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| どうもあたしは血が薄いらしい。 私の頻繁な貧血度合いを見た看護婦さんが、しみじみと言う。「あなた、血が薄いわねぇ」。 ほうれんそうもプルーンも何も、しっかり食べているのに? そんなにしみじみ言わないでください。私の方が尋ねてみたい。何故私はこんなに血が薄いんでしょう? こうしている間にも空はころころ模様を変える。先ほどは、また雨が降るのかなと思うほど厚い鼠色の雲が空を覆ったのに、あっという間に雲は流れ、西へ西へと流れ、今は窓全体に青い空が広がっている。 このごろ刀豆茶にはまっている。桑の葉茶の次は刀豆茶。香ばしい匂いが口いっぱいに広がる。 |
| 2004.6.7 Mon. |
| いいんでしょうか、私。寝不足は何処へいったの? 寝なくていいのかよ、おい、と、みずから思ってみたりするんですが。眠くないですねぇ。眠気は何処へいったの? でもさぁ、これが朝になると、昼間になると、やってくるんだよねぇ、眠気っつーのは。 おお、夜闇がもうわずかに薄らいできた。早い早い。ただいまAM3:58。夏が近いんだなぁと思い知ったり。 もうじき夜が明ける。私の今日がまた始まる。 |
| 2004.6.9 Wed. |
| 無理して仲良くなろうなんて、やめた。 そんなことしたって疲れるだけだ。 人に媚びるとか、言葉悪いけど、多分そういうのって適度に必要なんだろうなと思うことがある。それは或る意味潤滑油になり得ているというか。 でも、それを使うことで自分が疲れるなら、私はもう使わなくていい。 そんなもん、いらないや。ぽいっと捨ててやる。 荷物は少ない方がいい、と、よく聞く。 でも、私、荷物、多くてもいいや。 誰かと繋がっているかもしれない緒も、 もう誰とも繋がっていないかもしれない緒も、 全部ひっくるめて、しょっていく。それが私らしいような気がする。 確かに重くなるけど、でも、重たい分、知るものがあるよ。いろんなこと。 つい昨日教えてもらって、はまっている歌。 http://www.jvcmusic.co.jp/ethmusica/ 「月凪」 しばらくえんえんとリピートしそうだ。 やっぱ、人の声ってすごいな。 もし私に才能があるなら、人の声だけで曲を作ると思う。 もし私にその才能があったなら、声だけで人の前に立ったと思う。 でも私には、その才能はないから、こうやって言葉を綴ったり、写真を撮ったり、あれやこれや忙しくしてる。 でも、もっとつきぬけなきゃ何にもならないことも、もうイヤと言うほど痛感してる。 誰も届かないかもしれない遠い遠い果てに行きたい。 その果てで、叫んでみたい。 誰にも届かない、それでもいいから。 死ぬまでの目標のひとつ。 突き抜けること。 |
| 2004.6.13 Sun. |
| 日曜日、森林公園へ。娘はもう大喜びで、おにいさんおねえさんたちに思いきり遊んでもらう。気づけば汗だくの娘。おにいさんおねえさんたちに思いきり甘えて、別れたときは涙する。 月曜日、新しい出会い。美しい女性は大好き。 学生時代を終えて、就職し、その後私は諸々の出来事があって、友人たちとの緒のほとんどを失った。もう新しい友人なんて得られないんじゃないかと思ったこともあったけど。 三十を越えてなお、新しい出会いを得ることができることの幸せ。 そりゃぁ出会いの数はずっと少ないのかもしれない。でも、いろんなことを経てきたから、得られたものがきっとある。だから私は、そのことに、感謝する。 |
| 2004.6.16 Wed. |
| 一つ決めた。「白い部屋」。そのタイトルで、一シリーズいこう。 それからもう一つ、こちらがまだまだ決まらない。写真を何度もめくりながら、並べながら、私は唸っている。うーーーむ。 もうしばらく時間がかかりそう。 南の海に台風がいるという。結構勢力の強い台風で、もしかしたらこの週末、私の住む街あたりにも影響がでるかもしれないと天気予報が喋っていた。 少しずつ少しずつ、何かが狂っている。そんな気がする。 被害者は一瞬で死するのに、加害者への裁判が何年も何年もかかるのは、何故なんだろう。被害者は一瞬で死に、もう何も、たったの一言も物申すことができないというのに、何故加害者に対してだけは、何度も何度もその弁明をひけらかす時間が与えられるのだろう。 不思議でしょうがない。 そんなことをして、一体何を暴こうというのか。何が暴けるというのか。何を参考にできたと言うのか。何が役に立ったといえるのか。 犯罪は犯罪だ。それ以外の何者でもない。 被害者は一瞬にして死に、加害者は生き残る。生き残った者にだけ、言葉を吐く場所が機会が与えられる。私は、おかしいと思う。 ニュースで死した被害者は「さん」づけで呼ばれる。でも、そんな「さん」だか「様」だか知らないが、そんなもの、何になるというんだろう。どうだっていい。そんなことより、もう二度と言葉を吐くことも許されない、逝った命の重さを、誰が引き受けていくというのだろう。 命こそ奪われなかったものの、人生の多くを失った被害者が、失われた声たちが、私の耳を覆う。私は呆然と、その場に立ち尽くす。 |
| 2004.6.19 Sat. |
| 昨日夕飯時のニュースで。野沢尚氏が亡くなったことを知る。思わずテレビに向かって「嘘!」と叫んでおり、娘がびっくりしてこちらを見る。どうしたの? あのね、ママの好きな作家さんが亡くなったの。血が出たの? …わかんない。血がいっぱいでて死んじゃったの? …わかんない。 自殺って一体何だろう。 私自身、自分を消去するのだと、ただそれだけしか考えられずにすごした時期があった。生死が同一ラインに並んで、一体何処からが生で何処からを死と呼ぶのか、そんなことさえ分からなくなった時期もあった。 そうした時期を過ごして、今ここに在って、今の私は、自分は死が自然に訪れるそのときまで、自ら命を断つということは決してしない、と、言い切ることができる。 でも。 自殺って一体何なんだろう。 私には、分からない。 |
| 2004.6.29 Tue. |
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