冬のある日、妻が不愉快な声をあげました。
窓の外を見ると、大きなふてぶてしい野良猫がウッドデッキの日だまりにのっそりと寝そべって悠然としています。そして次の日も、その次の日も。
猫とはいえ、脊椎動物、ほ乳類ですから、知能はあります。一般的に嫌いだと言われる水を水鉄砲でかけたりすると、恩返しならぬ仕返しに臭いの強いおしっこをあらぬ場所にかけられたりします(経験あり)。
ペットボトルに水を満たして並べ猫よけにしているところを良く見かけますが、円いペットボトルが合焦して火事になるという話も聞きます。ウッドデッキの上にあえて置く危険はさけねばなりません。
犬猫忌避剤を利用することも考えたのですが、あの薫りは私の2孔型高性能ハナライザー分析装置(鼻です)によれば有機ハロゲン化物です。化学物質を持ち込むことを嫌って、人気の枕木によるガーデニングを見送った私です、どうも抵抗があります。
そこで、考えました。
猫が毎朝そこにやってくるのはそこが居心地がいいからである。
なぜ居心地がよいかといえば、風裏かつすこぶる日当たりが良い乾いた木の上だからである。うちのウッドデッキは総ヒノキ造りの甚だゴーカなものなのである。
日当たりが良いということは、日光を利用できるな。
のんびりしているところにピカピカやってやれば居眠りもできまい。
で、ピカピカ光る手ごろなものといえば...見回すと、雑誌付録のCD-ROMがあります。10万円個人風力発電でも尻尾にCDをとりつけて風向追従性を上げるときに使いましたが、まだまだ、残っています。
よし、これで行こう!いままでの製作で使った針金と、ヒモがあります。CDの縁から5ミリぐらいのところにドリルで穴を開けて、ヒモを通し、針金で腕を作ってラティスの縁からCDを吊りました。丁度、朝の日だまり時間帯ににっくき猫の目線にピカピカなるように調整します。
翌日、のっそりと現れた巨大野良猫はいつものようにどさりと横になりましたが、冬の朝日を浴びてピカリ、ピカリと眼を射る反射光にいちいちぎゅ〜っと眼を閉じています。私は、カーテンのカゲで笑いをかみ殺しながら見ていました。そうすると...
のそりと起き上がった野良猫はいずこへともなく去っていきました。大成功です。
ただし、この方法、子猫には効かないかもしれません。お隣りの子猫がやってきてじゃれつきそうになっていました。あくまで、人生、いや猫生経験の長い成猫の野良猫対策、と言ったところでしょう。鳥よけにも使えるかもしれません。
そうこうしていたら、なんと100円ショップで廃CDを使ったおなじグッズが売られているではありませんか!100円もだしちゃぁいけません。手元の廃物利用といきましょう!
たくさんある廃CDを使ってソーラークッカーができないかなぁ、そんなことを思うワタシなのでありました。