モンシロチョウは春、キャベツの葉などに卵を産みます。昔はどこにでも畑があり、子供は見つからないようにこっそり畑に入り、モンシロチョウの卵や幼虫を捕まえていました。
春(はる)
オスとメスが交尾をして卵が生まれます。メスはキャベツなどに卵を産み付けます。幼虫(ようちゅう)の餌(えさ)だからです。卵は1週間ほどで孵(かえ)ります。1cm位の青虫です。ものすごくたくさんキャベツを食べて、1週間くらいで脱皮(だっぴ)をします。脱皮をするたび少しづつ大きくなります。3回ほど脱皮をして、最後には4cm位の大きさになります。卵から孵って1ヶ月くらいでさなぎになります。キャベツを食べなくなり、じっとしてだんだん皮がかたくなり、さなぎになっているのです。何回見ても不思議(ふしぎ)でした。それから10日くらいして蝶々(ちょうちょう)になるのです。背中が割れてくるのが朝の6時くらい、それから2時間くらいかけてゆっくりと中から出てくるのです。まだ羽根(はね)は濡(ぬ)れていて縮(ちぢ)んだままです。抜け出て来たからに捕(つか)まって、お日様(おひさま)が直接(ちょくせつ)からだを照らさないようにして、乾(かわ)かしていきます。1時間くらいで乾きますから、後は花の蜜(みつ)を求めてひらひら飛んでいきます。
夏(なつ)
クモやカマキリや鳥に食べられないように気をつけながらひらひら花の蜜(みつ)を求めて飛んでいます。
秋(あき)
だんだん寒くなっていくと、子孫(しそん)を残(のこ)さずに死んでしまうモンシロチョウと、頑張って(がんばって)花の蜜を吸って生きているモンシロチョウとがいます。冬を越(こ)す事が出来るモンシロチョウは少ないように思いますが、それでも頑張っているモンシロチョウは居るのです。
冬(ふゆ)
温(あたた)かい日に、見かけたりするので、冬眠(とうみん)しているモンシロチョウが居るのでしょう。冬眠する場所は、木のうろの中や、木造(もくぞう)の建物(たてもの)の壁(かべ)などの隙間(すきま)です。早く春が来ればいいと思って頑張っているのでしょうか?
そして、春(はる)
オスとメスが出会って交尾(こうび)をして、卵(たまご)を産んで、次の世代(せだい)に命(いのち)を繋(つな)げて死んでしまいます。
モンシロチョウの一生は大変です。いつも、クモやカマキリや鳥に食べられる危険があるし、クモ達も、餌を食べないと死んでしまうのですから必死です。もっと詳しくは、まだ思い出せないし、本を読み直すのは時間がかかるので今日はこの辺で。
その他の動物に戻る