注意※ここのページ読まなくても第二話だけで話わかりますι書いててかなりダラダラと長くなって
しまったので、ホントに読まなくてもいいです。それでも読みたいという奇特な方はドウゾ↓(^^;)
「あのー・・・不二センパイ・・・」
「ん??」
「なんでジュース買うだけなのにスーパー寄ってるんスか?」
「ちょっと買いたいものがあってね〜」
「???」
そう、今日は珍しく部活のない日。実力テスト前ともなると、さすがに部活はやっていられない。特に3年生は。
「あれー?ないなー・・・?」
「何がですか??」
「マスカットジャム」
「?!?マスカット??」
「食べたことないの??すっごく美味しいんだよ。リンゴとかイチゴも好きだけど、ちょっと飽きるしね。」
「へー・・・」
リョーマはいつもパンにイチゴジャム派だ。と、いうか、朝は時間がないのでトーストを口にくわえたまま
桃城の自転車に乗るのだ。別段、味わって食べているというワケでもないので、飽きるということはなかった。
「あった!」
パッと見はジャムとは分からないような、むしろ離乳食のビンに近いその「マスカットジャム」のパッケージには
外国人の赤ちゃんの写真が載っている。どうやら、お子様向けのジャムらしい。
それに、置いてある場所が場所だ。スーパーの中でも、赤ちゃん用の粉ミルクや缶詰などのコーナーで、
さっきからベビーカーを押している若妻たちの注目を浴びているのがイヤでも分かる。こんな所にガクランを
着た男子中学生2人がジャムを買っているのだ。怪しいに決まっている。
「不二センパイ・・・早く行きましょうよ」
「うん。あとはジュースだね。・・・ファンタ??」
「はい・・・センパイは?」
「僕も同じのにしよっと♪」
「え・・・・・・・」
「イヤ??」
「いや、イヤとかそーゆーのじゃなくって、センパイってファンタみたいなの飲むんだなーって・・・」
「あぁ、普段は午●の紅茶のストレートなんだけど、今日はリョーマ君も来るしね♪」
「・・・・・・・・・・・」
「っと、開いてるレジはっと・・・・」
マスカットジャム2個とファンタ2個をカゴに入れ、きょろきょろと辺りを見渡して、一番人が少なく、
かつ、並んでる人のカゴの中身が少ない列を見極め、そそくさと後ろにならんだ。
リョーマはただ、不二の後を着いて行ってるだけだったが・・・
レジを済ませ、スーパーの買い物袋を手に、不二の家へと向かった。そう、今日は不二に勉強を教えて
もらうのだ。アメリカ帰りのリョーマが最も苦手とする国語である。実力テストなので、範囲はないが、
一年生で習ったことなどは限りなく少ない。とりあえず、不二の2年前のノートを見て、対策を練ろうという
魂胆だ。
今までテスト勉強などしたことがなかったリョーマだが、父親・南次郎にハッパを賭けられ、売り言葉に
買い言葉で国語で90点以上を採らなければいけなくなってしまったのだ。
「はい。着いたよ。」
あの時どうしてあんなことをいってしまったのかと深く後悔しているリョーマに不二は声を掛けた。
「あっ!すいません・・・ぼーっとしてて・・・」
「そんな気を使わなくていいから。さ、上がって!」
「おじゃましまー・・・す。」
家の中はシーンと静まり返っていた。
「あ、今日は両親は旅行にいってて、弟は修学旅行中なんだ。」
「そーんなんすか。」
この家に2人っきり・・・しかも『旅行』ということは、今日はだれもこの家に帰って来ないということだ。
不穏な空気を感じつつ、リョーマは不二の部屋へと向かった・・・
続く。
ヤバい!!ダラダラと長くなりすぎた!!続編になりますね・・・あ゛ーーーー・・・・
やっぱりあらすじもクソもないまま「マスカットジャム」っていう題だけで書こうと
したから最初の展開がわけわかんないことになっちゃうんだよ・・・・・・(バカ)
もーこのページ読まなくてもいいって書いとこ。最初に。(爆)直接第二話に
行ってくださいって。
ホント、すいません・・・ιιι
