Deep Side of Java〜Java 言語再入門 第4回 〜 アプレット、スレッド、AWT

アプレットとは

ブラウザとアプレット






1 アプレットとは

1.1 ブラウザとアプレット

アプレットはブラウザによって処理される Java プログラムである。ということは、WWWブラウザがプラグインのかたちで Java インタプリタを持っているのである。しかし、このインタプリタには SecurityManager を実装したバージョンであり、セキュリティ制限のために通常のインタプリタとは違った振舞をする。

  1. ローカルファイルに対するアクセスはできない。

  2. ローカルデバイスに対するアクセスは、特に許可された音声再生デバイスを除けば不可能である。

  3. ローカルマシンの各種プロパティには一般にアクセス不能である。

  4. アプレットからのネットワークアクセスは、そのアプレットが送られて来たマシンに対してのみ可能である。これはアプレットによるLAN内部のマシンに対する攻撃を防ぐためである。

また、現在メジャーなブラウザには Microsoft 社の Internet Explorer と、Nescape 社の Netscape Navigator があるが、IEはマイクロソフト独自の Java インタプリタを搭載し、その他のブラウザは Sun 社から提供されたインタプリタを利用している。このため、IEでは若干動作が違うだけでなく、バグも個別にある。

また、マイクロソフトは今後アプレットをサポートしない方針に転換し、IEで一般に動作が可能であるのは JDK 1.1 までである。このため、現在の JDK 1.4 から見ると、古いバージョンのレベルでプログラムを書き、コンパイルしないと互換性がないことになる。なので、 -target 1.1 オプションを追加してコンパイルする。

アプレットを見るためには、ブラウザでチェックすれば良いが、JDKには appletviewer というコマンドライン起動のアプレットを見るツールが付いている。引数として見るHTMLファイルを指定すれば、アプレットを含むHTMLファイルを表示する。



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