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ともかくも引越。
何はともあれ引越。
引越し引越し引越しっ。
あぁ、当日をやっと乗り越えたぜよ。あぁぁぁぁ。長かったぁっ。

窓が広くなって、空が広くなって、風も大きくなって、
引っ越して良かったなぁと、まだ一日しか経っていないのに、思う。
すぐ使わざるを得ない代物だけ探し出して棚に並べた後にしたことは。
ベランダの片付け。
プランターを並べる棚を。パートナーが捨てようとしていた棚板を譲り受けて、それを利用して作ってみる。そうそう、レンガがあるんですよ、昔、本棚に使っていたレンガが。だもんで、レンガで足を組んで、板を乗せ。
そうして並べてみるプランターは、なんだかちょっとかっこつけてるようにも見え。
見ながらへへへっと思ってみたりもし。
やっつけ仕事にしては、結構いけるかも、なーんて。ははは。

まだ頭の中はぐちゃぐちゃだけど、
ようやく、帰ってきたーーーーーっと思ったり。
何が帰ってきたのかってよくわからんけども、
でもそう思ったりして。

ただいま、って、そういう感じがするのだ、この部屋は。
贅沢、だな。うん。
2001.6.2 Sat.

あっという間に時間が過ぎ。
気付いたら日曜日は過ぎ。
朧月夜。

引越しにともなって部屋の中は禁煙となりました。
だもんで私はホタル族と言うんでしたっけ、
ベランダでたばこをぷかぷかという具合。
コンピューターに向かっていてつい吸いたくなるのですけど
がまんがまん。苦笑
何でがまんしなくちゃならんのだ、と何処かで思ったりもするのですけど
がまんがまん。
そう遠くない将来
また声大にしていろいろやりたいし。
壁紙汚れるのもなんかもうイヤだし。
ベランダに出る楽しみも増えるし。
空も見ることができるし。
まさに一服ってなもんで。
いいふうに考えよう、うん。
都合よく。
適当に。
泳ぐように。
今日を泳ぐ。日々を泳ぐ。
2001.6.3 Sun.

歳をとるということは
人に何をもたらすのだろう
歳を重ねるということは
人に何を教えるのだろう
歳をとるということは
人から何を奪うのだろう
歳をとるということは
私に何を見せるのだろう

歳をとるということは

もうすぐ梅雨
私の産まれた季節
2001.6.4 Mon.

半日前から空が変だった。
そうして黄昏がやって来て。
遠くに見えるネオンがけぶっている、大気が露を含んでいるんだ。
あぁ雨が降る。
そう思ってしばらく。
本当に雨が降り出した。
忘れてたなぁ、思い出したなぁ、
雨が降る前というのは空がこんなふうになるんだった。

それと並ぶかのように
娘が熱を出す。
新しい環境は彼女が熱を出すのに充分で。
このめまぐるしい変化にオトナだってへとへとなのに
彼女はまだ口もきけないから
ふうふう えんえん 泣きながら喘ぐばかり。
かわいそうに。
無理して抱っこし続けていたら今度は私が腰を抜かす始末。
情けなや。
そんなこんなで過ごす誕生日。
でもいいこともあった。
奇跡だ。
もう生きては会えないと思っていた彼女から
連絡が入る。
「もう死んだと思ってた」
「勝手に殺すなよ」
「わはは」
「でも私も死んだと思ってた」
「勝手に殺すな、ばか」
「わはは」
変なやりとりだ。でも本当にそう思っていたのだ。
そう思えてしまうだけの出来事がいっぱいあったから。
でも
よかった。
生きてたんだね、おたがいに。
生きてたんだよ、こうして。
よかった。

もうすぐ終わる一日。
雨は静か過ぎて、ここには雨音は届かない。
匂いだけが風に乗って部屋に流れ込む。
2001.6.5 Tue.

殴ったら。
自分の手が痛いのです。
殴られたら。
殴られた場所が痛いのです。
罵られたら。
罵られた部分が痛みます。
罵ったら。
罵った分だけ自分が厭になります。
それでも
殴らずにいられなくて
罵らずにいられなくて

それでいいんです。
そうしかないときもあります。

でも。

自分がされて痛かったなら
自分がされて厭だったなら
或いは
自分がして厭だったなら
自分がやって痛かったなら

加減、分かるでしょ。
加減です、加減。
痛んでも立ち上がれる程度の、
罵っても死なない程度の、
その程度でもいいから、
加減ってもん、ありますでしょ。

適当とかいい加減とか、
マイナスにばかり捉えてないで

適度
ってのは時に
とってもとっても大切な
ことだと思うのですけれど。
2001.6.7 Thu.

うちは現在読売新聞とってます。
他の新聞はとってません。だもんで他の新聞のことは知りません。
ネットで調べれば?というのもあるかもしれませんが、いやなのでわざわざ見ません。
だって。
今日の読売の夕刊、最悪です。
何でって?
知るかよ、そんなの。
最悪なもんは最悪なんだ、私にとって。
最低最悪。思わず机を拳で叩いたよ。

あの写真は何なんだ?
記事にある生徒からのインタビューらしい記述は何なんだ?
おい、読売新聞の記者さんよ、
あんたら、どういう了見でもって取材してんだよ、

あんな事件にあった直後の子供たちに
どんなだった?とでも聞いたのか?
どんなふうに犯人はやってきたの?とでも聞いたのか?
学校はどんなふうになってた?とでも聞いたのか?
最悪だ。
もし本当にそんな問いを子供たちにしてたなら。
おまえ、最低な人間だ。

惨劇を目の当たりにしたばかりの人間に
それはどういうふうだった?なんて問うことは
再びその惨劇をその映像を脳裏に蘇らせることに他ならない。
蘇らせて、その映像をますます鮮明にさせて、
そしてどうするよ、
責任とれるのか?
その後彼らの脳に刻まれた映像を
衝撃を
その責任を
おまえ、とれるのかよ?

とれねぇくせに、ふざけんじゃねぇ。
とるつもりなんてないくせに、ふざけんじゃねぇ。
それが記者たる者のつとめだってか?
おまえ、それでも人間かよ。

最悪だ。

それでも報道しなければならない現実というのは
一体何なんだろう。
零れ落ちる涙まで痛い。
2001.6.8 Fri.

読めば読むほど、聞けば聞くほど、
どうにもならない憤りが沸いてくる。

何度も自殺を図ったが死ぬことができなかったので
って一体何なんだ?

自分で死ぬことができなかったから
他人を殺して死刑にしてほしいって?

何だそれ?

私が裁判官なら
死刑になぞしてやらねぇ。当たり前だろ。
こんなことしておいて、
あんたの望み通り、一気に死へ一直線なんて
誰がさせてたまるかよ。そんなの赦せない。

雁字搦めに体縛り付けて、床に転がしておいて、
長い時間かけて、自分の排泄物に埋もれて窒息でもしていただくか。
一筋一筋、皮膚を切り刻んでいって、自分の血みどろになって
徐々に徐々に死んでいただくか。
そうでもしたって気は済まないんだよ、こんなこと赦されないんだよ。
くそったれっ!

…あぁ私は何を考えてるんだろう。ばかばかしい。
でも、それでも
腹が立って腹が立って仕方ないんだ。
この憤りを一体、どうやって始末したらいいんだろう。
誰か教えてくれ。
2001.6.9 Sat.

切なくて、でもそれはもう
行き場のない過去の遺物のはずで
なのに心が重くなり
かなしくてかなしくてかなしくて
涙がどうしても零れそうになって
喉がきりきりするそんな時は


とりあえず電話する
「もしもーし」
「はーい」
「今大丈夫?」
「ほいほーい」
「あのねー、しめっぽい話なんだけども」
「わはは。この前は私がしめっぽかったっけか。で、なぁにぃぃ」

都合いいと思うけど
彼女に電話して
ひとしきり胸の中のもやもやをぶちまけて
電話握りながらベランダで煙草ふかしてついでに泣いて
泣きながら笑って
あぁ忙しい

ありがとね。
大丈夫?
ん、もう大丈夫。
うん。
そっちもうまくやれよー。
あいよー。

電話を掛ける相手がいることに
いや、こんなとき、つきあってくれる相手がいるということに
ただ、感謝。

さぁて。明日もがんばろーっと!
2001.6.11 Mon.

酔っ払い、というものを
実感しました。
いやぁ、何というか、
笑っちゃいますね。
こういうの、笑い上戸というんでしょうか、
飲むと笑う。
変な奴です。
今までそんなことなかったのになー。
何なんでしょーか。

ビール一杯も飲まないうちに
ぽわーんとしてくる。
でもって意味もなく笑えてくる。
この歳にしてようやく、
酔っ払いの意味を、噛み締めた思いです。わっはっは。

それにしてもいい風だ。
気持ちのいい、風だ。
先ほどから小雨が降り始めた。
湿気を適度に含んだ、
でも、やわらかな、心地よい風。
さっきアップした言の葉の、
なんか割りきれない、もやもやも、
この風をあびていると、もういいやと思えてくる。
明日は雨かな。
2001.6.13 Wed.

こういうとき私の頭脳はやけに明晰で。
コンピューターみたくぱぱぱぱぱっと動くのだ。
でもってアンテナ360度張り巡らせて
だから余計な電波をキャッチしては苛々したりするわけだ。
それはもうとてつもなく苛々と。
同時にうきうきと。
苛々とうきうきが同時に存在してしまうその境に
私の溝が深々と横たわるのが、
こうもありありと見えてしまうというそのことが私を
少しばかり途方に暮れさせ、

猫の鳴き声ひとつが癇に障る。
風の音ひとつが次の何かを呼び込む。
今窓の向こう、遠くの景色の中
何かがよぎった。
私の知らない何モノか。
2001.6.16 Sat.

夢はいつものことだ。
しかもそれは決していい夢ではなく、必ず魘される夢で。

その日は。
父と母と弟と、そしてこれは夢だからいるのだろうけれど私の兄と、そして私と。
五人の家族の夢で。

最初のうちはよかった。何とか五人でやっていける気がした。
何とかなると思って、何とかしようとやっていた。
それが、
もう今思い出せないけれど、何かがきっかけで、
弟と殺し合う羽目になり、その顔は確かに私の弟で、でも母と父の顔は私の母と父だったかどうかこれを書いている今の私は覚えていない。
弟と素手で殺し合い、潰し合いをし、最後、
弟は空手をやっていて、その拳を最後私が受ける、そこで
私が死ぬはずだった。なのに何故か倒れたのは弟の方で。
母の声がする。
何をしたの?
弟が応える。
姉貴がよけたから、拳が反射して俺に当たったんだ、と。
私はよけた覚えは全くないのに。
それで終りかと思ったけれど夢は続き、
そうして食卓を囲む場面に移り、
弟、父、私、母、兄、と。
父と母が兄の前で私のことを何か言って、兄のことについても何か言って、
それが引き金になって兄が襲いかかって来て。
おめぇさえいなけりゃって兄貴が言って。
いや、その前に兄は、
刃を振りまわして父を襲った。
弟を越えて父の右後方から肩の辺りをすさまじい勢いで何度も何度も刃で弄りつけた。
私は止めに入った、すると今度は兄が私に向かって来て。
おめぇさえいなけりゃって兄貴が言って。
こいつはやばいと思った。
兄貴は狂ってる。
おめぇさえいなけりゃって兄は繰り返し叫んでた。
避けられるなら避けていたかった。
でももう、殺るか殺られるかしかないんだなと思った、ここまで来たら。
何度も何度も兄は襲いかかり、私は抗って。
階段を昇り、そして降り、あちこちをびゅんびゅん駆け回って、その間中刃物振りまわしてる兄がいて。
兄はずっと刃物振りまわして追いかけてきて、
気付いたら私の目の前にはプールがあって、私は、兄をそこに突き落とした。
何度も浮上してこようと抗う兄の頭を、私は一生懸命抑え込んだ。
そして思った。
今もしこの脳天を突き刺したなら私は救われるだろうか、
正当防衛で罪人とはならないんじゃなかろうか、
いいわけができるんじゃなかろうか、
赦されるんじゃなかろうか、って。
抑えながら抑えながら、それを考えていた。すべての音が消えた意識の中で。
それを考えている自分をまた、別の自分が見下ろしていて。
結局どうなったんだろう。
気付いたら母が横にいた。私の隣に母はいて、
何かのパーティの会場らしくて。
母は夢の中では友人であるらしいきらびやかな服装の女性と楽しげに話しており。
他にも何人かの華やかな装いの女性達がおり。
その人たちが口々に言う。
楽しみにしてるわよ、しっかりね
何をだ? 何を?
期待されても困る、私には何もない、
一体何をそんなふうに言っているんだ、わけわかんない、
でも逃げられない自分がいて。

気付いたら、
私は思いきり走り出していた。
そそり立つ壁の中を、階段を、いろんな場所を、
走りつづけて。
再び食卓に、何処かの二組の家族が座っている食卓の場面になり。
私はその家族を知らない。けれど何処かで私は彼らを知っていて。私が診ている映像が夢のそれであり。
遠くから見ていただけのはずが、気付いたら私はその細長いテーブルの、隅っこにいて。正装した、人たちで席は埋まっており、誰かが、私の斜交いの角に座っているそのおじさんが、この料理は一体何なんだ、これほどの身分の自分にこれが出す料理なのか、と怒鳴っており。
店主らしき人が私のすぐ隣にいる。
私は食べた。おしかった、その料理。
店主らしき人が私のすぐ隣でおじさんの怒鳴り声に答える。
結構でございます、これが私どもの最高の料理でございますから。お食べにならなくても結構でございます、と。
そして犬の名前を呼ぶ。犬が飛んでやってくる。私のすぐ左脇に。
ほら、ご馳走だよ、とその店主が犬にその料理をやる。
パンも固くてまずいと怒鳴っているおじさんの隣の女性が今度は言い出し。
でもおいしい、私にはおいしい。
犬は、食べるだけ食べると走り出して。
犬の後を私の目は追いかけていて。
気付いたらすぐ背後に窓が広がっていて、その窓の向こう側には人がたくさんおり。
再び私の隣には母が座っており。
私は言う。
おいしいパン屋さんがあるよ。
そしてそのパンを母が食べてみたいといい、気付いたらさっき背後に広がった窓の向こう側へ私と母は歩を進めていて。
母がその入り口にいた誰かに声をかける。
その瞬間、私はやばい気がした。やめてほしいと思った。
でも母は声をかけ。
巻き込まれる、そう思った。何にか知らない、分からないけど、
巻き込まれる、いやな予感がした。
でも母はいつもの調子で。
やばい、何か来る、何かいる、
そう思っていたら、母は何かを探し始める。人を。誰かを。途中何かを突き飛ばして倒れかけた母の姿が見え。
危ないよ、やめてよ、そう思うのだけれど母は止めようとせず。
そして母は、証言してくれるという誰かをそこで見つけ。
人を雇ってようやく見つけたらしいその証言してくれるという誰かを連れて別の場所へ行こうとする。
と。
突き刺さる視線。背後から。
やばい、逃げるよ、逃げないと殺られるよ、
私は母が見つけ出したその証人という女性をひっつかんで走り出す。
母へも手を伸ばそうと思ったのに母はもうそこにはいず。
私は女性をひっつかんで走りだし。
走り出した道の左側には再び窓が広がり。
その窓の向こう側から多くの殺し屋が銃口をこちらに向けて発射し。
私は思いきり床に飛んで。その証人だという女性を右脇に抱えてかばいながら飛んで。
頭の何処かでふと思う。何の証人なんだろう、この人は誰。
でもよく考えている間もなく銃は間断なく発射され。
床を滑ってゆく、その間にも何発も何発も弾は飛んで来て。
もうだめかなと思った。
もうだめだと思った。でも、
諦めるにはまだ早くて、その女性を庇いながらひたすら私は床を滑って。
気付いたら銃声が止んでいた。
弾が尽きたのか?
恐る恐る頭を上げて向こう側を見る、と。
ズドン。
すぐ目の前に巨大な男が立っており、その男は銃口を私の額めがけて撃った。
嘲笑っていた。その男の口元は。
そしてつい今まで庇っていたはずの女性がにかっと笑うのだ。その巨大な男の腰に腕を巻きつけながら、私を見下ろして、にかっと。
そしてもう一発。
ズドン。
あぁ私ってば死んだのかな、と思った。
でも私は生きており。
表情を変えずに弾を撃つ男と嘲笑にゆれる女の顔とがそこに在り。
私は死ねずに生きており。

夢はいつも、魘されるばかりの代物なのだ。
夢から覚めて、あぁいい気持ち、なんて朝は、私にはあり得ない。
2001.6.19 Tue.

あぁこりゃあかんわ、と思ったのでね。
うだうだ電話口で言ってる君の声聞いて、
あかんなぁと思ったもんで、だから、
会うのやめましょ、と私が言ったわけよ。
そう言った私にまたびっくりしたのか
うだうだぐちぐち言おうとする君に
尚更溜息が出つつ。
もうそれ以上聞いてる気にならんかったし。

だってなぁ、今の君の、今こうして私が感じられる君の心持のような状態でたとえふたり「おうっ」とか言って会ってみたって、多分私は全然楽しくないし、君は変な後ろめたさを持ちながら、やっぱり君も君で居心地が悪い時間を過ごさなくちゃならなくなりそうだし。
そんなの、会う意味ないやん。バカみたい。時間がもったいない。

一瞬さ、
君、自信、ないんだ、
と、
言ってやろうかと思ったけど、
それも意地悪だと思って止めといた。

あぁ男と女って、
どうしてこう、面倒臭いのかしらん、と
久しぶりに思ったりして。

思うんだけどさぁ、
時間潰しの為に誰かと会うくらいなら
ひとりで一日過ごしてる方が私はいいのよ。
かといって
用事を済ませる為だけに誰かと会うって
そればっかりじゃぁないわけで、
別に用事がなくても、
会いたければ会うし、会いたくなければ会わない、
それだけのこと。

「おまえの旦那、何にも言わないの?」
とか、恐る恐る聞いてきた君に、
ちょっと幻滅した。いや、本当はかなり幻滅した。
幻滅する私の方が多分、
世間的には、常識はずれなのかもしれないな、と思いつつ、
でも幻滅した。
君、何様のつもり? と思ってしまったよ、何様かといえば私も
てめぇってば何様のつもりかって話もあるんだけどさ。まぁそれはおいといて。
悪いが、君に会ったくらいで、私とパートナーとの関係は
変わりやしないよ。
あるがまま、あるようにあるだけのこと。
極端なこと言えば、
君と会ったその時の流れで、たとえばセックスしちゃったとしても、
それはそれなわけ。
まぁそれは極端な話だけども。
そりゃね、予め、私の気持ちに揺らぎがあったなら
これまた話は変わるだろうけど。
なんだかなー、もう。

なんかさぁ、
そうやって、いろんな壁、あっちこっちに築いて、
それでどうなるんだろうね、
何かあったとき、自分や自分にとっての大切なモノを守ってくれるのは、
そういった壁じゃぁなくて
自分自身だけだと、私は思うのだけれど。
壁なんてさ、いくら築いたって、
多分脆くも崩れるよ、きっと。
あっという間に。

ま、それは、それで、まぁいいといえばいいんだよね。
他人は他人、私は私。
結局それだけのこと。

でもなぁ、
幻滅、したくなかったな。
できるなら、
幻滅したくなかったよ、こんなことで。
今更。君に。

残念だったな。

バイバイ。
2001.6.21 Thu.

朝起きたら、いきなり喉に鋭い痛みが走って。
ありゃ、と思って声出そうとしたら出なくて。
わわわと思いつつ、起きあがろうとしたら体が鉛のように重くて。

引っ越してきたばかりだから病院が何処にあるかも分からず、
体のだるさもあるし、さぁ、耳鼻咽喉科に行くべきか、内科に行くべきか、
悩んで、
医療センターに電話かけて、とりあえず適当に近場の病院紹介してもらって。

行った耳鼻咽喉科は。
こう、何というか、
うわ、昭和だ、と思うような、(なんじゃそりゃ苦笑)
タイムトリップしたような病院で。
で、出てきたおじいちゃん先生もこれまた
うわ、昭和だわ、って思ってしまうようなそんな相貌で。
いやぁ、こんな病院がまだ
こんな街中にあったのね。

口の中には適当に雑菌があって、
その雑菌は、普段は何でもないのだけれど、
体の免疫力が低下すると悪さをする。
見たところ、かなり体の免疫力が低下しているようで、
扁桃腺だけじゃない、鼻の方、耳の方、
それから、喉の奥の方にまで炎症は広がっており。
要するに、これからもっと痛み出しますよ、ということで。
先生、痛いのいやなんですけど、
と言いかけて、止めた。無駄な抵抗だもんね、所詮。

今私が日常的に飲んでいる安定剤やら何やらっつーのは
飲み合わせひとつで副作用がががんと出るような代物らしく、
薬剤師が、
くれぐれも気をつけて、何かあったらすぐ電話してくださいとくどいほど繰り返す。
はぁそうですか、分かりましたと答え、出てきたんだけども。

それまでぱらついていた雨が上がり、薬局を出た私の上に
さぁっと光が降ってきて。
いきなり主婦に戻ってみたり。
あぁ家に戻ったら洗濯しなくちゃ、布団干さないと、あ、でも、やっぱり布団はダメかも、横になってた方がよさそうだし。明日明後日、パートナーいないから今のうちに横になっておかないと云々。
娘を迎えに行くまでの短い時間、いきなりやらねばならぬこと、が、山積みになって。

面倒くさいから、とりあえずほっぽってみる。
体だるいし、喉は痛いし、耳も痛いし。
首に湿布はりつけて、カフェオレ飲んで。
なんでこんなに人間って面倒なのかな、なんて、バカみたいに思ったりして。わはは。
もうちっと滑らかに、柔らかく、泳いでいけないもんなのかね、人間って奴は。

日差しが眩しい。
2001.6.22 Fri.

誰にでもやさしい奴ってのは必ずいて。
当然だよね、誰だって、嫌われるくらいなら適当に好かれてる方が、心地いいに決まってる。
みんなにやさしけりゃ、みんなに適度に好感もたれてさ。
確かに。
その場その場、うまいこと言うんだ、そういう奴って。
実に巧みに。
立ち居振舞いもそつなくてさ。
おかげで、その場に居合わせるみんなが、
和やかにもなれたりして。

昔はそういう奴に、結構、くらっとくる性質だったんだよね、私も。
やさしくしてもらえるってのは、誰だって悪い気はしないでしょ。
それがこと異性だったりするとさ、ちょっといい気分にもなったりしてさ。
ほんのり頬が染まっちゃったりもして。

でもねぇ。

今、わたしゃ、そういう奴らってのが
一番苦手だ。
というか、はっきり言って、
信用できない。そういう奴らが一番。

悪い言い方だけどもさ、
誰にでもやさしいっつーのは、翻せば、
誰にでも都合いいこと云ったりするわけでさ。

要するに、そういう奴とつきあいたいとは、
今の私にはもう、思えないわけ。

誰にでもいい顔するから、
その場に適った台詞を、いとも易々と吐いてくれるそいつらは、
ちょいと自分に都合悪くなると、
ぱっと身を翻す、掌を返して見せる。
そこには何の罪悪感もなかったりしてね。

そういうのに振り回されるのは、
もうご免よ、と。
そう思う。

するっするっとカメレオンみたくその場をやりすごし、
都合悪くなるとさっさと逃げる奴とは、つきあってらんない。

そりゃ、私だって一応、
社交辞令なるもんは、適当に身につけてはいるつもりだからさ、
わからないでもないわけよ、そういう心境も。

でもなぁ、
広く浅くより、
正面切って、目を見て、
たとえそこで意見の相違が生じても、
悪くすりゃ険悪な雰囲気に陥ろうと、
うわべだけのつきあいで、時間を浪費するより、
数がたとえこれっぽっちでも、
たとえたった一人でも、体当たりでつきあえる奴が
たった一人いるほうが、
ずっといい。

歳おうごとに、処世術っつーもんを人間は適当に身につけてゆくわけで。
けどな、

わたしゃ、好かないのさ、そういうのって。
どんなに齟齬が生じようと、
向き合って、つきあえる奴が、
数にしたらたった一人であっても存在している、
そのほうが、どれほど尊いか。

世渡り下手でも、何でも、
私はそうやって、
人の間で生きてる。
生きようとする、そのほうが、
大事なんだ。

十人の知人より、
たった一人の友。
百人の知り合いより、
立った一人の、かけがえのない友。
それこそが私に
明日を今日を生きる エネルギーをくれる。
2001.6.23 Sat.

射影鏡を
斜影鏡 とか、
謝影鏡 とか、
写影鏡 とか

たまたまネットをさ迷っていたらリンクしてくださっている
ところで、そういう文字を目にし、
あやや、と思ったり。

斜でも謝でも写でもないです、はい、
射影鏡っす。

って、ここで主張したって何にもならんやん。
でも、何も知らないところでリンクしてくれててってな場所だと
直してくださーいなんて云う気おきないし。
まぁいいや、とか。いつ気付いてくれるかなーとか。
多分ずっと気付いてもらえないんだろーなー、とか。
そう思いつつ立ち去るわけで。

でもって、
このside-bのメインは
鏡の間 の はず なのに。
全然更新してないっす。はい。あがが。
どうすんべぇ。

ってかなぁ、今、本とかいろいろ、全部、
ダンボールの中だもんなぁ。どうしようもないや。
要するに、私は毎日
荷解きする気力が出ないわけで。
ダンボールの山がこんもりと。あぁこんもりと。
…はぁ。

写真展の直前、空気の抜けせ風船状態です。
まぁいいんです、いつものことといえばいつものことですから。
舞台に上がらないとだめなんです。
あがっちまえば、もうあとは野となれ山となれ、ってなもんで。

ふうぅぅぅ。だめですね、腑抜けてます。って、
こんな日本語、本当はありません。でもいいんです、面倒です、今。
腑抜けは腑抜けです。

はぁ。あと数日。こうして腑抜けで過ごします。
2001.6.25 Mon.

なんかなぁ。
パートナーがつけたテレビ、ワイドショーっていうの、
あれで心的外傷後ストレス障害のこと、云々言ってる。
なんかなぁ、
聞いてたらしんどくなってきた。

分かるんだ、いや、正確には
いろいろ思い出すんだな、あぁそうなんだよね、そういうとこあるんだよね、って。
共感できちゃんだよね。
でもさぁ。

でも、なんだよ。

思ってはみても行動できない、
思いはするけど言うこともできない、行為できない、
思いはするけど
恐怖で体が動かない
それどころか動悸息切れ眩暈その他諸々の症状にいきなり襲われて
時にはその場でいきなり倒れてしまう
とか
そもそも、思うことさえしんどくなって
放ってしまう、とか

いや、自分も実際何度救急車で運ばれたことかと笑っちまうほどで
ほんと、笑えるほどに何度も何度も

でもな、でも
でも、なんだよ

…なんか、
ひどく疲れた 朝から疲れた

でもって、相手のお母さんなんだか何だかがヒステリックに叫んでるの聞いて
余計に疲れた

でさ、
いろんな顔が浮かぶわけさ
あの子の顔、あの子の顔、泣いてたあの子の顔、へらへら笑ってみせてるあのこの声、
おぞましいとしか言い様のない台詞を平然とはき捨てた奴の顔、
誰が相手だったとしても、恐らく決して言ってはならないことを平気で言ってのけた奴の顔、
いろいろ。
ばーーーーっと思い出しちゃってさ。
頭を壁にがんがんぶつけたくなっちゃうやい、こんなんじゃ。
コンピュータみたくさ、消去とか削除っとか言って
記憶も これは削除っ! とかできたら面白いのに。苦笑
うーん、でもこんなこと考えている私もくだらないわ。

あーあっ
朝からあんなもん見るもんじゃないや

そうそう、誰だか知らんが、私のマウンテンバイクをどうにかしようと
鍵をいじくりまわしたらしい。
私が鍵を開けようとしたら、鍵がささらないでやんの。
くっそーっ!
鍵穴見たら、ぼろぼろに引っかきまわされててさ。
ふざけんじゃないやい、人の自転車盗もうなんてするなよ
近いうちに新しい鍵、そうだな、二つか三つ、買っておこう
二つも三つもついてりゃ、全部鍵を開けようと思ったって
開けるまでに時間がかかるだろ
自転車盗まれるのはもうこりごりだ
空気も抜かれてるしよ
おめーら、他人の自転車盗む前に、自分でバイトなり何なりして
自分が欲しいもの、自分の力で手に入れろよな、
自分のモノは自分のモノ、ついでに他人のモノも自分のモノ、なんて、
冗談じゃないやいっ

自分をどうにかしたかったら
自分が動くしかないのよ
どういう状況であれ
他人から見たらどういうずるさがそこに在ろうと
他人から見たらどういう卑怯さがそこにあろうと
どうであろうと
自分が動くしかないのよ
自分の手足を 動かすしかないの
どんな状況であろうと
それは同じ
沈黙を守り続けるってのもひとつの術
どっちにしろ
途中で根を上げるんじゃ、何にもならんね

あぁ今日は空が薄灰色だ 晴れているのに
2001.6.26 Tue.

人間以下になることはできても
人間以上になることはできない

と、
書いてありました。
娘を送り迎えする道筋にお寺だか何だかあって、
そこの門のところに張り紙がしてあるのですけど。
その日その日で違っていたりするんですけど。

その日は。
そう書いてありました。

人間以下になることはできても
人間以上になることはできない

人間って、何だろう。
2001.6.26 Tue.

始まってみて気付いたことがいろいろある。
たとえば。とても単純なことで、
自分の作品についての説明を自分が為すということに
私は変な抵抗を、違和感を感じているんだな、という気付き。
他の作家をプロデュースし展覧会を催す場合、
私は、作品に対する解説やら作者についてやらを語ることを
全く厭わないし、進んで為す。
この作家を多くの人に知ってもらう為になら
何だって繰り返し繰り返しやってやろー、なんて思ってる。
だから、くどいほど喋り倒すようなところがある。
が。
さて、今回は自分の展覧会である。
いざどうなるものかと思ったら。
なんというか、やっぱり
自分のことになると一歩おくところがあるんですね、どうも。
下手に言葉にすることによって、
私の拙い言葉では表現できないことを、今回なぞ
写真という媒体を通して、表現しようというところなので
それをあえて言葉に還元して説明し伝えようとするところに
無理を感じ。
また。そもそも。
私が私に対して、正当な評価を下していないというそのことが
何よりネックになっているような気がしないでもないのだけれど。
うーん。
自分のことというのは、難しいな、と
そのことを改めて感じる。

また。
今回展覧会に足を運んでくださろうという人の中に、
私の作品を、というよりも、
性犯罪被害の生き残りとしての私に興味を持っている方が
いるわけで。
数年前の私だったら、それにひどく反発していただろうな、と思う。
今は、
きっかけがそれであれ、作品を直にみてもらえるならそれで充分、
みたいな気持ちに変化している。
性犯罪被害者としての何たらというハードルを
越えるのは結局私。他の誰でもない。

周囲から寄せられる偏見や差別を感じるとき、
私はふと思うのだ。
私はこの偏見や差別を、受け入れることができるだろうか。
相手が私に対してそれを感じているだろうと私が感じられるとき、
すでにそこには隔たりが生じており、
この明らかなる隔たりをそれでも
風通しのよくなるように、通じ合わずとも風通しよくなるくらいに
できるには、
どうしたらいいのかな、なんて。

最近、心的外傷と回復という著作を読みなおしている。
数年前にも読んだはずだが、
今読みなおしてみてつくづく感じるのは、
あぁあの頃は私はまだこの本を読むことはできていなかったなということ。
これを読めるだけのところへ辿りつくには
それなりの時間を過ごしてこなければならなかったんだなということ。

今、読み返すのにちょうどいい地点に私は来ているかな、と。
そんなことを思う。

そんなことは棚上げにして。

遠い街から、わざわざ会場へ足を運んで、
その目で、直に作品を見てくださるということ。
もう、心の底から、
ありがとう、です。
ありがとう。

そう思うのだ。
きっかけがどうであれ、
見てくださった方々、どうもありがとう。


それにしても。
片道二時間の道のり、このところ体をそんなふうに使ってこなかった私は、ひいひい言っておりまする。体がなまってますねぇ。悔い改めて、歩いたり何したり、体を動かすことを少しずつやっていこうと思います。

そうそう。
生きているということに、意味って必要なんかないのかもしれないな、と。
ふと思うんだ。
生きているそのものに意味があるんであって、
生きているということに改めて意味付けするというのはちょっと違うのかも。
何故生きていかねばならないか、生きているべきなのか、
そんなの、ぽーいと飛び越えて、
生きている、そのことがすでに意味のある、貴重なものなんだな。

あぁ支離滅裂っ でも一日終りました。さっきまで明日だったものが
今日になりました。
暑い日になるそうです。今日は。
あぁ、暑いのやだよー。涼しくなってよー。
それにしても今日は支離滅裂。まさに乱記ですね。とほほ。
2001.6.30 Sat.

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