クオートする必要があります。これはブラウザのバグではありません。)

HTML 文書を書くための Word for Windows のテンプレートもあり、 URL http://www.gatech.edu/word_html/release.htm で入手できます。

訳注:創夢の蛯原 純さんによる「HTML変換ソフトガイド」 (URL http://www.soum.co.jp/info/htmlconv.html ) があります。
(目次へ)

5.3.4: HTML のエラーをチェックする

HTML 文書の正当性を確かめる (エラーをチェックする) ためのツールがあります。 URL http://www.hal.com/%7Econnolly/html-test/service/validation-form.html があり、最新の指定に従って HTML 文書のエラーをチェックします。この from を 多用する場合は、自分自身のシステム上にこのプログラムを準備することをお勧め します。また、ページが移動した場合のように、文書内の存在しないリソースへの リンクをチェックするツールもあります (URL は http://wsk.eit.com/wsk/dist/doc/admin/webtest/verify_links.html です)。

また、URL を指定したり、ページの form のなかにペーストしておけば HTML の 誤りをチェックしてくれる web-lint(URL http://www.unipress.com/web-lint/ ) もお試し下さい。

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5.4: 自分の仕事を宣伝するには?

あなたの HTML サーバやその他の企画を広める方法がいくつかあります。 (目次へ)

5.5: 既存のサーバのスペースを買い取ることはできますか?

できます。WWW 空間をリースとして提供しているサイトの一覧が入手できます (URL http://union.ncsa.uiuc.edu/www/leasing.html )。

訳注:国内でも同様のサービスを行なっているところがあるようです。
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5.6.1: clickable image map を作るには?

これには2つの内容があります:どうやって HTML 内で画像を clickable に 指定するのか、Mosaic, Chimera などのクリックを伝送することができる クライアントから戻ってきたものによって何かを行なうには、サーバをどう 設定したらいいのか、です。

URL http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu/docs/setup/admin/Imagemap.html で image map と NCSA サーバについて見ることができます。

image map を使うためには、map ファイルを作らなければなりません。これは 手で行なってもいいし、WYSIWYG ツールを使うこともできます。私はこのような ツールとして、Microsoft Windows および X Window System 用の Mapedit (URL http://sunsite.unc.edu/boutell/mapedit/mapedit.html ) を作成しました。また、他のツールも利用できます (URL ?)。

注意 (重要): image map の作成は、サーバの管理者と本当の web サーバが必要です。必要なツールがそろう前に map を作って、時間を無駄に しないように。

訳注: 日本語の解説として、NTT の高田敏弘さんによる「NCSA httpd-1.0 を 用いた ISMAP 機能の設定方法」 (URL http://www.ntt.jp/people/takada/docs/ismap.html があります。
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5.6.2: 新しいページをロードしないリンクを作るには?

このようなリンクは、フォームがクライアントに新しい情報を送ることなくサーバ 上で何らかの動作を行なう事を期待されている場合や、ユーザが image map の 未定義の領域をクリックした場合に役立つでしょう。これらは単なる2つの可能性 です。

NCSA の Rob McCool が、この問題について以下のような知恵を与えてくれました。

   Yechezkal-Shimon Gutfreund (sg04@gte.com) wrote:
   
   : はい、もうひとつ変わった提案があります:
   
   : 私は、目に見える結果を「返さない」スクリプトを使っています。これは
   : tex/plain でも text/HTML でも image/gif でもありません。結果はスク
   : リプトの副作用だけで、ビューアには何も返しません。
   
   : 何もしないビューアが内蔵されていれば、これをもっと「キレイに」できて
   : 嬉しいのですが (はいはい、反対の声が聞こえます)。

HTTP は現在、何もしない戻り値 204 をサポートしています。Mosaic/X 2.* などの いくつかのブラウザが対応しています。これを使うためには、スプリプトを nph スクリプトにしてにして、例えば以下のような HTTP/1.0 204 ヘッダを出力する ようにします。

HTTP/1.0 204 No response Server: Myscript/NCSA httpd 1.1

(nph スクリプトについての詳細は、URL http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu/docs の NCSA サーバのドキュメント から学ぶことができます) 本来、これらは独自の HTTP 戻り値を扱うスクリプトです。

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5.6.3: fill-out form の作り方はどこで習えますか?

URL http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu:80/cgi/ で、Common Gateway Interface に ついて読むことができます。さらに、NCSA と CERN のサーバ両方のための書か れたスクリプトのための標準インターフェイスも書いてあり、これらのページは HTML フォームやサーバ側の結果の扱い方にもふれています。

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5.6.3.1: form に (状態を保存する) 隠れた (hidden) フィールドを作るにはどうすればいいですか?

INPUT TYPE=hidden を使います。例えば:
   <INPUT TYPE=hidden NAME=state VALUE="hidden info to be returned with form">
現在、全てではなくても殆どのブラウザは hidden タイプを扱うことができます。 「隠れた (hidden)」というのは「秘密の (secret)」ではない事に注意して下さい。 ユーザはいつでも "view source" をクリックすることができます。

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5.6.3.2: ユーザのブラウザから私に電子メールを送ってもらうには?

あなたがサーバの設定ファイルにアクセスできるか、または自分の CGI スクリプト を作ることができるサーバ管理者権限を持っているならば、それを配置します。 私は簡単な email forms package (URL is: http://siva.cshl.org/email/index.html ) を ANSI C で書きました。 perl あたりで書かでたパッケージもあります (URL?)。

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5.6.4: HTML 文書をコメントを書くには?

コメントアウトしたい各行の先頭に <!-- タグを付けて、各行を --> タグで 閉じます。コメントはネストできないこと、コメント内で "--" という並びは --> タグ以外の場所にあってはならない事に注意して下さい。

これを使って、HTML のユーザに見せない部分を「コメントアウト」 すべきではありません。いくつかのビューア (特に Mosaic) はコメント内 のタグにも注意を払っていたり勝手に閉じてしまったりすることがあります。

この使用を明らかにしてくれた Joe English に感謝します。

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5.6.5: <PRE>...</PRE> を使わずに、ちゃんとした表を作るには?

表は、HTML の上位互換である HTML+ では標準 使用になっています。残念ながら、現在私の知る限りでは ViolaEmacs-W3 ブラウザでしか実装 されていません。

しかし、多くのクライアントで table のサポートを行なうことができる ように、HTML+ の table を使っておいて自動的に HTML に変換することによって、 純粋に table をデザインしてページに直接置くことができる方法があります。 これは Brooks Cutter (bcutter@paradyne.com) 作の html+tables パッケージ を使えばよく、匿名 ftp で sunsite.unc.edu の ディレクトリ pub/packages/infosystems/WWW/tools/html+tables.shar から 入手できます。 このパッケージはシェル言語 perl が必要です。perl は基本的には UNIX シス テム上のものですが、(MSDOS マシンのような) 他のシステムでも利用できます。 html+tables は HTML+ を受けとって table を表わすために <PRE>...</PRE> を用いた HTML を出力します。HTML+ が使えるようになれば、クライアントが 対応した場合より良く見えるでしょう。

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5.6.6: HTML Level 3 て何? どこで習えますか?

HTML Level 3 は HTML+ としても知られていおり、HTML のいくつかの制限を 解決するために設計された、HTML の上位互換です。HTML Level 3 では true tables、右揃え text、中央揃え text, 段落を 変えない改行、その他多くの拡張がサポートされています。

しかし現時点では、ほとんどのクライアントは (Mosaic の from のように) HTML Level 3 の仕様のうちいくつか数える程しかサポートしていません。

HTML Level 3 について詳しくは、仕様書のドラフトの ASCII テキスト版が URL ftp://ds.internic.net/internet-drafts/draft-raggett-www-html-00.txt で、また Postscript 版が同じく URL ftp://ds.internic.net/internet-drafts/draft-raggett-www-html-00.ps で入手できます。 HTML の新しい実装に関する情報が、CERN のサーバ (URL http://info.cern.ch/hypertext/WWW/Markup/Markup.html ) で参照できます。

(HTML Level 1 が最初の版です。HTML Level 2 はほとんど同じですが、form が 追加されています。)

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5.6.7: 透明な GIF はどうやって作るの?

透明な (transparent) GIF は、ユーザが開発者が期待するものと異なる背景色 を設定した場合も、ユーザの画面にスムースに馴染むため、便利です。

透明な GIF について説明した文書が、URL http://melmac.harris-atd.com/transparent_images.html から入手できます。 giftrans というプログラムが匿名 ftp で ftp.rz.uni-karlsruhe.de の /pub/net/www/tools/giftrans.c から入手できます。

また Macintosh のユーティリティ Transparency (URL http://www.med.cornell.edu/~giles/projects.html#transparency ). もあります。

訳注:日本語による解説「GIFの透明化」が URL http://www.kddlabs.co.jp/technotes/transparent-gif.html にあります。
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5.6.8: mailto: URL が動かないのは何故?

mailto: URL は Lynx 他いくつかのクライアントだけの拡張です。 もっとも人気のあるブラウザの Mosaic にもまたありません。将来の版には付いて くると期待します。それまで間、自分にメールを送るための form を用意する ことはできます。これについての説明が URL http://siva.cshl.org/email/index.html から入手できます。

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5.6.9: サーバへのアクセスを制限、制御するには?

主なサーバは全て、特定のサイトからのアクセスを限定する仕様を持っており、 また多くのクライアントはあるユーザであることを特定する照会機能を持って います。Marc Andreessen による NCSA サーバと Mosaic を用いた、 セキュリティと照会に関する入門 が入手できます (URL http://wintermute.ncsa.uiuc.edu:8080/auth-tutorial/tutorial.html)。 詳しくはサーバのドキュメントをご覧下さい。

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5.6.10: WWW 画像用には JPEG か GIF どちらの形式がよいですか?

JPEG は写真をスキャンしたものなど、自然画像により適しています。 ほとんどのブラウザは inline JPEG を扱うことができませんが、しかし 外部 (external) 画像にリンクすべき (<IMG SRC...> のかわりに、普通の <A HREF...> を使う) です。

GIF はボタンやグラフのような、ハッキリした、シャープな画像に適しています。 グラフィクスの表示できるブラウザは全て、GIF を inline で表示できます。

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5.6.11: 他のサーバの一部を mirror するにはどうすればいいですか?

このためのスクリプトが利用できますが、現時点ではミラーしようとするサーバ に対して、あまり親切とは言えません。これらの振舞いは、貧弱な WWW ロボットに似ています。 もし離れたサーバに対するアクセス時間を改善しようとするならば、CERN WWW サーバ の "proxy" のような機能を考えた方が、より効果的で一般的な解決になるでしょう。

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5.6.12: 自分の web サーバにロボットを近付けない方法は?

web を自動的に旅するプログラムは、非常に役立つことがありますが、深酷な 混乱をもたらす可能性があります。サーバをダウンさせる「深さ優先」検索 ロボットを作る人が、しばしばいます。詳しくは「ロボットを 作る」 (4.10 節)を参照して下さい。

ありがたいことにほとんどのロボットは、もし望むならばあなたのサーバに 近づけないようにしたり、ロボットがひっかかるような (例えば無限個の リンクを持ちうる) サーバの一部分に入らないようにすることができる、 簡単なプロトコルに従っています。"World Wide Web Robots, Wanderers and Spiders" (URL http://web.nexor.co.uk/mak/doc/robots/robots.html ) という文書を読んで、望まない領域からロボットを排除するための標準的な 方法について学んで下さい。また、排除したくないであろう有益なカタログ ロボットを含む、既存のロボットについても読むことができます。

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5.6.13: 自分の web サイトの統計をとるには?

あなたの web サーバの統計をとるためのツールが、いくつかあります:
getstats
getstats は C で書かれた、高い柔軟性をもつ様々な時間単位でのレポートを 作成する、万能のログ・アナライザです。HTML のレポートとグラフを生成する 追加用のパッケージも書かれています。詳しくは getstats ホームページ (URL http://www.eit.com/software/getstats/getstats.html ) をアクセスするか、 または ftp.eit.com のディレクトリ /pub/web.software/getstats から匿名 FTP でパッケージを入手して下さい。
WebStat
WebStat は Python 言語で書かれたパッケージで、ドメイン・国 etc.別、 日・週・月・年ごとのレポートを作成することができます。これを使用するためには Python が必要です。詳しくは WebStat ホームページ (URL http://www.pegasus.esprit.ec.org/people/sijben/statistics/advertisment.html ) を参照するか、または Python を ftp.cwi.nl のディレクトリ /pub/python から、WebStat を ftp.pegasus.esprit.ec.org のディレクトリ /pub/misc から 入手して下さい。
Wusage
Wusage は私が作った、大陸別アクセス分布とサーバの成長を示す inline 画像の グラフを含む、簡単な週ことのレポートを HTML で生成するための C プログラムです。 また結果から、取るに足らないアクセス (inline 画像、ローカルのマシンなど) を 除くこともできます。 詳しくは Wusage ホームページ (URL http://siva.cshl.org/wusage.html ) を参照するか、匿名 FTP でisis.cshl.org のディレクトリ pub/wusage から Wusage を入手して下さい。
wwwstat
wwwstat は Perl 言語で書かれたフル使用のログ・アナライザです (perl に ついて詳しくは、ニュースグループ comp.lang.perl を参照して下さい)。 詳しくは wwwstat ホームページ (URL http://www.ics.uci.edu/WebSoft/wwwstat/ ) を参照するか、または liege.ics.uci.edu のディレクトリ /pub/arcadia/wwwstat から匿名 FTP で パッケージを入手して下さい。 wwwstat の出力から GIF のグラフを作成するパッケージ gwstat (URL http://dis.cs.umass.edu/stats/gwstat.html ) も参照して下さい。

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6: web に関するニュースグループは?

3つのニュースグループで World Wide Web の話題に関する議論が行なわれており、 ひとつがもうじき削除されることが分かるでしょう、
comp.infosystems.www.users
WWW クライアントのソフトと、様々な Internet 情報源へのアクセス方法に 関する議論のフォーラム。初心者の質問、クライアントの設定方法、クライアント のバグレポート、リソースの発見方法、様々なクライアントのパッケージの比較 などが、このニュースグループで受けいれられる話題です。
comp.infosystems.www.providers
WWW サーバのソフトと、ユーザに情報を提供するためのソフトの使い方に 関する議論のフォーラム。全般的なサーバの設計、設定方法、サーバのバグ レポート、セキュリティに関すること、HTML ページのデザイン、その他の 情報提供者の関心あることが、このニュースグループの話題です。
comp.infosystems.www.misc
WWW (World Wide Web) に関する全般的な議論 − 他のニュースグループが カバーしていない関連した話題。Web の仕様、構造の変化に関する主張、 クライアント・サーバ両者に影響する web のプロトコルについて、等々。
comp.infosystems.www (廃用)
古い、全てを受けるニュースグループ。あなたのシステムにはまだあるかも しれないが、公式には news.announce.newgroups のモデレータ David Lawrence によって9月7日に削除された。もしあなたのシステムでまだこのグループを 配送しているなら、管理者に削除するよういって下さい。
訳注:日本語のニュース・グループとして、fj.net.infosystems.www があります。

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7: もっと知りたい人へ

さらに知りたい事は、web を使って下さい。この FAQ は多分、ブラウザを捜して システムにインストールするのに十分な情報を提供するでしょう。もし FTP や ネットワークなどについて、システム特有の質問があったら、そのハードウェアや OS のために適切なニュースグループで相談して下さい。

一度うまく動きはじめたら、 Nathan Torkington の World Wide Web 入門 を読むのもよいでしょう。これは URL http://www.vuw.ac.nz/who/Nathan.Torkington/ideas/www-primer.html で利用 できます。

今後、さらに高度な質問の答を見るために、この FAQ に戻ってくるかも しれません。変更点はチェックしやすいように、常に FAQ の最初にリスト しておくようにします。

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8: 著名

訳注:日本語訳 あさだ たくや asada@nurs.or.jp
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