文鳥の1日

このページは、文鳥の平均的な1日を紹介するページなのですが、すべての文鳥に当てはまるというものではなくて、モデルはうちの文鳥です。うちの仔は違うというような場面もあるでしょうが、ご了承くださいませ。又、いろんな情報をお待ちしておりますのでよろしくお願いします。

《大人の場合》 籠は6つ。つがいは、『ちびこ&なり』『エル&トン』『ポチ&スー』『コロ&ゴン』兄、妹コンビは、『ビー&フー(ビフ)』『モモ&チッチ』(追記:02/03/08現在、籠は14、33羽)

5:00 まだ寝ている。首を後ろに回していたり、うつらうつらしていたり、とにかくまだみんな寝ている。朝早い夏でも遅い冬でもいっしょ。

6:00〜6:30 一番早起きのビフが起きて、羽根づくろいをはじめ、ポチが起きて囀りはじめる。スーはまだ起きない。コロとゴンが起きだして伸びをする。こっそりなりが餌を食べに止まり木から降りてきている。エルが白菜を食べはじめる。

6:30〜7:00 トンが囀りはじめる。負けずになりが囀り、ポチがお手本の美声を聞かせる。ビーがおじいちゃんの声を真似して囀りはじめる。ゴンもコロのために囀る。

7:00〜7:30 やっとちびこが起き出す。なりを押しのけて餌を食べている。モモが起きてきて、先ず「チュルルーーーッッ!!!」と、誰にともなく怒り散らかし、その声でチッチが起きる。やっと大人12羽はみんな起きた。

8:00 餌と水と白菜を新しく取り替える。取り替える間水浴びをさせる。籠の配置の関係上、1番目にビー達、次にエル達。そしてポチ達。スーは水浴びが嫌いで、2〜3日に1度、ほんの少しだけ形ばかりの水遊びをする。次はちびこ達。ここは2羽いっしょに浴びるので、終わるのが早い。最後にゴン達。チッチとモモは、外に取り付けたり、小判型の水浴びの器を入れても、小さな水入れでしか水浴びをしないので、何度も水を替えてやらないといけないので大変。

10:00 水浴びをして、餌と白菜を食べ、ひとしきり遊んだ文鳥は、1回目のうたた寝タイム(30分ほど)。

10:30 起きてオスは啼きくらべをし、メスは羽根づくろいをしたり、餌を食べたりする。

13:00 2度目のうたた寝をする(45分〜1時間)。お気に入りの場所(ポチはブランコ、スーはポチから一番離れた上の止まり木の端等)で、くつろいで寝る。

14:00 また、オス同士の啼きくらべが始まる。メスは知らん振りで餌を食べたり羽根づくろいをしたり。

14:30〜16:00 自由文鳥タイム。部屋中好きなところで活動する。つがい同士ではあんまり一緒にはいない。おとなしいエルやチッチは、気が強いちびこにはあんまり近づかないので、人間べったりのちびこが自分だけ甘えているために、私たちはエルやチッチとあんまり遊べない。

16:00〜16:30 文鳥を籠に入れるのに、ものすごく時間がかかる。特にコロ達が巣立つまで育てたビーとフーは、手乗りじゃないので苦労する。

17:00 3度目のうたた寝タイム(30分ほど)。

19:00 これから先はみんな一斉の行動はなく、うたた寝をする文鳥、餌を食べる文鳥、囀る文鳥、好き勝手にやっている。

21:30 エル達は寝てしまう。チッチたちも、うつらうつらしはじめる。

22:00 スーが餌を食べてお腹いっぱいになって寝ると、ポチも寝てしまう。

22:30 なりが啼きはじめる。なぜだかわからないけれど、いつも締めくくるように鳴いている。気が済んだら寝てしまう。なりの声でうたた寝していたチッチたちが起き出す。しばらくブランコで遊ぶ。

23:00 ちびことチッチたち以外はみんな寝てしまう。なぜかちびこはまだ起きている。宵っ張りだ。チッチたちはうつらうつらしながらもまだ起きている。

23:30 やっと、チッチたちが寝る。ちびこは羽根づくろいをしている。

24:00迄 いつのまにかちびこは寝ている。

そしてまたあくる日は同じ事の繰り返し。

毎週水曜日、全部の籠の一斉お掃除の日。よっぽど汚くしている時は別だが、1週間に一度、籠や小物(餌入れなど)の大掃除をする。文鳥は大騒ぎだが、掃除が終わった後、水浴びをさせて気分転換させると、何事もなかったようにくつろぐ。

1ヶ月に1度、日曜日、籠を熱湯消毒するので、いつもよりも自由文鳥にする。大喜びだ。

《雛の場合》

6:00 お腹は空っぽ。餌を待っている。アワタマと、ボレ粉、白菜をぬるま湯で交ぜて育て親を使いご飯タイム。少し大きくなると(生後25日くらい)、7:30位まで寝かせておいてから与える。文鳥の親は5:00くらいにはもう餌を食べさせているのにゆっくりしているなんて、「単に朝起きるのが面倒くさくなるからでは?」との声もあるが、そんなことはないのである。「本当だよ。」「本当なんだよ。」「可愛い雛が良く育つために7:30くらいから3時間おきくらいに餌を与えるのがちょうど良いんだよ。」と、声を大きくして言いたい私であった。

8:30 雛の顔を見るとつい餌をやってしまう。長さ3cm以上の太いうんちの中に、消化されず丸ごと出てきたアワタマがないか調べる。しばらく(30分ほど)手のひらに乗せて話し掛け、ナデナデして寝かせる。

11:00 8:30と同じ

13:30 8:30と同じ

15:00 8:30と同じ

17:00 8:30と同じ

19:30 8:30と同じ

21:00 8:30と同じ

23:00 もう寝ているけれど、顔を覗き込むと起きて餌をねだるので与える。本当は、もっとお腹を空かせてから与える方が成長が良いそうなのだが、餌をねだられるとつい与えてしまう。そして、寝かせる。

そしてまたあくる日は同じ事の繰り返し。

《一人で餌が食べられるようになるまで》

生後30日頃から、こぼれたさし餌を自分で一粒こりこり食べはじめるので、それが目安。小さな餌入れにぬるま湯とアワタマを混ぜた、さし餌より水分を減らしたものを入れておいてやる。そのうち自分でその餌を見つけて食べはじめる。まだまだお腹いっぱい食べられるほどではないので、さし餌もずっと続けておく。

1週間ほどでだんだんとさし餌を嫌がるようになる。そうなったら、小さな水入れに水を、小さな餌入れ3つに、濡れアワタマと、そのまま乾いたアワタマと、殻付きの餌を入れておいてやる。本能でなのか、雛は自分で殻をむいて食べることが出来る。でも、それだけでは栄養が片寄るので、ボレ粉や白菜を混ぜたいつものさし餌を与えておく。

生後45日ほどですっかり雛は一人前に自分で餌を食べるようになる。そうなる2〜3日前からどの雛もさし餌は食べなくなる。そうなると、籠に殻付きの餌と、ボレ粉と、野菜(家では白菜)と、遊び道具のブランコでも入れて籠で飼うようにする。でも、なるべく時間を割いて人間が遊んでやらないと、手乗り文鳥にはならない。手乗りは生まれつきに手乗りなのではなく、人間が遊んでやるから手乗りになるのだ。

(追記:逆に、手乗りであれば巣引き=繁殖は、下手である 02/03/08)

98/12/19.02/03/08 revised

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