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封神演義ガイド

ー封神演義の基礎知識ー

「封神演義」とは、中国のお話(WJに漫画連載されるまでは、日本ではマイナーなお話でしたが、イヤ今でも一般の方には馴染みのないお話でしょうね)。現在、おそらく最も手に入りやすいであろう講談社出版の「封神演義」の第一巻の初版1988年に始まりその後も静か(?)に発行され、1996年「週刊少年ジャンプ」にて藤崎竜先生がマンガ版「封神演義」の連載をスタート。この辺りから「封神演義」の人気が高まってきたようです。マンガを読んで「封神演義」にハマってその後、原作小説にもチャレンジ!という人も多いようですね。でも原作小説を読む最大のネックフリガナがふられていないということ。(本によって違いますけど、でも少ない!)それと手にとっただけで読む気を失うあの驚異の厚さ!!買ったはいいけど、途中であきらめちゃって今では ほこりをかぶってる、という人も多いのでは?私もあまり人のことは言えませんが・・・。でも小説は嫌でもマンガ版なら大丈夫でしょう?まだ「封神演義」を読んだことがない人は、自分の一番読みやすいものを選んでまずは読んでみてください。と言っても何から読めばいいのか、どんな本がでているのか、よくわからない人も多いと思いますので、「封神演義」の関連書籍についていろいろ調べてみました。読みやすさや完成度、価格、どこの書店でも手に入るか?などいろいろデーターを集めてみましたので、興味のある方はそちらもご覧ください。


ー封神演義のあらすじー

あらすじ、と言っても「封神演義」のストーリーは、本によって少しずつ違います。ですから、ここではとりあえずマンガ版「封神演義」を基本軸としてあらすじを紹介していきたいと思います。原作小説とは多少違っていますので、ご了承ください。

舞台は今から三千年以上も前の中国、殷の時代末期。この頃、仙人・道士、妖怪、人間は入り乱れて住んでいた。
賢君だった第30代皇帝紂王(ちゅうおう)だが、絶世の美女妲己(だっき)を皇后に迎えて以来フヌケた昏君(ばかとの)と化してしまった。殷の国は腐敗し、人心は王室から離れていった。この妲己、実は狐狸精(狐の妖怪)という仙女であり、美しい外見とは対照に狡智に長けた策略をもって王朝を支配しようとしていたのである。
そこで天界から命が下った。新たに神界を創り、そこに妲己をはじめとする悪しき仙人・道士たちを封じこめようというのだ。これこそが「封神計画」である。そしてこの「封神計画」の実行者として選ばれたのが道士・太公望(たいこうぼう)であった。
太公望は殷に代わって西岐に新王朝・周をたて姫発(武王)を次代の王にするため動き出す。

と、まぁこういった内容です。あんな壮大な素晴らしい物語をこんなに短く要約してしまって、なんだか罪悪感が・・・。「封神演義」の大きさ(スケール)はやっぱり実際読まないと!!まだ読んだことがない人は今すぐ本屋さんにGO!