この発想はなかったわ…

ブログ炎上情報を共有するサイト「炎ジョイ」開始

「炎上しているブログやサイトの情報をみんなで共有し、ボヤを大火事にしてしまうサイトです。また、シャイな人のために炎上サイトの上のレイヤーに攻撃・防御に分かれ罵声を書き込み鬱憤を晴らせます」

凄い。この発想が凄過ぎる… そしてある意味素晴しい。

件のサイトは帯に

炎上と思って勇んで駆けつけたら、すでに沈静化。。そんな思いもうイヤだと、サービス開始

とまで書いてある。

つまり、「火事と喧嘩は江戸の華」と同じ発想なわけで、当事者にとっては深刻な問題であっても、ヤジ馬にとっては

娯楽

なのだ。深刻な問題としてとらえられがちな「炎上」が、「娯楽」に昇華されてしまっている。逆に言えば、それだけ「炎上」が身近なものになってしまっているということ。

そうなると、「炎上職人」だの「消火職人」だのが現れ、さらに「マッシュアップ」がされたりとか、考えるだけで

楽しく

なってしまう。

これを「不謹慎」と思うか「いい」と思うかは、人それぞれだろうが、今までの「炎上」は参加して当事者になるか、完全な傍観者になるしかなかったのが、「野次馬」というレイヤが出来るというのも面白い。

つまりまぁ「炎上」なんてのは当事者が深刻に悩むようなもんじゃなくて、大多数の人にとっては「娯楽」だということ。ネット人としては、

2ちゃんに名前が出たら一人前

だしね。

とは言え、ビジネスあるいはサイトとして成功するかは微妙。炎上自体は娯楽性があるし、その情報を集めたい人はいるだろうが、こういったものに不可欠の「職人」が出来にくい。ネット上での「放火」は実は「焚き火」でしかないという気もする。

「作られた炎上」が果して面白いかと言えば、そうじゃない。「偶発性」も重要な要素だからだ。「日常の中のパンチラ」はほんのちょっとでも嬉しいが、「見せパン」で「はい見て見てー」とやられても「はぁ?」でしかない。「炎上」も「起きている内容」よりも「起きていることそれ自体」が面白いわけだから。

PS.

そしてこんなことに。

「炎上」情報共有サイト 運営会社が真っ先に「炎上」

これはいいプロモーションですねwww
「熊ぇり」もウケるための自宅放火してたわけだし。

まぁこれをうまく乗り超えたら、1つのハードルは超えられるのだろうが。

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