天化-幼い日の思い出-
作:ケイさん
「コーチ!!おれっち、人間界に行っていいさ!?」
おれっちは急いで部屋に駆け込み、大声でたずねた。
「あ、ああ。原始天尊様の勅令だ。」
おれっちの剣幕に少し驚いてコーチが答えた。
「やったさ!!」
これでやっと、おやじやおふくろに、あやまれるさ!
・・・・確か、初めて仙人界に来たのは・・・・
──── 回想開始 ────
「え?天化を仙人界につれていきたい!?」
そうそう、こうやっておやじとコーチが話してたのを、おれっ
ちは扉の隙間から見てたさ・・・。
「ええ!飛虎さんと天化君は仙人骨を持っているんです!だめですか?」
「だめ(キッパリ)」
「じゃぁ天化君だけでも・・・」
「よけいだめ!」
「しょうがないなぁ・・(ため息)じゃぁ帰る前に天化君に合わせてくれませんか
?ってそこに隠れていますね・・」
仙人界のスカウトっても全然興味なかったけど、このことがきっかけで、仙人に興味
持ったさ・・・。
「君が天化君だね?」
「う、うん(////)」
コーチはおれっちの手をにぎった。
「天化君。気が向いたら城の外に出てみてくれ。いつでも迎えにくるよ。」
「だから!だめだと言ってるだろ!?仙人様!」
そうやって、おやじはおれっち達の会話に割って入ってきたさ・・・。
しばらく言い争ってコーチはしぶしぶ帰っていったさ。
「天化!!仙人界になんかはいるなよ。」
「でも・・・」
「は・い・る・な・よ」
「は、はい!」
夜、おれっちはおやじ達に秘密で城の外にでたさ。
置手紙を残して・・・。
─────回想終了─────
その時、おやじやおふくろの気持ちを知らなかったさ・・・。一族の気持ちも考え
ず、家を飛び出し仙人界に入った。 おれっち、やっとおやじ達に謝れるさ!
せっかくおれっちが思い出にしたっていたのに、コーチは・・
「て、天化?なにつったってんだ?」
「あ・・・」
し、しまった〜。ここまだ洞府だったさ〜(汗)
「え〜と・・・。じゃ行ってくるさ〜」
ご本人からのメッセージ
初投稿で天化が書けてうれしいっス!かんるいっス! えーと・・・どうでしたか?封神シリーズ第一弾!! もぅこの作品。できるだけ、天化の年はかかないようにしていた・・・。 しかも道徳敬語だし。