無口な君と触れ合おう
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「・・・・この後、何か用とかあんのか?」


タオルで汗を拭きながら、何気なくポツリと漏らしてみた。独り言じみてたから、聞こえてんだか不安だった。暫く練習後のグラウンドに涼しさと静寂が流れても、やっぱり反応がないから、自分だけがここにいるんじゃないかと心配になって、タオルそっちのけでゆっくり振り返った。大丈夫だった。視界の下のほうに、司馬はいた。何やらもぞっと屈んでいた。何をしてるんだろうと思ったら、司馬はオレが落としたタオルを拾っていた。


「あ・・・」


胸が瞬間的に締めつかれたように感じた。司馬は立ちあがると、拾ったタオルに付いた、グラウンドの砂を払ってオレの目の前に差し出してくれた。


「・・・悪い」


応答はないけど、反応があった。司馬が、笑ってくれた。口元で小さく。また胸が、ぐって締まる。差し出されたタオルを奪うと、オレは堪らず背を向けてしまった。こんな脂下がった顔見られたいはずない。タオルが汚いとか関係ない。拾ってもらったばっかのタオルで思わず顔を覆った。埃っぽい匂いとか、塩っぽい感じとか、この際全然関係ない、勢いよく、タオルに含まれた空気を吸った―――ら、手首を捕まれ、両手を前に開けられた。遮るものがなくなった眼下にはというと、真ん前に、司馬がちょっと心配そうな顔でオレの手首を掴んでた。そしてそのまま、空いたもう片方の手で、ズボンのポットからハンドタオルを取り出すと、埃の付いたオレの顔を優しく拭いた。小さく叩いて、汚れを取ってる。背伸びをして、一生懸命。困った、参った、参った、参った。


要因1、顔近過ぎ。
要因2、手が顔に触れる。
要因3、赤い顔が隠せない。
要因4、胸が、わし掴み、だ。


駄目押し、拭き終わると、笑ってくれた。


「・・・帰るか」


オレはまた司馬に背を向けて歩き出すしかなかった。火が吹くほど、顔が熱くて仕方なかった。













イイワケ
やっほう綿仔ちゃん、オマケ付けちゃったヨ!(笑)アタシ世の犬司馬知らないのをいいことに、好き勝手やり過ぎよ。でもこの人たち必然的に甘くなるから好きよ(てゆかコレでダーク文てありえねェ・笑)犬司馬はもうきっとコレでラストだよ。ちゃんとテニスに復帰するさ、ハーン。
02.04.15


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わわわ!
ありがとうピー子ちゃんピー子ちゃんありがとう!!!!(大泣き)
まさかまた犬馬書いてくれるとは思ってもみなかったよ・・・・・・・!!!!
ほんと嬉しいよ〜〜イケメン切ねぇ〜〜〜〜〜!!!!
私が鷲掴みにされたよ!!!!!(笑)
しばきゅん優しい〜〜でも無意識なんだよこの子は!!罪作り!!(笑)
あのね、あのね、純なイケメンがね、すっごくね、可愛いの!カッコイイの!!それでこそイケメンだ!!!!
もう!不器用なんだからイケメンってば!!!好きなら好きって言わなきゃしばきゅんは一生気付かないぞ!!!(笑)(言っても自分に対してだとは気付かなそうですが)

なんか、半ば無理矢理に野球書かせちゃってごめんね。
ピー子ちゃんのテニスも大好きさ〜〜〜〜〜〜!!
甘いの書いてくれてありがとう!!マジでうれしかったんだから!!

本当にありがとう!ピー子ちゃん!




しそしてまたまた懲りずに雰囲気ぶちこわしな挿絵(笑)↓
イケメンの色がわからん・・・!!(泣き)
イケメンがずっごく変です。変ってゆうレベルじゃあございませんとも。
たえきれなかったので描きなおしました(笑)

ってゆうか、わたしが描くとイケメン阿呆になる・・・・(笑)へたれ!へたれ!!(敬意を込めて)