まず、生後2週間くらいなら、少しは自分でも餌を食べられるかもしれないですが、ほとんどを人間が世話しなければならないので、私としては、いつでも動物園や、野鳥保護センターに連絡することをお勧めしています。
ドバトの雛で、巣から落ちている雛は、病気の場合が多いので、寄生虫がいて弱っている場合、もしほかにペットを飼っていたら移るかもしれません。外見からはわからない伝染病のジフテリアや、チフス、皮膚病のカイセン、その他いろいろ、病気を持っていないとは限りません。今、ドバトは、有害鳥に指定されていて、もしかしたら治療費がかかるかもしれませんが、病院に連れていってください。動物園はただで見てくれますが、野鳥なので引き取ってかえれないかもしれません。
でも、それでも、自分で世話をして、責任をもって保護してくださるのなら、ドバトは、世話をしたら良くなつくということを抜きに、彼らは野鳥だということを忘れずにおいてやってください。成長した後、野生に帰すつもりでも、良くなついていることだからと、手元において置くことにしたとしても、家で飼う場合の鳩の寿命は24〜30年ということを忘れないでください。
まず、ペットショップかデパートなど、ペット用品を売っている店で鳩の餌を購入してください。1kgから10Kgを、300円から1000円の間で売っています。飲み水入れは、高さが5cm位の小振りの入れ物があれば、代用してください。ほかに購入してもらうのは、麻の実(300円ほど)、ボレー粉(200円ほど)、文具売り場等で探してもらうスポイト(100円ほど)です。
鳩の餌の中から、トウモロコシを抜いてください。大きな豆も抜いてください。小粒の餌に3:1の割で、麻の実を少し混ぜて、1回にコーヒー用スプーン1ぱい位の感じで1日5回くらい与えますが、個体によって食べる量が違うので、減らしたり増やしたりはその仔鳩の食べ方で変えてください。食べさせ方は、台の上に鳩を乗せて、利き腕の反対の腕の肘から先と胸とでやさしく鳩の体を挟みます。それから親指と人差し指をつかって、くちばしの付け根を挟んでくちばしを開けさせます。利き手の方で、餌を何粒かづつ舌の上に押し込んで飲み込ませます。餌を全部飲ませたら、スポイトで水を飲ませて餌やりは終わりです。
餌を自分で食べるかどうかは、目の前に少し小粒を撒いてやって静かに様子を見ていたら分かります。
飲み水入れはいつでも好きなときに自分で勝手に飲めるように、近くにおいてやってください。
鳩の入れ物は、大きな段ボールに、新聞を敷いて、しばらく人間との生活に慣れるまでは、蓋をして静かにおいてやってください。ベランダや、庭などに段ボールを置かずに、家の中のすぐに掃除ができる場所に置いてくださいね。雛毛が生えているのなら、もうすぐ、大人の羽根が生えてきますが、生える前にたくさんふけのようなものが出るから汚くなるのです。でも、外に置くと、こぼれた餌を目当てにドバトが集まってきてふんで汚されますし、雛の声に誘われて、カラスが来たりします。野良猫が襲いにくるかもしれません。
清潔にするために、新聞は毎日変えてください。夜はPM7:00位には寝させてください。朝はドバトは夜明けとともにですが、普通に起きて世話してくださったらいいと思います。
鳩の子育て
ドバトの雛をどうか、よろしくお願いします。
鳩の質問お答えページへ戻る
鳩のページへ戻る