「世界で一番大嫌い」秋吉家シリーズ4 @〜L(完結)好評発売中!←CMしてみたりv
====「秋吉家の末っ子、零のファーストキスの相手は長男、千鶴(泥酔状態)だった」====
「ん・・・・のどかわいた・・・」
ペタペタと、台所へ向かう。眠い目をこすりながら、暗闇の中・・・
ピカッ ドッカーーーン!!!
「なっなに?!かみなり?!」
まだ幼稚園児の零は、反射的におへそを隠す。この前幼稚園で、水嶋先生に
『雷が鳴った時にはね、おへそを雷様に取られないように隠さなきゃいけないんだよ〜?そうしないと、
蛙さんになっちゃうからね〜〜』
日本の言い伝えには、何の根拠もないものが多い。と、いうか、どこの国もそうだと思うが。
当然、信じるのは幼稚園生ぐらいの子供だけであろう。
(おへそがとられませんよーに おへそがとられませんよーに・・・)
目をつぶって懸命にお腹を押さえる。
そのとき、2回目の雷と共に、目の前に黒い影がたたずんでいた。
(かみなりさまだーーーーーーーーーーーーーー!!!!)
「零・・・・・・」
「え・・・・?」
(なんでかみなりさまが、ぼくのなまえを知ってるの??)
つぶっていた目を開け、上を見た。
「零〜〜〜〜〜〜〜vvv」
ガバッ
「??!!」
泥酔状態の千鶴だった。高校生のクセに、飲み屋で飲み比べをしていたらしい。
「ち・・・ちいちゃん・・・??」
おそるおそる尋ねてみる。
「そうだよ〜〜〜んvvvあーーー零は可愛いなぁ〜〜〜〜♪」
プニプニとほっぺたをつつかれ、対処に困る零。こんな兄を見たのは初めてだった。
「はーーー・・・零〜〜オレの事スキか〜〜?」
脈絡が無い上、全体重を自分の肩に乗せられ、今にも倒れそうだった。
「・・・??うん。」
とりあえず、うんとは答えたものの、その前に自分によりかかっているのをどうにかして欲しかった。
「そうかそうか〜〜〜vvスキか〜〜〜vvじゃぁご褒美にチューしてやろうな〜〜〜vvvv」
「んぅっ・・・・・!!?」
顔を掴まれたままでは、まず動くことは出来ない。なにせ幼稚園児と高校生だ。
(えーえー?!ちゅーって好きな子どうしがするんじゃないのーーー?!?!)
まだまだ幼い零の唇は、小さくて、マシュマロなんか比にならないくらいやわらかい。人肌が恋しい
反抗期の千鶴は、無意識に口づけを深めていった。
「んっ・・・ふ・・・・・ぅ・・・・・」
(くっ・・・くるしいよぉ・・・・はなしてぇ・・・・っ)
じたばたともがいてはみるが、その抵抗は皆無に等しかった。千鶴の舌が零の小さな口に侵入する。
どうすればいいのかわからない。
「んんっ・・・・・あ・・・・・・っ」
零の口の端から透明な液体が溢れ出てくる。
「ぷはぁっ・・・・・はぁっ・・・・はぁっ・・・・」
やっと千鶴が零を離す。口と口との間には、細い糸が2人を繋げていた。
ディープキスなんてしたことのない―-―っていうか、してたら怖い―――零は、息を整えるのに精一杯だ。
一方、千鶴の方は、そんな零を横目に、廊下にバタリと倒れこみ、深い眠りについていた・・・。
「・・・・・・・・・・(///)」
倒れた千鶴を見下ろしていた零はあまりよくわからないが、なんだか急に恥ずかしくなってきて、
パタパタと台所へ行き、水を飲んでベッドに戻った。
(さっきの・・・なんだったんだろ・・・・)
(でも・・・なんか・・・へんなかんじだった・・・)
(・・・・・・。かんがえるのやーめたっ!!)
そう思うが早いか、子供特有である、のび太並の早さで眠りについた・・・
翌朝、記憶を無くした千鶴が、母によって廊下で発見された。
Fin.
あーはーはーーーーー(壊)バトロワを知らない萌希さん(HN改)の為にもう一本書いたつもりが・・・
せかキラ知らない確立の方が高いに決まってるーーーーーーーーー!!!!!!!!(爆)
と、書いた後に気付いたり。あはは(ごまかす)
いいんです。書きたかったから。(オイ)
もういいや、これはアヒルにあげるということで。萌希さんにはまたさらに違うネタで書きます。明日中国語だし。(オイ)
すいませんでした〜〜〜〜(><;)
紅葉。
