■山嵐

ちょっと前までサイトも無かったので、諦めて探そうともしませんでしたが最近やっとサイトの存在に気づきました。
それで2月に三枚目のアルバムが出ていたことや、メンバーが6人に増えていたことやら、全国ツアー中だったりとかをほんの数日前に知りました。
私の周りには、山嵐を知っている人もいなければ、知っていても好きではないと言う人達ばかりなので、自らが情報収集をしなければいけないという、音楽に疎いわたしには苦痛とも呼べるアーティストです。

高校生のときに一枚目のアルバムを聞いて、低音ビシバシなところや韻を踏み続ける詞に、日本語の魅力的な部分を知ってから好きになりました。
二枚目のアルバムを聞いたとき、一枚目の山嵐像が壊れて、どうにも受け入れられず、しかしアーティストは日々変っていくものだということを実感しました。
今回やっと三枚目のアルバムを手に入れて、あまりの変りようにまたびっくりしました。
今までの山嵐のイメージはねじ伏せてやる、とどまってやるという頑固な部分が目立っていて、わたしなりに例えると、連撃、乱撃を気合いため無しに繰り返し6ターンまでで決めてやる敏イケだったり、直撃、突撃、撃沈どーん、さぁかかってこい、いいやこっちからやってやる!のような感じだと思います。
そういう危ういところに惹かれたのも事実です。

根本的な部分は変っていないと思いますが、容器が大きくなって、中身も種類が豊富になったような気がします。
三枚目のアルバムで感動したのは、ギターが一人増えて曲自体を聞かせようとしている部分が出てきたところです。
おかげでだいぶ穏やかになって、安心して聞けるようになりました。
ボーカルもなんだか優しくなって、優しいなかにも強さを隠すような感じもします。そんな部分では日本人独特の『耐え忍ぶ』のと似ているような気がします。
変れば変るものなんですね。

オリコンで初登場常に10位以内を保ってらっしゃるようなアーティストに比べれば、まだまだ直撃、突撃、撃沈どーん沈んでもなお戦闘態勢な感じですが、山嵐はあまり好きではないという人にも、受け入れやすくなったんではないかと思います。

疑問に思うことは、なんでDragon Ashは誰でも知ってるくらい有名なのに、山嵐は誰でも知ってるほど有名じゃないんだろうというところです。
直撃すぎる部分が受け入れにくいんでしょうか?
テレビに出ないからでしょうか?
色々な面で疎いわたしにさえわかりやすい部分は、もっとたくさんの人にうけいれられてもいいのになと思うばかりです。

山嵐
http://www.megaforcejp.com/yamaarashi/




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