「人月dis」の反例

よく、「人月」をdisるのに、

10の能力を持つ物を10人集めて出来ることは
1の能力を持つ物100人集めて出来ない

的なことを言う。表現とか数値はいろいろだけど、かけ算して同じ結果になっても、同じものにはならないよ的な。

でも

AKB48

ってその反例になってないか?

別にまぁこれは「AKB48」に限らず、古くは「おにゃん子」もそうだし、「モー娘」でもそうなんだけど、「大勢のユニット」ってみんな同じだ。興味のない人にとっては誰が誰だか… んで、一人一人を見ても、「普通の女の子じゃん」としか言いようがない。まぁファンにとっては違うんだろうけど。

そーゆー一人一人はどうってことないものを大勢集めても、凄いスターをどーんと置いたのには到底叶わないよ… ってのが人月disの1つの言い方だったはず。でも、「AKB48」はちゃんと

みんな揃ってスター

になった。個々の魅力は低くても、いっぱい集めたら立派にスターだ。

理由はまぁいろいろあるんだろうけど、

  • プロディーサが偉い
  • 実は数人のスターで持っている
  • 実は表に出ないのも含めると48人よりも大勢いる

とかあるみたい。ひっくり返せば、そういったものがしっかりしていれば、元々低い能力であっても、数を集めて何とか出来るってことかも。

まぁAKB48云々はネタだけど、「人数分の能力」って、出す方法がないわけじゃないってこと。計算通りに行かないのは、能力を引き出す力がないってだけだってこと。まぁ、実はそれが大変なんだけどね。

PS.

書いた後で思ったんだけど、今時の「人月dis」する人達って、「人月の神話」

くらい読んでるよね?