無茶なものは食わないではいられないので食って来た。
でも、言う程のことはなかった。
以下はヨタなんで読む必要ないよ。
「フライドチキンにベーコンはさむ」とか、正気の沙汰ではない。そこに痺れ憧れて、はるばる秋葉駅の向こうまで行って来た。
ところが、出て来たものを見ると、
小さい
のだ。まーそりゃ油でギトギトであろうものだから、そんなにいっぱい食えるもんじゃないってのはわかるんだが、量としてはちっとも食った気がしない。「セット」と言ってもケンタッキーのはドリンクしかついてないので、ポテトつける。
ハンバーガーの類が1個で満足出来るとは思ってなかったので、「念のため」に「醤だれチキンサンド」も追加したのだが、これもペロだ。
若者じゃないんだから、こーゆーものをばかばか食えるわけでもないんだが、それでもあっと言う間だった。
娘と一緒に行ったのだけど、娘は件のサンドの他に「フリフリポテト」を食っていた。
二人の感想としては、
多分もう来ないな
ってこと。
件のサンドがイマイチ小さいということもあるのだけど、なんとゆーか満足感がない。それでいて、二人合わせて2000円くらいの金がかかっている。「フリフリポテト」なんて、あれだけで320円だ。320円あったら牛丼食えるぞ。二人で2000円とか、普通に飯食った方がいいぞ。2000円あったら、「シャリマール」のランチバイキングとか食えるし。
ケンタッキーのフライドチキンは、おいしいと思う。同等以上のものを作れるかと言われれば、私は無理だ。そういった意味では、価値のあるものだと思う。
しかし、「コストパフォーマンス」的なもの、払っただけの満足感があるかと言えばそうではない。高々ファーストフードで2人で2000円。それでいてイマイチ満足感がない。
こういった店のターゲットは何なのだろうと考えてしまう。他に満足な選択肢がない田舎なら、高校生が贅沢して… という展開もあるかも知れないが、それなら「マック」の方がアリだろう。もっと安くて満足出来る。
大人がおシャレな軽食というのも無理がある。「おシャレ」ならもっといろいろあるし、そもそもフライドチキンはあまり上品でもない。女の子なら油の多さが気になるだろう。
とかいろいろシーンを考えてみると、まるっきりターゲットというものが見えて来ない。たまたま出来心で入った人とか、ネタ的な意味で来た人、あるいは無性にフライドチキンを食いたくなったくらいしか、行くシーンが考えつかない。つまり、普段の食事の選択肢には出て来なくなってしまっている。
それに比べれば、マックはいい。セットを頼めばそれだけで1食分ある。松屋とか吉野家とか、もっと安いファーストフードもあるけど、それらと比較して凄く高いと思うこともない。とか考えると、ケンタッキーは何かチャレンジが成功しない限り、これから衰退する一方ではないかと思う。実際、この近くの店舗は減っている。マックが増えているのと比べると、随分な違いだ(ケンタッキーは秋葉に1つ。マックは秋葉に6つ)。
このままでは間違いなくジリ貧で終わるだろう。マクドナルドがやったようなチャレンジをしないと、思い出の中にものになってしまう気がする。
PS.
このエントリの後に、
を読むと見方変わるかも。「規則で」とか言ってるあたりで、企業としての努力をやめちゃってると宣言してるようなものだ。まぁ、日本では胸はあまり歓迎されないと思うから、いろいろ困りはするだろうけど。そこは工夫のしどころって意味でもある。