‐NARUTO‐

『ナミダトウソニアイジョウヲ』

泣きたいだけ泣けばいいと信じていた
泣きすぎて涙が枯れれば本望と、何回思った事か
なのに、今じゃそんな事感じないって変
だって希望がココにあるから、真実がいつでもココに在ると信じさせてくれるから


ずいぶん晴れた空、雲はかかってない
吸込まれそうなくらい蒼い
今日は絶好の課外授業
みんなそれぞれ散らばった
一番先にいなくなったのは先生だけどね

「ん〜、良い天気ぃ」
ナルトはくぅっと背伸びをする
手を伸ばせば届きそうな青
木漏れ日が輪を描き降り注ぐ
いたって普通の穏やかな日だった
「課外って一体何すればいいんだよぉ」
まぁナルトの事、課題なんかしようとも思わない
こんな絶好の昼ね日、寝なきゃ損ってモノ
大きな木によしかかり腰をおろした
そしてそのまま眠りに就いていった・・・・



イルトコロヲマチガエテイル
頭の中で鳴り響く声
耳を塞いでも聞こえてくる
痛々しい言葉たち
ヤメテ
走っても走ってもついて来る生暖かいアカ
止メテ
目に映るものは・・・・


「・・ト」
「やだぁっ!」
「ナルトっ!」
軽い眠りに痛い覚醒
荒い呼吸と頬を伝う醜い水
ナルトの目の前にいた人は
「さ、サスケ?」
肩に手を置いていてくれたのも、名前を呼んでくれたのも・・・
「如何したんだよ」
「えっ、何でもないってばよ」
何時ものようにそっぽ向いて、何時ものようにジョークで受け取って
何に何で?
「じゃぁ何で泣いてんだよ」
「それは・・・」
用意してるはずのない言葉で詰まる
暫しの静寂
「あはは、忘れたよ」
笑顔の裏側、孤独と絶望
「・・・・」
「サスケ?」
恐る恐るとサスケの顔を覗き込むナルト
すると
「っ?!」
サスケはナルトの頭を持ち、自分の口をナルトの口に押し当てていた
「ふっ・・・ぁ」
酸素を求める行為をも振り払い、更に強く頭を押しつける
「・・・っは、何すんだよっ!」
無理矢理頭の手をどけサスケから離れた
肩で息をし、キっとサスケを睨む
濡れた目のままで・・・

ヒトトハドクセンヨクノツヨイモノ

「ホントは弱いんだろ?」
「え・・・・」
ようやく口を開く
「守ってもらわなきゃいけない」
「なっ・・」
「傍に誰かいてほしい」
そんなことないっ!
「違うっ!」
サスケに向って殴りかかろうとするが止められる
サスケ自身に
追い詰められた人間の心理
思想回路ももどかる

オレは弱くない!守ってもらうほど弱くない!

空いている手でもう一度試みてみるが結局失敗に終わった
「弱くなんかないっ!弱くなんか・・・」

ホントはとっても弱いモノ
ホントはとっても儚いモノ
「おれ・・・・」
溢れる涙は乾いた緑色の草の上に落ちる
「お前は頼る事を知らないんだよ」
「えっ?」
押さえ付けられてる手に力が込められる
「サスケ?」
「偶には周りも・・見ろよ」
赤くなりそっぽをむく
何を言ってるのか、いまいち状況を飲み込めてないナルト
「悪い夢なら忘れればいいだろ」

シンジサセテクレマスカ?

「オレが・・・いるだろ?」
苦しい事なんかしてないのに、痛い言葉なんか言われてないのに

そっとサスケはナルトの手を離す
そしてくるっと後ろに回りその場を去ろうとした
「・・・っさ、サスケ!」
行ってしまうサスケの服を掴むナルト
「信じて・・信じさせてくれるんだよな?」
信じすぎると後々馬鹿を見るのは自分。
信じなきゃよかったってね
唐突に服を拭かんだのは、行ってしまいそうだったから
ココじゃない何処かへ
阻止しなくてはダメだと身体が言った
行かせてはダメだと心が感づいた
自然とナルトの口はサスケの口に重なっていた
軽くキスを交わした後、ナルトはサスケの手を自分の胸に押し当てた
「感じて・・オレを・・・・」
握る手は振るえていた
「ナルト・・・」
サスケの口は首筋に持っていかれた
「んっ・・」
びくっと身体が跳ねる
「オレはお前を感じたい・・・・」
「サスケ」
受け入れる心は広い、考えてしまう頭は狭い
「ぁんっ・・・」
サスケの手は服の中に忍び込み胸の突起物に触れる
「信じていいよ」
「ん・・・・」
優しい言葉に甘い夢
知らず知らずのうちに上の服は全部脱がされていた
じっと見つめる視線に思わず顔を赤らめる
「み、見んなよ」
「オレが見たいのはお前だけなんだよ」
吸込まれそうなくらい深い瞳に眼を離すことがきない
静かに身体を侵していく瞳
空は快晴
「ぁんっ・・」
温かい舌は身体を這わせて目じりにくる
醜い水を優しく舐めてくれる
「サスケ・・・・」
ひとつひとつの行動に安心を感じた
優しい手は次にズボンに手を掛ける
「やっ」
「大丈夫」
耳元で呟かれ力が抜けていく、その間にズボンが下ろされた
「っすっげぇ、はずいっ」
是ほどなく顔を赤くする
サスケの顔はいたって真剣
そして
「ちょっ、やぁっ・・・」
サスケはナルトのモノをそっと口に含む
「はぁ・・さ・・すけぇ・・・」
自分でも嫌になるくらい甘い声が辺りに響く
次の刺激を求めるまどろっこしい声
「んっ・・・」
サスケの口の中に自分の欲を出す
「ごめっ・・」
名残惜しんでる場合ではなくサスケを見る
なにも言わないサスケは唯、ナルトにキスをした
「ぅ・・・・んっ」
ナルトの口から伝う液
「っはぁ、な、何すんだってばよっ!」
それは紛れもなくナルトが出したものだった
気が気じゃない
「いいじゃんかよ、自分のだし」
「そんな問題じゃねぇ」
手で口周りを拭きとる
「大体なぁって、わぁ」
ナルトはサスケによって押し倒された
乾いた草の上、青い空の下
「ほら、すぐ入る」
「あぅ・・」
中に指を埋め込まれる
それを素直に受け入れてしまう身体
卑猥な音が漏れる
「やっめてぇ・・・・」
サスケは止めるどころかニ、三と指を増やしていく
次第にスピードも速くなっていく
「あん・・・やっ・・やだぁ・・」
ぎゅうっとサスケを掴む
「お、オレ・・サスケが・・ほしっ」
予想外の言葉にサスケは驚いた
思ってもみなかった言葉
ねだり縋るナルトはすごく色っぽかった
「だから・・」
「分かったよ」
サスケはナルトから指を抜いた
「ん・・」
思わず声が漏れる
「今満たしてやるから」
「っあぁ・・・んっ」
さっきとは比べ物にならないものが入ってくる
熱を持った熱いモノ
「いて・・・」
「なに?」
「ずっと・・あっ・・・ずっといてぇ」
何処にも行かず傍にいて、置いていて
サスケが引く度にナルトが喘ぐ
「いかないよ、何処にも」
焦らし、快感を与える事を知っているサスケの律動は速まっていく
「あっん・・・サスケ・・さすけぇ」
何度も何度も名前を呼ぶ
答えるようにナルトを突く
「行かないでっ・・・どこにも・・」
「・・行かないよ」
思いっきり奥へと埋める
「ああぁぁ・・・」
「っ・・」
ほぼ同時に絶頂に達した
心地よい風のもと、信じさせてくれる人の中で


「なぁ、さっきの嘘じゃねぇよな」
「何が」
「だから・・その・・・」
ナルトはくちごもる
「何処にも行かないとか、頼っていいとか・・・」
そんなナルトにサスケは
「さぁ、なんの事だったかな」
「あっ、ひっでー!忘れたなんて言わせないってばよ!!」

アラ?キョウハヤケニオソラガアカルイワ
セノビシタラトドキソウダワ
マッテテネ、ハシッテモオイツクカラ
シンジツハイマココニ
タクサンノ、タクサンノ・・・・

「だったらオレが、おまえに付きまとってやるってばよ」

タクサンノ
愛情



END


++++++++++++++++++++
へ〜んな文♪
やんなっちゃうわ☆
だってきょうは連ちゃん記念よVv(笑)
あず、アノ人を呪います宣言に周り騒然っ!??


コメント返しっ☆
思わず裏に回しちましましたよーーー・・・。
あーーーっ!!ナルト可愛すぎっっっ(萌)