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====「秋吉家の末っ子、零のファーストキスの相手は長男、千鶴(泥酔状態)だった」====





「ん・・・・のどかわいた・・・」

ペタペタと、台所へ向かう。眠い目をこすりながら、暗闇の中・・・

ピカッ ドッカーーーン!!!

「なっなに?!かみなり?!」

まだ幼稚園児の零は、反射的におへそを隠す。この前幼稚園で、水嶋先生に

『雷が鳴った時にはね、おへそを雷様に取られないように隠さなきゃいけないんだよ〜?そうしないと、

蛙さんになっちゃうからね〜〜』

日本の言い伝えには、何の根拠もないものが多い。と、いうか、どこの国もそうだと思うが。

当然、信じるのは幼稚園生ぐらいの子供だけであろう。

(おへそがとられませんよーに  おへそがとられませんよーに・・・)

目をつぶって懸命にお腹を押さえる。

そのとき、2回目の雷と共に、目の前に黒い影がたたずんでいた。

(かみなりさまだーーーーーーーーーーーーーー!!!!)

「零・・・・・・」

「え・・・・?」

(なんでかみなりさまが、ぼくのなまえを知ってるの??)

つぶっていた目を開け、上を見た。

「零〜〜〜〜〜〜〜vvv」

ガバッ

「??!!」

泥酔状態の千鶴だった。高校生のクセに、飲み屋で飲み比べをしていたらしい。

「ち・・・ちいちゃん・・・??」

おそるおそる尋ねてみる。

「そうだよ〜〜〜んvvvあーーー零は可愛いなぁ〜〜〜〜♪」

プニプニとほっぺたをつつかれ、対処に困る零。こんな兄を見たのは初めてだった。

「はーーー・・・零〜〜オレの事スキか〜〜?」

脈絡が無い上、全体重を自分の肩に乗せられ、今にも倒れそうだった。

「・・・??うん。」

とりあえず、うんとは答えたものの、その前に自分によりかかっているのをどうにかして欲しかった。

「そうかそうか〜〜〜vvスキか〜〜〜vvじゃぁご褒美にチューしてやろうな〜〜〜vvvv」

「んぅっ・・・・・!!?」

顔を掴まれたままでは、まず動くことは出来ない。なにせ幼稚園児と高校生だ。

(えーえー?!ちゅーって好きな子どうしがするんじゃないのーーー?!?!)

まだまだ幼い零の唇は、小さくて、マシュマロなんか比にならないくらいやわらかい。人肌が恋しい
反抗期の千鶴は、無意識に口づけを深めていった。

「んっ・・・ふ・・・・・ぅ・・・・・」

(くっ・・・くるしいよぉ・・・・はなしてぇ・・・・っ)

じたばたともがいてはみるが、その抵抗は皆無に等しかった。千鶴の舌が零の小さな口に侵入する。
どうすればいいのかわからない。

「んんっ・・・・・あ・・・・・・っ」

零の口の端から透明な液体が溢れ出てくる。

「ぷはぁっ・・・・・はぁっ・・・・はぁっ・・・・」

やっと千鶴が零を離す。口と口との間には、細い糸が2人を繋げていた。
ディープキスなんてしたことのない―-―っていうか、してたら怖い―――零は、息を整えるのに精一杯だ。

一方、千鶴の方は、そんな零を横目に、廊下にバタリと倒れこみ、深い眠りについていた・・・。

「・・・・・・・・・・(///)」

倒れた千鶴を見下ろしていた零はあまりよくわからないが、なんだか急に恥ずかしくなってきて、
パタパタと台所へ行き、水を飲んでベッドに戻った。

(さっきの・・・なんだったんだろ・・・・)

(でも・・・なんか・・・へんなかんじだった・・・)

(・・・・・・。かんがえるのやーめたっ!!)

そう思うが早いか、子供特有である、のび太並の早さで眠りについた・・・



翌朝、記憶を無くした千鶴が、母によって廊下で発見された。





Fin.


あーはーはーーーーー(壊)バトロワを知らない萌希さん(HN改)の為にもう一本書いたつもりが・・・

せかキラ知らない確立の方が高いに決まってるーーーーーーーーー!!!!!!!!(爆)

と、書いた後に気付いたり。あはは(ごまかす)

いいんです。書きたかったから。(オイ)

もういいや、これはアヒルにあげるということで。萌希さんにはまたさらに違うネタで書きます。明日中国語だし。(オイ)

すいませんでした〜〜〜〜(><;)

                                                         紅葉。