2002-7
5日 『ルーシー26』 by.サモ・アリナンズ
★★★★
12日 『キャノンボール・ハイ』 by.猫のホテル
★★★☆
18日 『劇評』 by.加藤健一事務所
★★★☆
19日 『HAKANA〜「いとしの儚」より〜』 at.PARCO劇場
★★★☆
23日 『フローズン・ビーチ』 by.ナイロン100℃
★★★★☆
25日 『ホセ中村とギャッフン・ボーイズ』 by.Piper
★★★★
******************************
5日 『ルーシー26』 by.サモ・アリナンズ 本多劇場 I列7番
★★★★
初サモアリ。ベタベタな笑わせ所がかなりツボ。バカバカしくて相当笑わせていただきました。演技なのか素なのかよくわからない役者陣も面白かったし。「サモアリ版アリス」って何かで読んで知識として入っててよかった。そのおかげで話しがわかりました。読んでなかったらわからなかっただろうな〜。でも、結構好きなタイプのストーリー。バカバカしいことやってるけど、根底にはシリアスなテーマがちゃんとあるし。役者紹介の映像、かっこよかったな〜。あれ、ルーシー役の映像以外はその場でカメラで撮ってる?確信はないけど、たぶんそうだと思います。すげぇ。小松さん、いいなぁ。もっといろんな所で見てみたい役者だと思いました。舞台装置もよかったです。
******************************
12日 『キャノンボール・ハイ』 by.猫のホテル ザ・スズナリ
★★★☆
猫ホテは「イメチェン」に続き2回目。やっぱり私役者の千葉雅子さんが大好きみたいです。阿佐スパ「十字架」の時も「うわ、私この人むっちゃ好きだわ」って思ったんですけど、今回も「ああ、私この人めっちゃ好きだ」って思いました。仕草とか間がとても好みなのです。けど全体的はイメチェンの方が好きかな?役者の濃い個性がものすごく出ていて面白かったですけど。段々狂っていく小林健一さんとか怖かったし。「面白いんだけど悲しい人々」の話しかな〜と私は思いました。ああ、あと前説?の携帯電話の注意の寸劇(笑)が相当ツボでした。笑えた〜〜。
******************************
18日 『劇評』 by.加藤健一事務所 本多劇場 A列14番
★★★☆
池田成志のために最前列センターを取ってしまいました。結論としては「やっぱり翻訳モノは苦手」ということ。けど、それでも星3個半なのは池田成志ですね〜。おかしい!あの人おかしいよ!(笑)けど、あんなおかしい人物なのに、違和感なくちゃんと魅せられるのが彼の力量なのでしょうかね。まぁ、私は最前列で「ああ、いい声…」とか「メガネかけててもやっぱり素敵…」とかミーハー爆発させてたんですけどね(笑)話しわかりやすいし子役もよかったんです。気になったのは、おばあさん役の方。芝居自体は上手いのですが、かなりセリフ噛んでて「おい」と思いました。ストーリーはかなり好きなタイプなのですが、やはり翻訳は好きじゃなかったです。
******************************
19日 『HAKANA〜「いとしの儚」より〜』
at.PARCO劇場 Y列27番
★★★☆
結論は「初演は超えられない」です。井川遥はがんばってました。これが最高の儚だとは思わないけど、井川遥が演じる儚としては上出来だったと思いました。全く期待してなかった分、「おっ」と思わせられました。特に赤ちゃんの時はかなりよかったと思います。後半、鈴次郎がダメになっていく分儚がしっかりしていかなくちゃいけないのに、芯がよく見えなくて残念。銀之丞さんの鈴次郎は、もう最高。カッコイイ。ホント。初演の山中さんの鈴次郎への思い入れが相当大きくて、銀之丞さんも楽しみ半分怖さ半分だったんですけど、もうやっぱり上手い人です。1つだけ言うとすれば、「情けなさ」がもう少しあったらよかったな、と思いました。まぁ、カッコイイからいいんですけど(笑)イヤなヤツっぷりは見事でした。他にも円城寺さんはすごいはまっててカッコよかったし、初演から唯一変わってない六角さんはもちろん最高でした。中坪さんもいい姐さんっぷりだったし、今奈良さんもちゃんと今奈良さんでちょっとニヤニヤしてしまいました(笑)河原さんは…どうなんだろう?個人的に彼の飄々とした感じは好きなのですが、青鬼と赤鬼が噛み合ってないと思ってしまいました。けど、あれはあれでアリなのかな。役者は全体的にみんな○だったのですが、マイナスなのはストーリーと演出。長い!長すぎる!なんで2時間40分?テンポ悪くなってるし、無駄なシーン多いし。特にラスト。青鬼と鈴次郎のセリフがシンクロするところで鳥肌が立って、「儚は花になった!!」の叫びセリフで体金縛りになって、上下からのバーンって噴出しの花びらで号泣したのに、それが全部違う演出になってたら、そりゃ泣けないってなもんです。セリフはシンクロしないし「儚は花になった」はおとなしいセリフだし花びらはヒラヒラ舞ってました。まぁ、演出家が違うんだから演出も変わって当然なのですけどね。賽子姫が人形っていうのも…。どうなんだろう?人形自体はすごくキレイで素敵だったんですけど、普通の演劇において表情が全くないというのはやはり受け入れづらいです。初演のあの「キャハハハハ」っていう笑い声がまた聞きたかったし、最後の賭場で急に笛を吹いたりするところでの表情とかすごくよかったので…。初演の思い入れが強いから、どうしてもそういう目線になってしまいました。タイトル違うんだし別物として見るべきだったのかな…。ああ、やっぱりまた初演の儚がみたいです。
******************************
23日 『フローズン・ビーチ』 by.ナイロン100℃ 紀伊国屋ホール
B列1番
★★★★☆
ナイロン100℃初見。今まで見てなかったことを激しく後悔しました。いや、もう、本当にすごかった。笑えて怖くて悲しくて鳥肌たって、と観ながらすごく心を使って観終わった後なんだか疲れてしまいました。ケラさんが役者の力量をものすごく信じてるだな〜と思う脚本でした。だって本当に上手くなきゃ、こんな役できないよ…と思います。そして、女優4人が文句のつけようがないくらいにひたすら上手い。特に犬山犬子は怖いくらいすごかったです。1幕でキリンを壊してから愛をベランダから落とそうとするところまで、気迫でした。犬山犬子から目が離れなかった。最初は笑いのシーンだったのに、そこから徐々に市子が壊れてしまって愛を殺すまで。(実際には死なないけど)目が据わってて本当に恐ろしかったです。「目が据わる」ってああいうことをいうんだって思いました。残念なのは席が最前列の1番端っこだったこと。むちゃくちゃ観にくかった…。って最前列で見ておいて贅沢なんですけど。それにしてもナイロンってなんてうまい役者がいるんだろうって思いました。それも4人も…。すごいです。
******************************
25日 『ホセ中村とギャッフン・ボーイズ〜都合によりホセ中村は出演いたしません〜』
by.Piper スペースゼロ
4列23番 ★★★★
Piper初見。最初「ついていけない」って思いました。笑いがコテコテの大阪で周りはかなり笑ってるんだけど、私全然笑えなくって。笑えるところはもちろんあるんだけど、最後まで「ん〜ちょっと違うかも」っていう気分は残りました。芝居のストーリーも、まぁベタなストーリー。主演の女優と姉役の2人がキツイ。最後まで気づかなかったけど姉役、パイレーツの人だった。さすがにむちゃかわいかった。けどけど!まぁ、それ以外の要素が好みだったんだな〜これが。お腹いっぱいだから!っていうくらい濃すぎる役者の面々。こんなに全員が全員キャラ濃いなんて…。そして、みんな意外と楽器ちゃんと上手いのね〜。山内圭哉はバンドやってるからちゃんとできるのは知ってたけど、八十田さんがドラム叩けるのにビックリ。大王も歌うまいんだ〜。そんでそんで山内圭哉!ヤバイ!なんか知らないけどめちゃくちゃはまりました。カッコイイ!ギャァ!コテコテな大阪弁が最高でした。で、決定的なのはカーテンコール。バンド演奏で役者紹介。大王がDJで客あおって、しまいには皆立たせて。前説で紙テープ配ってて、それを好きなときに投げていいんですよ。私もらわなかったんだけど、もらえばよかった〜。山内さんの時に投げたかった…。で、ノリノリで終演。もうテンションあがりきっててどうしようかと思いました。芝居自体は星3個か3個半くらいなんですけど、山内圭哉とカーテンコールで星増やしてしまいました。終演後にこんなに「面白かった!!」って思ったのも、もう1回みたい!って思ったのも久しぶりでした。(しまった…ただのミーハー日記になってる)