2001-4

7本  BEST OF APRIL→ 「斉藤幸子」ラッパ屋

10日 「風を継ぐ者」 by.キャラメルボックス
    ★★★★
11日 「赤ずきん」 by.上海ジェット
13日 「爆走!炎の郵便屋」 by.カプセル兵団
    ★★☆
19日 「ソコマデイコウ」 by.ゴムキュウ
23日 「斉藤幸子」 by.ラッパ屋
    ★★★★
25日 「食卓の木の下で」 by.遊◎機械/全自動シアター
    ★★★★
27日 「アゲイン〜怪人20面相の優しい夜〜」 by.扉座
    ★★★☆

******************************
10日 「風を継ぐ者」 by.キャラメルボックス
サンシャイン劇場 
1732番 ★★★★

96年の作品の再演。
正直観る前は細見に迅助(主役)はムリだろうと思っていたが、予想に反してかなり健闘していた。まだ始まって
3日ほどしか経っていないのにもう声がかすれ気味だったのが気になったが、セリフを聞き取るのに支障があるというほどではなかった。今までの彼にたいして持っていたイメージを変えさせてくれた。相棒役の岡田達也とのコンビが初演にない良さだったと思った。初演では兵庫が一段上から迅助をさとしている、という感じがあったが(今回もそういうニュアンスはあるのだが)今回は本当に友達として、というか兵庫が新撰組の中で心を開いている数少ない人間が迅助であるっていうのが納得できる感じがした。
初演と同じ役をしていた岡田さつきと菅野良一がよかった。菅野はあいかわらず滑舌が悪いのだけれど、それを上回る演技を見せてくれる。キャラメルで沖田総司といえばやはり菅野なのだろう。太ってる太ってるといわれる割りには、キレのいい動きをするし。私が
1番すごいと思ったのは殺陣。ものすごい迫力。はんぱじゃないキレ。生半可な稽古じゃとてもできないだろうな〜と思った。殺陣だけであんなにゾクゾクしたのは始めて。
ダメだと思ったのが、田嶋ミラノ。初演の津田さんのイメージが強すぎて、どうしてもかすんでしまう。もっともっと存在感だして「秋吉よりよほど武士らしい」というセリフに真実味を持たせて欲しい。あと、やっぱりラストの曲は初演の曲がいい。個人的な趣味も入ってると思うけどやっぱり「風を継ぐ者」を終わらせる曲はあの曲だと思う。
もう
1つ。細かいところだがどうしても気になったのが「生きててよかったなぁ、秋吉」「バカ!俺たちみんなだよ!」というセリフ。このセリフってとても重要、というかこのセリフに全てが収斂されるようなセリフだと私は思うんだけど、このセリフが軽く流れちゃっている気がした。もっともっと心をつかまれるようなセリフにしたてて欲しかった。また千秋楽にも行くので、どれだけよくなっているか期待する。細見の喉がつぶれていないことも祈る…。

******************************
13日 「爆走!炎の郵便屋」 by.カプセル兵団
アイピット目白 ★★☆

カプセル兵団は二度目です。
はっきりいって本が全然面白くなかった。途中で寝ました。シンプルな舞台装置や小道具を使わずに役者の体で表現するピスタチオっぽい所は好きなのですが、とにかく脚本がダメ。前回はそこそこ面白かったのにな〜と思っていたら、今回の脚本は外部の人に頼んだんだそうで…。それでか…という感じです。
役者も上手い人とそうでない人の差がとても激しかったです。メインキャストはそれなりに見れたのですが、脇を固める人は見れたもんじゃないって人もいました。これで
3000円は高いんじゃないかな?でもやっぱり主演の田中精さんはいい役者さんだと思いました。…って私の先輩なんですけどね(笑)次は客演が決まってるそうで…。それも見にいきたいと思います。

******************************
23日 「斉藤幸子」 by.ラッパ屋
シアタートップス 
F1番 ★★★★

「ヒゲとボイン」に続き2度目のラッパ屋。
面白かったです!とにかく役者さんがみんなすごくよかったです。おかやまさんのお父さんや福本さんの高校生
()、みんなちゃんとしたキャラクターを持ってるところがいい。その中でも特によかったのが三鴨さん!!!むちゃくちゃ素敵でした。特におじいちゃんが亡くなった時の演技には本当にひきこまれました。芝居全体は2時間半弱と少し長め。トップスは客席が窮屈なので体がつらかった分、長いかな〜と思ってしまいましたけど、ここはもうちょっと短くしてもよかったんじゃないかな?って思う所がないので、この長さでいいのだと思います。セリフ一つ一つがすごく素敵だったし。笑って笑って笑って泣かせて、で観終わった後いろいろ考えらせられてしまう芝居だったと思います。幸せってなんだろうなぁ〜。

******************************
25日 「食卓の木の下で」 by.遊◎機械/全自動シアター
青山円形劇場 
D39番 ★★★★

遊◎機械/全自動シアター初見。ハーフプライスで見ました。
最近チケット代にばっかりこだわってるみたいで嫌なんですけど、
2500円は安いけど5000円は出せないかな?という感じでした。すごく温かい舞台だったと思います。人物11人の気持ちがちゃんと伝わってきて、ほほえましかったり心臓がギュってなったりしました。最後の最後、終わってからなんだか泣きそうになってしまいました。終わった後も、すぐ席を立たずに余韻にしばらくひたっていたいようなお芝居でした。役者さんがみんな上手かったです。その中でも山崎一さんが素敵でした。微妙な役だったと思うんだけどすごくよかったです。高泉さんのおばあさんもすごくよかったです。劇中で家族みんなで歌を歌ってそれを録音するっていうシーンがあったんですけど、あれ家でも昔やったことがあるんです。なんだかすごく懐かしくなって、家に帰ってからテープを探したんですけど見つかりませんでした。どこいっちゃったんだろう、あのテープ。

******************************
27日 「アゲイン〜怪人20面相の優しい夜〜」 by.扉座
サザンシアター 612番 ★★★☆

話の展開が強引な感じがするんだけど、役者の演技力で救われてるという印象をうけました。登場人物が多いし前半の展開が早かったので、最初は話しをつかむのにちょっと苦労しました。脚本は横内謙介としては「そこそこ」だと私は思いました。まぁ、好みの問題なんだと思いますが。私は「いとしの儚」が心底好きなので…。(なんか儚は一般的にはあんまり評判よくないらしいのですが私は好き)
役者では山中たかシさんがすぅぅっごくよかったです。もうおいしいとこ総取りって感じでした。面白すぎ。そしてアイシャドー濃すぎ
()おまけに汗かきすぎ()登場して間もないのに、あごからポッタポタ汗たれてるんだもん()でも、面白かったしかっこよかったです。あとは近藤正臣さん。怪人役が本当にはまってました。存在感ありますね。佐藤累央くんもよかったです。元モデルだけあってかっこいいですし()ただ、近藤さんファンの商業演劇なおば様方が妙なところで拍手をするのがどうもいただけませんでした…。近藤さんが登場しただけで拍手、とか止めて欲しかったです。しょうがないとは思いますが。

*back