ロミオとジュリエット






「お前とオレは良く似ているよ」

団長は唐突にこう言った。

「どこがだ?髪の色も、体つきも全く違うぞ?」

「外見の話じゃない。考えや行動だ。
・・・・まぁ、オレはお前みたいに無茶はしないが。」

「ふんっ・・・・。」

「・・・・しかし、お前、仲間の仇にこんなこといわれて
否定しないのか?普通は・・・」

「―――――お前は私のことが好きか?」

団長の言葉を遮るように、クラピカは突然質問した。

「・・・・何を突然・・・・」

「答えてくれ」

クラピカがあまりにも真剣で、団長は少しの間考え込んだ。

「さぁ、な。オレ達は宿敵同士だ。それだけ言えば、十分だろう?」

「・・・っ。もし、――もしも、私達が宿敵同士じゃ・・・・・・・」

「そろそろ行くよ。これ以上、情が移るとダメだからな。  じゃ・・・」

そう言って、クラピカの額にキスをして団長は出て行った。

「・・・・あぁ。分かっているよ・・・・・」

私達の間に、もしもなんてないから。

この関係、この間で出逢ってしまったかた。

仮定なんていらない。
完結なんかしなくていい。
ずっとずっと 進行形で



それでいい。



【光琉(本人)コメント】
 英語やってて思いついた(笑)
 ちょっとロミオ&ジュリエットっぽくしてみたつもり。
 ってか会話だけで話進めたの初かも☆
 また下手でゴメンなさい。

【紅葉(管理人)コメント】
 いや、すんごい丁寧な字なんスよ。この元原稿。スキャンしてのっけたい位。
 えー、題名無かったので勝手に付けた(爆)←え。
 団クラ派じゃない(ってかノーマル派)なのに無理やり書かせてゴメンよ(汗)