ペットロス症候群について

2000/07/19.

はじめまして。文鳥と愉快な仲間たちの管理者です。このページへは、検索を使ったりしてきてくださったんでしょうね。ペットロスのアンケートのページや、天国のお友達のページにも少し書いてありますが、わかりにくいと聞きますので、こうやって、独立したページを作りました。

前置きが長くなりましたね。

今、あなたは大事なペット《家族》を、天国に見送ったということで、来てくださっているんでしょうね。それは少しは時間が癒してくれて、ほんの少しでも冷静にアンケートに書きこめるか、他のペット《家族》を天国に見送った人のコメントを読むことができる状態ですか?ほんの今失ったばかりでどうして良いのかわからないから、とりあえずなにかしていようと来られたんでしょうか。

どちらにしても、誰がなにを言っても、あなたは今、ペットを失ってしまって、悲しんでいるんですね。だったら、とことん悲しんでください。いままで、誰からなにをとやかく言われるまでも無く、いっしょにすごしてきた大事な時間が重たくあなたにのしかかってきているんですよね。大事で可愛くてやさしくて愛していて、柔らかくていとおしくてたまらない存在が、天国に逝ってしまったんですもの。絶対的ななにかに対して理不尽な怒りのような感情にもかられていてもおかしくないですよ。悲しんでください。寂しくて寂しくてたまらないって、涙が止まらなくなることも当たり前なんです。

ああいうこともしてあげたかった、こういうこともしてあげたかった、どうしてこうしてあげなかったんだろう・・・と、後悔していますか?それだけは止めなくてはいけない事なんですよ。後悔してしまうと、天国で安らいでいる彼らが、心配してしまうんです。ご飯も食べられなくなったり、夜も眠られなくなったり、どうして、どうしてと、それだけにとらわれていると、彼らは安らいでいられなくなるんですよ。彼らは、どんな突発的な事故だろうと、寿命を精一杯生きてそして天国に逝ったんですから、残された私たちが寂しい気持ちでいっぱいになるのは仕方が無いことだと思っているでしょう。でも、後悔されたら、だったら、自分たちがいっしょに居なかったら、そばで暮らさなかったら、そんな思いはさせなかったの?って、悲しくなるんですよ。だから、後悔だけはしないであげてください。

たくさんたくさん悲しんでください。寂しがってください。重たくてたまらない積み重ねてきた時間を思ってください。どれくらい彼らを愛していたのか、どれくらい大切ななにかを彼らからもらったのか、考えてあげてください。

たくさんたくさん、泣いたら、だんだん、彼らは可愛くてやんちゃで、いとおしいと言うことしか、思い出さなくなるんですよ。時間薬って、本当にあるんですよ。

個人差もあるでしょうから、いつ位っていうことは言えませんが、本当に、時間薬ってあるんですよ。

可愛かったですよね。いとおしかったですよね。ずっとずっといっしょに居たかったですよね。戻ってきてほしいって思いますよね。

そんなにまで愛されていて、本当にうれしいって、天国の彼らは思っていますよ。

いつか私たちも逝くんです。そのとき、彼らが迎えにきてくれるんですよ。

「どんな楽しい思い出を持ってきてくれたの?たくさんたくさん教えて頂戴!」って。

だから残された私たちは、彼らのために楽しい思い出やうれしい思い出、きれいな景色を見たり、感動したりしなくてはね。彼らはその思い出を待ってくれているんだもの。天国で待ってくれている時間は私たちが寿命まで一生懸命生きたとしても、あっという間なんでしょうね。だからそれまで、お友達と遊んで待ってくれています。

悲しんでください。寂しがってください。

それは別に、ペットに依存しているとか、そんなことではないんですよ。

苦しい気持ちをこらえて仕事に行かなくてはいけないこともあるでしょうね。

また新しいペットを飼ったら良いじゃないとか、たかがペットくらいでそこまでとか、心無いことをいう人は大勢居ます。だけど、悲しい気持ちをこらえてばかりでは駄目ですよ。タマにはとことん悲しんでね。

ペットロス症候群なんて名前をつけられていますが、ペットを失った悲しみを素直に表す事は普通の事ですよ。何の考えも無く、傷口に塩を塗りこむようなことを平気で何の感情も無く言ってしまえる人たちが、周りに居て苦しい気持ちを抱え込んでしまう事もあるでしょうが、そんなときのためにあるこのページだと思ってくださったらうれしいです。

これが皆様に対する私の気持ちです。

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