昼間の太陽をほんのちょっと切り取って夜に輝かせる!?
さて、太陽の力で充電された乾電池が手に入りました。1つが1.2ボルト定格です。じゃぁ、それを使って常夜照明を作ってみましょう。
簡単な電子工作です。最近、白色の超高輝度発光ダイオードが手に入るようになってきました。発光ダイオードといえば日亜と中村教授のもめごと話題を思い出しますね。もめごとは嫌ですが、発光ダイオードは寿命や特性のばらつきはあるものの、一般的に長寿命、低消費電力、低発熱なので自然エネルギーととても相性がいいのです。おまけに「量子井戸型構造の素子」なんてちょっと科学っぽいので子供も興味を持つかもしれません。
材料は簡単。単三電池を4本直列に出来る電池ボックス〔200円ほど)、ビニル被覆線20センチぐらい、有り合わせのスイッチ(無くても良い)制限抵抗または低電流ダイオード(5円〜100円)、超高輝度白色発光ダイオード(5mm径、4000mcd)、銅線〔100円)、全部で千円で十分おつりが来る工作です。私は白色発光ダイオードを定電流ダイオード、CRDと略されますが、とセットで400円で手に入れました。型式はNSPW500BSで20ミリアンペア流れます。照射角20度で四燭光。CRDはE-153というものがついていました。つまり、15ミリアンペアでピンチオフする、という規格です。15ミリアンペアの定電流ダイオード、と言ってしまったほうが分かりやすいかもしれません。
工作は単純。定電流ダイオードのと超高輝度白色ダイオードを極性を間違えないように直列につなぐだけ。電池は4本を直列で4.8ボルトにしてやります。スタンドみたいにしたいので、園芸用の銅線、こんなものは設計者は間違っても電子回路に使っちゃいけないのですが、を支柱にし、電池ボックスのマイナス端子にハンダ付けで直結します。うまく鶴の首みたいに適当な長さを立ち上げて上に延ばします。私は20センチほどにしました。プラス側からは被覆線でダイオードまで繋ぎます。定電流ダイオードは熱収縮チューブで覆ってしまいます。見えていても良いのですが、支柱の銅線と短絡すると大電流を流せるニッケル水素電池ですから、配線を燃やすこともあるからです。そういう点では定電流ダイオードの破壊モードは「短絡」なので気にしておきます。アマチュアがなにかするときは「壊れてもいいや」と言う感覚があるのですが、「壊れたときどうなるか」という事は意識しておいたほうがいいです。ニッケル水素と他の電池を混ぜて爆発事故など起こしたら?そして家族にケガをさせてしまったら?ですので、自然エネルギー利用は信頼性があがるまではこじんまりとやるのがいいのです。そういうことを言う人が少ないので、逆に私は積極的にインストール記や製作記をウエッブに出しちゃっているわけですね。
作業はハンダゴテとハンダですぐに終わります。スイッチは電池を外してしまえばよいので設けなくてもかまいません。怖いと思ったら配線のどこかにヒューズを挿入しておいてください。
さて、夜に部屋の明かりを消して、四燭光の明かりを灯します。これだけだとやたらとまぶしいだけですので、妻が布きれをセロテープでとめてシェードを作ってくれました。白熱灯だとこんなことはとてもできません。発熱のほとんどない発光ダイオードだからこそ、リボン状の布を親指に巻き付たほどの筒にして発光ダイオードの足にテープで止めるなんてことが出来るのです。これでかわいらしいスポット照明ができました。これも電池使い切り型なのでエコロジーでエコノミーです。くどいようですが、ニカドやニッケル水素電池はマメに充電する人間ほど損をするのです。かならず使い切りましょう!!
って言ってもおまえ、ソーラーチャージャで充電するのも夜を挟んだ間欠充電じゃないかって?!そうなんです(笑)でもソフトな充電法ですし、朝方は本当に微細な電流からゆっくり充電を始めますから、ひょっとするとメモリー効果が出てしまった電池も再生できるかも!? 夜間充電停止のソーラーチャージャ充電は問題なく実用になっています。さて、さてこれを使ってリビングダイニングの壁にあるニッチに、ドイツ調査旅行の合間に入手したクリスマスの飾りの照明に使っています。就寝するときには「いってこい」式の階段の踊り場のところの窓において常夜灯にしています。意外に明るいものですが、人によっては「薄気味悪い光」という人もいるかもしれません。これは青色ダイオードに蛍光材を被覆して白色を得ているせいなのかもしれませんね。ちっちゃなあかりですが、昼間吸い取った太陽エネルギーのかけら、です。満月の晩の光みたいな温かみのない光ですが、それよりさらに青っぽい気がします。月影灯、とでもよびましょうかねぇ。幽霊灯でもいいかもしれません。なんとなく花をつける高等植物のくせして葉緑素を失って菌類に寄生して生きているというギンリョウソウみたいなイメージ〔リンクは別ウインドウに。重かったら開いた新ウインドウをとじちゃってください)があります。