主の晩餐のパン(ホスチア) その2

前に昔作ってた手順を書いたんだけど、ふと思い出してあらためて作ってみた。

と言うのも、いろいろ「粉もん」を作って来て、勘所がわかって来たのと、レシピを発見したのでもっとマシなものを作る手掛りが出来たのだ。こっちの方が数段うまい。てか、儀式用だと諦めることもなく、おやつに食える。


まず、小麦粉を100g用意する。これは強力粉である必要はない。てか、薄力粉の方が多分いい。

これに軽く塩を加えて、熱湯100gでこねる。

塩は適当なんだけど、私はいつものようにコンビニで売ってるヨーグルトやアイスクリームのスプーンに半分くらい。多いと辛い。それだけのこと。ないと食えたもんじゃないと思うし、そもそも小麦粉こねるのに塩がないなんてありえない。

熱湯100gはそれだけ測って入れるのではなくて、90gくらいは混ぜつつ入れて、残りは微調整しつつ加える。いわゆる「生地」の硬さになればいい。これは「粉もん」全般に言える話だ。この辺の具合は春餅とだいたい同じなんだけど、春餅よりは水多め。つまり柔らか目の生地だ。

よくこねたら、厚さ5~10mmくらいに伸ばす。熱湯でこねているので、寝かす必要はない。「厚さ5~10mm」を簡単に作るには、菜箸置いた上から麺棒で延ばすこと。いい具合の厚さになったら延びなくなる。厚さのムラもなくなる。

打ち粉の代わりにオリーブ油を使う。この辺も春餅と似ている。

形はどうでもいいけど、丸い方が格好いい。カトリックのミサで使う奴はまん丸らしい。ミサ行ったことないけどw

私はこれにフォークで穴をいっぱい開けておいた。こうすると蒸気が抜けるので、チャパティのような膨らみ方をしない。まー、別にそれでもいいんだけど。

形が出来たら、油を敷いてないフライパンで10分くらい焼く。火はごく弱火にして焦げないように… って、適当にキツネ色になった方がおいしいけど。適当に裏表ひっくり返したりする。

つまり、大雑把な話、

厚い春餅

を作るわけだ。

この作り方だとイースト使わないので宗教的にも正しく、かつ結構おいしい。夜中に腹減ったーな時にサクっと作っておやつにすることも出来る。オーブンを使わないので、予熱のもったいない感とかもない。日曜の朝になって、「うわ。今日は主の晩餐式じゃん」って気がついても、多分余裕で作れる。てか、それこそ

朝飯

として作ることも可能だ。