旧あかいしわーるど 過去ログ 2000年1〜5月


このごろ思うこと。  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/01(土)12時59分27秒
89年くらいから91年かけて、戦旗にお世話になっていたものです。
今は、ある労組の青年組織の部長をしています。
戦旗に入っていて良かったこともありしたが、様々な理由によって組織を
離脱して8年が過ぎました。市民運動の集まりや、各種集会で見かけるた
び懐かしく思います。
戦旗に入って良かったこと、自分が労働者であることがわかったこと、青
年組織でやっていますと、自分が労働者であることを、知らない労働者が
あまりにも多いことに気がつきます。
労組として青年層の労働者の組織化を行うわけですが、今は、厳しい状況
にあります。価値観の多様化、個人主義、政治的無関心などいろいろいわ
れますが、さてどうしたものか。戦旗のホームページを見かけてので投稿
しましたそれでは。

もとせんさんへ  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/01(土)22時33分54秒
はじめまして。ザーカイと申す、旧情況派くずれです。
私も、3年前青年部長をして、苦労が絶えませんでした。
今も、労組活動家ですので、青年部時代にできなかった青
年層の取りこみにいま少し力を入れています。

>価値観の多様化、個人主義、政治的無関心などいろいろ
>いわれますが、さてどうしたものか。

ホント、どうしましょうか?私は基本的にそう感じていても、言
い訳になるので最近はもうマスコミの煽りは信じない事にして
います。
価値の多様化、いい事です。しかし我々が労働者である事は、
不況下明白になりつつあります。価値の多様性に戯れられる
のは下部構造の安定度合いによるでしょ?政治的無関心、こ
れは事実でしょうか?人間嫌いって事の言い換えでしょ?
 しかし、人間と関わらず生きていけません。政治的関心がな
いっていうのは人間と関わる事への自己不信です。「やっても
無駄だし・・」はまさにその証拠です。うまく関係できない自分、
人間の団結力も自分同様信じていないってこと。
 その証拠に自己啓発セミナーみたいのには若い人でいっぱ
いだそうです。

 また、青年が無関心なのは政局ではないでしょうか?政党
への不信感ではないでしょうか。不信感はぼくらも同じでしょ
?そして、不信とは負の関心持ってのことでしょ?マイナスの
関心があるなら、彼らの視野を狭いところ(職場とか、薬害ヤ
コブ病訴訟とか)に移せばいいのでは?
 自分が関われるところには興味を持つこともありますよ。
世界・全体を語るのが下手(というより時代の言葉がない)な
奴には語れる事をさせるのが一番。レクリエーションでもなん
でも、彼ら/彼女らにやらせて、小さな自尊心を回復させる事
が、政治的自信を高めるコツと存じ上げます。政治とは、けし
て国会で語られる事のみではありません。人間のいるところ
すべて政治です。そしてコミュニケーションを高めるのが政治
能力の向上です。(実現させるのは行政能力)
 幼稚園での友達造りみたいのをもう一度させてやるしかな
いでしょうね。
 まあ、お互いに楽しくやりましょう。

#ともに闘わん!!
個人主義、これまたいい事です。会社集団主義に闘うのに
は必須事項です。

あけましておめでとうございます  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/02(日)00時03分03秒
>89年くらいから91年かけて、戦旗にお世話になっていたものです。

初めまして、小金井ゑびすと申します。あけましておめでとうございます。
私は90年から92年頃学生地区におりました。
会ったことあるかも知れないですね。
労組活動をなされてるとのことですが、がんばってください。
おいらは今は...ルンプロへの道をまっしぐら〜

昨日芳林堂へ行ったら、荒氏が表紙の本が出てました。
「自由を翔る−荒岱介異端の革命思想を読む」というタイトルです。
この表紙が荒氏が26歳の時の写真なのですが、全然変わらないですね。
なにがすごいって何で30年たっても髪型が同じなんだこの人(笑)
おもわず、そっこ買ってしまった(^^;

とりあえず、これから  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/02(日)01時38分52秒
早速、返事ありがとうございます。小金井さん、きっと横堀団結砦の時に現地で一緒にいたかもしれませんね。砦戦が終わった後に、戦旗を離脱する決意をしました。正確には、その後何ヶ月かしてからですけどね。
青年部の取り組みの紹介。遡ること6年、活動休止になっていた、青年部を再建しました。それから6年間、青年部員の発掘、関係作りに奔走し、後少しで(2年)で、青年部定年です。その後は、執行部と少し距離を置き、活動を進めようと考えています。ザーカイさん、貴重な意見をいただきありがとうございます。同じことを私も思っています。労組が元気のあった頃と今の違うことは、生活が『豊か』になったこと。あくまでカッコつきですが。しかし、その状況の変化に労組が対応がとれていない。賃金や労働条件改善闘争だけで、すべての組合員を結集させることが難しくなっている現状を正確に分析し、対策を立てる機能が皆無に等しい。昔はそれで良かったかもしれない。でも今の現状はどうであろう。価値観の多様化と前回書きましたが、多様化はすごいものがあります。労組には滅多に顔も出さないのに、市民運動や、様々な活動を行っている人もいます(少数ですが)。あとそれ以外の人は、学校教育のたまものなのか、みんなと一緒が安心となってしまう。考えを持っている人には、情報の提供や、関連のある取り組みに参加してもらい関係性を作ることができるのですが。それ以外の多数を占める人との関係性が問題です。昔は、労働は苦痛である、苦痛である労働を軽減するのは当然のことであるで通用したかもしれません。しかし、今は、労働という中で自分の自己実現を目指す人もいます。さてどうしたものか。
パソコンを購入したてで、以前まとめた資料(自分の思いを本部執行部に意見したものなど)が出せないので、明日(今日ですね)また追加で書き込みたいと思います。パソコンを買ってこのような使い方もあるので、関心しました。
1999年10月頃から崩せない壁を自分で作り、自らを閉塞的な状況に追いやって、ふさぎ込んでいましたが、ザーカイさんの言う通り、まあ、お互いに楽しくやりましよう(*^_^*)。ですね。
それでは。

とりあえず、これから  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/02(日)01時42分32秒
早速、返事ありがとうございます。小金井さん、きっと横堀団結砦の時に現地で一
緒にいたかもしれませんね。砦戦が終わった後に、戦旗を離脱する決意をしまし
た。正確には、その後何ヶ月かしてからですけどね。
青年部の取り組みの紹介。遡ること6年、活動休止になっていた、青年部を再建しました。それから6年間、青年部員の発掘、関係作りに奔走し、後少しで(2年)で、青年部定年です。その後は、執行部と少し距離を置き、活動を進めようと考え
ています。ザーカイさん、貴重な意見をいただきありがとうございます。同じこと
を私も思っています。労組が元気のあった頃と今の違うことは、生活が『豊か』に
なったこと。あくまでカッコつきですが。しかし、その状況の変化に労組が対応が
とれていない。賃金や労働条件改善闘争だけで、すべての組合員を結集させること
が難しくなっている現状を正確に分析し、対策を立てる機能が皆無に等しい。昔は
それで良かったかもしれない。でも今の現状はどうであろう。価値観の多様化と前
回書きましたが、多様化はすごいものがあります。労組には滅多に顔も出さないの
に、市民運動や、様々な活動を行っている人もいます(少数ですが)。あとそれ以
外の人は、学校教育のたまものなのか、みんなと一緒が安心となってしまう。考え
を持っている人には、情報の提供や、関連のある取り組みに参加してもらい関係性
を作ることができるのですが。それ以外の多数を占める人との関係性が問題です。
昔は、労働は苦痛である、苦痛である労働を軽減するのは当然のことであるで通用
したかもしれません。しかし、今は、労働という中で自分の自己実現を目指す人も
います。さてどうしたものか。
パソコンを購入したてで、以前まとめた資料(自分の思いを本部執行部に意見した
ものなど)が出せないので、明日(今日ですね)また追加で書き込みたいと思いま
す。パソコンを買ってこのような使い方もあるので、関心しました。
1999年10月頃から崩せない壁を自分で作り、自らを閉塞的な状況に追いやっ
て、ふさぎ込んでいましたが、ザーカイさんの言う通り、まあ、お互いに楽しくや
りましよう(*^_^*)。ですね。
それでは。

もとせんさん、レス無茶苦茶嬉しいっす!  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/02(日)22時56分38秒
>賃金や労働条件改善闘争だけで、すべての組合員を結集
>させることが難しくなっている現状を正確に分析し、対策を
>立てる機能が皆無に等しい。
本当にその通りですね。その中、青年部を再建したとは感服
いたします。私の指導していた青年部(男のみ)は解体寸前
に後輩が日和見=役員一斉トンズラ方針を立てた。私達は
その流れに帆を変え、解体=若年男女部へ方針化。後輩はト
ンズラしていいけど、その前に新部誕生させろと取引。
 青年部は事実上のお遊び・出会いの場と化してしまった。
 でも、若いのが同じ感受性同志で出会え、語り合える環境
は残したいと思ったからの方策。
 今年(ぼくが卒業後3年目)に実現。(2000年という区切りが
後輩、共産党系を動かした。時間意識は活用すべき心理で
す。)後輩も、トンズラするか自信を持ったかは知らないが、
「方針→実現」は、いい経験でしょう。  
 この辺がSENKIの変貌を批判しない背景でもあります。
>価値観の多様化と前回書きましたが、多様化はすごいも
>のがあります。労組には滅多に顔も出さないのに、市民運
>動や、様々な活動を行っている人もいます(少数ですが)。
>あとそれ以外の人は、学校教育のたまものなのか、みんな
>と一緒が安心となってしまう。考えを持っている人には、情
>報の提供や、関連のある取り組みに参加してもらい関係性
>を作ることができるのですが。それ以外の多数を占める人
>との関係性が問題です。
青年部というのは、組合にとって投資活動ですから、一気に
全体を獲得しようとすると無理があります。大多数の無関心
な人にあまりフォーカスすると、身動きが取れません。まず
は少数の仲間自身が楽しめる取り組みをしてみては?親組
織のスケジュールに振り回されず、俺達がしたい事するんだ
!が大切でしょうね。でないと、つまんない事に付き合わされ
ると、みんな引いちゃうよ。むしろ、自由にやれる、利用できる
場にして宣伝してみては?スキーツアーとか男女平等セミナ
ーと称して料理セミナーしたりと。アイデア企画募集して採用
された発案者にテレカプレゼントとか…。
>昔は、労働は苦痛である、苦痛である労働を軽減するのは
>当然のことであるで通用したかもしれません。しかし、今は、
>労働という中で自分の自己実現を目指す人もいます。さて
>どうしたものか
労働の中に自己実現というのは社会主義を目指す人には喜
ばしい傾向ですね。ぼくは社会主義者ではないのですが、と
てもよいことと思います。つらいことへの抵抗なんて、つらいこ
とを前提にしているので、それがなくなると抵抗=労働運動もな
くなって困るという発想です。もとせんさんもそれじゃだめとい
ってるんでしょうね。そんな運動は、ぼくも真っ平です。どんな
環境が自己実現できる労働環境か、シンポジウムしたり、組合
役員以外の青年部員を集めて青年労働環境審議委員会作っ
て、報告書を組合に提出するなんて、オルタナティブでいいん
じゃない?会社も、組合も利益があるでしょうね。
 左翼的な意見でまとまるとは思えんが、左翼的がいつでもい
いなんて先入観をなくせば、色々できるって。それで環境改善
になればいいし、ならなくともいろんな意見交換したらお互い仲
良くなって青年組合員の世界(人脈)が広がるでしょ?組合の
活動がいつも組合に還元しなきゃいけないという短期的投資は
難しいです。多くの青年組合員の、共通の知り合い=きみであれ
ばいずれ助けてくれるよ、個人として、組合員として。忘れた頃
に実がなるなんて素敵なことと思いませんか?組織なんて見
えませんから、きみ=自分を自由にしてくれる人=組合の図式を
刷り込んであげましょう(爆)。機会があればカウンセリングセ
ールス法の本を読んでみてください。問題解決のヒントを伝え
る人間関係(セールス)の勉強になりますよ。経営本はバカに
できませんよ(^^)。「エクセレントカンパニー」(訳:大前研一)も
勉強になったんで、紹介しておきますね。
 ぼくも失敗ばかりしてますが、好きなことを組合の金ででき
るんで、楽しんでますよ。君も僕も、左翼大敗北後の世代だ
から、敗北を恐れる事はないんだしね。やりたい放題ですよ。
ともに楽しいことをやりましょうね。情報交換を今後もできると
いいですね。盛り上がりに欠けるここなら当分は許してくれそ
うだし(笑)。また機会があったらカキコしてね。

PS: SENKI派に感謝します。SENKI時代の闘いの経験が、
われらが労働戦線に闘う同志を送り出したことを。ドンドン若
いのをオルグして、闘いの血・ロマンを吹きこんでいってくれ
!!!そして、現・元活動家を労働界に流し込んでくれ!!
 例え、方針で敵対してもかまわん。いろんな奴が必要なの
だ!!頼んだぞ、山根さん!
           (↑勝手に名前出してスマンm(_)m)
 ともに闘わん!

ガンガン行きましょう。  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/03(月)00時39分40秒
どこの労組もそうかもしれませんが、うちの労組も、政党の横やりが入りやすい体
質を持っています。さらにタチが悪いことに、一人孤立を求める共産党ならまだし
も、いわゆる協会派の横やりです。青年部再建にもいろいろな横やりは入れるくせ
して、自分たちだけでは何もできない。情報もつかむことができずに、何ができる
と言うのでしょうか。60年、70年出身者には私もついていくことができん。
ザーカイさんと同じように、私が再建を行った(私一人の力ではありません)青年
部は、33歳以下の男女組合員という規約を作り、これからは労働運動にも女性が
必要だ、そのためにも、若いうちから、女性も声を出せる場の確保をと、取り組み
を進めました。偉そうに書くと、こうなるわけですが、ぶちまけた話、女性を集めれば、呼ばなくとも男は来るといった、再建委員会の議論を持ってこうしました。
(これが本音でしょう)
企画の募集については、現在進行形で行っています。まだ身内のレベルをでていな
いところではありますが、青年部の執行機関とは別に、企画の実行委(彼ら、彼女
らに言わせると実行委は、やばそうな名前なので、スタッフミーティングとしてい
ます。)を形成しつつあります。面白い意見は多く出ますよ。組合費の使途不明金
をなくせ、とか、労働組合を100倍活用する学習会(主に福利厚生について)と
か、究極の変わり種は、禅の体験ツアーです。これはさすがに基本組織からの反発
も大きかったです。ですが企画を立てた人たちは大マジです。結構もめましたね。
徐々にこれからもっとスタッフミーティングのメンバーを広げて行きたいと思いま
す。こうした状況をふまえ、今の問題点は、基本組織と青年部議論については、私
と何名かでやっています。みんな青年部定年を迎えます、その後のこの役を誰がやるのか、それが大きな問題です、結論から言えば簡単なのですが、私が基本組織に
入れば問題は解決するのですが。やっぱり、定年まで労組活動家をやるしかないの
かなー。
決して、今の青年部を左翼的な意見で集約をしようとは思っていませんし、まして
やそこから共産主義革命を目指すなどとも思っていません。一つ言えることは、み
んなの意見とは違う意見を見つけられ、発言できる人が一人でも増えてくれればと
考えています。この間の飲んだ時の会話。「もとせんさんは、天皇制に反対とかよ
く言うけど、私は賛成だよ」「どうして」「天皇家と結婚すれば一生遊んで暮らせ
るから」(爆笑)うーんこういう意見もあるんだなー。でもそれより、飲んだとき
とはいえ、自分の意見を言える人が増えたことは良いことだと思います。内容は別
にして。今後もこんな風にいける人を増やして行きたいです。個人主義であることは否定しないし、良いことだと思う、しかし、個人主義であるなら、自分で考え、
自分の意見をもてるようになってほしいと思います。

私はSENKI派にいたことは、大変な人生経験になりました。その昔、荒さんが「戦旗でつとまれば、社会にでても必ず成功する、○○がそうだ、」といわれましたが、その通りでした。SENKIで培った、熱い議論の進め方、自分を熱くする
方法、役に立っています。低迷している労働運動をこれから盛り上げて行くにはもしかしたら・・・・・しかないのでしょうか。

現役のみなさんは今は、山に登っていると思われますが、一時期はSENKIを恨
んだこともありましたが、今は、感謝しています。
またこれからも、書き込みを続けますのでよろしくお願いします。

新年のごあいさつ  投稿者:まっぺん  投稿日:2000/01/04(火)19時27分19秒
あけましておめでとうございます。

なかなか共有できる話題がなく、書き込みもほとんどない
まっぺんですが、いつも愛読しております。
今後もいっそうの発展を期待しています。

>もとせんさんへ  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/05(水)15時25分55秒
>どこの労組もそうかもしれませんが、うちの労組も、政党
>の横やりが入りやすい体質を持っています。さらにタチが
>悪いことに、一人孤立を求める共産党ならまだしも、いわ
>ゆる協会派の横やりです。青年部再建にもいろいろな横
>やりは入れるくせして、自分たちだけでは何もできない。
>情報もつかむことができずに、何ができると言うのでしょう
>か。60年、70年出身者には私もついていくことができん。
本当にどこでも似たような状況ですね。うちの場合は共産党
系が主流派で、青年部に横ヤリいれたり、僕らの活動に限っ
て一々厳しい手順を踏まないと予算出してくれなかったりと
大変でした。協会系はうるさいものの、後方支援してもらって
いたので、随分と助かりました。旧社会党右派も同様です。
 いま、新左翼系(実は全然新左翼系ではなく、単に非代々
木無党派でもある)は、かなりの人が、数年前の大合理化闘
争敗北を期に敗走。旧社会党系も一部同伴敗走しました。
 お陰で、なお一層共産党系支配が強まったものの、共産党
一党ではきりもりできない状態へ。
 非・反代々木が厳しい闘いを要求していたので、日和見(会
社より)の方針化で、会社に睨まれずにすんでいたかれらが、
今度は丸裸になった訳。
 それを恐れてか、最近は私の一発やり逃げ的闘いにも、横
やりする事が減り、また非・反代々木派も何をしていいのか
がわからないらしく、私の手伝いをしてくれることも多くなって
ます。
 私の闘いは部単位を範囲として狭いものですが、総務等を
含む中枢セクション(と営業系)なので、他のセクションと比べ
組合動員への参加が最も少なかったのですが、今や、役員
個人が連れてきた組合動員では多分私がトップだと思います。
 当然だと思ってます。なぜなら帰納法的闘いではなく、演繹
的な問題設定をしているからです。
 つまりは会社=敵と言う事から逆算せず闘っているのです。
もちろん論理を詰めると会社と闘うわけですが・・・。
 しかし、組合員が納得したうえでの闘いと、上意下達のスケ
ジュール闘争では参加者の一体感が違います。自慢じゃな
いが、自分の課に限って言えば、女性組合員の生理日(休暇
ガラミ)から、組合員の家庭環境までほとんど知っています。
それは調べたんじゃなくて、相談に乗ったりする中で、知り得
たのです。
 ですから、同僚が何ができて何ができず、自分の事をどう
印象付けているかもわかるので、支持しなくとも、支援してく
れたりするわけです。ぼくは支援の中で、それぞれが何かを
考えてくれればいいんだと信じいる。子供じゃないんだから・・・。
 あと、創価学会員が使い勝手があり、いい。彼らは、仲間意
識をキチンと繋げば大抵助けてくれる。ぼくの下で一緒に組合
やって、事務・組織運営を教えやった奴が今地元で創価学会
の役員をやっている。
 地元の学会婦人部長からも、「若手を教育してくれてありが
とう」といわれてしまった(爆)今は別の学会員が、時たま自発
的(?)に協力してくれている。
 多分かの婦人部長に「協力してこい」といわれているんでしょ
う。
 ま、ぼくとしては教えた事を仕事(-出世)に使おうが、創価学
会で使おうが知ったこっちゃない。協力してくれりゃそれでいい。

 情況派崩れの自立派かぶれのぼくとしては、「闘わなくても
いい、でも闘うならその過程を透明に開かれた場で、あらゆ
る力を活用して、関わったものが少しでも「いい気分」になれ
る」ものとしたい。勝てたらそれに越したことはないが、真の目
標は組合員の自主管理能力の発揮だから負けても平気。
 組合員が自分の力を再評価して、(変革)主体であるという
自己権威の回復があれば、どこぞの党の支配に頼らずとも、
闘えると思っています。
 ま、ぼくよりずーと潜在的自治能力の高い人もいますので、
ぼくは触媒ぐらいやれたらいいし、ぼく自身の自治能力も高
めたいしね。
 その意味では組合が組織率下がったりすることも、ある意
味OK。民主主義の成熟のレッスンと思えばいいわけですか
ら。
 新左翼とくに「ブント(SENKI含む)」は「戦後民主主義を疑う」
ところから発しているのだから。きっと、この辺はもとせんさん
とさらに共有できる部分じゃないかと思う。

 抑圧派に組みする事の多い60・70年出身者について行けな
くとも、活用していきましょう。少なくとも抑圧するノウハウは、
彼らの方が長けています。それを私達が実践せずとも知るこ
とができるのは、ある意味貴重な情報です。
 また、「恐れ」からきている「他者への抑圧」なら、簡単に解除
できます。解除できたら、もう協力者です。

 もし、もとせんさんが協会派と徹底的に敵対していないのな
ら、是非利用してあげてください。たとえば、顧問か、相談役
のように奉ってあげて。彼らはきっと自分の力の陰りに怯えて
いるのでしょうから。
 そんな人達は相談に来た若者を追い落とすことはありません
から。家康も、懐に飛びこんできた石田三成を斬る事がなかっ
たように。

まぁ、ともに楽しく会社・組合を自分の自治領域(遊び場)化し
ていきましょう。

ザーカイさんいつもありがとう  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/06(木)00時25分59秒
ザーカイさんいつも、書き込みありがとうございます。
今日は少し時間がないので、簡単に、
私は、協会派とは、再建委員会立ち上げの際に、すでに大喧嘩をしてしまい今は絶
縁状況です。創価学会とは、個人的なつきあい(組合員として)も含め協力関係に
あります。でも、なんで創価学会をやりながら、労働組合の役員もやるのだろか。
拝んでいれば、社会は変わるのでは・・・・(笑)ちなみ私も最初のうちは学会の
オルグも入りましたが、今はあきらめているみたいです。きっと彼らにも理解不能
だったんでしょう。
他の政党も対応はいろいろでした。共産党は私には近寄りませんでした。どうして
でしょうか。
しかし、一つ言えることは、ザーカイさんも言ってますが、どのようにして組合員
の信頼を得て行くのかだと言うことだと思います。ちなみ、私の専門は、労金との
調整です。かなりの人数、サラ金やカード破産の関係で、労金の借り換えの手伝い
をしています。友が、友を呼ぶような状況でしょうか。
組合員が気軽に相談できるというのが、労組活動家の必須条件と私は考えています
ので当然のことと思いますが。
60,70年代の人にはついていけないと書きましたが、中には指導してもらった
人や、今でも(管理職になっても)つきあってる人たちはいます。その人たちはい
いのですが、過去の栄光のみに縛られている人たちはまっぴらです。
旗開きが終われば、もう春闘まっただ中です、厳しい厳しいといくら繰り返しても
状況に変化は生まれません。2000年を楽しいことができるように、がんばりま
す。ビジョンを持たない1年は、何もないのと一緒ですから・・・
ところで、
戦後民主主義って何ですか。今あるものは幻想民主主義、それとも・・・・
これは私の大きな疑問です。
とりあえず、まとまりませんが。


戦後民主主義を疑う  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/06(木)22時56分03秒
>戦後民主主義って何ですか。今あるものは幻想民主主義、そ>れとも・・・・

まぁ、しっかりした理論はないのだが、60年安保を期に新左翼
・ブントが結成のだけど、当時(全共闘も)の若者の基本的な
姿勢は「今の民主主義が本当に民主主義か?」でした。
 ぼくなんかが思うのは日本国憲法はかなり優れたものです
が、所詮ポツダム枠=戦勝国『連合国』から与えられたもの
で、与えられた日本人自身は『お上』意識が強く、「自分が自
分を支配する=自治能力」が欠けていました/います。
リンカーンの名言
Of the people
BY the people
For the people of the garverment
(スペルに自身なし・・・^^;;)
この訳を政治的に「正しく」訳すと、「人民の、人民による、
人民への支配(ガバメント)」=人民自治なのです。
 マルクスはこれを読んで感動して、リンカーンにエールの
手紙を送ったそうです。

日本人にこれほどの自治意識があるでしょうか?あるのは
国家(民族)意識=封建的集団主義のみです。封建的集団
主義が家族・町会・地方議会・国会を覆い、個人は「物言えば
唇寒し」のお寒い状態。(私はこれを「天皇制」と呼んでいます。)

 吉本隆明氏はこれを重く考え、戦中の「転向者」中野重治と
、非転向・宮本顕治について言及して、転向論争に決着をつ
けました。
簡単に言えば、中野重治は『世間』という現実を両親から付き
つけられ「転向」した。吉本氏は「それはそれでいいじゃないか
、世間以上のリアリティーがない思想なら、思想たり得ないの
だから」とし、宮顕については「自分の信念としてそれを維持し
たのだから、それはそれで立派。ただそれだけのこと。」と喝
破。それぞれの思想の価値を相対化したわけです。
 「なんの為の思想ー闘争か?」を浮き出すために。

 近代の人類が得た到達点は、人類・個人の解放度で計れる
と思うのです。

 私達は多くの自由を得ました。交通の自由は江戸時代では
考えにくい事でしたし、極北には国籍離脱の自由まで現憲法
にある。

しかし、日本人は、どれほどこの自由を活用できているでしょ
うか?あまり活用していないと思うのです。何がストップをか
けているのか?「自分自身が支配者・創造者である」という事
を集団主義の中で、無意識に抑え込まれているのです。「そ
んなコトしたら親や世間に迷惑をかける」とばかりに。これは
裏返した、自己責任の放棄です。「失敗したら責任取れない・・」

 個人主義について、もとせんさんから指摘がありましたが、
今の若者の個人主義はエゴイズムであり、「責任は取らない
し、自分からは動かないが自分の思い通りにしたい」です。
しかし私はそれはそれで評価したいと思っている。少なくとも
自分の思い通りにしたい(=人の命令に従わない)と思って
いるわけだから。これに対して、「わがまま」という批判は自己
抑圧者のヒガミです。わたしなら、「好きにしたら。しかし俺の
領域にまで侵蝕するなら断固闘う!」というでしょうね。

 欧米などは多民族隣接空間なので、この辺コミュニケーショ
ンは日本人以上にトレーニングされています。(負として「強くな
らねば!」という気持ちが自分を疲弊させるが)
 特にヨーロッパは、戦勝国でも先の大戦のようなドンドン侵略
して、ドンドン働いて豊かにというパラダイムを見直し、二週間
のバケーションなどが、労働者階級も手にできるようになった
のです。たとえ失業率が高くとも、この権利を放棄するつもり
はないようです。

 私達がここまでの自治能力があるでしょうか?自分の権利
領域を防衛し、犯す者と闘う。場合によっては闘いの末和解し
協力し合える関係性を作っていくような・・・。これが民主主義
の成熟=自治能力の発露=戦後民主主義の超克ではないで
しょうか?

 多分三里塚で闘った、もとせんさんが得たもの、荒氏が「ど
んなところでもがんばれる」と言ったところはこのことではない
でしょうか?
 戦地・三里塚では「権力との闘い、農民への支援、他派との
議論→協力」=自治能力が凝縮していたんじゃないですか?

 この経験を自分だけのものにしておきたくとも、それは不可
能で、周囲の人を巻き込まないと、かの60・70年代出身者の
ように後ろを向くしかないのです。(だから、もとせんさんも戦
っているわけでしょ?)
 もとせんさんやぼくらが闘うことで活動・自由領域を広げれ
ば、侵蝕されたと思う人から挑戦(一般人からも!)される事
もあります(例えば休暇の時期など)。そこで、キチンと議論す
る事で自治能力=自立を伝道できるわけだし、共鳴者が増え
ればそれが新しいルールになるわけです。
 またそうしていかないと、『世間からの被害者ぶった、自己
抑圧者』ーそちらでは協会派ーとなってしまうのです。
それが
>情況派崩れの自立派かぶれのぼくとしては、「闘わなくても
>いい、でも闘うならその過程を透明に開かれた場で、あらゆ
>る力を活用して、関わったものが少しでも「いい気分」になれ
>る」ものとしたい。
や
>きみ=自分を自由にしてくれる人=組合の図式を刷り込んで
>あげましょう(爆)。機会があればカウンセリングセールス法
>の本を読んでみてください。

の書き込みに繋がるわけです。自分が自由になる事は周りも
自由になっていくプロセスではないでしょうか?
 もとせんのカキコには共感し、勇気付けられ、また自分がな
ぜ闘うのか?を考える機会にもなっています。

 闘いのための闘いではなく、闘うこと・組合をすることは、戦
後民主主義への懐疑=自他の自由へのレッスンだとぼくは思
っています。
 自由のエッセンスは意外にも大衆(私達)の中に眠っている
かも知れませんよ。

以上で、回答になっていますでしょうか?なお転向論争は、ぼ
く流(自立派かぶれ)の理解ですので、御注意を。
では(^。^)/~~ 

SSRIからSSLまで  投稿者:QAIF  投稿日:2000/01/09(日)21時53分15秒
昨日のマル共チャット話が最高でした
ザーカイさん,阿佐ヶ谷北さん、ハーイさん、小金井さん、等々!
C大小金井にはずっとむかしから、かの党派のフラクはあったんですよ。

>QAIF さんへ  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/10(月)23時14分56秒
>C大小金井にはずっとむかしから、かの党派のフラクはあ
>ったんですよ。
 のようですね。
赤ヘル被る前に学内で「天皇なんかいらない連絡会(てんいら)」
ってのをやっていて、たしか87年の付属100年記念の時小金井
まで行って日の丸掲揚反対のビラを高校生に撒いた。
 その時一緒だった小生意気な付属出身の奴が、かの党派に
ついて三里塚に行ったことがあるといって自慢していた。

 そのくせ俺が赤Cヘル被ったら、党派規定して、「てんいら」を
辞めるって言うんで、ぼくが抜ける羽目に。
 政治感覚のない小僧でした。結局僕等の造る学生サークル
自治運動の範疇でしか参加できずにいた彼を思うと、ノンセク
ト主義の悪しきところを見たような思いがします。ノンセクトの
自主性は評価している(僕もノンセクト)けど、ノンセクト以外は
協力し合えないんじゃ、ただの分断分子ジャン!!
 このことに学生時代に気づいていてよかった。労組活動に役
立っているぜ。

某高校(笑)  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/10(月)23時45分24秒
>C大小金井にはずっとむかしから、かの党派のフラクはあ
>ったんですよ。

先生とかから先輩が教員棟をバリ封したって話は聞いたことあったんですが、
いったいどんな人がやったのか全然知らないんですよ。
まぁ大学の付属校ってのはどこも学内闘争激しかったらしいですけど。
三一から(だと思った)「高校生運動」という本持ってたんですけど、
さすがにうちの高校の話は出てなかったですね。
メインの話が都立大付属。あと新宿高校とか...
マル共連での過去ログに、うちの先輩がすぐそばの交番を火炎瓶で
焼き討ちした話がでてましたが、道理でおまわりはうちのがっこの
連中目のかたきにしてるんだなって納得です(^^;
80年代までは校内で運動あったのかな?
少なくともおいらが入学したときには全然ありませんでした。

RE:某高校(笑)   投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/11(火)22時41分25秒
 確か「鉄道員(ぽっぽや)」の原作者浅田次郎も某高校出身
臭わす発言している。
 悪さの限りを尽くし、ヤクザの手伝いをしていたことと、大学
が荒れている上「こんなの」まで入学したら大変だったことか
らエスカレーター式には進学できなかったそうです。
 まぁハッキリと高校名を書いていなかったが、立地条件など
から某高校だろうと思ったのだと記憶。
 幻冬社の「初等ヤクザ講座(?)」か、一連のヤクザ時代本
にあったはずです。
 まぁ、僕の記憶違いでも、多分「ぽっぽや」より我々向けの
話があって楽しいよ。
  
一読召されよ!!

高校生運動の本(紹介)  投稿者:Lが同高校生委員会  投稿日:2000/01/12(水)10時50分24秒
私が22〜24年前に読んだ本を、かすかな記憶を頼りに全国大学図書館等
のデータ検索で探してみました。Lが同中央委員会に詳細を掲示しました。
一番詳しいのは明治図書出版の「高校における政治的教養と自主的活動」
で、69年前後の卒業式闘争等について学校別の状況がくわしく出ています。
ご参考まで。

http://members.tripod.co.jp/bin/gb?member_name=Rentai

遅くなりました。  投稿者:もとせん  投稿日:2000/01/14(金)00時45分16秒
久しぶりの書き込みです。なかなか忙しくて、(飲み会と仕事と)書き込みができ
ませんでした。
ザーカイさん、とりあえず民主主義の件は、少し私の見解をまとめるのでお待ちく
ださい。
それで、今回は、ここを読まれるすべての方に、お聞きしまーす。
2000年春闘がいよいよスタートしました。新聞報道などでも、出ましたが、日
経連が春闘についての見解を出しました。
それで、
まず一つ目、ワークシェアリング、いわゆる労働の分かち合いについて。日経連は
賃下げを前提とした、ワークシェアリングを行おうとしていますが、それでいいと
思いますか?。雇用の確保という点では納得はできますが、賃下げを前提とするの
はいかがなものでしょうか。海外の状況などを見ますと、かなり状況的には違うよ
うに見えます。
いったいどんな形がいいのでしょうか。

二つ目に、以前より疑問に思っていることですが、パートタイム労働者の事です。
雇用の確保に、パートタイム労働者増大をと言う声も聞こえますが、例えばの話
あるバス路線で、200円で路線を走っていたところに、新規で100円の会社が
出現した。当然のこととして、200円の会社は、競争に勝つために、100円に
値下げをせざる得ない訳ですが。100円会社は、パートタイム労働者を多量に使
い、忙しい時間帯のみの雇用形態をとって100円が実現したとします。200円
会社は、100円に下げるために、労働者の賃金の切り下げを行わなくてはならな
くなります。(短絡的な提起ですが)そうすることで、全体として賃下げの方向に
進むのでは。

以上2点ですが、いかがなものでしょう。

あと、パソコンをはじめたての、初心者なもので、いろんな労働運動に関する情報交換のできる場所を探してします。誰か知っていたら教えてください。
では、では、では、では、でした。

高校生運動  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/14(金)02時16分54秒
Lが同氏、ありがとうございます。
私が持ってるのは(引っ越しでどこに行ったか分からない)このうちの
どれかだと思います。しかし、70年以降の高校生運動に関する書籍が
全然見つからないんですが、これはやはり70年代以降は大衆的な高校
生の活動が解体されてしまったと言うことなのでしょうか。
70年代といえば新たに中教審の決定によって、中学高校の管理徹底が
進んでいた時代ですよね、その時代はよく知りませんが。
それによって学園内での運動の解体が進み、結局は組織論がしっかりし
た党派のフラクが一部に残っただけだったのかな..
私の高校生の時は一人でなにをやったらいいかわからない状態。
現状の矛盾に問題意識はあってもなにをやったらいいかわからなかった
し、おいらも戦旗に結集してなきゃ結局なにもやってなかったかもね。

ワークシェアリング  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/14(金)23時32分50秒
>ザーカイさん、とりあえず民主主義の件は、少し私の見解
>をまとめるのでお待ちください。
お気使いなく。ぼくの民主主義観はどこかの本・理論に書いて
あったものから引き出したのではありませんので、かなり思い
込みの激しいものです。あまり大マジで読んでくれなくともOK
です。
 そんなぼくがまたレスすると。
>まず一つ目、ワークシェアリング、いわゆる労働の分かち
>合いについて。日経連は賃下げを前提とした、ワークシェア
>リングを行おうとしていますが、それでいいと思いますか?。
>雇用の確保という点では納得はできますが、賃下げを前提
>とするのはいかがなものでしょうか。
うーん、難しいね。まず、わが日本の悲劇は民衆が全くといっ
ていいほど、今の政治を信じていません。政局的には当然で
すが、しかし、ブルジョア社会を容認しつつ、その政府・政治
(労組、民主派も含む)を信じれないという矛盾がワークシェ
アリング(以下WS)ヨシとも駄目とも言えない点です。

 少なくとも我々の代表が少数でもいると思えれば、WS導入し
て縮小経済なんかもアリだと思うが、そうじゃない訳ですから、
導入されたら、住宅ローンが払えなくなる話も・・・。公立高校の
学費が値上げされたりもするし。
 民主党の言うような「セーフティネット」を張る形なんかも考え
られるが、どこまでやってくれるか心配なんで、労組としては「N
O!」としか言えない。

 基本的にWSにはシンパシーがある。そんなに長時間働くの
は変だと思っていたし、ドンドン拡大均衡で雇用を確保・調整し
ようってのが、自然破壊をしていっているわけで。

日経連も安い労働力を得ると共に、労働者であり消費者の購
買意欲が下がってしまうことを決意したわけですよね。少なくと
も日本という市場では。
 「ではどんなメリットが日経連=日本の資本家連盟にWSのメリ
ットがあるのか?」を挙げると。
 「日本の労働力市場を安くで叩ける」
 まず5人いたとしたらそれぞれ1/5ずつ労働時間(計1人分
減)を減らし、賃金は1/5減(1人分)にする。当然生産量が減る
か、一時間の生産量を増やす過密労働になるかのいずれかで
ある。いまの消費の落ちこみ(=過剰生産状態)からすると、前
者であろう。そして過剰気味の生産量が以前より安価で海外輸
出され、国内向けには需要と供給が均衡するよう生産調整する。
これで均衡し、円安基調なら資本家は為替利益がある。円高な
ら、さらに生産を減らし労働時間を減らすか、手の平返してのリ
ストラも.。
 今は円高ですのでかなりの生産を減らさないといけませんか
ら、リストラもアリで、WSとの合わせ技で乗りきるのでは?それ
とも1/5の労働時間減に賃金は2/5減らすなんてことも。
 
しかしこれでは今失業している人にとっては求職の宛がないこ
とになる.。もし彼らにも職を与えるとなると、もっと賃金が減るこ
とに。

政府は税収が減る上、賃金減で住宅ローンの回収率が下がり
、倒産しそうな銀行が増え(ペイオフの先送り)財政出動するの
で民主党の言うようなセーフティネットには財政支出の予算が
組めない.。

 既に山谷のアブレ率は90%を越すというのに・・・。

当分は「連合」も「NO!]というしかないね。
 しかし、現場では進行していくでしょうね。「連合」はまったくナ
ショナルセンターとしての統一の意志がない、指導できていな
いから.。
 全労連も同じく影響力ある産業が参加していない、少数派で
無力。

我々は断固NO!を言い続けることが賢明でしょうね。労組もW
Sの調整に回ったら、気づけば賃下げ・リストラ推進者になんて
ことにも。

三里塚で闘っているのは SENKI だけである!  投稿者:とみた  投稿日:2000/01/15(土)01時43分27秒
 『SENKI』2000年1月15日号より

| 横風用滑走路の上に立つと、一方を熱田さんが植えた桜の記念樹が、もう
|一方を団結小屋が押さえ、闘いが空港建設を阻んでいることがよく判る。そ
|の先の横堀墓地までいってUターンしてきたのだが、現闘本部の荒廃ぶりがと
|ても目についた。インター小屋ももねけのカラだが、プロ青も、闘争拠点を
|放置して出ていってしまったのだ。横堀墓地や桜の記念樹などを守って熱田
|さんが闘い続けているだけに、彼らの無責任さが際立つ。

 よく言うよ。全く!

タイトルは私がかってにつけたモノ(T/O)  投稿者:とみた  投稿日:2000/01/15(土)01時57分55秒
 

「闘っているのは熱田さんだけです!」ってか?  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/15(土)15時04分31秒
>>インター小屋ももねけのカラだが、プロ青も、闘争拠点を
>>放置して出ていってしまったのだ。横堀墓地や桜の記念樹
>>などを守って熱田さんが闘い続けているだけに、彼らの無責
>>さが際立つ。
> よく言うよ。全く!

そんなもんですよ。党派の主観では。4トロも、プロ青(今のグロ
ーカル)がなくなることを前提にして言ってるんでしょうなあ。
 結構当たってるかもしれんが、困るのは熱田さんのみ。
 闘いのカラマーゾフ兄弟は誰が闘魂継承するかを熱田さんと関
係なくやっているあたり、プロレスU系や新日に似ているね.(^^)

 熱田さんも猪木を見習って新派UFOみたいに造るか、してお
けばとかったのかなあ。小川みたいのが出てくるかもね。ちなみに小川派の小川ではない。

「古戦場跡地」として「世界遺産」とかにできんもんか
ね-。

高校時代に運動??  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/15(土)15時37分04秒
>結局は組織論がしっかりした党派のフラクが一部に残っただ
>けだったのかな..私の高校生の時は一人でなにをやったら
>いいかわからない状態。
>現状の矛盾に問題意識はあってもなにをやったらいいかわか
>らなかったし、おいらも戦旗に結集してなきゃ結局なにもやっ
>てなかったかもね。
うーん、高校で反戦運動とか、学園闘争やるってのが不思議.。
ぼくのころは全然そういう情報もとくに課題もなかったなあ。
 日教組があって、先生がストしていた時、なんですんのかな
あ?と質問。しかし「ストをどう思う」と聞き返され、「授業がなくて
いいけど、学費返して欲しい」という始末・・・^^;;;)演劇部の先
生がトラメもってアジってたっけなぁ。あの先生はきっと学生運
動崩れだと思う。国語で「黒い雨」の時、異常に力入れてたもん。

しかし、生徒が闘う課題なんて今もって思いつかん。あれば人
権運動ぐらいかなあ。だいたい中教審なんて知らんかったし、
ただ楽しく授業をサボって生徒会室でたむろって、放課後は柔
道やって終わったら女子高の子のお尻追っかけて、といっても
お茶飲んで、ゲーセン行って終わりの仲。なんもない時はお金
もないんで、海に行って大声だしたり釣りをしていたね。落ちて
る針と糸で。
 でも、バスで逢う隣町の高校の子にどうやって声掛けるかが
当時最大の獲得目標だったなあ。最終バスでたまに2人きりに
なるんだけど、全然声もかけられない。バスの事故で3時間も2人きりのときもあったのに.。ウブなころもあったんですよ、ぼくに
も。
 それ以外はストレス悩みは一切なし。ただ少し刺激がなく退屈だけど、伸び伸びしてた。受験の半年前までは.。
 とにかく政治より性事でしたね.高校時代は。
都会の子は進んでいるねー。.

三里塚行きたいなぁ..  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/16(日)01時12分42秒
ちょっと気になったんだけど、ゲイ差別の問題について、確かにSENKIは
意識低いかも知れないですね。わたしがいたときも特に問題にした記憶は
ないです。「SENKI分野別ガイド」見てもそれに関する文章は見あたらな
いですね。私がいた地区にも、子供の頃の同性による性暴力の被害に遭い
そうになったが故に、どうしても同性愛者に抵抗感があるという人もいま
した。でも問題にしないわけにはいかないことだと思うんですよね。
SENKIの中には同性愛者であることをカミングアウトした人はいないんで
しょうか。SENKIにはここら辺、はっきりした見解を示してほしいです。

あと三里塚の話。
当の記事を私は読んでないし、三里塚に最後に行ってから8年もたつので
今どうなってるか分からないのでノーコメント。久々に行きたいなぁ。
他党派でも現闘体制を維持して闘ってる人たちを見ると空気入りますもんね。

小金井さんへ  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/17(月)01時22分01秒
>ゲイ差別の問題について、確かにSENKIは意識低いかも知
>れないですね。わたしがいたときも特に問題にした記憶は
>ないです。「SENKI分野別ガイド」見てもそれに関する文章は
>見あたらないですね。私がいた地区にも、子供の頃の同性に
>よる性暴力の被害に遭いそうになったが故に、どうしても同性
>愛者に抵抗感があるという人もいました。でも問題にしないわ
>けにはいかないことだと思うんですよね。

と言うか、日本全体がこの問題には関わりにくい空気があり
ます。正直な気持ちで言うと、もし、会社内で同性愛差別が
あると、当該から声が上がったとして、労組としてぼくが立ち
上がるか?というと、自信なしです。ケースバイケースといっ
ておきましょう。
 ただ、一般的には同性愛者にも人権はあるぐらいのことは
いえる。でも、「オカマやろー」という発言が差別だというような
言葉の問題、当該の内面の問題にはからっきし駄目です。
ぼくのメンタリティでは。
 具体的に生活がかかった就職差別となっているなら闘えま
すが・・・。
誰でも抑圧を受けたりはしています。それに反撃することも支
持できます。でも、言葉の問題で連帯できるかというと???
?です。
 結局内容次第ってところです。
まぁ、SENKIは前衛に立候補している(た?)訳なんで、ぼくの
ようなことはいってられないでしょうね。
 よく内なる差別って言うけど、それを人に「反省せい」と強制し
たら、それこそ抑圧者になっちゃうから難しい。

差別問題は苦手です。恥ずかしい有様ですよ、ホント。

SENKIさんがんばってね。

ザーカイさんへの横レス・・  投稿者:A.伊助  投稿日:2000/01/17(月)13時20分12秒
> しかし「ストをどう思う」と聞き返され、
> 「授業がなくていいけど、学費返して欲しい」

 高校生の自校教師のストにたいする意見としては
 完全無欠・これ以上はない内容だと思いますが・・
 サヨクの世界でも、この意見がすなおに対象化される
風潮が定着すればいいのになぁ・・(笑)

個別闘争の当事者責任と連帯者の責任  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/01/17(月)19時46分09秒
>> しかし「ストをどう思う」と聞き返され、
>> 「授業がなくていいけど、学費返して欲しい」
>高校生の自校教師のストにたいする意見としては
>完全無欠・これ以上はない内容だと思いますが・・
>サヨクの世界でも、この意見がすなおに対象化される
>風潮が定着すればいいのになぁ・・(笑)

横レスサンキュー。A.伊助さんの言いたい事もわかるけど、
今労働者になってみて、やっぱ悔いるわけです。
理由
1.全然当事者性のない問題には、↓のゲイ差別の下りにも
  書いたけど、からっきし想像力が沸いてこない。今回の場
  合は教育労働者の闘いについて。
2.「授業がなくていいけど、学費返して欲しい」
 「おまえが稼いできた学費かぁ!」って自分突っ込みしたくな
 るような恥ずかしい論法ですよ。大学生の時の精神年齢が
 16才ぐらいだったから、この発言当時は10才ぐらい。
 「子供の残酷性」丸出しです。

↓の「小金井さんへ」の中の
>「○○やろー」という発言が差別だというような言葉の問題・・
 も自己嫌悪。両方の発言は「共感できない(いや無知ゆえわ
 からん)なら、黙ってろ!」とこれまた自分突っ込みしたくなる
 カキコ。あの時の先生、ごめんね。
<話題拡張>
持論
「自分にかけられた抑圧と闘う事こそが本当の闘い。」
という考えにはいささかも疑問持っていない。それと
「共感してるが故に被迫害者の『代行』してしまう。」
つまり自分も被迫害者側と勘違いすることに強い不快感を感
じる。
 たとえば、沖縄との連帯で日本本土人民が日本をいきなり
「ヤマトンチュ−」といってしまうなど。

基本的に
「無理して連帯する必要はない。必要なら連帯すればいい」
としか思っていないのが私のスタンス。
 例えば最近狭山闘争を取り組んだのも、会社内に古くから狭
山に取り組んでいる人がいて、組合が取り上げないことに怒っ
ているのと、ぼくは組合の共同性(組合と組合員の一体感)が欠
けているのに執行部がなにも出来ないでいることへの反発が、
相俟って連帯したワケ(*)。
 
 これでもうまくいったほうです。
 (利害の一致ではなく)テーマへの共感を元にした闘いしか出
来にくい今、こんな風に「割り切ったユニット」が組めるか心配。

 高校生時代の自分みたいのに、足をすくわれそうな気がする
ね。

 やはり「かわいそう」とか「人権が云々」としか言えない情況な
のかしらねェ。それ以上の闘い・連帯のお作法ってもんがある
んじゃないかなあ、と思っているんだが・・・。

 (*)の顛末。
 事前に狭山やっている人達には「講演会実現後は任せた」
といっといたのに、実現後「君は差別がわかっていない」といわ
れ、懺悔として俺に運動方針の修正案まで出せという始末。
 「掛け橋したんだから、あとは自分らでやれっていうの!!
講演会のプレ学習会で、レジメきってチュ−ターしたのはトンズ
ラこいたおまえらじゃなくて俺だぞ!!何から何まで俺にやら
せるな!」
  結局やったけどね・・・・^^;;)共感抜き(まったくないわけじ
ゃないが)だと、政治利用しているように思われるみたい。
 本当はぼくを利用しているのは彼らの方なのにね。それでい
いけど、連帯の意味を知れ!
 これは単なる愚痴です。

ヨコレスへのレス、ありがと。  投稿者:A.伊助  投稿日:2000/01/18(火)21時55分44秒
「中身」を討論するには、あまりに私は経験も知識も能力もないので(苦笑)、
「ご勘弁!」なのです。しかし、

> 「無理して連帯する必要はない。必要なら連帯すればいい」
>    としか思っていないのが私のスタンス。

 これには大賛成です。
 ボクの活動者当時の現実離れしてあまりに短絡的・脅迫的な、「活動の動機」
というか「根拠」は、第3者のガキ(失礼!)がスパッと指摘できるくらい
ひどいものだったなぁ・・と懐古的に反省させられます。
 水が低きに流れるがごとく、社会は自然に、多くが望む方へ変わっていくもの
だと、ジジ臭い諦観に占領されています(笑)
 ただ、とてつもない大きな川も、ときに岩一つに流れを変えられるときもある・・
右も左も、専業者・活動者は、川の舵を取る岩で無ければならない。ジジくさい(笑)

 話は変わりますが・・2,3年スパンで大同団結できる政治課題というと、
いったい今は何が適当なのでしょうか・・
 そういう話を、党派・団体みんなが、よってたかって議論する場はないので
しょうかねぇ・・ 中核と革マルは、鉄道のレールなのでしょうか・・
 殺し合い、脳髄をまき散らしあった当事者・関係者・家族が、恨みの記憶を
保持している限りは、交わることはないのでしょうねぇ・・
 

ふぅぅ  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/29(土)04時58分31秒
この発言は2000/01/29(土)05時03分48秒、小金井ゑびすによって削除された。

いやぁぁぁぁぁ  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/01/29(土)05時06分36秒
下の大間違い
消したのは私です、ごめんなさい。

間があいちゃいましたね。  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/02/01(火)00時56分58秒
> 話は変わりますが・・2,3年スパンで大同団結できる政治課題というと、
>いったい今は何が適当なのでしょうか・・

2,3年スパンとはいかないけどやっぱり今年は沖縄サミットでしょ。
おいら夏に向けて沖縄関係の本をちょろちょろ読んでこうと思ってます。
サミットとに反対するのに加えて、さらに沖縄問題がある、簡単にコミ
ットできることではないけど夏までに自分としてのはっきりとした態度
を作っていきたいと思ってます。
でも沖縄問題って難しい。返還のときにも新左翼他様々な論争があった
らしいけど、そのころにどこの党派がどういう態度をとったかもよく分
からない。少なくとも、二元論で単純に言えることじゃないですね。

ところで北朝鮮での杉嶋氏の拘束問題でSENKIの今号ではさらにページを
割いてますね。今号の記事でだいたいの話がつかめてきました。
掲示板でもっと話題になってもよさそうかな?とも思ったけど現実に拘束
されてる人の話となれば慎重にならざるを得ないのはしょうがないけど。

おいらも自前のページ立ち上げたけど、コンテンツがないね、なに置こう(^^;

あと下のやつ、管理者他みなさま、ご迷惑おかけしました。
酒飲んで掲示板くるのよくないですね。間違えた〜削除削除自分のならいいだろう
とか思っておもわずやってしまいました。


http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/1330/

高原さんありがとう  投稿者:もったいないので転載君  投稿日:2000/02/11(金)09時22分26秒
 これから紹介するのは、昨年十二月十九日に東京で開かれたブント日向派の「グラン・ワークショップ」という集会のひとコマ。
 もっとも「グラン・ワークショップ」なんていう耳慣れない言葉に首をひねる読者も多かろう。それもそのはず、これは、「ブント政治集会」なんて表現するのは「古くさい」という”ナウイ”(?)センスから生み出されたキャッチ・フレーズなのだから。
 「左翼思想のパラダイム・チェンジ」の名のもとに、「共産主義という教義からの脱出」をはかってきたブント日向派。でも、わが革マル派からあれやこれやの剽窃をする”盗癖”からは、いまも「脱出」できないのだけれど(本誌第一六○三号の本欄を見て欲しい)。
 で、この彼ら、「物質文明を乗り越える新たな価値の創造」と称して、内輪で格闘技・料理・凧揚げ・将棋・クロスカントリー、はては「禁煙」運動などなどの集まりを開いてはこれを称して「ワークショップ」(自主的な活動の大会、の意)と呼んできた。こうした”お遊びごと”の延長線上に「新たな社会変革運動」を夢想して、彼らは、雑多な文化人・芸能人を呼び集めた「政治集会」を「グラン[大きな]・ワークショップ」と銘うったというわけさ。
 集会では、日向派の頭目・荒岱介が、「社会思想研究者」の肩書きであらわれて「知のクロス・オーバーで環境と人権の二十一世紀をめざそう」と、いかにも”今風”のテーマで講演したのだそうだ。ところが、話も佳境に入って、アラ先生、自己陶酔の極にいたったところで椿事が発生。アラ、大変!
 どんな騒動かって?まずは後日出された機関紙「SENKI」(第九九六号)の記事を拝見。
 「会場から『どうすんの、言ってよ』と、突然声が飛ぶ。しかしそこは百戦錬磨の荒さん、『絶対善・絶対悪の二者択一ということの中では答えは見えないんですよ』『シアトルであったような闘いを巻き起こしていこう』としめくくる。このやりとりに会場から『よーし』と大きな歓声があがる……」と。
 おーっと、嘘をついちゃイカンぜ。嘘は。なんせ、複数の参加者の話によると、ダイブ様子はちがっていたんだからさ。
 「シアトルでのWTOの会議を包囲したNGOのたたかいはスバラシーよね。環境保護の精神が大切だよネ。それが世界の趨勢だもんネ。」──こんな調子で、ひとり悦に入って「環境革命」を説くアラ君。「最高ですかー?」とまで叫んだかどうかまでは定かではないが、徴集もみな「パラダイム転換」してると思って、すっかり有頂天。
 このとき突然、二階席から女性の甲高い声でヤジが飛ぶ──「そんなことわかりきっているわヨー、だから何なのヨー、どうするのヨー」と。どうやら二階席に陣取っているのはオールド・ブントの一団。
 予期せぬ事態に、アラ君しばし絶句。そして額に汗して、「どうするって、ボ、ボクは何もそんなつもりで言ったんじゃ……どうするかは、みんなで考えていこうということで……」と、もう完全にシドロモドロ。
 うろたえるアラ君に、二階席の女性は嵩にかかって追撃。「そんなことしか言えないノー」と。
 会場はしーんと静まり返る。「知のクロス・オーバー」を掲げるからには、旧い「教義」をかざすオールド・ブント諸君にたいして、ここは”知のクロスカウンター”を決めるのではないかと、アラ盲従のミーハー・オタク君たちが固唾を飲むなか、アラ君、気をとりなおして、やっと一言。「教義にもとづく運動じゃなくて、みんなで一緒に考えていく市民運動、これがボクの言いたいことです」と。あとは「時間がきたから」と逃げるようにさっさと降壇。「知のクロス・オーバー」なんぞは、まったくの不発!これには会場もドッ白け。
 講演が終わった後、会場の片隅で、参加者の一人に、「オイ、動揺するなよナ」と慰められて、アラ君、「動揺なんてしてないヨ」と、強がって見せるのが精一杯。二次会では、「全共闘世代」の古いブント活動家をつかまえては、「まだマルクス主義やってるの?」と聞いてまわっていたとか。会場からのヤジがよっぽどこたえたとみえる。
 それにしても日向派の誰もが「パラダイム転換」をしているって信じきっていたアラ君、カリスマ教祖ヅラをして「指導者の思想」にはみんなつき従ってくると思うところなんぞは、まだまだ「パラダイム転換」が不徹底なんじゃーないの。「百戦錬磨」なんて大ウソつくまえに、「指導者の思想」のパラダイム転換をはかる方が先決だよ。

 革マル「解放」第1605号より

改行わすれた! やり直し  投稿者:もったいないので転載君  投稿日:2000/02/11(金)09時27分06秒
 これから紹介するのは、昨年十二月十九日に東京で開かれたブント日向派の
「グラン・ワークショップ」という集会のひとコマ。
 もっとも「グラン・ワークショップ」なんていう耳慣れない言葉に首をひね
る読者も多かろう。それもそのはず、これは、「ブント政治集会」なんて表現
するのは「古くさい」という”ナウイ”(?)センスから生み出されたキャッ
チ・フレーズなのだから。
 「左翼思想のパラダイム・チェンジ」の名のもとに、「共産主義という教義
からの脱出」をはかってきたブント日向派。でも、わが革マル派からあれやこ
れやの剽窃をする”盗癖”からは、いまも「脱出」できないのだけれど(本誌
第一六○三号の本欄を見て欲しい)。
 で、この彼ら、「物質文明を乗り越える新たな価値の創造」と称して、内輪
で格闘技・料理・凧揚げ・将棋・クロスカントリー、はては「禁煙」運動など
などの集まりを開いてはこれを称して「ワークショップ」(自主的な活動の大
会、の意)と呼んできた。こうした”お遊びごと”の延長線上に「新たな社会
変革運動」を夢想して、彼らは、雑多な文化人・芸能人を呼び集めた「政治集
会」を「グラン[大きな]・ワークショップ」と銘うったというわけさ。
 集会では、日向派の頭目・荒岱介が、「社会思想研究者」の肩書きであらわ
れて「知のクロス・オーバーで環境と人権の二十一世紀をめざそう」と、いか
にも”今風”のテーマで講演したのだそうだ。ところが、話も佳境に入って、
アラ先生、自己陶酔の極にいたったところで椿事が発生。アラ、大変!
 どんな騒動かって?まずは後日出された機関紙「SENKI」(第九九六
号)の記事を拝見。
 「会場から『どうすんの、言ってよ』と、突然声が飛ぶ。しかしそこは百戦
錬磨の荒さん、『絶対善・絶対悪の二者択一ということの中では答えは見えな
いんですよ』『シアトルであったような闘いを巻き起こしていこう』としめく
くる。このやりとりに会場から『よーし』と大きな歓声があがる……」と。
 おーっと、嘘をついちゃイカンぜ。嘘は。なんせ、複数の参加者の話による
と、ダイブ様子はちがっていたんだからさ。
 「シアトルでのWTOの会議を包囲したNGOのたたかいはスバラシーよ
ね。環境保護の精神が大切だよネ。それが世界の趨勢だもんネ。」──こんな
調子で、ひとり悦に入って「環境革命」を説くアラ君。「最高ですかー?」と
まで叫んだかどうかまでは定かではないが、徴集もみな「パラダイム転換」し
てると思って、すっかり有頂天。
 このとき突然、二階席から女性の甲高い声でヤジが飛ぶ──「そんなことわ
かりきっているわヨー、だから何なのヨー、どうするのヨー」と。どうやら二
階席に陣取っているのはオールド・ブントの一団。
 予期せぬ事態に、アラ君しばし絶句。そして額に汗して、「どうするって、
ボ、ボクは何もそんなつもりで言ったんじゃ……どうするかは、みんなで考え
ていこうということで……」と、もう完全にシドロモドロ。
 うろたえるアラ君に、二階席の女性は嵩にかかって追撃。「そんなことしか
言えないノー」と。
 会場はしーんと静まり返る。「知のクロス・オーバー」を掲げるからには、
旧い「教義」をかざすオールド・ブント諸君にたいして、ここは”知のクロス
カウンター”を決めるのではないかと、アラ盲従のミーハー・オタク君たちが
固唾を飲むなか、アラ君、気をとりなおして、やっと一言。「教義にもとづく
運動じゃなくて、みんなで一緒に考えていく市民運動、これがボクの言いたい
ことです」と。あとは「時間がきたから」と逃げるようにさっさと降壇。「知
のクロス・オーバー」なんぞは、まったくの不発!これには会場もドッ白け。
 講演が終わった後、会場の片隅で、参加者の一人に、「オイ、動揺するなよ
ナ」と慰められて、アラ君、「動揺なんてしてないヨ」と、強がって見せるの
が精一杯。二次会では、「全共闘世代」の古いブント活動家をつかまえては、「まだマルクス主義やってるの?」と聞いてまわっていたとか。会場からのヤ
ジがよっぽどこたえたとみえる。
 それにしても日向派の誰もが「パラダイム転換」をしているって信じきって
いたアラ君、カリスマ教祖ヅラをして「指導者の思想」にはみんなつき従って
くると思うところなんぞは、まだまだ「パラダイム転換」が不徹底なんじゃー
ないの。「百戦錬磨」なんて大ウソつくまえに、「指導者の思想」のパラダイ
ム転換をはかる方が先決だよ。

 革マル「解放」第1605号より

SENKI1000号  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/02/25(金)23時51分18秒
SENKIが通算で1000号だそうです。
私が初めて手にしたのが確か697号だっけか?
うーん、ずいぶんたったもんです。
初めて本部ビルに行ったときにはブランケット版印刷のためのハイデルベルグ製
大型印刷機導入の際の苦労話を聞かされました(^^;

個人的には86年皇居アメ大戦闘が1面に出てる号が欲しいです。
あれは部屋に貼っておきたいなぁ。

697  投稿者:とみた  投稿日:2000/02/29(火)01時04分22秒
  697号って何年前でしょうか?

697号は〜  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/03/01(水)00時57分53秒
697号は確か90年10月頃です。
まさに即位大嘗祭および自衛隊海外派兵攻撃との決戦の時ですね。
特に戦旗的には、三里塚、横堀砦戦に突入せんかという重要なときです。
私は当時高校二年生でした。

カクマルの記事  投稿者:とるねこ  投稿日:2000/04/01(土)01時36分47秒
下で もったいないので転載君さんが転送してくれた、解放の
ブントワークショップ記事にかかれたことって、実際はどう
だつたのでしょう?ある程度は本当のことなのですか?
 それともカクマルお得意の誇張表現なのかな?
実際にご参加されて、現場をみてきた人の報告をお聞きしたいの
ですか・・・

革マル派『解放』の記事  投稿者:件の記事の転載くんです  投稿日:2000/04/03(月)19時43分18秒
 とるねこ様
 あれは現古研から転載したものなのですが、それに対する小金井さんのコメ
ントを転載します。小金井さん無断転載ごめんなさい。

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実際のところ〜
投稿日:2000年2月11日(金) 3時43分39秒 投稿者:小金井ゑびす 


> 実際のところ、どんな感じだったんでしょうね?いつも尊大なアラ君の無
>様な姿を見てみたいものですが・・・(苦笑)

SENKIネタだとしゃりしゃり出てくる小金井ゑびすです(^^;
当日2階席にいました。
実際のところ、荒氏は少し慌てた様子でした、おいらもびっくりしたけど。
荒氏の発言の引用はほぼ間違ってませんね、悔しいけど。
革マルも誰か送り込んでたんでしょうね。
ヤジを送った人はSENKI 2/15号には旧ML派の人らしいとありました。
個人的には荒氏の発言には不満バリバリなんですが、あの講演を革マルっぽく
レポートするとやっぱこうなるんですかね。

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とのことです。

もう、閉じましょうよ  投稿者:わびしい  投稿日:2000/04/14(金)22時23分02秒
品性に劣るこのHPは
もう閉じたらいいでしょう。
BUNDの皆さんの
活躍は期待できると、感じます。
もう、やめたらいいよ
いじけた表現は、さみしいよ。

Re もう、閉じましょうよ  投稿者:(゚Д゚)ハァ?  投稿日:2000/04/15(土)02時08分00秒
> 品性に劣るこのHPは
> もう閉じたらいいでしょう。
> BUNDの皆さんの
> 活躍は期待できると、感じます。
> もう、やめたらいいよ
> いじけた表現は、さみしいよ。

(゚Д゚)ハァ?
ここは、品性に劣る皆さんが自派のプロパガンダのために
大挙してマル共連BBSに襲い掛かるのを水際で阻止するために
開設された掲示板ですよ。

参考:2000/04/14(金)22時23分02秒

『SENKI』  投稿者:とみた  投稿日:2000/04/15(土)09時26分08秒
閉じたら『SENKI』のネタ記事にされることがみえみえ。ホントはココも、「大惨事強酸同」やマル共連BBSの過去ログも、早見慶子や小林義也の文章もメンバーに教えてやればいいのにね……。
動揺分子は出るかもしれないが、一方で反発して結束固まるかもしれんよ。

中核派怖い症候群  投稿者:名無しさん  投稿日:2000/05/08(月)19時02分10秒
蕨が某出版社にSENKI紙上に広告を出して欲しいと頼んだところ、白井朗の本
だったため、差し換えてくれと泣きついてきたとの信頼できる筋からの情報。
革マルは批判できても、よほど中核は怖いらしい。トラウマですな。

Re中核派怖い症候群  投稿者:エルベ  投稿日:2000/05/08(月)22時46分13秒
> 蕨が某出版社にSENKI紙上に広告を出して欲しいと頼んだところ、白井朗の本
> だったため、差し換えてくれと泣きついてきたとの信頼できる筋からの情報。
> 革マルは批判できても、よほど中核は怖いらしい。トラウマですな。

まことにもってありそうな話しでごわす。

お〜い!!  投稿者:ザーカイ  投稿日:2000/05/15(月)21時30分25秒
SENKI派クン、なんか書き込んでよ。せっかく君らのために出来た掲示板なの
に。もちろん喧嘩する気ないけど、ココで情報交換してネットの活用法を学ぶのって
無駄じゃないと思うけどなー。
 大きなお世話だったかな?

女性差別問題  投稿者:情報君  投稿日:2000/05/20(土)02時23分59秒
この発言は2000/05/22(月)08時47分01秒、情報さんによって削除された。

インパクは堺屋だが  投稿者:情報省  投稿日:2000/05/22(月)19時52分25秒
削除権限をもっている「情報さん」のメールアドレスが
「インパクト出版会」なのはどういうわけでしょう?

実験  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/22(月)20時28分30秒
この発言は2000/05/22(月)20時29分16秒、とみたによって削除された。

騙り?  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/22(月)20時39分59秒
 ↓このように実験したところだれでも削除できるようです。また一時ここが
荒れたとき削除キーが公開されたことを思いだしました。削除した人は騙りか
もしれませんね。だいたいインパクト出版会が「9時47分01秒」に出社している
とは思えません(笑)。おっと失礼。

削除時刻修正  投稿者:管理人  投稿日:2000/05/23(火)19時15分55秒
削除プログラムの不具合により削除時刻が実際の時刻よりも
1時間遅く表示されていたものを修正した。

騙り確定  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/24(水)03時08分20秒
友人がインパに聞いたところ、やはり騙りでした。出勤は9:30には来ていると
のこと。失礼いたしまして申し訳ありませんでした。

しかし「8時47分01秒」にはいませんわな。

うーん  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/05/25(木)02時28分26秒
インパクト出版界の人が自宅からアクセスして削除したとしたら、
このメアドを記入することは問題ないですよ。
「本当に」インパクト出版界の人が削除したとしたらですが。
でも9:30にちゃんと来てる出版社ですか..
朝9:00にみんな出勤してくる出版社なんて私の知ってる限り
医歯薬出版界@ほんこまぐらいですかね(笑)

たとえ本人が削除したとしても、削除理由を明確にしたコメントを
残すのが、だれでも閲覧できる掲示板のマナーだとは思います。
「もし本人による削除なら」、削除理由をコメントしてください。
簡単なものでいいですから。

いんぱくと  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/25(木)05時50分35秒
まあどこでもだれでもデッチあげのメアドでも削除できるということですな。
インパ関係者は全く知らないそうです。それにインパのヒトが削除する理由が
ない。とりあえずは放置するそうです。とりあえずは……。

さて騙り削除人のアクセスの痕跡はのこってないのでしょうか?

うむ  投稿者:小金井ゑびす@なかみせ(笑)  投稿日:2000/05/26(金)00時13分17秒
>インパ関係者は全く知らないそうです。

メアドは騙り確定ですか。
まぁせめて投稿者と削除者のIPアドレスが違ったらもっと問題ですね。
メールアドレスを騙るような場合、IPの公開はやむを得ないでしょう。
管理人氏、記録はあるのでしょうか?

「情報君」氏・「情報さん」氏問題  投稿者:管理人  投稿日:2000/05/26(金)11時47分51秒
投稿者と削除者は、接続元等が異なり別人物と思われる。
削除者が削除に際し第三者のメールアドレスを騙ったのだとしたら、
それは「残念」としか言い様がない。

GW@沖縄  投稿者:小金井ゑびす  投稿日:2000/05/30(火)04時08分23秒
今日届いたSENKI読んで驚いたのですが、この夏のグランワークショップは
沖縄でやるんですね〜。去年の冬に「次に会うのは7月のGWか?」と言わ
れて「俺7月は沖縄だもん」と言って笑ってたのにね〜
でも沖縄サミットには「粉砕」じゃなくて「もの申す」なの?
喜納さんも来るし、粉砕ってわけにはいかないのかな〜
知花さんも来るんですね。でも7/21は知花さんも呼びかけ人になってる
「沖縄サミットに反対する実行委」の屋内集会もあるので知花さんは無茶苦
茶忙しそうですね〜

SENKIの諸君、おいらは先に行っている。現地で会おう!

60年安保40周年記念討論会に荒 岱介氏出演  投稿者:けぱら  投稿日:2000/05/31(水)01時59分22秒
「LOFT PROJECT」から。
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6月

15 木 1960安保闘争40周年記念
   「右」も「左」もかかって来い
   激論!「国土」総結集!21世紀の日本を語る
   【出演】石井一昌、木村愛二、高畠正敏、宮崎学、荒岱介、木村三浩、
   康芳夫、篠田博之、他
   【司会】平野悠
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http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/lposchedule/lpo0006.html

悲しいなあ  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/31(水)07時57分49秒
以前SENKIメンバーがどこか(?)に書き込んでいたが、ロフトプラスワン事件は「血気さかん
な若いモンのシゴトでせんき社は関係ない」と、事件直後に手打ちは終わっていたのだなあ。こ
ういうのが「大人の政治」というものなのだろう。
こういう党派の、こういう手法・作風は下手うったメンバーが切り捨てられたりするんだよな。

雑感:木村愛二がなんで出るの? 野次りにいこうかな?

あ、おいおい(追伸)  投稿者:とみた  投稿日:2000/05/31(水)08時03分21秒
荒さん、荒さん。「国士」と呼ばれていいのですか? いいのですね。

いやいや  投稿者:小金井@八百藤(笑)  投稿日:2000/05/31(水)19時10分05秒
>こういう党派の、こういう手法・作風は下手うったメンバーが切り捨てられたりするんだよな。

大丈夫ですよ、一番「血気盛ん」な彼は今でも頑張ってますから。
おいらの知ってる限り、そういう風に切り捨てられた人は戦旗にいないです。
知らないだけじゃないことを信じて。

それにしても荒さんも公然化したらやたらいろいろなところに顔出しますね。
いや、悪いと言ってるわけじゃないです。