Deep Side of Java〜Java 言語再入門 第4回 〜 アプレット、スレッド、AWT

AWTの使い方

AWTのさまざまなクラス






AWTの使い方

AWTのさまざまなクラス

その他に、AWTではさまざまなクラスが定義されている。Widget 以外のクラスをおおまかに分類すると次のようになる。

各種グラフィックオブジェクト
色を定義する Color、フォントを定義する Font、画像を定義する Image などグラフィックな実体と関連するクラスがある。
Graphics クラス
これは要するに GC(Graphic Context, WFC だと GDI)である。つまり、現在描画するための具体的な描画色・背景色・フォント・描画方法などを全部まとめて保持した構造体である。AWTの場合、これが各Widgetに個別に存在する。Java はオブジェクト指向言語なので、この Graphic クラスはGCを定義するだけではなく、具体的な描画メソッドを、この Graphics クラスのメソッドとして定義している。
便利なクラス
GUIプログラムで引数に取ったりするのに便利なために用意されているクラスとして、Point, Dimension, Polygon, Rectangle などのクラスがある。これらは実質上、複数の整数値を持った「点」を定義して、それらに便利な操作を追加したものに過ぎない。
イベント
Event クラスから派生する、各種ウィンドウイベントを表現するクラス。たとえば、マウスをクリックしたなどを示す java.awt.event.ActionEvent クラス、マウスの動きを示す MouseEvent クラスなど。普通はこれらイベントクラスのインスタンスを、ユーザプログラムで作成することはありえず、それらイベントを Observer デザインパターンで監視する「リスナ」の引数として渡されるだけである。
レイアウトクラス
Container クラスでは複数のサブWidgetがあることになる。これらを現実のウィンドウサイズの中でどういう「戦略」で配置して行くか、という「戦略」をクラス化したものである。たとえば碁盤の桝目のように配置する GridLayout, 単に重ならないように並べていく FlowLayout クラス、もっと複雑なレイアウトをするための GridBagLayout クラスなど複数の「戦略」がある。



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