「なーなークラピカ〜〜ちょっとこっちに来て〜〜vvv」
おかしい・・・こんな猫なで声をキルアがする時はろくなことがない。(まったくだ)
不審すぎるにもホドがある・・・
「こっちに来てってば〜〜vvv」
「な・・・なぜだ・・・?」
「そーんな警戒しなくたって大丈夫だって!ホラ、早く!!」
「ぬ・・・・・」
怪しい。せかすところが余計に怪しい。自ら罠にはまるなんてみっともないマネ、
クルタ族のメンツにかかわるっ・・・
「なんで・・・来てくれないの?」
「うっ・・・」
そんな上目使いでこっちを見ないでくれっ!心臓が・・・心臓が・・・苦しい・・・
「はぁ〜やぁ〜くぅ〜〜〜〜!!」
「ったく・・・」
駄々をこねられると、母性本能(?!)が働くのか、どうしても無視できない。
がちゃり。
「っしゃぁ!!!」
「?!?!なんだ?!」
ふぅ、と溜め息をついたその一瞬の隙に、キルアはクラピカの細い手首に鉄の輪っかを
はめた。
「え?手錠。」
「何〜〜〜?!」
不覚だった・・・まさかこの自分が、こんな簡単で初歩的な罠にひっかかるなんて・・・!
ヤバい!どうにかして早くコレを外さないと・・・!!!
「あっ!念で外そうとしても無駄だよ?コレ自身にも念がかかってるからねっvv」
「何?!」
「この前市場で見つけたんだ〜♪念のオーラが見えたんだけど、ゴン達には秘密で買っちゃったv」
「なんて悪趣味な・・・」
「そうかなー?♪」
ニヤニヤと、一生懸命手錠をはずそうとしているクラピカを覗き込む。・・・場所が悪い。最悪だ。
よりにもよってこんな人気のないトコロで・・・
「でも、この方が燃えない?」
「なにがだっ・・・・んっ!!」
「かーわいーなーーvvvクラピカ♪キスだけで耳まで真っ赤だよ〜?」
「っ!!それを・・・言うな・・・んっ・・・」
「まーここならいくら叫んでもだれもこないだろうしねっv」
「んんっ・・・・あ・・・・やっ・・・・」
「やっぱりソソるなーv」
「やっ・・・・外せっ・・・・・・・・・はや・・・・くっ・・・」
「え?何?もう??せっかちだなーvクラピカは」
「?!」
どこをどう取り違えたのか、手早くクラピカの着衣を脱がしていく。・・・・慣れた手つきで・・・
「んあっ・・・・・や・・・・・・はっ・・・・・」
「あー手錠してたら脱げないねー・・・仕方ないなぁ。」
ビリッ
「?!なにっ・・・・・」
「横にチャックが付いてたらよかったのに・・・」
次々とクラピカの服を破いていく。幸い、一枚目は頭からかぶるタイプの戦闘服だったから
よかったものの・・・
「なんかSMチックだねっv」
「ちょっ・・・むぅ・・・・!!」
「ココまで来たらやっぱ・・・さるぐつわ?みたいな?」
「おえおあうえーーーー!!(コレを外せーーーーー!!)」
「ダメv」
無邪気な笑顔で一刀両断☆
「あっ・・・・・・」
手錠にはめられたクラピカの両腕を片手で上にあげて、丹念にクラピカの全身を舐める。
手錠とさるぐつわという束縛が、妙にクラピカを興奮させた。
(こんな状態で感じてるなんて・・・・)
恥だ!恥すぎる!!
理性がはじけ飛びそうなクラピカは、頭の中で無意味なジレンマに襲われていた。既に
理性のカケラも残っちゃいないキルアの前では無意味という3文字でしかないジレンマに・・・
「もう・・・我慢できない・・・いくよ?クラピカ」
「んーーーー!!」
「そんなに暴れないでよ。おしおきされてもいいの?」
ブンブンと力いっぱい首を横に振る。
「なんだ。残念♪それじゃ、いくよ。」
「んんっ・・・・あ・・・・・うう・・・・・」
「中も・・・熱いね・・・くっ・・・」
ゆるゆると、腰を動かし始める。小さな動き一つでも裂くような痛みが走る。もう理性とか
そういうものは全く残っていなかった。貪欲に快楽をむさぼるように、クラピカも動きに同調した。
「いうっ・・・・・・・・いうあ(キルア)・・・・・」
「オレも・・・一緒に・・・」
「んーーーーーーーーーーー!!!」
ほぼ同時に、2人は精を解き放った・・・
後日談
「・・・・・・・・(怒)」
「ゴメンってばクラピカ〜〜〜ι」
「・・・・・・・許さない」
「ちょっと痕が残ったくらいでそんなに怒んないでよ〜〜ι」
「ちょっとじゃない!!こんなに赤くなってるじゃないか!!!」
・・・・(///)
自分で言って自分で赤くなってれば世話ないよ。
「クラピカだって気持ちよかったでしょ?」
「!!!!そんなことはっ・・・・!」
「あるでしょ♪」
「っ!!じゃぁこの服はどうしてくれるんだ!!ビリビリじゃないか!!」
「そんなの、いくらでも買ってあげるよ。なんなら今から買いに行く?」
「当たり前だ!!」
「でも行くまではそれ(上着)一枚だけだねv」
「(はっ・・・!)貴様の服を貸せ!!」
「え?コレでいいの?クラピカには小さいんじゃないの?」
「それでもいい!」
「じゃぁ着せてあげるよvv」
「余計なお世話だっ・・・・!!!(///)」
「じゃ、早く着替えてよ。今からデートだしねっvvv」
「なっ・・・・」
「だって一緒に服買いに行くじゃん。」
「・・・・・(///)・・・・・・うん。」
FIN
っかーーー!!クラピカ最後可愛いーーーーーー!!!(自分で言うな)っていうか、お題は「手錠」という
1単語だけなのに、こんなに発展させられるなんて、紅葉の妄想力に乾杯!!(爆)
母がエステの隙にこんなのを30分で書き上げる紅葉の見上げた根性にも乾杯!!(死)
只今、華の受験生vvv