---------ライン
「人にはね、ラインがあるんだよ。其れがボクの場合とても曖昧なんだ。うん、そう。俗にいう境界線ってやつ。例えば??う〜ん、例えば・・・・善悪の境界線って人には必ずあるじゃない?其れが例えどんな位置にあったとしてもね。でもボクには無いんだよ、善悪の境界線がね。ここまでは許す許される、そのラインが見えないんだ。もちろん、非道徳的なことはしちゃいけない、ってことぐらいは解かるよ?でもね、ラインは無いんだよ。つまり、どんなことをしてもボクは受け入れられる、なんでかな、そんな気がするんだ。例え今君に殺されても、ボクはきっと君を恨まないんだよ。善悪の境界線が無いからね。悪いことだと判別されても認識されないんだよ。だた、ボクが殺されたということだけがボクの中に残るわけ。・・・・・・。何かいってよ。え?なに??頭おかしいんじゃないかって?・・・・・ボクは正常だよ。もう、真面目に聞いてよね。こんな哲学的な話できるの、めったに無いんだからさ。・・・・・・・。それでね、本題に入るけど、つまりボクのラインは曖昧なわけ。だからね、感情のラインも曖昧なの。何処から何処までが”スキ”で、どこから何処までが”キライ”なのかもハッキリしないんだ。曲解すると、ボクは人を"スキ”であると同時に"キライ”でもあるんだ。本当に曲解だけどね。勿論君のことも嫌いであり好きなんだよ。相反するものがボクの中には同時に存在するんだ。え、なに?矛盾したことを言うなって??矛盾なんかしてないよ。・・・・・・・・・・・・。でも、正しいとも思わない。間違っているとも思わないけどね。正しいこと間違っていること、それすらボクの中では同じことなんだ。ボクの中にはカオスが存在するんだよ。全てが同じように混ざり合うんだ。混ざり合っているものに境界線なんて無いだろ?其れと同じことだよ。でもね、一つだけハッキリとした境界線があるんだ。真っ白いラインで区切られている境界線がね。何かわかる?解からないって??うん・・・・。其れはね・・・・・・・・・・・・。」
不意に俺の目の前に白い指を突き出して、スッと1本の線を引いた。
「自分と他人のライン」
「存在を持った他人だけはちゃんと個々としてボクの中に存在するんだ。」
「でもね、なんでだろうね、最後のラインまで曖昧にされそう。ボクのたった一つの境界線を壊す奴が居るんだよ?そして其れに腹を立てるボクと喜ぶボクが居るんだ。入ってくるな入ってきて、って感じでね」
「ねぇ、乾はどう思う?」
そう云って不二は俺との間に一本のラインを引いた。
→戻るってバ!
意味不明ですね!!(明るく)
最初のうだうだは業とです。(オイ)
見にくいったらありゃしない!!
そんなこんなで解釈。
先輩の境界線に入ってくる奴は菊丸君のことです。
以上、解釈終わり!!(オイ)
自分の感覚で書いたので、こんなになってしまいました。嗚呼恐ろしい。
私的に菊丸君に壊されていく自分を楽しむ不二先輩。・・・・・かなぁ・・・。(遠い目)
今さらですが、私が先輩先輩いってるのは”不二先輩”の事です。(今さら何を)