「ねぇ、リョーマ君・・・」
「何スか?先輩。」
「あとで体育館倉庫に来てくれないかな?先生に頼まれ物したんだけど、たぶん一人じゃ無理だと
思うんだ。」
「はぁ・・・いいですけど・・・」
「じゃぁ、部活終わった後で待ってるよ。」
不二はいつものニコニコ顔でその場を去った。その時はさして気に留めなかったその不二の言動を
了承したことを、リョーマは後でイヤというほど思い知らされるのだった。
部活が終わった。部室に行って、服を着替える。それからさっき言われたとおりに体育館倉庫へと
向かう。
「あぁ!リョーマ君!来てくれたんだねvv」
「来てくれたって・・・先輩が呼んだんじゃないですか・・・」
「じゃー、ちょっとこっちきて?」
「はぁ・・・」
「それで、ここに座って。」
「・・・・・・・・・・・・・??」
「そして、こーやってドアを閉めて、あ、ちょっと寝転んでて?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?????」
言われたとおりにマットの上で寝転ぶ。手伝いをしろといったのに、この指示は何なのだろう?
しかも、ドアを閉めるなんて、今からこの倉庫の中の何かを運び出すんじゃないのか??
「よいしょ。」
「?!?!何やってるんですか先輩!?」
「リョーマ君ねー、あんまり素直に僕の言うコト聞いちゃだめだよ??」
「そんな・・・指示したとおりにしただけなんですけど・・・」
「もー、鈍いんだなぁ・・・リョーマ君・・・」
「んん・・・?!」
言葉が終わらないうちに口を塞がれて、いつのまにか縄跳びで縛られていたうでをバタつかせる。
なにがどうなってるのか、ワケがわからなかった。
「せんぱい・・・・・・??」
「分かった?今自分がされてること。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「手伝いなんて口実。今こうやって密室で縛られて僕に襲われてるんだよ?」
「・・・・・・・・・・!!!!!」
「本当に鈍いんだね。まぁ、そんなとこが可愛いんだけどvvv」
「やっ・・・!!ちょっと!!やめてくださいよ!!」
いきなり制服を脱がしにかかった不二を精一杯抵抗して止めようとする。しかし、手を縛られた
なわとびは、もがくたびにキツくなっていく。
「抵抗してもムダだよ?もう校内に人なんてロクに残っちゃいないしねv」
「あっ・・・・!!」
するりと制服のシャツの中に手をすべりこまされ、思わず声をあげてしまった。自分の声では
ないような、とてつもなく恥かしい気分になった。リョーマは思わず涙ぐむ。
「おや?泣いちゃった?大丈夫??」
大丈夫と聞かれても、そんな大丈夫じゃなくした張本人に言われたくないっ!!そう思わずには
いわれなかった。心の中で叫ぶやいなや、ペろりと不二はリョーマのこぼれた涙を舐めた。
「やっぱり・・・しょっぱいね。」
(そりゃぁそうでしょうとも。)
「・・・そういえば、リョーマ君ってバージン?」
「バージ・・・・・・!!」
「あ、それじゃぁ女の子だよね。でも、リョーマ君って女の子みたいに小さくて可愛いから・・・」
「小さいは余計です・・・」
「あっ!ごめん!そんなつもりで言ったんじゃないんだよ。本当に・・・」
「んっ・・・・・・ぅ・・・・・・・・・はぁ・・・・・・」
そういって、不二はリョーマの唇を奪う。それまでは上体を起こしていたリョーマが、
ガクンとマットの上に崩れ落ちた。
「キスだけでこんなになるんだから・・・バージンかvvv」
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
リョーマは荒い息で、呼吸数を平常にするのがやっとだ。
「じゃぁ・・・優しくするから・・・・大丈夫だよ・・・・」
「せんぱい・・・」
「周助って呼んで?」
「しゅう・・・すけ・・・・・・」
リョーマは潤んだ瞳で不二を見上げる。その姿はまさに生娘のようで、部活中にみせる、余裕ぶった
生意気な男の子とはまったく別人にしか見えなかった。しかし、不二はそんな生意気なリョーマでさえ
愛しく思っているのだから、もう末期といっても過言ではないだろう。
「そんな風に呼ばれたら・・・理性ふっとんじゃうよ?」
「え・・・・・・・・やっ・・・・・・」
「もう、今更抵抗しても止められないからね。」
スルスルとリョーマの着ていた制服をすべて脱がす。すると、リョーマの華奢で、白い肌が暗い
体育館倉庫で露になる。それだけで、不二には十分だったが、据え膳食わぬはなんとやらで・・・・・・
(自分で据えたのだが)
「あぁっ!はっ・・・・・・ん・・・・・いや・・・・・・・・あっ・・・・・・・」
リョーマのあられもない声が倉庫に響き渡る。その響いた声はより一層、不二の性欲を駆り立てた。
「あっ・・・・そこは・・・・・だめ・・・・・・・・はっ・・・・・んん!!」
不二はリョーマの男の象徴を口に含む。少し上下に揺らしただけで、リョーマの精は解き放たれた・・・
「しゅう・・・・す・・・・・ごめ・・・・・・服・・・・・・」
「あぁ、コレなら全然大丈夫。クリーニング代はカラダで払ってもらうからねvvv」
「そん・・・なぁ・・・・・」
「でも、ちゃんと名前で呼んでくれたから、ちゃんとおねだりできたらもっと気持ちよくしたげるよ?」
「おね・・・だり・・・?」
「そ♪可愛くね。」
「そんなの出来な・・・・・・・あぁんっ・・・・・・あっ・・・・・はぁん・・・・!!」
出来ないという前に、不二は自分の指をリョーマの小さな蕾の中へとうずめていく・・・。ときどき、
リョーマの唾液をぬぐいとりながら、だんだんと解していく。一本から二本へ・・・リョーマの中を
かき回す。そして、ある一点をなぞるとリョーマが過剰に反応した。
「あああっ・・・!!!そこ・・・・っ・・・・イイ・・・・・も・・・・だめ・・・・イク・・・・・・・?!?!」
リョーマが達する寸前に、不二はリョーマの根元をギュっと掴み、笑顔で問う。
「ちゃんとおねだり出来たら・・・っていったでしょ?」
「も・・・ダメ・・・・へんに・・・なっちゃうっ・・・・・」
「じゃぁ変になる前におねだりしなきゃ。」
「おねがい・・・・イかせて・・・・ください・・・・」
「はい、よく出来ました〜〜vvv」
不二は掴んだモノを離して、上下に2、3回扱くと、リョーマは本日2回目の頂点に達した。
どうやら、少しの間、気絶していたらしい。パチリと目を覚ますと、不二が横で自分の髪で
遊んでいた。
「あ、起きた?おねだり、ちゃんとできるじゃん♪」
「・・・・・・・・!!!(///)」
「自分ばっかり2回もイッちゃって・・・・次は僕の番だからね?」
「え・・・・・・」
「まさか、自分だけイイ思いしてハイ、終わりだとは思ってないよね?」
まぁ、それも一理あるが・・・僕の番とはなんなのだろうか?
「もうさっき解しといたから、大丈夫かな?」
「ひっ・・・」
よいしょ。と、不二はリョーマの両足を軽く上にあげる。ちょうど赤ちゃんのオムツを替えるときの
体勢だ。これはかなり恥かしい。
「何回みてもキレイなピンク色だね〜」
「なんか・・・・い?!え?ちょっ・・・そんなトコ・・・触らないで下さいよ!汚いっ!!」
「汚くなんて全然ないよ?むしろ可愛すぎるくらい・・・」
そういって、不二は自分のモノを取り出し、今まで見ていたトコロにソレをあてがった。
「じゃ、いくよ・・・」
「いたっ・・・・・!!!いたいっ!!周助っっ!!痛い!!」
「大丈夫。じきに気持ちよくなるから・・・」
痛みのあまり、つい力をこめてしまって、リョーマの中で不二は精を放ってしまった。
「あ・・・ごめん・・・」
「っく・・・・・・ひっく・・・・・・・・ひっく・・・・・・」
「?!どうしたの?!リョーマ君?!そんなにイヤだった?!」
「イヤじゃない・・・けどっ・・・・・子供・・・・できちゃうっ・・・・・・」
「へ??」
頭の上に無数にクエスチョン・マークを浮かべた不二は、次の瞬間、笑い転げた。
「あははっ!リョーマ君、普通男同士だったら子供は出来ないんだよ?!あははははっ可愛い〜〜〜」
「え・・・・・・・・・・。」
あまりのショックにリョーマは愕然としてしまった。と、いうか、ちゃんと保健の授業を聞いておけば
よかったと、心底思っていた。こんなの、末代までの恥だ・・・・・!!!(武士かオノレ)
「あーーーー久しぶりに大爆笑しちゃったよ・・・ほんと、リョーマ君ってば可愛い〜〜〜vvvv」
「そ・・・そんなに笑うことないじゃないですかーーーー・・・(///)」
「ごめんごめん。ほんとに可愛いんだから・・・」
「ん・・・・・・・」
周助の甘い口づけに、またリョーマは赤くなった。
後日談☆★☆★☆
不二「ねーねーみんな聞いてよ〜〜〜」
一同「なんだなんだ?」
不二「リョーマ君ってばね、男同士で子供できると思ってたんだよ〜〜」
菊丸「うそ・・・・・っあはははは!!可愛いーーーー!!!」
桃城「でも、どうやって知ったんだ?」
不二「あーそれはねー、コノ前体育館倉庫で中●ししちゃってさぁ〜〜」(サラリ)
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・サーーーー・・・・・・・・・・・・・・」
リョ「(ガチャ)チィーーース。」
一同「!!!!!!」
リョ「どうしたんスか?先輩達??」
菊丸「いっいや、なんでもないよっ!!なあ?モモちゃん??」
桃城「あぁ・・・・うん。なんでもないさ!さっさぁ!帰ろうか!!越前!!」
リョ「まだ着替えてないっすよ・・・」
桃城「そっそうか・・・じゃ、早く着替えて!!」
リョ「・・・・????(バサッ)」
一同「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リョーマの体中に、うっ血した無数のキスマークがつけられていましたとさ・・・・・・・・・・・
激臭・・・ちがった。劇終。(死)
