2010年3月更新
TS-300系|TS-800系|TS-1000系|TS-300系(譲渡・保存車)|TS-700系(譲渡車)|東急車輛製以外
| 形式 | 製造初年 | 最多履数 | 使用車両 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| TS-1004 | 1986年 | 59両 | 9000系 | |
| TS-1005 | 58両 | |||
| TS-1006 | 1988年 | 82両 | 1000系 | |
| TS-1007 | 32両 | デハ1350形からの付随車化改造車1両を含む | ||
| TS-1010 | 1991年 | 18両 | 2000系 | |
| TS-1011 | 12両 | |||
| TS-1019 | 1999年 | 42両 | 新3000系、Y000系 | |
| TS-1020 | 42両 |
1986年登場の9000系では、ボルスタレス台車TS-1000系が本格採用され、以降の鉄道線車両の標準となっています。
9000系の履くTS-1004形・1005形は、従来のTS-800系台車を踏襲してペデスタル式の軸受けとなっているほか、軸箱も共通ですが、8000系のボルスタ付き台車と比較すると側梁の彎曲は浅くなっています。牽引装置は、中心ピンに通した牽引梁と緩衝ゴムによって構成されます。
なお、デハ9200形・デハ9600形の台車軸受(向かって左側)には、軸端式の接地装置が追設されています。
9000系の付随台車で、基礎ブレーキ装置は従来の8000系と同じく、動力台車の片押式踏面ブレーキに対してディスクブレーキとなっています。
日比谷線乗入れ用として1988年に導入された1000系は、先代の乗入れ車である旧7000系と同じく、床面高さが1125mmとほかの車種より45mm低くなっています。そのため、9000系の台車と比較すると、軸ばね寸法が変更されて側梁の位置が低くなったほか、肩部の形状が異なるなど若干の差異がみられます。
2003年の東横線1010F組替えに伴い、長らく営業を外れていたデハ1362、デハ1363が復帰しましたが、1362の台車はTS-1006A形とされ、当初は側梁の右側に改造銘板が追加されていました。
1000系の付随台車で、動力台車と同じく、高さを抑えて日比谷線乗入れに対応しています。
東横線クハ1000形・クハ1100形の台車には、側梁両端にコイルばねによる踏面清掃装置が追設されています。
2枚目の写真は、フラット防止装置を搭載していたクハ1015のもので、検知装置が設置されており、軸箱も特殊な形状となっています。
田玉線の増発対策として1992年に導入された2000系の台車は、側梁形状などに9000系の面影が残るものの、軸受け部を中心に改良が成されており、印象は大きく異なります。
軸箱支持は直上のコイルと両脇に設けられた円筒ゴムによって支持する方式に変更されました。また、牽引装置は中心ピンと横梁をZ字型のリンクで結んだZリンク方式となっています。
電動台車のみにみられる特徴として、向かって左側の軸受けには軸端接地装置が取り付けられており、以降の鉄道線新造車両にも採用されています。
2000系の付随台車で、9000系・1000系と同じく、基礎ブレーキ装置は動力台車の片押式踏面ブレーキに対してディスクブレーキとなっています。
従来、先頭台車の排障器はペデスタル部に取り付けられていましたが、軸箱支持方式が変更されたため側梁から伸びるものとなりました。
2003年には、クハ2000形2両(2001、2002)へ軌条塗油器の設置が行われ、連結面方台車に噴射口が設けられています。
新3000系・Y000系の付随台車で、基礎ブレーキ装置は動力台車と同一です。そのため、違いとしては主電動機や軸端取付接地装置などを搭載していない程度で、外観はほぼ同じものとなっています。
クハ3100形の一部とクハY000形全車には、TS-1000系台車としては初めて軌条塗油器が設置されました。TS-800系台車と同じく、噴射口を左右の軸箱部からバーで支える方式ですが、設置位置が低くなっています。また、TS-800系履用車では先頭車に塗油器を載せる場合、噴射口は連結面方台車に設けられていましたが、本形式では運転台方台車となっています。
2007年には、クハY000形に摩擦緩和システム(FRIMOS)が設置され、連結面方台車に噴射口の架台が取り付けられています。