「病人食」の話をする時には、栄養指導の話がなければならない。
入院している時に退院後の栄養指導があった。私の場合、
- 高脂血症
- 軽度の糖尿病
- 動脈硬化
あたりが問題となっているので、まさに栄養指導がキモとなる。
ところで、実は入院前は割とマトモな食生活を送っていた。元々、ムダに塩辛いものは好きではないし、大食いは金がかかるからたまにしかしないし、野菜もそれなりに心掛けて食っていたし、自炊はちゃんとしてるし… ということで、素人~半可通が思いついてやる程度のことはやっていた。もちろん、しょせん素人に毛の生えたようなものでしかないから、問題があったわけなんだけど。
「わかってる人」にしてみれば、これを見ただけでも中途半端だということはわかると思う。
そこで「栄養指導」を受けるわけだけど、問題とされたのは…. 全部覚えてないwww
と言うか、実にそこが問題で、網羅的にあれが悪いこれが悪い、あーしろこーしろと言われても、
「はぁ」
と言うしかない。単に問題点を羅列して改善点を並べるとか、
ダメなコンサル
の典型みたいなもので、「結局何をどうすればいいのか?」「まず解決するべきは何か?」という点が全くない。そこをつっこんでも、「ですから…」と同じことを繰り返すに過ぎなかった。業界的に言えば、「御社の基幹システムにはSAPの導入が一番です。まず国際標準が…(延々カタログ的な説明)」みたいなことをされていると思えばいい。
あげくに、「卵はコレステロールが」とか始まるものだから、「それはウサギの実験が根拠なのであって、人間では十分な疫学的エビデンスないですよね」とつっこんでしまうわけだが、「定説です(キリッ」みたいな反論されてしまうので、マトモに話す気が失せてしまう。まぁ、「エビデンスはないけどどうも感受性に個人差がある」みたいな話は出してくれたのだが。いや、今時エビデンスのない医療行為とかありえんし。
ご多分に漏れず、塩分の制限とかも言われる。「なんで塩分制限が必要なの?」と聞くと、「高血圧になると…」みたいな話をされるのだけど、「私の血圧見ました?」「いや、だから血圧が高くなると」とか、全く話にならない。現状把握のない「指導」に価値はない。
まぁそんなわけで、素人ながらも「どうもこの栄養士の話は聞くに値しない」と判断したのだけど、それでも素人ながらいくつかのエッセンスを抽出した。それは、
- 総カロリーを抑えろ(1800Cal目標、出来れば1600くらい)
- 3食均等に食うようにしろ。1食にまとめると総カロリー少なくても糖尿になる
- 野菜食え(300~350g目標)
ということのようだ。これは「指導」の最後に、
「要するにこういうことですよね?」
と確認をしたので、これ自体は多分間違ってなかろう。まぁその後に「××を1単位として」とか始まったのではあるが。