※注意:この話はとっても馬鹿な理由で書かれました。ですが、苦情は受け付けたくないです(笑)馬鹿な理由は下に・・・








プラシーボ







ボクはエージに惚れ薬を飲まされたんだ。








 ・ ・ ・



真っ赤な夕焼けの中、俺達は何故か屋上にいた。
頬に当たる風が冷たくて身震いした。立春っていっても、まだまだ春は来ない。
来なくていいけど。

”春”

俺たちにとって、春が来ると言う事は別れを意味した。
三年間お世話になった校舎ともお別れ、友達ともお別れ。
別れの後には出会いが有るって言うけど、本当は違うよね。出会いが有るから必ず別れが有るんだ。そう、不二に教えてもらった。今ならその意味がわかる。永遠なんてものを、信じてたあの頃。戻りたいなんて思わないけど、胸に穴があいた感じがする。コレが大人になるって事なら、俺はずっと子供でいい。

「後一週間――――――」

フェンスに指をかけて赤い空を見ていた不二が呟いた。小さな声だけど、風に乗って俺の耳に届いた。いや、不二の声を聞き逃す筈が無い。

「卒業式まで?」
「うん・・・・・」

頷いて、不二は俺の方に向き直る。指はフェンスに絡みついたままで、どこか弱弱しい。

「ボク、英二の事、好きだったよ」
「過去形なんだ」
「・・・・・・・・。」


不二は自嘲気味に笑った。目は空を映して赤く染まっている。


「ボクはね、英二に惚れ薬を飲まされたんだ。ボクが英二を好きになるように。薬を飲んで、結果ボクは英二を好きになった」

「でもねそれはプラシーボだったんだ」

「それに気付かずにボクは、英二を好きになった。」



空はだんだんと紺碧に包まれていくのに、不二の目はますます赤みを増していった。

不二は、泣いていた。



「でも、それももうお終い。だって、其の薬がプラシーボだったってばれちゃったから。だから、英二の事は、もうすきでも何でもないよ。」


目を真っ赤にして、不二は無理に笑おうとした。けど、無理だったみたい。


「だめ、になる」
「え・・・・っ?」

「そうでも思わないと、ダメになる」

「あれは嘘だったんだって、そうでも思わないと―――っ」
「不二――――もう、いいからっ」

駆け寄って不二を抱きしめる。

「ボクは、英二ほど強くないんだ」

そして不二は大きな涙を一粒だけ零した。





 ・ ・ ・





どんなに好きで居ても、距離があれば尚更に辛くなる、辛くなるならいっそのこと、この感情をうそにしてしまいたい。できることならもう一度、ボクに薬を飲ませて―――。













ごめんなさい



阿呆な後書き。

コレを書いた理由は惟ひとつっ!!!
「プラシーボ」を使いたかったから。(アホ―)

・・・・。(しーん・・・)←友人と私の間でのブーム(笑)

い、いや、プラシーボって、なんか名前可愛くないですかっ!?私スペルが気になって調べちゃいましたよ!私が英語の辞書使うなんて、身内なら解ると思うんですが、すごいことです(笑)

Placebo:偽薬のこと

か、かわいいっ!!!!!(落ち着け!)

可愛いです〜〜スペルも最高っ!!!(笑)
最初pulaceboで調べてたんですが、勿論御座いませんでした(笑)Pのページ探しまくりました〜〜!

プラシーボっていうのは、お医者さんが薬と偽って乳糖やブドウ糖などを患者さんにあげるものの事です。嗚呼、意味も素敵!!!!!!!

何故私がプラシーボにここまで惹かれるのかはわかりませんが、わけのわからないものに興味関心を示すと言う事は良くある事なんで、どうぞ無視してやってください(笑)嗚呼、使いたかったのね、みたいに(笑)

ああ〜〜かわいいよ〜〜〜!!!!

だってまず「プラシーボってゆう単語を入れる」事から始めたもの!(笑)
話し考えないでプラシーボに適当に肉付けしていった感じです(ってゆうかそれが事実です)嗚呼、私って本当に阿呆だっ・・・・っ!



そして、本題に移ります。プラシーボの可愛さを先にいうあたりが私らしくて大好きです(死)

内容についてはご想像にお任せします(泣き)
嗚呼、でも、タイトルの所為か、私この話、自分が書いたにしては結構好きなほうかも・・・・・・・・。あ、やっぱりタイトルの所為かもしれません(笑)