人の出す声の中には、喉の声帯が震える音と震えない音があります。それぞれ「有声音」、「無声音」と呼んでいます。母音のほとんどは有声音ですが、子音の中には両方の出るものがあります。日本語で言えば、「清音」と「濁音」の違いです。下はその例。
清音 | か | た |
濁音 | が | だ |
韓国語では、子音でも有声音にはさまれれば(母音にはさまれる場合が多い)、その子音は有声音化するという決まりがあります。
単語表記 |
고기 |
고구마 |
一文字ずつの音 |
ko-ki |
ko-ku-ma |
実際の発音 |
ko-gi |
ko-gu-ma |
意味 |
肉、魚 |
サツマイモ |
関連箇所
単語の作り方
訓民正音(ハングル한글のできたときの最初の名)解例の説明では、「終声」と表現されています。
日本語の音節の特徴(「ん」は除く)と韓国語の音節の特徴を比較すると、
日本語 | 韓国語 | ||||
初声 | 中声 | 終声 | 初声 | 中声 | 終声 |
△ | ○ | × | △ | ○ | △ |
○・・必ずなくてはならない、母音。
△・・あってもなくてもいい、子音。
×・・あってはならない子音。 関連箇所 第1のハードル 받침