被害総額数十億円!

緊急スクープ!!




業界騒然大手パチンコメーカーによる確信犯的集団ゴト行為が発覚した!!それは、『出玉コントロール』というパチンコ業界の病理に巣くうファン虫の集団犯罪であった。
底無しの不況の営業で、青色吐息のホール側を尻目に、ただでさえ一人利益をあげていると言われるメーカー。 もとはと言えば、パチンコファンたちに還元されるべき億単位の金額が、そのなかでも大手のメーカーグループによって、今日も日本のどこかで搾取されているのだ!!

ファン無視の『八百長』遠隔操作の実態


 「確かにそうです。うちの店では、出玉コントロールはやっていました。
・・・この業界、やっている店が多いのは事実です」東京郊外に中規模のホールを持つこのオーナーA氏は、取材に対して、店での出玉コントロールの事実を見とめた。
筆者は、この時点で、パチンコ業界の最大のタブーである、この『出玉コントロール』について取材していたのだった。
 出玉コントロールは遠隔操作とも呼ばれ、完全な違法行為であるが、一部パチンコ店では確実に行われている。
風営法に明らかに違反しているのだが、現在まで摘発はかなり稀なのが、現状である。
その稀な摘発が今年、1月に宮城県で行われた。
27日に、宮城県古川市のパチンコ店2店の経営者ら2人が、古川署に風営法違反(無許可設備変更)の容疑でパチンコ台などを押収された上、逮捕された。
その手口とは、パチンコ台の基盤にかかる電圧を上下させ、出玉コントロールを行っていたという。
そのための改造システムをパソコンを使って行っていた。その件で、東京都港区のコンピューターソフト企画会社『エイヴィックスジャパン』にも家宅捜索が入った。
 この事件を受けて記事を作成した、パチンコホール向けの業界誌『遊戯通信』の記事「横行する遠隔操作の手口と防止策」を引用したい。
「手口は大別して遊戯機の電子部品を狙ったゴトと同様、かつてはロム系とブラ下げ系に分かれていた。(中略)ブラ下げ系の遠隔操作は当りか外れかの選択が基本である。
しかし、前述の理由(筆者注・ロムはチェックが入るため)でロム系遠隔に危険が生じたため、今ではこの手法が主流となり、今度は遠隔操作用パソコンにキメ細かいプログラムを組み込むなどの発展をした」(3月号22P)
これによって大当たり回数や出る時間、割数の時間ごと、日ごと、週ごとの設定が自動化されるのだ。
 この『ブラ下がり』とは、遊戯台の基盤などに仕掛けられたミニ中継基盤のことであり、遠隔操作の子機にあたる。
大きさは40ミリ×30ミリぐらいだが、年々小さいものが開発されているようで、たとえば、立ち入り検査に際しても、かなりの専門知識がないともともと遊戯台にあった部品化と思ってしまうと言うのだ。
これを遊戯台の液晶基盤の間や、スタートセンサーにつながる配線部分に接続し、大当たりを誘発されるという仕組みである。 これらに有線と無線で操作を行う。
この操作にはノート型パソコンを使うわけだが、「遠隔用プログラムを組み込む際には、ワープロ機能や住所録などの通常ソフト内に隠し、しかも当然ながらパスワードを使用、プログラム解析に対しては自動消滅する機能も入っている」(前出『遊戯通信』による)という、機密保持を行うのだから、いかにホールにとってのトップシークレットかが分かる。
ファンの間でも「時間になると一斉に大当たりする」「リーチは多いが当たらない」「回る台だが当たらない」などは、遠隔操作が行われていると噂され、一部ファンには「監視カメラはそのためのもの」とまで根強く信じられている。一説によると、ファンの4分の3はこの遠隔操作の存在を信じていると言われる。これは、そのままファンのパチンコ業界に対しての不信感にもつながる。
「出玉コントロールは、お客さんのためにやっているんですよ。負けこんでいる常連のお客さんに対して、大当たりをプレゼントしたり、プロへの対策であったり・・・」A氏が言う「客のため」とは、ホール側が出玉コントロールを正当化するために使う詭弁であることは明らかだ。
大負けして2度と来なくなってしまっては元も子もないから、腹が痛まない程度に負けを押さえて、時々勝ってもらい、トータルでは大きく負けてもらう・・・。
このようなホール側の方針が、ファンの不信を呼んでいるのは事実である。
新聞紙上でも問題になったパチンコ依存症。
パチンコで作った借金のドロ沼にハマっていく主婦たちは、ジワジワと勝てるはずのない『出玉コントロール』の罠にはまっていってしまったのだ。
それでも、果たして「客のため」と言えるのか?当初の取材目的は、出玉コントロールの告発で、筆者は意図的に店側の言い分を引き出したいため、取材相手を挑発する意味で、A氏を一喝した。
「5万円負けがこんでいる客に3万円還元して、長いスパンで毎日2万円ずつむしりとっていくほうが、確実にホール側は儲けるはず。
主婦などが自殺にまで追い詰められていくのは、まったくこの出玉コントロールのためではないか!!そんな八百長をやってては、いつまでたってもパチンコは表の世界に出ることはない!!」少々言い過ぎたきらいもあったが、A氏は唇を噛み締め、言葉を押し殺してポツリポツリと、驚くべき内容を語ってくれた。
「・・・確かにその通りです。
客付きをよくして、ホールの利益を上げるための出玉コントロールです。
でも・・・、我々も大きな罠にハマッてしまった。
実は、その『出玉コントロール』が原因でゴトにやられて、億単位の被害にあったんです」
そして、彼のつぎの一言は、筆者を仰天させた。
「それは、・・・大手N社グループによって、集団的ゴト行為として行われていたんです」

(参考)


驚愕の事実!!大手N社が集団でゴト行為!!


大手N社が集団的ゴト行為!?その言葉に一瞬、筆者は自分の耳を疑った。
「・・・N社グループの集団ゴト行為は、ホール側の弱みに付け込んでのものです。
対等に戦えないばかりか、それを、私たちは、どこにも持っていくことができないんです」一言一言、恨みを込めて語るA氏の言葉の中から出たN社というのは、どんなパチンコファンでも知っている大手のパチンコメーカーである。
もともとパチンコ台のメーカーとして知られていたが、最近はパチンコの総合商社化しており、パチンコ台は元来部品製造子会社であったSという会社が製造元になっている。
花吹雪でのリーチと高い連チャン性でCR機ブームを作ったと言われる『H』の製造元と言えば、すぐにお分かりだろう。
そのN社が、集団的ゴト行為とは、一体どういうことなのか?
「・・・私たちのホールが一昨年、改装と同時に、遊戯台をN社に発注したんです。
それでN社の口利きもあり、改装の島工事をN社グループのK工業に頼んだんです。
そこでK社によって『出玉コントロール』の工事をもちかけられました。
私はオーナーとして、出玉と割り数を完全に把握できるならば・・・、そう思って同意したんです」正直な印象として、A氏は利益優先の経営者ではなく、店も良心的なほうである。
その彼でさえも、『出玉コントロール』を導入してしまった。
だが、K工業はそれだけではなく、なんと『偽造プリペードカード』の卸しまで持ちかけてきたという。
さすがにA氏もこれは断ったという。
「噂には聞いてましたが、なにせ初めてのものだったので、向こうの言いなりでした。
大手N社の紹介ということで信じきっていたこともあります。
それで、K工業から『遠隔操作を扱うには、新しい人間を入れたほうがいいでしょう。
経験もあって優秀なホール主任がいますから、紹介しますよ』と言われ、店長としてMという男と、Sというオペレーターを紹介されたんです」このMとSという男。
この男たちは、確かに長いホールでの経験があるが、後に判ったことだが、店をつぎつぎを移っているのである。
新装開店2ヶ月後もすると、店をやめて他のホールへと移るということを繰り返していたのだ。
「経験豊富で有能な人材という触れ込みだったのに、利益はさっぱり上がらず、客足も遠のいてきたんです。
それで調べてみると、普通の経営どころか、玉の横流しまでやっていた疑いが出てきた。
K工業にも事情を伝えたんですが、それから、ゴト行為と思われる被害が頻出しました。
それで調べてみると、出玉コントロールを外から操作されて次々と玉を抜かれていたんです」それだけではない、オーナーA氏にも覚えがない裏ロムまで発見されたのだった。
開店から3ヶ月ほどで、被害総額は1億にもなっているのではないかと言われる。
「誰が犯人かということは、はっきりと判っているにも関わらず、私は何もできない。
それどころか『N警察』と業界で呼ばれているN社に対して敵対することは、この業界で生きていけなくなることを意味するのです」N社は、自社の遊戯台の審査での便宜を計ってもらうためだろうか、警察OBの天下りがかなりの数、顧問などの職にると言われており、『N警察』と呼ばれている。
もちろん、この言葉には、業界内での権力者という意味も込められているのだが。
「私はホール経営者として、違法行為である『出玉コントロール』を依頼してしまったことを後悔しています。
・・・私は、K工業だけが、このゴト好意を集団で関与していると思ってましたが、事実は違って、それはN社ぐるみのようでした。
私のもとへ、同じくN社の被害にあった千葉のあるホールから、事実の確認にきた人が教えてくれたのです」ここで冒頭の宮城県の事件を思い出して欲しい。
そこで家宅捜索が入ったコンピューターソフト会社『エイヴィックスジャパン』はこのK工業とよく仕事をしていた。
その上、一時は本社がN社所有のビルの中のワンフロアにあったこともあり、完全なN社系列の会社であるというのだ。
すべての疑惑は業界の巨人、N社に集中してきた。
筆者は、その大手N社とたった一人で戦う千葉のホール経営者に会うため、アポイントを取った。


警察までも使ってN社の嫌がらせは続いた!!


千葉県は佐倉市。
奇しくもこの地は、江戸時大に、過酷な領主の圧制に対抗する農民一揆の指導者、佐倉惣五郎が出た土地である。
パチンコ業界の巨人N社と、孤立無援の戦いを続けるホール『D』も、この地にあった。
当事者である社長のB氏に、ことの経緯を聞くことにした。
「私のところはA氏のホールとは違って、『出玉コントロール』の工事も、『変造プリペイドカード』も断った。
ただでさえ、闇の部分が多いこの業界で、そのような行為で客を裏切ることは、結果的に自分の首を締めることになるのは明らかだから。
それでも、異常なくらいしつこく『出玉コントロール』を勧めてきた。
今となって考えると、工事をしないと、うちの店からゴト行為で金を抜くことができなかったからだろう」B氏は平成8年4月に、新店舗を開店するにあたり、当時品薄であったパッキーカードユニットを注文するために、N社の紹介で島工事に関してK工業を紹介された。
その配線工事は下請けのA電気である。
「この時に導入したコンピュータが、今年1月に宮城の『遠隔操作発覚』事件で、家宅捜索を受けたエイヴィックス社製のもの。 そして、K工業に『若手で実力がある釘師』としてSを紹介された」これを奇妙な一致とみるか。
いや、そんなはずはない。
B氏の店でもSは玉の横流しが発覚している。
96年10月のことだ。
わざわざ埼玉から同級生の男女を呼び寄せ、打ち子として使っていたのだった。
当然、B氏はK工業にSの行動についての苦情を伝えた。
Sのその後の動きだが、A氏の店には、またもK工業の紹介で入っている。
・・・玉の横流しという、ホール勤務の人間として一番やってはいけないことをやった人間を、まともな会社ならば、またも別の大事な取引先に紹介するだろうか?
「それだけではない。K工業がA電気を使って島工事の配線をやったホールには、ほとんどエイヴィックス社製のコンピュータが導入されて、そこにSやMという人物が従業員として、K工業の紹介で入っている。いろんな店で、このSと行動をともにしているのは、私の店で、Sに手足のごとく使われていた店長格の人間だ。どうやら、Sと私の店で不正を行って以来、同じ仕事をする仲間として一緒に行動しているようだ」これですべてがはっきりと見えたと思う。
つまりは、K工業、そこを工事業者として指名してきたN社ぐるみでの、出玉コントロールを悪用した集団ゴト行為だったのだ。
この事実が判明したのは、K工業が請け負った工事店を調べ、解雇したSの足取りを追った最近のことだったと言う。
「Sの解雇の後、ゴト師らしい連中、不審な外国人が多数店に出入りしていた。そこで台のデータを調べると、違法ロムらしい基盤が70台ほど発見された。すぐにN社に検査に出したところ、64台のうち12台の不正基盤という結果が出たが、素人が見ても明らかに変な基盤が正常として返ってきた。今思えば、N社ぐるみであるあKら、当たり前の過少報告だったはずだ」そればかりではない。
その年の12月に新台入替えの配線工事を行う時に、今度は独自に新しい別の業者に依頼したところ、島の中に不審な配線を発見したという。
調べると玉の補給を意図的に行う配線だった。
「すぐに工事に関わった業者を集めて検証を行ったが、配線工事を担当したA電気は『コンピュータを交換したときに営業に支障があるので、予備の補給線を入れた』という答えが返ってきた。しかし、これは事実ではなく、あきらかに始めから工事がされていた配線であることは間違いない」結局、B氏にとって納得できない回答のままであったのだが、不審な行動に出たのは、A電気の側だった。
何と、警察に駆け込んで「B氏から、『N社が不正配線をしろと命令した』と、証言しろと脅された」として、被害届けを出したのだった。
もちろんB氏にそんな事実はない。
「私はこの時点まで、N社も被害者であると考えていた。コンピュータの入替えとそれに伴う配線工事の契約先はN社であるので、事情を説明してもらうためにN社に弁護士を同行して出向いたのだが、調査の後、後日連絡するとのことだけで、要領を得ない回答のまま帰ることになった。その後、この年末と年始にかけて、私自身を先のA電気の人間の虚偽の被害届けのために逮捕するという動きまであった」警察OBが多数出入りするN社のこと。
現場の警察を動かしての嫌がらせだったのだろうか。この事態にB氏ははっきりと、N社の組織的な関与を認識した。
「年があけて97年の1月6日。この不正配線の原因Gな究明されるまで、N社に振り出した手形をN社に連絡の上で、銀行に供託することにした。これは、不正行為の原因が判るまでは、当然の行為」しかし、突然、予期しない方法でN社は悪質な嫌がらせを行ってきた。
なんと、1月13日、東日本遊技機商業共同組合より組合に加盟する業者に対して「(B氏の店舗)が手形の不渡りを出した」との通達が出たのだ。
「取引がある業者から確認が入ったので判った。これはまったく事実と異なる文書であることを説明し、現状と変わらぬ取引を要請すると、その業者から『理由は判ったが、組合より訂正通達が出ない限り機械や部品の供給はできない』という。当店の営業をできなくする不当な圧力であり、明らかな公正取引法違反であり、営業妨害だ」ついに、N社は、なりふりかまわずB氏のホールを潰しにかかった。
これは「虚偽の情報を意図的に流布しての営業妨害であり、明らかな公正取引法違反である。30兆円産業のリーダーたる企業が、このような、あからさまな違法行為を行うとは・・・。これは、不正配線の疑惑が、完全にN社ぐるみであったと言うことの状況的な証拠にもなる。
「すぐに組合に弁護士を通じての事実確認を行った。すると『N社が不渡りの手形を持って説明に来たので事実確認をしないで組合員に通達を出した。N社からの説明がない限り訂正通達は出せない』との返事をもらった。弁護士がN社側の今回の責任者と、話し合いの場を持ったが、海外出張のため予定変更までされ、ようやく出来た話し合いの当日も事実関係を認めずに、『A電気とK工業に確認したが、そういう事実はない』との回答しか得られなかった」
つまり、不正配線の事実と、ゴト行為が行われていた事実だけがあるのに、やった人間はいないと、N社は主張するのである・・・。
だが、前述の通り、玉の横流しをしていた人間、Sらをその後も「優秀な人材」として、工事に入ったホールに紹介し続けたK工業があくまでも「事実無根である」というのが、通るのであろうか?
「結局平成9年3月31日に、総額5200万円を供託したところ、N社が千葉地方裁判所佐倉支部に供託金の仮差押えをかけてきた。これに対して、我々は、一般裁判に移行することを申し入れた。すると、N社が原告となり、被告が我々になってしまった」虚偽の不渡り情報を故意に流し、さらに偽証の被害届けまで出したN社。
意図的にB氏のホールを潰しにかかった。
そうまでして隠そうとしていたのは、当初、B氏がN社も被害者だと思っていた不正配線の事実であるのだ。
どうやら、単なる下請け工事会社が単独でやった不正行為でないのは、間違いないようである。



パチンコ業界の業態正常化への路は遠い!!


その後、K工業は様々な疑惑を残しながら倒産してしまった。
これは裁判が開始されてからのことだ。
裁判を見越しての計画倒産の可能性が大である。
また、N社からは『K工業は代理店であり、Nグループではない』という見解も出されている。
N社グループと書かれたパンフレットやカレンダーなどには、はっきりと『K工業』という名前が残っているにも関わらず、である。
一説には、このK工業という会社は、N社の先代者著に可愛がられたゴト師集団の会社組織であるとも、N社幹部社員が自分の私腹を肥やし、ゴトによる非合法活動を組織的に遂行するために設立された会社だともいわれている。
ここまでくると、小説や映画の世界だと一笑に付される人もいるかと思うが、N社という会社はあまりにもダークな部分が大きいのである。
K工業とともに、Nグループとはっきりと名前があがっていた『エイヴィックスジャパン』は、前述の通り、業界内での最大のタブー、出玉コントロール(遠隔操作)に、はっきりと関与していたのだ。
以下は未確認の噂であるが、N社にかかわるものを、一つ一つをここに挙げていきたい。
N社の幹部社員による、会社の金の使いこみ。
現在、その幹部社員は、新宿で堂々と高級クラブを出店しているが、N社側は何の対応もとれない。
それは、その使いこみの幹部社員が、N社の存続に関わる秘密を握っているからである。
N社の遊戯台はかなりギャンブル性が高いことでファンの間でも好ききらいがはっきりと分かれる。
そして、一番、裏ワザの攻略法が多いとも言われる。
これは、高いギャンブル性で客付きをよくし、ホールに普及させた上で、打ち子集団によって、利益をあげるためのもの。
N社の遊戯台が遊戯台の審査機関である保通協を通る時には、かなりのお目こぼしがある。
保通協の審査は審査の申請の書類代だけで、120万円ほどかかり、それも一度で通ることなどまずなく、何度も落とされるのが通例。
N社の場合は、警察OBがかなりの数いるため、審査が甘いとか。
・・・いろいろな噂を挙げていけば本当にキリがないが、かなり信憑性がある噂も多い。
N社の闇の部分は深く、まったく底知れないのである。
現在、裁判は続行されており、その間に、K工業の倒産、『エイヴィックスジャパン』は遠隔操作で家宅捜索という事実があった。
N社側は、パチンコ業界ゆかりの弁護士を多数立てて裁判に臨んでいる。
もちろんそういった弁護士が、いくら有能であっても、B氏有利という状況で裁判が進行していることに間違いはない。
B氏側のゆるぎない物的証拠と、N社側のどう説明されても、到底納得できるものではない不審な行動などを見れば、裁判の結果はおのずと予測がつくはずだ。
パチンコ業界は換金合法化をここ何年かの『宿願』とし、政治的働きかけを含む、様々な活動を行っている。
だが、パチンコファンにとっては、出玉コントロールや、集団ゴトなど、あまりにも不透明な部分が依然として多すぎるのだ。
ファンと業界の間には、不審の溝があまりにも深く横たわっている。
換金合法化という新しいパチンコシステムの構築には、社会的コンセンサスが何よりも必要とされるのに、業界トップ企業が集団的犯罪行為に手を染めている疑惑が出てくる現状では、到底社会的に認知されるとは思えない。
パチンコ業界の良心というものが存在するのであるならば、N社の今回の疑惑を業界を挙げて徹底的に解明すべきなのだ。
今回の裁判において、N社の主張がすべて受け入れられるようならば、パチンコ業界には一筋の光明すら存在しない、闇しか残らないのである。

次回公判は、平成10年9月24日である。続編取材をお楽しみに!


K.Y.(フリーライター)

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