理屈パズル「何度言っても聞きゃしない」

レストランAで、C子、D菜、E恵、F吉が、B美の二十歳の誕生日パーティを開いている。

D菜「B美、二十歳、おめでとー」
B美「ありがとう!」
C子「私たちの中では、F吉に次いで2番目に二十歳になったね」
B美「うん」
E恵「大人の感じですてきー。わたしも早く二十歳になりたいわ」

そこに最近、後輩の女の子にお目当ての彼氏を先取りされたC子がつぶやいた。
C子「えー、私は二十歳になりたくないな」
B美「どうして?」
C子「だって男なんて、女は若い女しか好きじゃないし」
B美「そうなの? 女って何歳くらいまでなら若いのかしら」
C子「まあ二十歳未満までね」

D菜はあわてた。
D菜「ちょっとC子! せっかくB美の二十歳の誕生日なのに。F吉、フォローしなさい!」

急に話を振られたF吉は、しどろもどろに言った。
F吉「えっ・・・ぼ、僕は女ならみんな大好きだよー」
D菜「F吉!」
F吉「えっ! あ! ・・・ト、トイレ行ってくる・・・飲み過ぎたかな・・・」

こそこそと逃げるF吉を観て、C子、D菜、E恵は大笑いした。
だがB美は、落ち込んでいたようだった。

E恵が話題を変えた。
E恵「B美、あんまり落ち込まないの。新しい可能性がひらけたと思えばいいじゃない」
B美「そうね・・・そう考えるようにするわ」
D菜「その調子。二十歳になって初めて行けるとこって、いっぱいあるもんね。最初にどこに行きたい?」
B美「さっそく行ってくる」
C子「えっ・・・どこに?」
B美「トイレ!」
C子、D菜、E恵は爆笑した。

B美がレストランの手洗いに消えてしばらく経つと、F吉が慌てて走ってきた。
F吉「おい、なんとかしてくれよ!」
D菜「どうしたの?」
F吉「トイレにB美が入ってきたんだ! 『こっちは男性用だ』って何度言っても聞きゃしない。今は洗面台で化粧を落としてる!」