悲劇の演出家

 

切った左手、信じた薬

ひとつひとつがトラジディ

上手い演出に、涙も出ないよ

笑ってしまうね

 

みんなの声が雑音で

本当の声が掻き消されて

歪んだ笑いの下に

その皮膚の下に

虫がわくんだ

食われるのを待っている

否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、否定、繰り返す否定

見つけだす自分の方法

0:00の鐘が鳴るから

行こう、もう

 

切り刻んだ向こうに

未来も過去もない

忘れてしまった、空の彼方

目覚めよう、もう