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■とうとうぬか漬けを始めることにしました。随分躊躇ったのですけれど。こんなずぼらな私にはとても管理できなさそうだし。でも、負けました。ぬか漬けはおいしいです。おいしいんです。だから頑張って毎日かきまわします。
■娘も旦那も、漬物が好きで。私はそんな好きじゃなかったんですけど。二人が食べるもんだから、だから私が浅漬けとか何だとか作ってみるのだけれど、気になっていたのはしょっぱさ。旦那はもういい歳ですから、塩分きつくたってお好きにどうぞ、ですけど(放っておいてもひとりで塩ぶっかけて濃い味にして食べてるし)、娘はなぁ、まだちっちゃいしなぁ、ほら、猫だって、人間が食べる食べ物の塩分は濃すぎるっていうじゃないですか、結石ができちゃうって、体が小さいから。ってことは、子供だって体が小さいから私とか旦那にちょうどよい塩加減ではしょっぱいのではないかと。勝手に思ってみたりして。で、いろいろ考えて、同じ漬物でも、ぬか漬けならどうよ、ということで。
 やってみます。今日から頑張ります。
■「こーえん、いったの」「パパ(と)、(じてん)ちゃ、たったの(乗ったの)」「おーーーーっきいの、おーーーーっきいの(身振り手振りつき)」「め、よ!(猫に向かって)」「(氷の音がするとすっ飛んできて)こーり、こーり、(私も食べる)」。
 まだまだ言葉の遅い娘ですが。だいぶん単語と単語が繋がってきて。私たちの言っていることは殆ど理解しており。あとは彼女が自分の中で繋げるばかりなのではないかと。でもきっと、つなげようにも、手持ちの言葉が少ないのだろうなぁと。
 言葉がまだまだ足りてない、って頃は、私はどんなだったんだろう。思い出したくても思い出せない、娘を眺めて、そんなことを思う。
■保育園の他の子たちはもう、べらべらとおしゃべりするわけで。「あぁちゃんばいばーい!」と手を振ってくれたり、「あぁちゃんぎゅうっ!」といいながら娘に抱きついてくる子もいたりして(娘は結構それをいやがってぎゅっと押し返してしまうんだけれども)、迎えに来たお母さんお父さんに「今日みんなでお散歩行ったの、かめさん公園に行ってかめさん見てきたの」とか一生懸命話しているのが聞える。
 我が娘はといえば。「とっといたの、とっとからきて、とっといたの」。二階の部屋にさっきまでいて、もう帰りの時間が近いから一階の部屋にみんなで降りてきて、それでママが迎えに来たから今こっちに来たの、という意味。
 まぁマイペースマイペース。
■最近ショックだったこと。買い物帰り、転んで卵を割ってしまったので、プリンを作ることにした。裏ごしもして一生懸命作って旦那もおいしいと言ったのだけれど。娘が食べてくれない。えーん。どうしてどうして。
 娘、50円のかき氷の方が好きらしい。娘よ、プリン、一つくらい食べて。
2002.6.3 Mon.

■「ママー、ママー、△◎▲□してゆのー?」
「うんとねー、ママはねー、今、先生への連絡帳書いてるの」
「ママはしゅしゅしてゆの」
「うん、そう」
「パパ、□○▽◎してゆのー?」
「うんとね、パパは今新聞読んでるの」
「そーぉ」
 もう少しで日本語になりそうで、まだ日本語じゃない言語が、今、我が家に溢れている。どきどきする。
■「モモ、ビビ」(もも、ちび、と、猫に呼びかけているつもり)
「ビビ、いーのいーの」(ちび、いい子いい子、と言っているつもり)
「モモ、メッ、メーヨッ」(もも、だめよ、と言っているつもり)
「ジューチュ、いーの、ジューチュ、いーの」(ジュースちょうだい、と言っているつもり)
■半年ぶりに九度を越える熱を出したあぁこ。でも、けろっとしている。子供の熱は不思議だ。大人が九度を越える熱を出したら、もうふらふらしているっていうのに。保育園から早退してきたというのに、遊び足りなくて部屋の中を走り回ってきゃっきゃ笑っている。でも、ほっぺたがほんのり赤い。やっぱり熱のせいだな。
■ここに引っ越して一年が経ったなと思ったら、チビ猫が突然、リビングまで鳴きながらやってきた。おー、珍しい。というか、心配だったんだ、ずっと。引っ越して以来、食事時以外は自分の寝床から全然出てこないチビ猫のことが。酷いほど臆病猫だから、このままずっと出てこなかったらどうしようかと思っていた。よかったよかった。ここ数日は、娘にまで擦り寄ってくる状態。このまま家になれてくれるといいな。それにしても、この一年、彼女は自分の寝床でずっと何を考えていたのだろう。
■時間が足早に過ぎてゆく。慌しい毎日。その中で自分の内奥の声を聞こうとするのは、結構しんどい。しんどいけど、一日に一分きりでもいいから、そういう時間を持つようにしていたい。
■さっきベランダに出たら、半月がくっきりと。雨上がりの空に真っ白な半月、似合い過ぎて怖いほど。美しい。それにしても今日は、久しぶりに雨らしい雨の日だった。
2002.6.18 Tue.

腕の傷が 少しずつ薄くなる
皮膚の異物が 少しずつ溶け出して
その一部になってゆくように
少しずつ 薄くなる
全ての痕が 消えることはなくても
確かに少しずつ 薄くなってゆく

だから
私は覚えていよう
おまえたちがここに生まれたゆえんを
私は覚えていよう
おまえたちがここに在ったゆえんを

記憶がいくら薄れても霞んでも
おまえたちの重さ
それだけは きっと、
覚えていよう
おまえがいつか私の一部となっていっても
覚えているよ 忘れないよ

おまえの重さ を
2002.6.24 Mon.

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