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朝だ。テープ起こしの仕事の仕上げをしていたら、いつの間にやら朝になっていた。
窓の外は明るくなり、烏がカァカァとのんびりした鳴き声を上げている。
テープ起こしの仕事をしていておもしろいなと思うのは、自分が自分の日常を生きているだけでは決して接点のないだろう人たちの話をうかがえることだ。今回もそうだった。大谷先生という方の論文集についてのあれこれをインタビューしたテープのようで、そのインタビューの中で、先生はかなり広い視点で、人間の在り方について述べている。第二次大戦の前と後との相違なんて、私にはとてもとても…。実際にそういう時代を経て来た人間でなければ、そういうことはやすやすと述べることはできないんじゃなかろうか。
そう考えていたら、心に浮かんできた。
人間、誰でも、自分の経験(体験)の範疇で物事を、世界を眺めるものなのだろう、と。
だとしたら、よりたくさんの経験、体験を経て、なおかつ、その体験を自分の中で咀嚼し、自分の一部にまで消化することは、きっととても大切なことだ。
私は私の視野を、もっと広く深いものに育てていきたい。
そのためには…
何事も経験だ、体験だ、多少痛くてもそれもまぁよし、ともかく自分の体で心で知って味わうことが大切だ、うん、さぁ今日も頑張ろう!
2003.10.16 Thu.

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