「おーい!サスケー!!こっちこいってばよ〜〜!!」
「・・・・・・・・」
黄色の髪を揺らしながら、ぶんぶんと手を振ってサスケを呼び寄せる。今日はカカシ先生が
アカデミーの臨時講師で不在のため、ちょっと先生の家に来て、おもしろいものはないかと
ガサ入れしているところだ。
密かな目的である例の「いちゃいちゃパラダイス」はどこに隠したのか、どこにも見当たらないが、
(実は本人が持ち運んでいるだけだったり・・・)なにやら怪しげなオーラを放つ巻物を発見した。
「なんだろコレ・・・?」
「・・・・・・・見たことないな。」
「開けちゃおうってばよ!」
「いや、何が出てくるかわからない。危険だから一応持ってかえってから紐解いてみよう。」
「それもそうだ。」
「・・・・・・じゃぁ、オレん家にくるか?」
「おう!!!」
そういってナルトが無邪気に笑うと、サスケはなにやら邪悪な笑みをこぼしていた。
「着いた!さっそく開けてみようってばよ!!」
「よし・・・・」
スルスルスル・・・サスケが慎重に巻物を広げる。中には忍び文字が書かれていた。
「こんなのわかんないってばよ〜〜〜」
「いや、ちょっと待てよ・・・・ブツブツブツブツ」
「???サスケ、分かったのか??」
「#’’%(%&”#$#”%’(&%)$%&#’{+‘L>‘>P>O!!!」(文字化けではありませんι)
「?!?!」
ドサッという音を立て、ナルトはその場に倒れこんだ。どうやら、サスケの印が直撃したらしい。
「ナルト?!大丈夫か?!」
自分が失敗したのかと、心配になったサスケは急いでナルトの側により、上半身を起こした。
「ん・・・・・・・・」
ひとまず、生死に関わらなかったので、一安心した。
「サ・・・スケ・・・・・・・??」
「あぁ、オレだ。どうしたんだ?」
「なんか・・・熱い・・・・・・・・天井が・・・ぐるぐる回ってる・・・・・」
ナルトの目はうつろで、焦点があっていない様子だった。
(おかしいってばよ・・・なんか・・・全身がだるいってばよ・・・・どうしちゃったんだってばよ〜オレ〜〜)
「ベットで・・・横になっても・・・・・・・いい?」
「あぁ、分かった。・・・立てるか?」
「立て・・・ない・・・」
「・・・・・・・・・・・」
ナルトの返事を聞くと、サスケはナルトの腰と膝に手を回し、グイっと持ち上げた。
「わっ・・・・・・・」
そのまま、自分の寝室へとナルトを運ぶ。運んでいる間も、自分の術の失敗に、ただただ恥じ入る
ばかりだった。いつもならこんな失敗なんかすることないのに・・・
ナルトをベットに横たえさせる。
「降ろすぞ。」
「いや・・・・・」
「?!?!」
(オレってばなにいってんだってばよ!!今・・・口が勝手にっ・・・・!!)
「離しちゃ・・・・ヤダ・・・・・・」
(ぎゃーーーーー!!こんなこと、いいたいんじゃないってば〜〜〜〜!!)
「・・・・・・・ナルト??(嬉しいけど///)」
「体じゅうが・・・・・あつくて・・・・・とろけそう・・・・・・・」
(あ〜も〜〜〜・・・・もう・・・ダメだ・・・思考回路が・・・・・・)
「ッッッッッ!!!!!」
うるんだ瞳でそんなことを言われては、いつもはクールなサスケでも、さすがにクラッと来てしまう。
「もっと・・・・触って・・・・・・・・」
(もーダメだってばよ・・・サスケがキラキラしてるってばよ・・・・今から何言ってもムダだろうし・・・)
「ナルト・・・・・・・・!!!」
「サ・・・スケぇ・・・・・んっ!」
とうとう理性のガケから蹴落とされたサスケは、もはや本能で動く猛獣と化していた。
猛獣・サスケの情熱的なキスは、ナルトを腰砕けにさせていた。求め合うキスは段々と激しくなっていく。
「んっ・・・・・う・・・・・はぁっ・・・・・・・」
「ソソるぜ・・・・その顔・・・・・」
「そんなことっ・・・・・・・・・やっ・・・・・ぁ・・・・」
ベットが軋む音が、部屋の中に響く。サスケはナルトの服を脱がしにかかる。
ジィーーーという、ファスナーの音。ハラリとベッドの下に落とされるオレンジ色のパーカー。
「サスケ・・・あぁっ・・・そこはっ・・・・・・」
「感じるのか?首・・・」
「はぁっ・・・・・・もっと・・・・」
もはやナルトも理性を失って、快楽を追うようにして求めた。
「はぁっ・・・・んんっ・・・・・・・」
上半身は一糸まとわぬ姿になった。そのナルトの胸の飾りに口付ける。ナルトはビクンっと
カラダを反らせる。口づけタ部分から甘い痛みが全身へと広がる・・・
「あっ・・・・・・ん・・・・」
小さな突起を舐めていたサスケの舌は、だんだんと下へと進路をたどっていく。そして、
ズボンのベルトに手を掛けた瞬間。
フッ
ナルトの中で、何かのスイッチがOFFになった。
「っギャーーーーーーーーーーー!!!やめろーーーーー!!」
「?!?!?!」
「何するんだってばよ!!!」
「何って・・・・お前・・・今まで・・・・・・・・・」
「ちょっ・・・離せっってばっ・・・・」
(ヤバい。術が切れたやっぱり初めて見た術だからか・・・?)
「何でオレってば上になにも着てないんだってばよ!!!」
「お前が倒れたからだろ・・・・」
「じゃぁベッドの上にいるのはまだしも、なんで服を着てないんだよ?!」
「それは・・・・・」
(何かいい口実は・・・)
「熱が出て、体を拭いてやろうと思ったんだよ!!悪いか?!」
「そっ・・・そうだったのか・・・?」
(ナイスフォロー!!!)
内なるサスケはサクラではないが「しゃーんなろー!」と叫びたい気分だった。
「あ・・・・・・ありがと・・・・・・」
「え?」
ズキィィィィィーーーーーーーン!!!!
サスケの良心を、ナルトの感謝の言葉がこれでもかというほど傷つけた。
「れ・・・・礼には及ばないぜ・・・・・・」
(礼どころか、こっちがあやまる立場だっつーの!!!!!)
(サスケってば結構優しいトコあんじゃん・・・見直したってばよ・・・///)
「ま・・・まだちょっと熱あるみたいだから、今日は泊まってもいい?」
ナルトはおずおずと、サスケに願い出た。
(え・・・・マジかよ?!一晩中ナルトの隣りで寝てろってことか?!それともコレは自分への罰なのか?!)
サスケの中ではぐるぐると同じ言葉が回っている。ナルトはそんなサスケの反応を待つ。
「あ・・・・あぁ、今日だけな・・・・・・」
「ありがとう・・・・・」
ナルトは安堵の笑みを洩らす。ここで「帰れ」などと言われれば、余計熱が上がって、途中で倒れてしまう
恐れがあったからだ。
そんなナルトの笑みを見てサスケはググッときてしまった。ヤバイ。このまま襲ってしまいそうだ。
しかし、この家にソファなんてものはないし、床で寝るのも・・・・・・・・
その夜は、サスケの今までのいつの夜よりも長い夜だった・・・・・・・・・・・・・・・・
かなりUPが遅れたサスナルSSι本当にスイマセンですι1日1作のペースのハズだった
のに、なぜかズルズルと・・・(死)
こう・・・かなり微妙なところでコトが終わってしまいましたね!!そこもまた、もどかしくって
いいっすね!!(言い訳)いつか続きが書いてみたいものですvvv