ナミさん誕生日おめでとうございますSS






「オイゾロ!!」

「んぁ・・・??」

ルフィに呼ばれてようやく目を覚ました未来の大剣豪。

「今日ナミの誕生日だぞ。プレゼント用意してあるか?」

小声でゾロに耳打ちする。

「プレゼント・・・あぁ。」

ゾロは何かを思い出したかのように、部屋へ入っていった。


しばらくして、何かを手に持って出てきたゾロ。

「ホラよ。」

不器用に小さな袋をナミに渡す。

ガサガサと袋を開けて、中身を見ると・・・・

「髪留め?・・・・・なんでまた?」

「そこのクソコックが1ヶ月前からプレゼント買えってうるさく言うモンだからよ・・・」

「・・・・・・そう。ありがとう。(///)」

ちょっと感動が足りなかったかしら?と思いながらも、それで精一杯だった。
まさかゾロからもらえるなんて、思ってもみなかった。だから――――




「ふぅん・・・・」

「何?ロビン姉さん。」

「貴方、あの剣士が好きなのね。」

「え?!」

「ふふ・・・・さっきの反応。結構あからさまだったわよ?」

「・・・・っ!!」

最近船に乗ってきたばかりのロビンにそう言われて、焦りが生じた。
分かってる。自分でも気づいてた

・・・・・心の奥底では。

好き。


そう、心の中でつぶやいて、もらった髪留めを握り締めた・・・・・―――――-



Fin.