■フロイト的錯誤

フロイト的錯誤:心理学用語で、話したり書いたりしているときにうっかり起こすミス。意識化にある動機、願望意向の現れ。

つまりわたし的な解釈でわかりやすくいうと、Aの事柄について書いているのに、意識的にまったく関係のないBの事柄も織り交ぜて書きたいと思っていて、織り交ぜるはずがおもいっきり途中からBの事柄について書いてしまい、本題であるAの事柄からかけ離れ、一つの主題にまったく違う内容になったうえに二つの話題が混ざり合うことなく存在している状態だと思わせていただきました。
きっとこれであっているはずです。
ここでは二つの事柄しか挙げていませんが、書けば書くほど書きたい事柄がC、D、Eと手のつけられないほど増えていくはずです。
結局見ている相手、聞いている相手はなにが言いたいのか、何を表現したいのかわからなくなり、書いている人、表現している人だけが満足してしまうという、一方通行的な状態に陥ってしまうと思います。


このフロイト的錯誤についてわたしの日記、テキスト(テキストと呼ぶのも恥ずかしいお粗末なもの)でよく見るなぁと思いました。
わたしは文章を書くこと、話すことどちらも好きですが、自分の本来表現したいものが書けない伝わらないで非常に悩むことがあります。
ですからこんなに悩むならはじめから書かなければいい、好きであってもうまく表現できないばかりに嫌いにしてしまおうという結末に達するんだろうなと思います。
しかしめげずに書く書く。
ですからやっぱり一方通行です。


本来書きたいことや話したいことが表現できないのは、ただわたしの語彙の少なさを誤魔化したり、いいオチが見つからず、なんとか違う話題に走って終わらせようとするからという原因があるだけと思っていましたが、本来の自分の書きたいことや話したいことを強く持っていれば語彙が少なくとも、なんとかしようと一つの事柄を完結させるために食いつくはずです。
そこでは忍耐力のなさと、表現したいと思っている事柄が明確にされていないというわたしの状態が顕になっています。


しかし意識的にフロイト的錯誤にすることも、数ある表現のなかの一つでないかと思います。

・今日の朝ご飯・・試験の結果は出たかな。(フロイト的錯誤会話

つっこむべきところは今日の朝ご飯がいったいなんだったのかというところです。
あとで聞かれて朝ご飯について言ってしまえば、ASAYANのオープニングと同じになってしまいます。
あえて言わない。聞かれてもとぼける。
しかし日常の会話でフロイト的錯誤を繰り返せば、確実にしゃべってくれる人が減ると思います。
どちらかというとこれはシュールなネタになると思います。


フロイト的錯誤がネタであっても、気がつかないうちにでてくるものだとしても、またこれか・・・とワンパターン化されて飽きてくるものです。
たまに使うのは言葉遊びの一種としていいと思います。

そこで思ったことはそろそろ普通のフロイト的錯誤の卒業と、フロイト的錯誤をさらに進化させて自分だけの新しい表現方法を見つけることです。
そこで案を一つ。
使い方としてはフロイト的錯誤を基本に、主語や述語、接続語などをばらばらに持っていき、見て理解するのではなく、理解なんてしてもらわなくていいので見て感じる文章を目指してみました。


『最高!!食べにご飯が朝。もちろん』


理解はするな。さぁ感じろ。





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